深夜のアイドル 3アジア・オセアニア
種類 |
ショート
|
担当 |
凪
|
芸能 |
2Lv以上
|
獣人 |
2Lv以上
|
難度 |
難しい
|
報酬 |
4.5万円
|
参加人数 |
8人
|
サポート |
0人
|
期間 |
01/17〜01/22
|
●本文
●深夜のアイドル 3
アイドル生活10年。ベテラン大御所深夜のアイドルこと、パパイヤ・パインは企画から丸投げの深夜番組を一本抱えていた。
番組名は『深夜のアイドル』
下着姿の女性が番組内で何かやってくれれば下着の宣伝効果になる‥‥っと言う非常に安直なコンセプトで作られた低予算番組だ。
主なターゲットは男性視聴者。彼らが興味を持った下着を彼女にプレゼントする‥‥っと言うのを考えての番組だ。
世間はすっかりお正月。‥‥お年始に着物と言う世界ではあるが、お年玉商戦と言うことで『人に見せびらかしたくなる下着』をコンセプトに色々売り出したいらしい。
そんなわけで『下着が売れるように番組を作ってください』っと言うスポンサーからのお願いでこの番組は成立されている。
「ん〜、スケスケの晴れ着を着て、下着姿で美味しい物食べてる絵にしましょう。前回の放送は咀嚼音が素敵でしたってお便りも貰ったし♪ 何を食べるかは自由。取り寄せも自由。持ち込みも自由。良さそうな絵が取れたら放送すると言うことで」
相変わらず出たとこ勝負に成っている、パパイヤ・パイン。
「お正月と言えば、おせち料理、伊達巻き、きんとん、にしき卵とか艶やかな料理が良いわね。強制はしないけど、お雑煮も奥が深いわよ?」
おせちの本を片手にパパイヤ・パインが、バナナ・プリンに状況の説明をする。
「あっ、私、お正月はマーボドーフが食べたいです!」
参加したいアイドル達はメーカーが用意した薄絹の透ける着物と、下着を着用して参加すること。
美味しい物を美味しそうに‥‥Hな感じで食べて自己アピールと下着のアピールをすること。
上手く行けばオンエアー。上手く行かなければオンエアーされない場合もある。
「っと言うわけで出場者集めてきてちょうだいな」
相変わらずな流れであるが自分を売り出すチャンスである。
ちなみに持ち寄った食べ物はみんなで食べるので、人気が落ちそうな食べ物をライバルに食べさせるという方法もある。
そんな訳で腹ぺこアイドル大募集である。
●リプレイ本文
●深夜のアイドル 3
新年を催す下着お食事会。
晴れ着‥‥も極薄の布で作られ下着がスケスケ状態。
そんなこんなで食事をして、下着をアピールと言うのが今回の狙いである。
「それじゃいただきまーす」
白虎(fa0756)が鍋を突いている。
っが猫舌なので熱々となかなか食べる事が出来ない。
胸元がちらりとはだけて、ウリ坊の絵の入った肩紐なしのブラジャーが見え隠れする。
画面が変わると不破響夜(fa1236)の顔のあっぷ。
ノリの巻かれた餅を無造作に口に運び、ノリがばりっと切れ、餅がにゅ〜っと伸びる。
カメラがやや引くと、紫色の3/4カップブラとビキニショーツの上下セットが映し出される。
薄絹の着物越しに浮かび上がる下着が凄く色っぽく映し出されている。
紫のブラも総レースのためスケスケ度合いは120%である。
「‥‥あれ。‥‥ちょっと待て、ひょっとしてもう撮ってたりするのか?」
カメラ目線でちょっぴり照れ笑いの不破響夜。
「それじゃじこPRして貰おうかしら?」
ワイン片手にパインのインタビューを受ける不破響夜。
「不破響夜、響く夜って書くんだ。本職はボーカリストだから、身体にも自信はあるけど、どこかで歌を聴いてもらえる機会があることを願ってるよ‥‥。スリーサイズ? 自分の口からはあんまり言いたくないな‥‥そこ、何でメジャーが出てくるの」
パパイヤ・パインがメジャーを出してにっこり微笑んだ所で抗議の笑みを浮かべる不破響夜。
画面変わって種村有紀(fa1311)。
彼女はにっこり微笑むと、大きなシュークリームをサクサクと食べ始めた。
カメラが引いて彼女の下着が映し出される。
ブラの胸元にリボンがあり、胸の谷間を強調するピンク色のハーフブラである。
「あら、いけない。クリームがこぼれちゃったわ」
口元と付いたクリームを指でゆっくりと拭ってなめ取る。
そんなクリームをなめる指の動きが艶めかしい。
ややあって、胸元に落ちたクリームをなめるために着物を着崩し胸元を広げる。
クリームのかかった下着胸が画面いっぱいに取り上げられている。
胸元のリボンを指で悪戯するようにしながら画面に向かってにっこり微笑む種村有紀。
「パッチン♪」
何かが外れる音がした。
フロントホックのブラの金具が音を立てて外れたのである。
ぷるんっと大きなふくらみが画面に取り上げられると、身を引いて両手で胸を隠す種村有紀。
「きゃーっ!」
可愛い悲鳴をあげる種村有紀。
胸を隠す彼女が映し出されるがカメラは大きく横に流れる。
門屋・嬢(fa1443)をカメラが映し出す。
絵画調の刺繍が施されているベージュの3/4カップブラと同色のハイキニショーツ
「色は地味なのは‥‥サイズの関係で。でかいサイズだと、色はどうしても地味になるんだ! 色じゃなくて下着がメインなんだからいいだろ?」
