水着アイドル募集中アジア・オセアニア

種類 ショート
担当
芸能 1Lv以上
獣人 1Lv以上
難度 やや難
報酬 1.2万円
参加人数 10人
サポート 0人
期間 12/01〜12/05

●本文

●水着アイドル募集中

 大手水着&下着メーカー『桃太郎ジャパン』
 現在急成長する女性の下着や水着などを制作販売しているメーカーである。

 現在来年の夏に向けての試作品がいくつか作られている。
「やっぱり水着は見た目重視で良いんじゃないでしょうか?」
 スタッフからそんな意見があげられる。
「まって下さい。やはり水着も下着同様、着心地を優先するべきじゃないでしょうか?」
 別なスタッフからそんな意見があげられる。
「着心地が良くても見た目が悪ければ人前に出にくいと思いますが?」
 スタッフ同士の意見がぶつかり合う。
「しかし、着心地が悪ければ、売り上げが伸びないのも事実です」
 スタッフ同士の息ツマルぶつかり合い。

「あ〜。技術開発部門から薄くて軽くて柔らかい新素材が開発された。これでオマエタチの言う着心地が良くて見た目が良い水着を何点か作ってみろ! そしてそれを何日間か着用してもらって、着心地や感想を集めるんだ、それをふまえた上で次の段階に進もうと思う」

 プロジェクトリーダーがそう言うと、彼の右腕と呼ばれる人物が付け加える。
「では、アイドルに水着を何日間か着用して貰い、アンケートを採りましょう。彼らの意見も多く取り入れると言うことで、写真撮影をすれば広告にも使えると思いますし」

 そんなわけで試作型の水着が数点用意された。

・黒のハイレグ・クオーターカップビキニ。
 三日月の様なカットで斜め下から抑え上げるブラとハイレグV字カットの水着。

・白のタンクトップビキニ
 肩が紐に成ったへそだしタンクトップとビキニのセット

・チューブブラとTバック水着
 色は指定可能。太さ3cmの伸縮性のチューブブラと同じ生地のフロント、Tバックの水着。

・露出度満点のスリングショット
 会えてコメントは控えめですが、V字のきわどい水着です。

 以上が開発部が用意した水着である。

 このほかにも参加者には様々な水着のアイデアを募集する。
(もちろん男性物でも可能)

 試験者は常に水着姿で、南国の島のコテージで5日間滞在して貰うことになります。

●今回の参加者

 fa0075 アヤカ(17歳・♀・猫)
 fa0368 御鏡 遥(17歳・♀・狼)
 fa0587 猫美(13歳・♀・猫)
 fa0642 楊・玲花(19歳・♀・猫)
 fa0932 RASEN(16歳・♀・猫)
 fa0954 白河・瑞穂(17歳・♀・一角獣)
 fa1236 不破響夜(18歳・♀・狼)
 fa1311 種村有紀(17歳・♀・一角獣)
 fa1769 新月ルイ(29歳・♂・トカゲ)
 fa2076 武宮 美咲(15歳・♀・一角獣)

●リプレイ本文

●無人島水着物語。
 砕け散った希望のかけらを拾い集めるように。
 流れ星が海に落ちると、そのかけらは星の砂と成って海岸に流れ着く。

 ロマンチックなノリで始まった水着テストだが。テストと言うだけ有って、条件は過酷である。
 水着を着て一日中暮らさなければならないのである。

 そんなわけで太平洋に浮かぶチョットした無人島にて、数日間のキャンプである。
 携帯電話は鳴らない。
 テレビもラジオも受信できない。
 インターネットなど有るはずもない。
 そんな孤島に建てられたコテージでの数日間となる。

「夕食はこちらでご用意致します。朝食と昼食は食材を置いて行きますので各自で好きな時に料理してお召し上がり下さい。なお、カメラはコテージと船に数カ所設置してありますので、ご了承下さい。‥‥最後にトイレは船の物をご利用ください」

 そう言って桟橋に用意されている古びた大型のヨットを指さす。
 撮影スタッフはアイドル達に気を利かせ、荷物を運びおえると、そうそうに自分たちの船で帰っていった。

 こうして彼女たちの無人島での数日間が始まったのである。

 チューブトップブラの水着で参加のアヤカ(fa0075) 日焼け止めを塗りつつ、ビーチを眺めている。
 青い海、白い砂浜。波の音と風に揺れるヤシの音しか聞こえないその空間は都会に慣れた彼女たちに取っては酷く贅沢なものである。

 ちなみに気温は30度。太陽の下に出るとメチャメチャ暑かったりする。
 缶ビール片手にアヤカがのんびりと海を眺めている。バカンスには良いかも知れない。

 御鏡 遥(fa0368) がチューブトップタイプのワンピースの水着を着ている。
っが彼女の水着のサイドは布地がなく、前後の布で身体をサンドイッチにしている様な状態に成っている。
 それを固定するように、左右は紐がジグザグに入っている。
「これ‥‥良いんじゃないかな?」
 モニターカメラを見ていたスタッフの一人がそう言って画面を指さす。
「サンドイッチではなく、トーストにする方向で少し検討してみるよ」
 彼はそう言ってモニターから離れた。

「アヤカさん。ビーチバレーとかどうでしょう?」
 御鏡 遥の言葉にアヤカが重い腰をあげ、ビーチボール一つでそれを楽しむ事にした。

 試作水着の中から、白のタンクトップビキニを選んだ。猫美(fa0587)
 肩が紐に成ったへそだしタンクトップビキニである。
 市販されている通常の水着の半分程度の薄さでそこそこの耐久度を保っているらしい。
今回はその耐久度を調べる‥‥っと言うのも名目であるために、彼女はそれを来て砂浜駆け回ったり、泳いだりを繰り返している。

