【AoS】チキンフラッグ南北アメリカ
種類 |
ショート
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担当 |
猫乃卵
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芸能 |
1Lv以上
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獣人 |
1Lv以上
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難度 |
易しい
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報酬 |
0.9万円
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参加人数 |
8人
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サポート |
0人
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期間 |
07/28〜08/01
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●本文
「は〜い! みんな、元気に夏バテしてるかな? 僕は肌を焼き過ぎて、シャワーを使う度に悲鳴あげてるよ! 近所迷惑かな?
え? それよりここはどこだって? ここは、芸能人水泳大会のエキシビジョンマッチが行われるプール施設の特設会場だよ! ほら見て! このでっかい飛び込み台! 今日の為に特別に作ったんだ。こんなにお金かけて大丈夫かな? 明日テレビ局の玄関に鍵がかかっていたら、みんなで僕を慰めてね?
では、おまちかねの競技の説明、いくよ? この飛び込み台は板の幅が3メートル、長さが5メートルもあって、板の先端にはゴムの棒がしっかりとくっ付けられてる。ビーチフラッグの要領で、この棒をどちらが先にしっかりと握るか、競うんだ! 気を付けてね。勢い付き過ぎるとプールにドボンだけど、慎重になり過ぎてスピード落とすと先を越されて負けちゃうぞ? 決着ついた後どちらも板の上に残っていたら、相手をプールに落とすのも楽しいね。高さは1メートルしかないから視聴者を楽しませる為に遠慮せずにドンドン落ちてね! 棒を先に握ると2ポイント、面白い落とされ方をすると1ポイント得点が入るよ。参加者8人で一本勝負のトーナメント戦をして優勝者を決めるんだ。最終順位はポイント数で決めるよ。
分かった? じゃ、君の挑戦を待ってるよ!」
●リプレイ本文
●まぁやvsカリン
「は〜い! まずは、1回戦第1試合。大神 真夜(fa4038)ヴァ〜サス、カリン・マーブル(fa2266)!」
真夜とカリンがスタート地点に立つ。
「まぁやは、レオタードタイプの競泳用水着で参戦だ。体のラインが良く出ているぞ! 対するカリンは白のビキニでグラマー・ボディをかろうじて覆っている! いきなり煩悩対決だ〜!」
「お色気担当には正直なりたくないのですが‥‥結果そうなる場合は仕方ありませんね。一応、ビキニの紐がゆるまないような細工はしていますが」
「‥‥私は、ハプニングは基本的に無いぞ」
「OK! ハプニング娘対決、それじゃ行ってみよう!」
二人は飛び込み台に足を向けてうつぶせになる。
「レディ‥‥、ゴー!」
同時に立ち上がりフラッグに向かってダッシュした二人だったが、スピードでは少しだけ真夜が勝っていた。ぎりぎりの所で滑り込みフラッグを掴んだ真夜は、上半身を板からはみ出させながらも何とか落下は防いだ。
「フラッグを掴んでの静止確認した! OK! まぁやの勝ち!」
●神さんvsアイリーン
「続いては、1回戦第2試合。片倉 神無(fa3678)ヴァ〜サス、アイリーン(fa1814)!」
アイリーンをエスコートしながら神無も登場。アイリーンはカメラに向かって笑顔で手を振り、投げキッスを飛ばす。
「おおっと! アメリカン・テイストのお二人だ〜! マフィアの正装スタイルを着こなす粋な神さんに、星条旗がデザインされたワンピースがまぶしいアイリーン! アメリカの明日を掴むのはどっちだ!」
二人は飛び込み台に足を向けてうつぶせになる。
「レディ‥‥、ゴー!」
スタートから全力疾走でフラッグに向かうアイリーンは、そのまま勢い良くフラッグに飛びついたが、腰の辺りまで板からはみ出してしまい前のめりにプールに落ちていった。後を追っていた神無がしっかりとフラッグを掴む。
「アイリーン、転落! 神さんの勝利!」
神無はプールサイドでアイリーンの手を取り、プールから上がるのを手伝った。
「神さんのこの紳士的な態度は、女性に対するパフォーマンスだと単純に言い切れるのであろうか〜」
●エルヴィvs璃卯
「次は、1回戦第3試合。エルヴィア(fa0095)ヴァ〜サス、剣橋璃卯(fa4051)!」
「今日のために、わざわざ白のビキニを新調したんだから、楽しまなきゃね〜」
「あら? お揃いね」
「奇しくも白のビキニ対決だ〜! 眩し過ぎる〜」
出番が来るまでプールの片隅でまたがって鼻歌を歌って遊んでいたドルフィン浮き輪を璃卯は片付ける。エルヴィはパレオを外した。
「試合開始だ!」
二人は飛び込み台に足を向けてうつぶせになる。
「レディ‥‥、ゴー!」
