サプライズパーティアジア・オセアニア
種類 |
ショート
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担当 |
凪
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芸能 |
2Lv以上
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獣人 |
1Lv以上
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難度 |
やや難
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報酬 |
1万円
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参加人数 |
8人
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サポート |
0人
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期間 |
12/28〜01/02
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●本文
●クリスマスのアイドル
クリスマス、いつの頃からか、恋人同時には無くては成らないイベント。
逆に独り身にはもの凄く寂しいイベントでもある。
芸能人もお正月に成るとハワイに行ったりなんかしてこの時期は何かと忙しかったりもするのだが、そんな中で独り身でサビシク日本に残るアイドルの姿が有った。
パパイヤ・パイン(♀)24才。アイドル生活10年‥‥来年で11年目に突入のベテランアイドルである。アイドルには色恋沙汰は御法度と言う昭和の教えをかたくなに守る律儀なアイドルで有るため、いまだに浮いた話一つ無い。
そんな彼女を真剣に見つめる一人の女性。バナナ・プリン(♀)16才。今年デビュー2年目の新人アイドルである。
「いつもお世話に成ってる先輩に‥‥コッソリ‥‥チョット遅れたクリスマスパーティをプレゼントしたいんです。同じアイドル仲間のみんな‥‥手を貸してください!」
そんな彼女のコッソリとした依頼である。
ちなみにパパイヤは派手好きなので、派手にお祝いして上げたいらしい。
場所はパパイヤのマンションで行うらいしので、そんなに無茶は出来ないが。
既に合い鍵は入手済みだそうである。
コッソリパーティの準備をしておいて、帰ってきたら驚かす手はずらしい。
時間まではプリンが連れ回すのでその間にパーティの準備と仮装をお願いします。
●リプレイ本文
●チョット遅れたクリスマスパーティ。
場所はパパイヤ・パインのお部屋。
時は12月28日夜。
合い鍵でお部屋に入るバナナ・プリン。
良く部屋の掃除を頼まれたりしているので鍵は持っているのである。
そしてケーキを部屋に置く。
そもそもなんで28日にクリスマスパーティするのか謎であるが、24日に仕事の入ってる彼女には仕方ない展開なのである。
今年も彼氏居なくて寂しそうだったし。
バナナ・プリンが甘い白ワインを用意する。
大海 結(fa0074)がせってとテーブルのセッティングをする。
アヤカ(fa0075)が大きなアップルパイをテーブルに置く。
陸 和磨(fa0453)がテーブルにグラスを並べる。
猫美(fa0587)が手作りのゼリーケーキをテーブルに用意する。
不破響夜(fa1236)と神代タテハ(fa1704)が部屋を飾り付けする。
風間由姫(fa2057)とフォーティア(fa2516)がサンドイッチや唐揚げ‥‥フライドポテト等を用意している。
深夜11時彼女のマンションの鍵が開く。
っと同時にパンパンと鳴るクラッカー。目を丸くするパパイヤ・パイン。
「パイン先輩。チョット遅いけど、メリークリスマス!」
バナナ・プリンがそう言ってパインを出迎える。
「今年はお仕事でお世話になりましたぁ。ネコミ達みんなの感謝の気持ちを込めて、少し遅いけれど、サプライズクリスマスパーティをしようと思ったのですぅ。ネコミはもっともっとパパイヤ先輩やみんなと仲良しになりたいのですぅ」
猫美が猫なで声でパパイヤ・パインにご挨拶。
「ありがとうみんな。優しいのね」
チョット涙目に成るパイン。
