ミルクの手料理アジア・オセアニア
種類 |
ショート
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担当 |
凪
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芸能 |
2Lv以上
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獣人 |
2Lv以上
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難度 |
やや難
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報酬 |
4.3万円
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参加人数 |
8人
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サポート |
0人
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期間 |
03/03〜03/08
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●本文
●ミルクの手料理
売れっ子アイドルグループの三色アイス。
彼女たちにも心休まる休息がある。
茨城県某所にある少々大きな田舎作りの一軒家。
休日はここでゴロゴロ過ごすのが彼女たちの日課である。
所が最近とんでも無い事が起こった。
ミルクアイスが料理を始めたのだ。
しかもお世辞にも美味しいとは言えない様な料理が並ぶ。
それを食べさせられるチョコアイスやストロベリーアイスは溜まった者ではない。
しかし、流石にマズイから勘弁してくれとは言えずに困っている。
「よし、助っ人を呼んで全部食べて貰おう!」
彼女達が思いついた解決方法はまさにそれだ。
っというわけで、彼女たちの家のホームパーティで、ミルクアイスの手料理を、べた褒めして食べてくれる人募集。決してマズイなどとは言っては行けない‥‥ご了承あれ。
ご飯を食べて、一緒にお風呂に入って、水着姿で遊んで、パジャマで寝る。
そんな一日をチョコとストロベリーは演出予定である。
●リプレイ本文
●ミルクの手料理
たんたんっ楽しい手料理パーティー
今日も元気なホームーパーティー
今日も元気にご飯を食べよう♪
っと言うわけで茨城県某所山奥にある大きな一軒家。
三色アイスの3人暮らしの家でのお呼ばれパーティである。
「いらっしゃーい。水着晩餐会へようこそ〜」
ピンクのワンピースで可愛いイメージを醸し出しているストロベリーアイスがお出迎え。
男性客が居ることを確認してチョット赤らめる。
「おじゃましまーす。ちゃんと水着もって来たよ〜」
相変わらず純和風テイストな居間にておくつろぎ、隣のお部屋で水着に着替える女性陣。
さっそくアヤカ(fa0075)が縞々ビキニのお披露目である。
「じゃ2人で唄います。『恋するトマトは若葉色』」
そう言ってミルクとアヤカが肩を並べて歌を歌い始める。
ミルクの水着は黒のハイレグビキニ。撮影用に貰った物を愛用しているらしい。
「あの‥‥これ‥‥手みやげ」
チョコアイスに土鍋をプレゼントする高邑千早(fa0122)。
「わぁそんな気を使ってくれでもよかったのに‥‥ホンマありがとうなぁ」
千早の肩をぺちぺち叩くチョコアイス。
彼女は何故か旧式のスクール水着を着用している。
そんな彼女をじっと見つめる千早。
「あ、ごめんなさい。やっぱりアイドルって作りが違うんだなって」
彼女の言葉にチョコアイスが不思議そうな顔をする。
「外見が‥‥か? 獣にならんやったら、あんまりかわらんやろ。高邑ちゃんもほら、脱いで脱いで! 人前で脱げるのもアイドルの芸の一つやで?」
そう言って脱がしにかかるチョコアイス。
「さて、それじゃ料理にかかるとしよう。」
裸エプロンならぬ、水着エプロンでキッチンへ消えていく彼女。
そんな彼女に左手には大きな銅製の中華鍋が握られていた。
「ファンの方から頂いたんですよ〜」
鍋について苺アイスが付け加える。
フィアリス・クリスト(fa1526)がコッソリとリンゴのタルトと白ワインを用意する。
「っと、いうわけでパーティーは好きだからお呼ばれされてきたよ。あ、これお土産だよ。えっと、口なお‥‥もとい、美味しいタルトと、せっかくのパーティーだしお酒もね?」
そう言ってにっこり微笑むクリスト。
「まぁまぁご親切にどうも」
土鍋の脇に置かれるタルトと白ワイン。
「‥‥そういえばお風呂って‥‥混浴じゃないよね? 今回は男の人もいるし‥‥」
そう言われて苦笑するチョコアイス。
「ウチの風呂はそんなに広くないで、3人入ったら限界や」
