ビキニ・ボクシング1アジア・オセアニア

種類 ショート
担当
芸能 1Lv以上
獣人 1Lv以上
難度 やや難
報酬 1.2万円
参加人数 8人
サポート 0人
期間 10/08〜10/12

●本文

●ビキニ・ボクシング 1
「月に叢雲・花に風。花も嵐も踏み越えて〜♪ やってきましたビキニング☆」
 なんぞと、誰かが言ったか言わないか、秋の海岸で、とある企画が浮上していた。

 第1回! ビキニ・ボクシング&コンサート! IN 九十九里浜!

 ビールジョッキ片手に、海の家の主人達が、熱い語らいと言うか会議を行っていた。
 九十九里浜に限らず、夏の浜辺は観光客でにぎわうが、それは夏の間だけの事である。
一年の半分以上は、観光収入を得ることは無く、広大な海と砂浜を遊ばせている。
 それを遊ばせておくのはもったいないと思った者達が居る。しかし、寒くなってから、クラゲや波浪の海に入ろうなどと言う物好きはそういない。

 ある人は考えた。夏祭りには沢山の人が来てくれた。
それならば、秋にも、冬にも、春にも、一年中夏祭りをやってみてはどうだろうかと。
 とりあえず‥‥砂浜なのでサッカーや野球をやるわけにはいかない。
 泳ぐのも少々辛いだろう。
 ヨットやサーフィンなら可能だが、多くの来客は望めないだろう。

 しかし、野外コンサートくらいなら出来る。
 特設ステージを作り、アイドルを呼べばお客さんも来てくれるだろう。
「何かメインイベントが欲しいな」
 その不穏当な発言で、海の家同盟総出で話し合った。
 話し合った結果とんでも無いイベントが生まれた。

 『ビキニ・ボクシング』である。

 ボクシングと言うが、基本的には相撲‥‥いや、レスリングかも知れない。
 海岸に特設されたリング‥‥っと言うか土俵。
 回りは海に囲まれている。
 ボクシンググローブを付けて、1対1で戦って海に落ちたら負け‥‥っと言う非常にシンプルなルールである。

 相手を殴って良し! 蹴って良し! 投げて良し!
 とりあえず海に落としたら勝ちである。

 土俵の大きさは1辺が6m50cmの正方形。
 グローブはボクシングで使う16オンスグローブ。
 服装はビキニ‥‥っと有るが水着なら特に問題は無い。
 参加者は男性でも女性でもかまわない。

 格闘技経験者を呼べば、白熱した試合を望めるかも知れないが、そこはそれ、お祭りである。
 アイドルやお笑いなどのお祭りを盛り上げてくれそうな人を募集する。
 もちろん格闘技経験者を禁止している訳ではない。
 っと言うわけで、もう秋だが。

『夏のお色気大作戦‥‥っと言う訳でコンサート、ビキニ・ボクシングの参加者募集』

 歌を歌った後にアイドル同士が対戦‥‥っと言うのも有りである。

 ちなみに男性参加者、格闘技経験者にはそれなりのハンディを背負って貰うことに成るので、心して参加して頂きたい。

●今回の参加者

 fa0075 アヤカ(17歳・♀・猫)
 fa1294 竜華(21歳・♀・虎)
 fa1879 リスフィア・マーセナル(20歳・♀・竜)
 fa3596 Tyrantess(14歳・♀・竜)
 fa3652 紗原 馨(17歳・♀・狐)
 fa3800 パトリシア(14歳・♀・狼)
 fa3863 豊田そあら(21歳・♀・犬)
 fa4038 大神 真夜(18歳・♀・蝙蝠)

●リプレイ本文

●ビキニ・ボクシング 1

晴れた空。そよ吹く風。
千葉県九十九里浜に作られた特設ステージ。
やってきましたビキニボクシング。
老若男女みんなビキニで対決。
そんな感じの煽りモンクに海の家や屋台の姿を見せ、客足もまずまずの様である。
四方をカメラマンが抑え、実況席には海の家の人達が抑えている。
勝者にはやきそば食べ放題+ステージで一曲歌わせてもらえる。
負けても歌う事は出来るのが。

 さて、第一試合はアヤカ(fa0075)vs 竜華(fa1294)
 身長155cm。青と白のストライプの水着のアヤカと、身長177cm。ハイネックノースリーブのハイレグ競泳水着の竜華。
 竜華はハンディとして目隠し着用と成っている。
 審判団協議の上で、グローブはボクシング用の16オンスグローブではなく、お互いに大きさが2倍あるふかふかグローブを着用ということになった。

「アヤカニャ〜☆ みんな元気ニャか〜☆」
 彼女の声に砂浜の見学者達も歓喜の声をあげる。

 かたや竜華は中国拳法の型を披露しながら入場これも人気を集めている。

 さて、試合スタートである。
 先ずは先制攻撃はアヤカから。
 巧みな(?)フットワークで近付き左右からのワンツー攻撃。
 ウレタングローブがポフポフと音を立てる。
 この試合は打撃で相手を倒すのではなく、いかに相手のバランスを崩して落とさせるかに有る。
 竜華が相手の攻撃の方向を確認しながらジャブでけん制する。
 それでも相手がグローブを壁に身体をぶつけてくると大きくバランスを崩す。

「竜華選手はビキニではないので、ハンディが入りマース」
 放送と同時に岸辺からホースで放水が開始された。
 一直線に放水ではなく、霧状に放水であるが、それが2つ竜華を襲う。
 対戦中のアヤカも纏めて身体がドンドン濡れて行く。
 水着が濡れてお色気度数がUPしてゆく。

