爆走コスプレ屋台3アジア・オセアニア

種類 ショート
担当
芸能 2Lv以上
獣人 2Lv以上
難度 難しい
報酬 3.9万円
参加人数 8人
サポート 0人
期間 07/29〜08/02

●本文

●爆走コスプレ屋台3
 今日も今日とて低予算。今日も今日とて〆切勝負。
 そこにお笑いが有る限り、お笑い企画は突き進む。
コメディ番組とは人を笑わせる番組の事である。
低予算・番組下請け会社『ストロベリー・パイ』は今日も笑いを提供する。

 前回、前々回と予想以上の反響の為、今一度と言う声がスポンサーから上がった。
 爆走コスプレ屋台3

 爆走コスプレ屋台とは!!
 参加者は2名1組みに成って屋台で商品を販売して貰う。
 それは食べ物でも良いし、飲み物でも良い。レンタル系は不可だ。
 コンビ2名はコスプレをして、一人が売り子。一人が客引きを行って貰う。
 どんなコスプレをしてもかまわないが、露出度の高い物、他の番組の版権に引っかかる物は原則不可能となる。

 屋台は全部でゲストも入れて5つ。
 制限時間は毎回違うが、その制限時間内に、
 もっとも売り上げ(純利益)の高かった人が優勝。
 もっとも売り上げ(純利益)の低かった人が罰ゲーム。

 っと言う、新人アイドルやお笑い芸人の為の深夜番組である。

 今回の舞台は千葉県某所のドイツ風テーマパーク。
 1000円で自家製ドイツビールが飲み放題と言う広場にて、屋台を出して貰う。

 今回のお題は食べ物。
 ビールに良く合う食べ物を用意して売り上げを競って貰うことになる。
 今回は販売価格が決まっており一皿500円である。今回は売り上げたお皿の枚数が多ければ多いほど好成績と言う事になる。

 赤字が出ないように微調整して貰いたい。
 なお、屋台の大きさは畳一畳分。後ろのスペースもそれくらいなので大きな機材の持ち込みはご遠慮願いたい。

「今回は会場で私たちが歌うことに成りました。宜しくお願いしま〜す」
 今売り出し中、人気急上昇のアイドルグループ三色アイスが今回はゲストとして登場である。
 最近テレビで余り見かけないと思ったら、コンサートツアーで全国回っていたようだ。

 なお、今回もトップの方には豪華賞品。
 ビリだったチームには恥ずかしいコスプレで悲しい罰ゲームが待っています。

(販売物とコスプレは番組の方で用意致しますので、参加者は調理と客引きをお願い致します)

●今回の参加者

 fa0917 郭蘭花(23歳・♀・アライグマ)
 fa1126 MIDOH(21歳・♀・小鳥)
 fa1660 ヒカル・マーブル(20歳・♀・牛)
 fa2573 結城ハニー(16歳・♀・虎)
 fa3341 マリエッテ・ジーノ(13歳・♀・小鳥)
 fa3502 水無月鈴(16歳・♀・小鳥)
 fa3822 小峯吉淑(18歳・♂・豚)
 fa3960 ジェイムズ・クランプ(22歳・♂・犬)

●リプレイ本文

●爆走コスプレ屋台3
 始まりましたるコスプレ屋台。
 今日も今日トテ各馬出走準備に余念がありません。


 さて、第1コースは郭蘭花(fa0917)とヒカル・マーブル(fa1660)。
同じプロダクション同士、息の合った連携が期待出来そうです。
 2人の衣装はチャイナドレス。スリットのきわどい衣装が手渡され2人がそれに着替えている。
 白い半透明のカーテンの向こうで着替えている2人のシルエットが映し出される。
 販売物は唐揚げ、焼売、餃子の3品。
 揚げる、蒸す、焼くの3拍子で屋台がちょっと手狭に成っている。

 第2コースはMIDOH(fa1126)とジェイムズ・クランプ(fa3960)
 野球とサッカーのコスチュームのコスプレでの登場。
 販売物はライスクロケット。果たして今回の勝敗の行方は?

 第3コースは結城ハニー(fa2573)と小峯吉淑(fa3822)。
 おりじなるの戦隊物でカセグンジャーと言うヒーロー物のコスプレらしい。
 販売物はクラッカーとディップ。ちょっとパンチが弱い気もするが、果たして?

 第4コースはマリエッテ・ジーノ(fa3341)と水無月鈴(fa3502)。
 メイド服に着替える2人。若い身体でがんばります。
 販売物はジャーマンポテト、日本人好みの味わいにマイルドにテイストしてあります。

 そして、ゲストの第5コースはご存じ三色アイスの面々。
 ホワイト・ブラウン・ピンクのカラーのホルタービキニの水着に身を包み、さわやかなお色気を醸し出している。
 販売物は煮込みハンバーグ、いや、ハンバーグサンド。パンにはさんで販売するらしい。


 それでは! ゲート、オープン!
 さて、オープンと同時にお客さんが群がるのは三色アイス。
 チョコアイスが鉄板相手にじっくり煮込みハンバーグを調理するなかで、ミルクアイスとストロベリーアイスが笑顔でご接客。お客さんそう取り状態である。