きわどい勝負ながらエルヴィアが先行した。璃卯は形勢逆転を狙って体当たりを仕掛けたが時既に遅し、エルヴィアは滑り込みを始めていた。勢い余った璃卯はあっさりエルヴィアを追い越した。璃卯は直ぐに大の字のポーズになり、派手な水しぶきを上げてプールに沈んでいった。
「璃卯、大丈夫か? 大の字のまま、うつ伏せで水面に浮いてきたぞ。大会初の死傷者発生か〜?」
璃卯は顔を上げて、笑顔でピースサインをした。
「もちろん大丈夫だ〜! エルヴィの勝利!」
●紫卯vsキョーカ
「1回戦最後は、剣橋紫卯(fa4052)ヴァ〜サス、森宮 恭香(fa0485)!」
「お手柔らかに、お願いします」
「落ち着いた雰囲気の紫卯と対照的に、キョーカは麦わら帽子を観客の方に投げて、ファイティングポーズだ〜! 熱く燃えているぞ〜」
その後、素に戻った恭香はお客から麦わら帽子を回収する。
「準備はいいか〜?」
二人は飛び込み台に足を向けてうつぶせになる。
「レディ‥‥、ゴー!」
よりスピードを出して走っている恭香が先行したまま、紫卯との距離を多少ながらも離す。その差を使って早めにブレーキをかけた恭香がフラッグへと飛び込んだ。
「最後は余裕を持ってフラッグを掴んだか〜? キョーカの勝利!」
「えい♪」
恭香が紫卯の体を両手で押してプールに落とすと、紫卯は水面に頭から突っ込んだ。プールに潜った紫卯は水中で髪をほどくと、髪を顔全体に張り付かせて浮上した。
「姉妹揃って水死体となるのか〜? 上がって来たぞ! 妹は幽霊となって生きて戻って来た〜! うらめしや〜!」
●まぁやvs神さん
恭香が観戦モードで神無に黄色い声援を送る。
「片倉さーん!頑張れ〜。それと全国の奥様方にサービススマイルをお願いしまーす!」
「お? 神さんに声援が飛んでるぞ。それでは行ってみよう! 準決勝第1試合、大神 真夜ヴァ〜サス、片倉 神無!」
二人は飛び込み台に足を向けてうつぶせになる。
「レディ‥‥、ゴー!」
走るスピードは真夜の方が上だった。徐々に差を広げていく。早めにブレーキをかけた真夜がフラッグを掴み停止する。
「余裕有ったか〜? まぁや、決勝進出!」
飛び込み台の上で二人の目が合う。神無は少し照れてる様だ。
「女性を落とすくらいなら‥‥、自分から真っ逆さまに飛び込む事にすらぁ」
にやりと笑って一礼する神無。前かがみになったその瞬間を真夜は見逃さなかった。ジャンプして両足で神無の頭を挟み、勢いを付けて神無をプールに投げ飛ばす。
「自分から〜!」
派手な水しぶきが上がる。
「フランケンシュタイナーで神さんを粉砕だ! 水に飛び込むいい男、片倉 神無ここで脱落〜!」
●エルヴィvsキョーカ
「準決勝第2試合は、エルヴィア、ヴァ〜サス、森宮 恭香!」
二人は飛び込み台に足を向けてうつぶせになる。
「レディ‥‥、ゴー!」
僅かに先行したのは恭香だった。限界ギリギリまで競り合いを続けた二人だったが、先行を続ける恭香が先にフラッグに手をかけて飛び込み台に身体を残す。わずか後ろを追っていたエルヴィアはスピードを落とさずフラッグの先取に挑み続けたが及ばず、プールへと落ちていった。
水面に仰向けで浮かぶエルヴィア。
「あーあ‥‥落ちちゃったわねぇ‥‥あぁ、水が気持ちいいわ。やっぱり夏はプールね」
「これは手に汗握る好勝負でした! 接戦を制したのは、キョーカ! という事で決勝戦は、まぁやとキョーカの対戦となりました〜!」
漂っていたエルヴィアは柔らかく頭にぶつかる物体の存在に気付く。
「これは、イルカの浮き輪?」
プールの片隅でドルフィン浮き輪を持って遊んでいる剣橋姉妹の物ではなさそうだ。
「それ、私の浮き輪なの‥‥」
恭香が照れながら答える。
●まぁやvsキョーカ
「ファ〜イナルバトル! 一人目は、カリン・マーブルと片倉 神無を下して決勝進出した大神 真夜だ〜!」
真夜は右手の拳を突き上げる。
「そしてもう一人は、剣橋紫卯とエルヴィアを下して勝ち上がった森宮 恭香だ〜!」
二人は握手すると、スタートの用意を始めた。
「では、行きます。レディ‥‥、ゴー!」
全力疾走する真夜に僅かに及ばない恭香が追走する。捨て身でフラッグに向かって飛び込んでいった真夜がフラッグを掴んだまま静止する。
真夜の背後からジャンプしてフラッグに飛びかかった恭香は、フラッグを取れぬまま飛び込み台を滑ってそのままの勢いで落ちていった。恭香は落ちる間際に一回転すると水面で待機していたドルフィン浮き輪もろ共沈み、浮かんできた。
恭香はガッツポーズで観客に応える。
「楽しかったからいいや♪ ありがとうございました!」
「優勝は、大神 真夜だ〜!」
真夜は勝利の喜びを体全体で表すと、ジャンプしてプールに飛び込んだ。
「そして、締めはまぁやのとんぼを切ってのダイブでした〜。まぁや、コングラッチュレーション!」
●順位発表
「勝利すると2ポイント、面白い落とされ方をすると1ポイントという計算で順位を付けさせていただきました。第1位はもちろん優勝者の大神 真夜さん。6ポイントです。第2位は森宮 恭香さん、4ポイントです。第3位は片倉 神無さん、フランケンシュタイナーが評価されての3ポイントです。第4位はエルヴィアさん、2ポイント。第5位は剣橋紫卯さん。落とされた際のパフォーマンスが評価されての1ポイントです。残るアイリーンさん、カリン・マーブルさん、剣橋璃卯さんが6位となりました。以上でイベントは終了致します。皆様のご協力・ご声援ありがとうございました。また合う日まで〜さよなら〜!」