弾け！クイズ番組アジア・オセアニア
| 種類 | ショート |
|---|---|
| 担当 | 水貴透子 |
| 芸能 | 2Lv以上 |
| 獣人 | 2Lv以上 |
| 難度 | 普通 |
| 報酬 | 1.6万円 |
| 参加人数 | 8人 |
| サポート | 0人 |
| 期間 | 10/24〜10/26 |
●本文
さぁ！ クイズ番組をしましょう！※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
「クイズ番組、ねぇ？」
本条 真夜が出した企画、それはクイズ番組というものだった。
「でも、問題はどうするの？ キミ、言っちゃ悪いけど頭わる―――」
ごす、鈍い音をさせながら真夜はプロデューサーを殴る。
「うおおお‥‥イタイ」
「確かにアタシは頭悪いけど！ 今回はクイズ内容考えてくれる人も募集するんだから問題はないでしょう！」
ぷんぷん、と気味悪い怒り方をする真夜に「そ、それなら安心」と呟き、二撃目をくらう。
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●募集事項
◎コメディ番組「弾け！ クイズ番組」では出演者とクイズを一緒に考えてくれる方を募集しています。
◎クイズを一緒に考えてくれる方は別スレをたてて、真夜と一緒に相談となります。
◎真夜は司会役をさせていただきます。
●リプレイ本文
「今回はクイズ番組！ はりきっていくわよぅ！」オカマタレント 本条・真夜（fz1053）がマイクを持ちながら叫ぶ。
「今回の出演者を紹介しちゃうわね！ 左から美角あすか（fa0155）、大曽根カノン（fa1431）、桃木舞子（fa5279）の三人ね！ 頑張ってちょうだい！」
本条は司会者の席に座ると、スピーカーから「それでは第一問！」という声と共に効果音が流れる。
「無伴奏曲のことを一般的に何と言う？」
ピンポーン、と一番早くに回答スイッチを押したのは桃木だった。
「えーと‥‥アカペラ？」
答えた後に一瞬だけシンと静まり返り「正解！」と後ろのボードに丸印が出て、正解のファンファーレが流れる。
「うぅ‥‥音楽は苦手です‥‥」
美角は少し悔しそうに呟きながら、正解した桃木を見ている。
「私もファッション関係を得意としてますから‥‥まぁ、楽しみながら頑張るとしましょう」
「第二問！ 同じく音楽関係です――この人は誰！」
モニターにパッと映ったのは音楽の授業などでよく見た縦ロールのあの人。
「これは分かった！ ピカソよ！」
美角が答えるが――ブブーと不正解の効果音が流れ、座っている席のモニター近くから風が吹き上がる。
「残念！ むしろピカソは音楽ではなくてよ！」
けたけたと本条が笑いながら美角に話しかける。その間に桃木がピンポーンと回答スイッチを押す。
「えぇと‥‥モーツァルトかな」
遠慮がちに答えると、先ほどと同じく正解の効果音が流れる。
「ピカソは画家よ」
こそっと大曽根が美角に教える。
「そうだった！ 惜しかったわ」
（「あすかちゃん、全然惜しくないわよ」）
司会者の席に座りながら、本条が心の中で呟く。
「第三問、中央のモニターにご注目下さい。モニターに映された魚の名前を当ててください」
ナレーターが言い終わると同時に、モニターに写真が表示される。
「これなら分かるわ」
そう言って大曽根が回答スイッチを押す。
「左からカレイ、ヒラメ、シタビラメ――です」
大曽根が答えると正解の効果音が流れ「正解です」という声が聞こえた。
「次の問題は少し難易度をあげます、第四問！」
そう言って第三問の時と同じく、モニターに写真が映し出される。
「「「えっ！」」」
写真を見て全員が驚きの声をあげた。何故なら、モノクロ写真で表示されているライオンのメスとホワイトタイガー、そしてライガーだったからだ。
「こ、こんなの分かるわけないですよ！」
美角が写真を見比べながら叫ぶ。
「た、確かに！ どれも同じものに見える」
桃木も美角と同じように写真を見比べて呟く。
「こっちは分かるんだけど‥‥残りが分からないわね」
大曽根はライオンのメスだけは分かっているようだが、他の二つが分からないらしく、回答するまでに至らない。
「はい！ 時間切れです。では答えを本条さんお願いします」
「はいはーい♪正解は左からライオンのメス、ホワイトタイガー、ライガーでした。一寸難しすぎたかしら？」
本条は苦笑しながら答えると「分かるわけないですよ！」と美角から抗議の声が出る。
「第五問！ 次のうち仲間はずれは誰でしょう？」
１．ユリアナ・マクレイン
２．山吹・嵐
３．本条・真夜
その問題を見ると同時に大曽根が回答スイッチを押す。
「答えは２番の山吹さん」
「理由も答えてください」
「ユリアナさんと本条さんは兄妹ですけど、山吹さんは違う――これでいいかしら」
大曽根が答えると「正解です」と正解の効果音が流れて、大曽根のポイントが一つ増える。
「第六問！ 次の歌は何でしょう」
ナレーターが言い終わると同時に、明らかにオンチな誰かの鼻歌が流される。
「ちなみにこの鼻歌はそこのＡＤ君に歌ってもらいました」
（「下手すぎ‥‥」）
その場にいた誰もが心の中で思ったが、誇らしげにしているＡＤを見るととても口に出せる言葉ではなかった。
「あーっと！ 雑談をしている間に時間切れです！」
ナレーターは曲名を答えて、次の問題に移ろうとする。
「第七問、音に合わせてギターを真似する事を何と言うでしょう」
「これは分かります！」
ピンポーン！ と回答スイッチを押したのは美角。
「エアギター！」
エアギターの真似をしながら美角が答えると、正解の効果音が流れ「正解です」とナレーターが答えた。
それからも幾つかの問題に答え、いよいよ最終問題となった。
「最終問題です！ これに答えた人はボーナスとして優勝確定になります！」
最後の問題は本条が言うらしく、本条は舞台の真ん中に立ち「オホン」と咳払いをする。
「最終問題！ アタシのスリーサイズは何でしょう！」
クイズが出ると同時に会場はシーンと静まりかえる。
「な、なによぅ！ 静かにならないでほしいわね！」
本条が「失礼しちゃうわ」と怒りながら「さぁ！ 答えなさい！」と叫ぶ。
「なお、女性陣ばかりはアタシにお触りＯＫよん」
それから女性は本条にセクハラにならない程度に触り、答えを考える。
「はい、じゃあ美角ちゃんから」
呼ばれた順に本条に耳打ちをしていく。
美角の次に大曽根、そして桃木――。
「さて！ 正解者は出るのか！」
「正解は‥‥‥美角ちゃんよ！」
それと同時に美角の優勝が決まり、会場はわぁっと騒がしくなる。
「おめでとう、私もそれなりに楽しませていただいたわ」
「僕も、結構分からない問題多かったかも‥‥」
「ここで、問題を作るのに手伝ってくれた人達を紹介するわね」
本条の声と共に現れたのは桐谷蛍火（fa0320）、ジェンド（fa0971）、小峯吉淑（fa3822）、香坂とね子（fa6105）の四人だった。
香坂は少し緊張しているのか、顔を赤くしている。
「ジェイドちゃんは、効果音の作成も手伝ってくれたのよね、お疲れさま」
こうして終わっていったクイズ番組、最大の謎は本条のスリーサイズだけだったとか‥‥。
ＥＮＤ