「泣いてなんか居ないわよ! 目が乾燥してるだけよ! ウチは防音だから少しくらい騒いでも大丈夫よ! ゆっくりして行きなさい!」
24畳のフローリングリビングにて、慎ましくも4日遅れてのクリスマスパーティが始まった。
元々楽器を演奏しても隣近所に迷惑がかからないようにと防音にしてあるのだが、こんな利点が発生したのは彼女の生涯で初めての事かも知れない。
マズは猫美が作ったケーキに入刀。
大きなハート型の苺味ゼリーに、生クリームや苺でデコレーションした特性ゼリーケーキである。ハート形なので切り分けるのが大変だが。それでもなんか良い感じである。
「よし! 私コレ!」
一番大きなケーキに手を付けるパパイヤ・パイン。
テレビ局では高飛車おねぇさまキャラであったが、家に帰るとずいぶんアットホームなのだろうか。
東京の外れに有る高級マンションでのんびり暮らすお嬢様と言う雰囲気である。
サンタのコスプレをした猫美パインのお酌をする。
それに合わせて浴びるようにワインを飲むパイン
「あの、コレ私からのクリスマスプレゼント」
アヤカがそう言ってパインにクリスマスプレゼント差し出す。
紙袋の中にはセクシーでアダルトなランジェリーが入っていた。しかも色はパインのパーソナルカラーの紫色である。
「まぁありがとう。サイズ良く分かったわね?」
そう言ってアスカの顔にほおずりするパイン。
既にワインを3本空けて、ケーキを楽しんでいる。かなり酔っぱらっている様だ。
「早速着替えてくるわね?」
いそいそと隣の部屋に消えたパイン。
5分ほどして、スケスケメッシュの紫のキャミソールとショーツ姿で登場する。
男性客の目線など全く気にしていないようだ。
まるで水に濡れたスケスケミニのワンピースの様な状況だが全く気にせずに席に着くパイン。
陸和磨がそんなパインの姿を見て視線を泳がせる。どうしても透けて形の分かる胸に目線が行ってしまうのだ。
「ベースが有れば何か演奏しましょうか?」
彼がそう言ってまごまごとパインに言葉を振る。
「メイプルでレスポールなら有るわよ? もらい物だけど」
そう言って彼女はベースを手渡す。
彼のベースに合わせて、不破響夜がジャズ風にアレンジされた歌を歌う。
「これはタテからのプレゼントだ! 受け取ってくれ!」
神代タテハがそう言って大きなクマのぬいぐるみを手渡した。
「まぁありがとう。今日から一緒に寝ることにするわ」
そう言ってタテハの頬にお礼のキスをする。
タテハは照れ笑いしながら、一緒にクリスマスソングを歌うことにした。
唐揚げやポテトなど油物が続いているが、案外サクサクと食事は弾む。
酒には油が良く合うのである。
「コレは私からのプレゼント♪」
そう言って風間由姫が黒いショールをプレゼントする。
シルクで出来た上物である。
「あの、コレはわたくしからのプレゼントです」
今度はフォーティアがプレゼントを差し出す。
中身は手編みのマフラーと手袋である。
「ありがとう。わぁ暖かいし。素敵」
透け透けキャミソール姿に毛糸の手袋とマフラー。それに肩にはショールと言う出で立ちに成ったが、特に彼女はそんな様子を気にすることも無かった。
その姿のままでくるりと回ってにっこり微笑む。彼女に皆拍手を送る。
「あら、5本目が空きました。6本目出してきます」
プリンのプレゼントは実はこのワインである。
パインが一番好きな貴腐ワインを沢山用意したのである。
「良いね君たち、おねぇさんは気に入ったぞ。おねぇさんがみんなにお寿司をご馳走しよう」
そう言ってどこぞに電話するパイン。こんな夜中に寿司の出前など‥‥っと思っていると、30分もすると寿司の出前が届く。
自らでようとするパインを押しトドメ。出前の寿司と‥‥北京ダックを受け取る。
‥‥何屋なんだろう‥‥っと言う疑問が全員の頭をよぎった。
特上寿司と摘みながら、北京ダックを頂く。皮だけでは無く、身まで食べられる特別製である。
「そう言えばなんで私だけ下着姿なの? あなた達も脱ぎなさいな? 私の下着貸して上げましょうか?」
突然の酔っぱらいの攻撃に、皆服を脱がされることになる。
結局おなか一杯に成ると、皆、眠気に襲われて寝てしまう。
フローリングでは眠れないと言うことで、彼女の寝室にご案内。数人がベットで、数人が毛布にくるまってカーペットの上でぬくぬく眠る事になる。
目が覚めるとみんな下着姿で身を寄せ合って眠っているという始末。
一番の目が覚めた男性約一名がとても困った顔でみんなが起きるのを待ちわびていた。