門屋・嬢の言葉に、パインが微笑する。
「必要ならスポンサーが下着は用意してくれるわよ? サイズが合わないならハンドメイドでつくってくれるわよ?」
下着メーカー大手桃太郎ジャパンがスポンサーである。
海外の輸入から自社ブランドの下着まで扱っている種類も数も豊富である。
「それじゃ次からはお願いしようかな。とりあえず頂きま〜す」
門屋・嬢がそう言って伊達巻をぱくりと摘んで食べた。
おとそに手を伸ばしてそれを口に運ぶ。
はっとするのも一瞬。飲もうとしたおとそが手を滑り胸元に落ちる。
おとそが染みこんでよけいに透けてしまう晴れ着。
「やだーもう!」
おしぼりを渡され、透けてブラが丸見えになっている胸のおとそを拭き取る。
っが、惜しげもなく豊満な胸と谷間と下着をアピールしている。
「(やらせは良い事だわ、それでこそアイドル)」
パパイヤ・パインが門屋・嬢にアイコンタクトを送った」
「どう? あたしの胸。谷間を寄せてる事ができるよ〜♪」
カメラに向かって前屈みに胸を強調し、ブラと胸の谷間をアピールする門屋・嬢。
「あたしは門屋嬢。本業は作曲家なんだけど、他いろいろマルチに活動してまーす。ハードロックが得意分野でーす。下着タレント? なってもいいかも〜。副業としてだけど。とにかく宜しくぅ!」
カメラに向かって自己PRとVサイン。そんな彼女に対して回りも笑顔を送る。
甘い美味しそうな香りが鼻をつつく。
グツグツと煮詰められたすき焼きの香りが彼女たちの鼻孔をくすぐる。
ヒカル・マーブル(fa1660)がすき焼きを作っているのである。
甘く煮込まれたお肉の臭いが鼻をつんつんと刺激する。
ピンクのフリルのついた可愛らしい下着を浮かび上がらせながら、関西風すき焼きを食べるヒカル・マーブル。
ちゅるんと吸い込まれるような音とクチュクチュとお肉を噛む咀嚼音が聞こえる。
下仁田ネギのシャクシャクと言う咀嚼音。
焼き豆腐の熱々ホクホクの咀嚼音。
咀嚼音パラダイスな食べ物にあたり、マイクさんが一生懸命音を拾っている。
「あら、私にも食べさせてくれるの? それじゃ頂こうかしら」
大きな口を開けたパインの口の中に、お肉を放り込むヒカル・マーブル。
咀嚼音がクチュクチュと二重奏に鳴って響き渡る。
「キ〜ン」
ガラス系のワイングラスにバニラのアイスクリームが盛られる。
「キ〜ン」
それをスプーンで叩いて心地よい音を奏でる。
ワイングラスを叩くのは水無月鈴(fa3502)
彼女の下着はレースの入った黒のビスチェとハイレグのショーツお色気満載の意気込みである。
サイズが少々小さめなのか、むちむちのバストやハイレグラインに下着が食い込んでいる。
うっすらと中が透けて見えるレース製の高級下着、それに高級感を醸し出すためのアイスクリームとの取り合わせである。
ワイングラスに入った棒状のアイスクリームをしなやかに手に取る水無月鈴。
舌をすっと延ばし、棒状のアイスを優しく舐める水無月鈴。
全体をゆっくりと舐め、はむっと口に含む。そのままアイスの味を味わうと、そのままちゅぅっと音を立ててアイスを吸い取る。
なめ回すアイスが溶け始め、やがて右手にねっとりとしたアイスだった白い液体がまとわりつく。
「あ、勿体無い‥‥」
手に付いたアイスもピチャピチャと音を立てて舐め取る水無月鈴。
アイスクリームの咀嚼音が色っぽさを増長させ、客席を興奮の坩堝へと変えて行く。
「えと、前回とあまり変わりませんけど、アニメに限らず、ドラマや舞台等にも積極的に参加したいですね。何事も経験ですから、はい」
最後に自己PRをしてカメラに微笑む水無月鈴。
不意に何かに気が付いたのか、顔をカーッと赤らめる水無月鈴なのでした。
ちょっとふしぎな下着で登場なのは甲斐・大地(fa3635)。
黒レースの4分の3カップのトップと、ボトム。ボトムには尻尾付きで、猫耳飾りもついてる、黒猫風のアレンジ‥‥っと言う訳であろう。
おまけで付けられたチョーカーや鎖が、首輪や+鎖に見立てられている。
そして彼女が食べるのは栗きんとん。
甘いねっとりした栗きんとんを口の中に治める。
お正月らしく晴れ着‥‥越しの艶めかしい下着が色っぽい。
「ほむ‥‥ほむ‥‥ぬむ‥‥くちゅ‥‥ごくり♪」
とてもすばらしい咀嚼音が流れ出す。
喉を過ぎるごくりと言う音が強調され、客席も喉を鳴らす興奮度である。
最後に取りを飾るのは柊棗(fa4808)。
純白の真っ白な下着が着物越しに見えている。
彼女が口にするのは白のイメージも強くお雑煮。
四角いお餅を口に運び、ぐいっっと延ばしながらそれをかぶりつく。
お餅のくちゅくちゅと言う咀嚼音に混じって鶏肉のジューシーな咀嚼音がマイクに拾われる。
「伊勢エビの入ったお雑煮‥‥美味しいですよ?」
しゅるしゅると音を立てて雑煮の汁を啜り混む柊棗。
特にPRも無く、モクモクとお雑煮を食べる柊棗。
「はい、今日はみんな大人しいわね? もう少しお色気PRとかしても良いと思うんだけどな。咀嚼音とお色気に関してはまた今度の課題にしましょうか?」
パパイヤ・パインの言葉にゆっくりと証明が落とされていく。
今回はオチらしいオチも無く、深く静かに羽子板の羽根を突く音だけが響いていた。