一応広めの設計とはいえ家庭のお風呂である。3人入れれば大きい部類であろう。
「これ、色々ケーキと‥‥胃薬買ってきました」
サレナ=ブリュンヒルド(fa2706) がそう言って、手みやげをストロベリーに手渡す。
「サレナさんは水着に着替えないんですか?」
残念ながら彼女は水着を忘れたらしい。
キッチンから良いにおいがしてくる。
「はーい、麻婆ナスが出来ました〜。今回は美味く言ったと思うんだ♪」
そう言ってどんぶりに盛りつけをするミルクアイス。
「えい!」
サクラ・ヤヴァ(fa2791)が取りあえずミルクアイスの胸を突いてみる。
大きい‥‥90は有るんじゃないかな‥‥っと思われる胸である。
「やだ、くすぐったい」
そう言ってミルクが笑みを浮かべる。
「味付けは悪くないと思うな」
黒羽 闇風(fa2765)がそういって麻婆ナスを口に運ぶ。
何故か先割れスプーンと丼で具の多いスープの様な扱いを受けてるのが謎である。
‥‥所々に芯のある固い茄が紛れ込んでいる。
火の通りが甘いのである。
「(頑張れ俺。頑張れみんな。未来はきっと明るいぞー‥‥っと。)」
心の中でつぶやきながら、水月悠華(fa2918)がソレを食べる。
芯が有ることを除けば比較的食べやすい甘口麻婆ナスである。
「このまろやかさ‥‥なかなか出せるものでは‥‥。いやぁ尊敬するなぁ‥‥」
取りあえず褒めておく水月悠華。
「それじゃ次の料理を用意するね〜」
褒められてご機嫌にキッチンに戻っていくミルクアイス。
「あっ、お手伝いしますわ」
高邑千早がそう言ってミルクアイスの後をついてゆく。
「そんなにマズイって訳じゃないよね? 茄が半生なのを除けば美味しいと思うよ?」
アヤカがそう言って麻婆ナスをサクサクと口に運ぶ。
キッチンの方ではドタバタが続いている様だ。
「お待たせ〜。ピリ辛麻婆豆腐が出来たよ〜♪」
先ほどの麻婆ナスと打って変わって真っ赤な麻婆豆腐が出てくる。
「これは辛いから、気を付けて食べてね♪」
そんなわけで配られる麻婆豆腐。
レンゲで少しだけ口に運ぶと、かなりピリ辛で美味しい。
挽肉も豆腐も良く火が通っている。
「謎は解けました。この銅製の中華鍋が原因でした。」
高邑千早がそう言って説明する。
「IHのクッキングヒーターで底の丸いオナベは‥‥ねぇ?」
彼女の言葉にミルクアイスがテレ顔で応える。
「いやぁ‥‥ほら、ファンの人がくれた物だし大事に使わないと‥‥ねぇ?」
前回の牛肉で全く懲りてないご様子のミルクアイス。
熱々の麻婆豆腐をサクサク食べて、汗びっしょりに成る面々。
「お風呂は順番にね? 男性陣は覗いたらダメだよ?」
そう言いつつ部屋に布団を引いていくミルクアイス。
黒のハイレグビキニの上から浴衣を羽織って寝間着にするようだ。
何故ビキニを着ているのが分かるかというと、薄地なのでくっきりと透けて見えているからである。
先ほどまでどうどうとしていたのに、こうなると妙に色っぽい。
ピンク色で猫の足跡のパジャマのアヤカがが布団のど真ん中でゴロゴロしている。
料理を手伝って貰ったことで気に入られたのか、高邑千早が抱き枕のようにミルクアイスに抱きかかえられている。
「今日はみんな雑魚寝やけど、ええんやろ?」
チョコアイスがそう言って人数分の布団を並べていく。
っと言っても、8つの布団に10人が寝るのだが。
「それじゃ、おやすみなさ〜い」
フィアリス・クリストがチョコアイス抱えて布団の中に入る。
ちっちゃい身体がぬいぐるみの様に感じるのだろう。
チョコアイスは窮屈に胸に挿まれて困っている。
サレナ=ブリュンヒルドのパジャマは着ぐるみ系である。
取りあえずもぞもぞとミルクアイスの後ろに入り、彼女のお尻や胸をペタペタと触ってみる。
もちろん、スタイリストとして衣装を考える上でのコッソリサイズ計りなのだが、相変わらずのミルクアイスはすっかり爆眠状態である。いびきをかかないダケでもアイドルとして救われている。
猫さんの着ぐるみのサクラ・ヤヴァがスヤスヤと眠っている。
ソレがとても可愛く感じる。
「隣‥‥良いですか?」
水月悠華の後ろにするりと入ってくるストロベリーアイス。
ピンクのネグリジェの下にはブラは付けていないご様子である。
「あっ、私‥‥下着は着けない主義なので‥‥でも、今日はショーツは穿いてきましたから‥‥」
そう言って狭い布団の中に入ってくるストロベリーアイス。
背中に彼女の大きな胸が押しつけられる。
水月悠華の心拍数が一気に上がっていく。
そんな彼の胸元にするりとストロベリーアイスの手が回ってくる。
「私も‥‥何かを抱いてないと眠れないので‥‥ご迷惑じゃなければ‥‥」
結局彼は朝まで一睡もすることが出来なかった。
チョコアイスがフィアリス・クリストの胸にいたずらしつつ眠る。
そんな現実離れして平穏な休日。
パジャマパーティ。水着パーティは、彼女たちの疲れをいやしてくれた。