失恋カフェアジア・オセアニア
種類 |
ショート
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担当 |
凪
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芸能 |
2Lv以上
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獣人 |
1Lv以上
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難度 |
やや難
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報酬 |
3.7万円
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参加人数 |
8人
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サポート |
0人
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期間 |
12/07〜12/11
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●本文
●失恋カフェ
とある所に一人のピエロが居た。
彼の名は『ポトフ』お笑い系の人だ。
そんな彼が最近失恋をした。
半年以上つきあっていた彼女に『私‥‥ビジュアル系が良いの』っと振られてしまったのだ。
そんなわけで失恋に落ち込む彼。
そんな彼を美味しい料理で慰めて上げるのがこの番組の企画である。
その名も『失恋カフェ』
彼はウェイトレスさんとかメイドさんが好きらしいのでそう言うコスチュームでたっぷりサービスして失恋の傷を癒して上げて欲しい。
ただし放送コードに引っかかるようなネタはやってはダメである。
一応お色気系でたらし込む、美味しい料理を食べさせて上げるなどの行為は可能。
ここで、彼のプロフィールについて説明しよう。
・身長175cmのイケメンだが、いつも顔はドーランメイクで真っ白。真っ赤なお鼻と黒ぶち眼鏡をを付けている。
・中肉中背の引き締まった体格だが、おなかにいつも詰め物をして、ウエスト120cmの背広を着こなしている。
・玉乗りと手品とジャグリングが彼の持ち芸。
・外出するときは常に上記の服装で出かける(デート含む)
・とても恥ずかしがり屋で、決して素顔を他人に見せることはない。
・胸の大きな娘が好き。
・可愛い娘のお尻を撫でるのが好き。(男女問わず)
・料理は甘い物が好き
・生ものは苦手
・女装している男の子も嫌いじゃない。
一番好感度の高かった人は後日、彼とデートをする権利が得られます。
コスチュームはこちらで用意しますので、好きな物を選んでください。
●リプレイ本文
●失恋カフェ
『ナレーション』
東京某所にある小さなカフェレストラン。その名も『失恋カフェ』。
失恋を経験した人がその痛手を癒すためのカフェである。
そんなカフェに今夜も一人の男性が訪れた。
彼の名はポトフ。最近彼女に触れてしまった男性である。
そんな彼を癒して上げるべく、若いアイドル達が立ち上がった。
「こんばんわ〜。宜しくお願いします」
カランカラン。っと音を立て扉がひらく。
カフェに入ってきたのは一人の男性。っとそのマネージャー。
マネージャの挨拶で入ってきたのは、顔をドーランで真っ白に染め、ゼブラ模様の大きな服に身を包んだ。これまた典型的なピエロと言った感じの男性。
彼は無言でくるりと一回転すると、右手を下に、左手を腰に、深々と頭を下げた。
「いらっしゃい。ポトフさん。さっこちらにどうぞニャ」
アヤカ(fa0075)がそう言って彼に席を譲る。
彼は無言だがオーバーリアクションでそれに受け答えをして席へと着いた。
どうやら口数は少ないらしい。
アヤカが彼のグラスにシャンパンを注ぐと、彼はそれを静かに飲み干した。
彼がアヤカに握手を求める。
アヤカもそれを受けて握手をする。
握手した手を離すと、離した場所からポンっとかすみ草の小さな花束が飛び出した。
彼はそれをアヤカに手渡す。彼お得意のマジックである。
「これ、猫美が作ったの。良かったら食べて〜」
そう言って、猫美(fa0587)がハート形のお菓子を用意する。
ストロベリーやラズベリーをちりばめた、お菓子である。
何故か猫美はメイド服に真っ白なドーランで顔を染め、鼻先を赤く染めていた。
メイド服で有るところを覗けば、メイクはポトフ氏と同様の物である。
ポトフ氏はオーバーリアクションでそれを喜び、大きな口でバクバクとそれを食べた。
愛情表現なのか、猫美の肩に手を回して、グッと引き寄せる。
天井に備え付けられているカメラに笑顔でVサインを送っている。
2つの白い顔が並び、なんとも不思議な光景である。
口の周りがジャムだらけに成っているポトフ氏。そんな彼の口元にナプキンを差し出す女性が居た。
楊・玲花(fa0642)である。
脇のスリットが深いチャイナドレスで中華ウェートレスらしく、ご奉仕している。
「Thx Lovely woman」
彼は小声で静かにつぶやいた。
「これ、あたしの手作りあるよ。是非ポトフさんに食べて欲しいある」
楊・玲花がそう言ってマンゴープリンを差し出す。
ポトフは大きなスプーンを片手にオーバーリアクションでそれを口に運んだ。
スプーンをくわえたままで、左手の人差し指と親指でまるを作る。
彼がにっこり微笑んで楊・玲花のスリットの中に右手を滑らせる。
スリットの中から手を戻すと。その手には青い薔薇が一輪握られていた。
彼はそれを楊・玲花にそっと差し出した。
アンナミラーズの様なふりふりの格好でアイリーン(fa1814)がポトフの給仕を務める。
オレンジ色の衣装、ミニスカートで、かがむとお尻が見えてしまうのが特徴である。
そんな彼女のお尻に手を伸ばすポトフ。
彼をオーバーリアクションで叩くアイリーン。ポトフもオーバーリアクションでそれを痛がる。
トークでの会話を予定していた彼女だが、彼は恐ろしいほどの無口。
代わりにオーバーリアクションでの行動でその心境を物語っているようである。
神代タテハ(fa1704)がそんな2人の掛け合いを見つめている。
彼女も色々ポトフのお話をして何とか彼を和ませて上げようと努力しているようだ。
ポトフはうんうん。と大きく首と縦に振ってそれに対応している。
ピールやワインが振る舞われて、大分回りに酔いが回ってきている様子。
すっかりお触りokなノリで食事と楽しむ一同。
森宮・千尋(fa1782)が手作りのアップルパイを差し出す。
ポトフがそれを喜んで口に運ぶ。
「甘いお料理が好きって聞いたからがんばって作ってみたんだけど‥‥美味しい?」
森宮・千尋のアップルパイを口に運び、にこやかに笑みを浮かべるポトフ。
事前の打ち合わせ通りに、泉 彩佳(fa1890)が、水の入ったピッチャーを勢いよくひっくり返す。
ポトフの衣装がずぶぬれに成る。
「まあ大変!早く洗わないとシミになっちゃう!!」
森宮・千尋の言われるままに、ポトフは奥の更衣室に連れて行かれる。
「本当はプレゼントとして後で渡す予定だったんですけど‥‥お水こぼしちゃってごめんなさい」
泉 彩佳がそう言ってポトフに新しい服を用意して手渡す。
今回の作戦ではポトフ氏の化粧を落として普段の服装に成って貰うのが狙いらしい。
だが、ポトフ氏はカメラの前で化粧を落としたり普段の姿になるのを基本的にいやがっている。
それでも2人は無理矢理に衣装を脱がせ、化粧を落とそうとする。
ポトフ氏はそんな2人を更衣室から追い出し、更衣室の内側から鍵をかけて閉じこもってしまった。
30分ほどしてから、更衣室の扉がひらく、出てきたのはポトフ氏ではなく。
神田 八助(fa2387) であった。
「彼、泣きながらでていきましたけど、何か有ったんスか?」
彼の言葉でふと我に返る一同。
彼を慰めなければ行けなかったのに、彼を改造する方に心が進んでいたことを、そしてそれが『今の状態じゃ全然ダメ』っと言う無言の圧力に成っていたことを。