「くそ、やっぱり現役アイドルは強いな」
 御堂満里亜がぶつくさモンクを言いながら途中経過に目をやると、何故か自分の所が販売数トップである。
 集客力アップにはめざましく活躍してるが、売り上げに結び付いていないのが三色アイスの現状だ。
 それでも負けずに営業スマイルでがんばってはいるが‥‥。
 追い上げるように二番手はヒカル・マーブル。
 大きな胸とスリットの入ったチャイナ服がお客さんを呼び込んでいる。
 一方郭蘭花は汗がしたたりおち、鉄板から蒸気が立ち上っている。

 日差しが差し込むお昼くらいになると流石に冷えたビールが最高だ。
 しかし、それにくわえて熱々のお料理も最高だ。
 何故みんな冷えた枝豆や冷や奴を用意しないのか、そこに謎が残ったりもするが。

 結城ハニーのクラッカーディップはいきなりの苦戦を強いられている。
 おつまみとしては十分だが、インパクトに欠けるのである。これは辛い出だしである。
 小峯吉淑と共に、定期的に衣装の中の保冷剤を交換しながらがんばっている。
「マリアちゃんも結構育ったもんやな。年上彼氏がホンマできて良かったな」
 彼女の胸をマジマジと見つめるジェイムズ・クランプ。
「そんな暇会ったら、客呼んでこんかい!」
 回し蹴りで一蹴されるジェイムズ・クランプ。

 今回の戦いで勝敗を分けるのは暑さらしい。

 三色アイスは交代で料理を作るのかと思いきや、チョコアイスが一人で料理を作っている。
 バニラとストロベリーは交互に接客に回っているようだ。
「チョコさんは接客に回らないんですか?」
 水無月鈴の質問にチョコアイスがフラフラしながら答える。
「見た目は圧倒的にあの2人の方が有利やし、これだけ汗かいて化粧おちてもうたら、あんまり人前には出れないやろ。一応アイドルやしな、客の夢こわしたらアカンねん」
 一心不乱にハンバーグサンドを作り続けるチョコアイス。

 レースも折り返し地点を回ったところで、トップのチャイナチームとユニフォームチームを追い抜くペースで、ドイツチームと3色アイスが盛り上げてきた。

 お昼時に成って腹持ちの良い物が受けている感じだ。
 それに、試食用の料理を用意したマリエッテ・ジーノの機転も冴えている。

 だが、ディップもやや後方ではあるが、引き離されずにがっちりと食らいついている。
「ふふふ、ここで、秘密兵器の登場ですよ!」
 三色アイスが用意したのは大きなビーチパラソルとビニールプールである。
 暑さ対策の為にビニールプールに入って身体を冷却するらしい。
 ‥‥チョコは相変わらず作ってるが!

 気温は36度を大きく上回り、炎天下の屋台に紫外線やらなんやら直撃しまくりで温度は急上昇。鉄板やら油を使ってる人達も温度が急上昇である。
「た‥‥体力が‥‥尽きた‥‥」
 優勝候補だった郭蘭花が熱中症で倒れ、しばしの休息に入る。
 御堂満里亜は暑いの一言で上半身裸‥‥いや下着姿になって料理を続行している。
 マリエッテ・ジーノと水無月鈴はいつの間にか木陰に逃げ込み、冷えたビール片手に自らを冷却中だ。
 結城ハニーと小峯吉淑もコマメに保冷剤を交換している。

 レースも後半に入り、各場デットヒートだが、既に結城ハニーと小峯吉淑の戦隊チームは熱にやられて脱落している。
 マリエッテ・ジーノと水無月鈴のドイツチームも半ばノックアウト寸前だ。

 暑さ対策のされていない‥‥体力の少ない物から、一人、また一人と脱落者を出しながら、レースも終盤。後半は油物が売れなかった事もあり、めまぐるしい接戦であった。

1位:ユニフォームチーム
2位:三色アイス
3位:ドイツチーム
4位:チャイナチーム
5位:戦隊チーム

 残念ながら戦隊チームは保冷剤の効き目よりも暑さに負けたと言ったところだろう。
 2位の三色アイスはハンバーガーとキャベツをパンにはさんだサンドイッチだが、これはボリューム満点で一度食べたらお代わりスル人は少なかった。
 3位のドイツチームは美味しいソーセージと試食と言う面を取り入れて、バッチリだったが、暑さ対策が全くされていなくて、体力の限界に迫っていた。
 4位のチャイナチームは途中油と熱にやられて販売数が落ちたための無念の4位だ。

 1位のクロケットはご飯コロッケとして十分、串焼きとして十分だったが、こちらもボリューム満点過ぎてリピーターは少なかったが、最後まで体力が持ちこたえるというねばり強さと、夕方の集客力で見事に返り咲くことに成功した。

「おめでとうございます。1位に成ったMIDOHさんとジェイムズ・クランプさんには、九十九里浜一日宿泊ツアーご招待。残念ながらビリに成った結城ハニー&小峯吉淑さんには余ったビールの処理が待っています」
 っと言う訳でビリに成った2人は、余った料理をビールを片手にしばし夕暮れのドイツテーマパークでの一時を。

 優勝した2人にはバスが用意されており、水着に着替えてこのまま九十九里浜直行と言う事に相成った。

 そんな訳で今回も無事終了。
 次回をお楽しみにという事で今回も閉幕である。