 竜華が一気に決着を付けようと両手を大きく伸ばして攻撃。
「ダブルおっぱいパンチ!」
 それが偶然にもアヤカのグローブに直撃する。
 アヤカも負けじとパンチを繰り出す。

 滑りやすくなったリングで2人の攻撃がぶつかり合う。よろよろとお互い海水へと落ちて行く。
 何と両者海水へ落ちるというダブルノックアウト状態へと成った。
 ウレタングローブが浮き輪代わりに成っている間に係員が助けに入る。

 そんなわけでこの後2人には一曲づつ歌って貰い、さらにやきそば食べ放題のおまけが付いている。

 さて、第二試合はリスフィア・マーセナル(fa1879)vs 紗原 馨(fa3652)
 身長165cm。ブルーのビキニのリスフィア・マーセナル。身長155cm、ピンクの水玉のタンキニビキニの紗原 馨。

 リスフィアさんは格闘経験があるのでハンディとしてビールジョッキ2杯飲んでからの対戦である。

 さて、試合スタート。既にリングの上は濡れていて滑りやすくなっている。
 先ずは軽いジャブを放つ紗原 馨。リスフィアはそれをよけようとせず、グローブで受ける。
 打撃によるダメージは殆ど無いため、撃った紗原 馨が多少後ろにたじろぐ程度である。

 もしもしパンチですら当たるという状況で大きなお互いのグローブがぶつかり合う。
 水着の女の子達の対戦で観客席からも熱烈な応援が聞こえる。
「すき有り!」
 紗原 馨の抱きつき攻撃。
 通常はクリンチと成るのだが、このルールでは寝技okの為お互い抱きついたままで試合は続行。
 相手の上に馬乗りに成りつつパンチ。一回転して上と下が入れ替わったりと、マットの上をゴロゴロ転がり回る白熱した戦いとなる。
 最もグローブが邪魔で相手を掴んだり押さえつけたりが出来ないのであるが。

 そんな戦いの中でハプニングが発生する。
 リスフィア・マーセナルの水着の上がほどけてしまったのだ。

 観客席からは待ってましたと歓喜があがる。
 無論このグローブではブラを拾う事は出来ない為、片手で胸を隠しての試合続行である。

 左手で胸を押さえ、右手で攻撃を繰り出すリスフィア・マーセナル。
 そんな彼女に足を絡ませて一緒に倒そうとする紗原 馨だが、放水が彼女の身体を襲う。
 足を滑らせ表紙にリスフィアのパンチを浴びてあえなく入水。
 勝者リスフィア・マーセナル。
 ブラが外れた事も忘れて両手を上げて勝利宣言をするリスフィア。
 ダイブ酒が回っているらしい。

 第三試合はTyrantess(fa3596)vs 豊田そあら(fa3863)
 身長154cm黒い光沢の有るマイクロビキニのタイ。
 身長147cmボーダービキニの豊田そあら。

 試合前のパフォーマンスでエレキギターを披露するタイ。
 リングに上がってパレオを脱ぎ捨て、露出度をアップ。
 観客席から熱狂的なファンの声が聞こえる。

 さて、試合開始。
 先ずは豊田そあらの猫パンチの連続攻撃が炸裂する。
 それを受け流すタイ。
 攻撃を繰り返すそあらは体力の消耗が激しい。
 もちろんそれをさばくタイも徐々に体力を消耗してゆく。
 タイはそれを待っていた。
 相手が攻撃で体力を消耗下のを見計らって身体を押しつけるようにして相手を押し倒す。
 そしてリストバンドを使って相手の身体をくすぐり始めた。
 突然の、余りのことに身悶えるそあら。
 しかり、覆い被さられているため逃れられない。
 身悶えるウチに彼女のブラが脱げてします。
 観客席から歓声があがる。
 ニプレスで隠しているが、観客席からはそこまでは分からない。
 結局そあらがギブアップする形で海へと逃げる。
 勝者タイ。そのままステージの方で彼女は一曲歌うことになる。

 最終試合はパトリシア(fa3800)vs 大神 真夜(fa4038)

 身長151cm。自分の名前の入った、スクール水着のパトリシア。
 身長158cm。白と黒の切り替えしのチューブトップのビキニのまぁや。
 今回は2人ともビキニじゃないため、2人ともサンオイルを身体にべたべたに塗ってからの試合開始である。

 試合開始、大振りの攻撃で攻めるパトリシア。
 ぽふぽふとウレタングローブが音を立てて大神 真夜に直撃する。
 大神 真夜がサイドステップを効かせて相手の攻撃を左右にさばく。
 お互い身体中にサンオイルを塗られているので足場が悪い。
 攻撃するにもさせるにもバランスを崩して行く。
 アウトボクサーさながらにパトリシアの攻撃を捌きリングを大きく逃げ回る真夜。
 しかし、徐々にコーナーに追いつめるようにパトリシアは攻撃を繰り出していた。

 コーナーに追いつめられる真夜。一気にロープを背負って反撃‥‥っと思いきやこのリングにロープはない。ハプニング続きでそのまま海に落ちる真夜。
 どうやら今回はパトリシアの勝利の様である。

 一通り試合が終わった後にステージの方で歌うアイドル達、その間に飛び入りの観客達がビキニボクシングを楽しんでいる。
 少々海の水は冷たいが、暖かいシャワーを浴びて、大盛りのやきそばと巨大なお好み焼きをパクつくアイドル達にお客さん達は満面の笑みを浮かべていた。