 定点カメラに手を振って、コテージのテーブルで、楊・玲花(fa0642)が昼食の準備に入る。
 その日用意されていた昼食はスパゲティの缶詰(トマト味)である。
 缶詰から出して、お皿に盛りつけるだけのシンプルな昼食だ。
 鱗が沢山ついた水着に身を包んだ彼女は、それを皿に盛りつけフォークで口に運ぶ。
「‥‥」
 感想に困る味である。
「どうしたの? 深刻そうな顔して」
 RASEN(fa0932)がそう言って現れ缶詰を開けてスパゲティを一口食べる。
 ビキニの水着を着ている彼女だが、お尻の部分だけがこんもり膨らんでいる。
 パレオが丸まって入っているからである。
「‥‥伸びてる‥‥」
 元来外国の食べ物は日本に入るときに日本人の味に合わせて調整される。
 それなしでは日本人の口に合わない食べ物の方が多いのである。
 コレもそれを代表する食べ物の一つだ。
「そう言えば寝るときも水着なのかな?」
 らせんの質問にリンファがハンモックを指さして微笑む。
「暑いしそのままで良いかと。私はアレで眠るつもりです」
 彼女はそう言って微笑んだ。

 白河・瑞穂(fa0954)がチューブブラとTバック水着を装着して浜辺を彷徨いている。
 他の人の水着を物色中と言う感じの動きではあるが、はてさて。
 そんな彼女と行動を共にしているのは不破響夜(fa1236)である。
 ビーチバレーにいそしむ2人を横目に、TバックTフロントのワンピースの水着での登場である。
「サーフボード持ってきたんだけどやってみる?」
 響夜もサーフィンは初めてだが、瑞穂も初体験である。
 お互い波に乗るどころか、ボードを浮き輪代わりにして泳ぐ程度にしか使えていない。
 それでも失敗さえも良い経験と‥‥波に呑まれている。

 ちなみに水着のTバックとは、お尻がTの字に成っている為、殆どお尻を隠している布地がない。どうようにTフロントとは前がT字に成っているための前面を隠している布地がほとんど無い。放送コードギリギリな水着である。

 夕食の時間になると船が一艘近付いてくる。ディナーの用意を積んだお船である。
 一日一回の定期便であり、明日の朝食と昼食も積んでいる。

 焼きたてのパン。新鮮なミルク。コーンスープなどの材料とカジキマグロが明日の食事だ。

 夕食は新鮮な魚介類と貝類をふんだんに使われたパエリアが用意された。
 エビ・イカ・巨大アサリ等がふんだんに使われている。

 用意された白ワインとパエリア。ランプの明かりの中で、彼らは食事を楽しむ事となる。

 指定の黒のハイレグ・クオーターカップビキニで登場したのは種村有紀(fa1311)。クオーターカップとは、胸を丸い物としてみるなら。その25%だけを覆い隠す物である。
 流石に胸の先端の大事な部分は隠しているが、胸の谷間やらの露出部分は高い。
「えー。これ、胸ほとんど見せてるじゃない‥‥」
 コテージの定点カメラを前にして、有紀がつぶやく。分かっていたことではあるが、やはり恥ずかしいのである。

 新月ルイ(fa1769)がスパッツ型の水着にラッシュガード姿で、そんな彼女の前に座ると。用意されていたビールを飲みながら、ほっと息をつく。
 今回唯一の男性参加‥‥いや、外見は男性だが、心は女性。おかまさんである。
 紫のグラデーションのその水着はハイビスカスの模様が入ってる不思議なラッシュガードである。

 食事を取りながらの2人の会話は酷く少ない。それでも、食事中の風景を撮るべく、カメラマンがフラッシュを浴びせる中で、皆にっこりとほほえみを見せていた。

 一人完全に赤面しているのは、武宮 美咲(fa2076) 。
 この中では一番きわどいスリングショットでの参加である。
 肩から足の付け根までのV字の水着、斜め方向から取られると、より際だって布地が殆ど無いことが分かってしまう。
 Tフロントの響夜と2人が後でグラビア用の撮影に呼ばれているが‥‥やはり、お色気部門の2名と言うことになるのだろう。


 2日目を過ぎて、3日目にも成ってくると、流石に全員だれて来るのが分かる。
 何もない場所ですることが無く泳ぐか昼寝かを繰り返すように成ってきたからである。
 食事も主に魚介類。美味しいご馳走も毎日では変化に乏しい。
 そんな彼女たちに手渡された新たなる指令。
『このトイカメラでお互いの写真を撮ってください』
 手渡されたカメラは、一つ3000円程度の安い物である。
このカメラを使って、お互いに不意打ちで相手の写真をコッソリ撮るのである。
 全員の目的は一つ。『油断しているときの相手のお色気写真』
 眠っている時。日焼けを楽しんでいるとき。大あくびをしているとき。
 案外面白い写真を撮りながら刺激的な一日が過ごせた。

 お色気写真も撮れ、意気揚々と島から離れようとするときに、全員水着写真を大量に撮られた後、水着は回収された。
 分析班が分析するのだそうな。

 こうして南の島で喰っちゃ寝してお金を貰えるという楽〜な仕事は幕を閉じることになる。

 無論コレで終わったわけではない。これからもテストは続ける必要が有るのだが。