ラジオ☆熱く語れ!アジア・オセアニア

種類 ショート
担当 小田切さほ
芸能 1Lv以上
獣人 フリー
難度 易しい
報酬 0.6万円
参加人数 8人
サポート 0人
期間 01/23〜01/25

●本文

 ラジオ番組「マニアなラジオ☆熱く語れ!」は、コアなリスナーを持つラジオ番組である。
 ちょっと癖のあるパーソナリティが担当していることもあって、トークのテーマもまた毎週、いちいちコアである。
 次週トークのテーマに「特撮」が取り上げられることになり、番組では特撮について熱く語ってくれる出演者を募集している。
 以下は、先週分の当該番組の、次回予告部分の抜粋である。
 出演者募集のかかっている回についての説明も兼ねているので、参照されたい。

†「マニアなラジオ☆熱く語れ!」より†
 皆様こんばんはぁ〜、今日もお届けしてまいりますラジオ番組「マニアなラジオ☆熱く語れ!」。パーソナリティはいつものように、わったくし「大田桐さわ」でございまぁす。
 さて、来週の番組のテーマが決まりましたのでお知らせしてまいります。
 次週の「熱く語れ!」のテーマは「特撮」でございます。
 「特撮」、と聞いただけで、こうカーッと熱くなるリスナーの方も多いのではないでしょうか。
 ヒーローといえば特撮ですしねー。ヒーローといえば憧れですしねー。んーふふふ。
 わったくし大田桐もですね、特撮ヒーローなんか見てますとですね、もぉ〜こーゆー強い殿方に守られたーい♪ みたいなですね、乙女心が刺激されます、んっふっふっ。
 あら、ガラスの向こうでスタッフが鳥肌立ててますね。
 どうしたんでしょう、寒いんですか。違いますか、そうですか。
 とゆーわけで来週は「特撮について熱いこだわりを持つ方々」をゲストにお迎えして、いろんなお話をうかがいたいと思いまっすぅ。
 どんなゲストが来るか、まだ秘密でございま〜す。ん〜ふふふ。
 わったくしも「戦隊ヒーローのリーダーは赤でなくてもよいのか」「特撮ヒロインはミニスカたるべきか否か」といった、特撮マニアにはたまらない、世間一般ピープルにはどうでもいい話題についてですね、じっくりとゲストの皆さんと語りたいと思いまっすぅ。
 なおかつその合間に、わったくし大田桐がぁ、ゲストの皆さんに熱く激しくツッコミを入れていきたいと思いまっす☆ 思わぬ爆弾発言がポロリかもですよー。んっふふふ。
 この「熱く語れ!」では毎週ゲストの皆さんにおやつとお茶を用意していますが、来週のおやつはですね、わったくし大田桐の手作りチーズケーキ(スフレタイプ)でございま〜す。
 でもお茶はいつも変わらず「ほうじ茶」だったりするんですけどねーんーふふふ。
 ともあれ熱いトーク、ポロリトークをおっ楽しみにぃ〜☆

†補足資料〜大田桐さわパーソナルデータ†
 年齢不詳、性別女性。マニアな雑学知識を誇るラジオパーソナリティ。雑学のうちには、芸能人のプライバシー情報も含まれるらしい。
「ところで恋人さんは業界の人ですかぁ?」といったプライベートがぶり寄り質問をなにげに‥‥たいてい脈絡なく(ときどき脈絡なく話が飛ぶのも彼女の話術の特徴の一つである。いいのかラジオやってて)‥‥話の途中に挟み込むので、つっこまれると困る方はプロデューサーに事前にお伝え下さい。
 ちなみに本人はたぶん実年齢よりだいぶ若く見えるらしいですが「お若く見えますね」と褒められると「じゃ実際には若くないってことですね」と激しくひねくれますのでその点だけ気を使ってやってください。
 まあそういうわけで、プレイングには「特撮について特に語りたいこと」と、
 字数に余裕がありましたら大田桐女史につっこまれてもいい範囲のプライベートなことなどお書き下さい。チーズケーキは多分、普通に美味いと思いますよ。

●今回の参加者

 fa0361 白鳥沢 優雅(18歳・♂・小鳥)
 fa0791 美角やよい(20歳・♀・牛)
 fa2484 由里・東吾(21歳・♂・一角獣)
 fa2683 織石 フルア(20歳・♀・狐)
 fa3742 倉橋 羊(15歳・♂・ハムスター)
 fa4882 ヒカル・ランスロット(13歳・♀・豹)
 fa4940 雪城かおる(23歳・♀・猫)
 fa5113 豊田せりか(16歳・♀・犬)

●リプレイ本文

● ゲスト紹介と特撮のお仕事☆談義
 さて今日もやってまいりました、大田桐さわの「マニアなラジオ☆熱く語れ!」本日のテーマは「特撮」でございます。ゲストの方々を紹介します。
 お一人目、唯一の少年ゲスト! 倉橋 羊(fa3742)君です。こんばんはー。緊張してますか?
「こんばんは‥‥はっはい、演技以外でしゃべるの初めてなんですー」
 んーっいいですね少年の「初めて」って。いや深い意味はありません☆ んっふふふ。
 声でお気づきの方もいるでしょうが、あの「奏デ歌ウ想イ」の灯君ですよー。
 灯君ファンの皆様には残念ながら「奏デ」最新作には出演されないんですよね?
「はいー。ぼくもほんとに残念だったんですけどー、ちょっと都合がつかなくて‥‥でも次回以降にはまた熱く! 炎で戦いたいですー! 楽しみにしてくださーい!」
 あらー椅子の上に立ち上がって熱く番宣してくれてますねー。でもあの、次のゲストの紹介が。ちょっと座っていただけますかー? 座って下さい。座りなさい。座れちゅうとんのじゃゴルア!! おすわり! お手!! よしっ調教成功。ゲスト紹介に戻りまっす。
 スーツアクターの美角やよい(fa0791)さんです。
「こんばんはっ♪」
 見たところかわいらしいお嬢さんなのですけど、「鉄巨神ビッグアイアン」の敵ロボット「プレッシャー」の中の人だったとか。あの、スーツアクターの方って暑いでしょう? 男性だとパンツ一丁で演じてらっしゃることもあるそうなんですが、美角さんはやはりビキニか何かで?
「えーと私は‥‥って、それ聞いてどうするの」
 いえ単なる探究心です。忘れてください。えー美角さんは、「魔弾戦士HAGANE」では女優として演技もされてますね。「ビッグアイアン」のようなロボットの動きを表現するのと女優の演技ではどちらが難しいですか?
「そうだな‥‥どっちもやりやすいってことはないね‥‥ビッグアイアンは、男優さんと二人組で呼吸を合わせて動かないといけなかったしその上でロボットらしい動きを求められるわけだからすごい苦労はしたけど‥‥ね。でも女優も楽かっていうとそうでもないんだ。第一、私いまいちビジュアルに自信持てなくて‥‥」
 いーえー、おめめクリクリで十分キュートな方ですよー。ではこの番組で美角さんの彼氏になってくださる方を募集致します。ヨッシャ俺の胸に飛び込んで来いー! な男性はEメールまたはファックスで写真と履歴書を添えてあっ何をするんですかブハア!
「勝手に彼氏募集しないでくださいっ!! 姉に何言われるかっ」
 そうですか。では気を取り直して次のゲスト、由里・東吾(fa2484)さんですー。
「こんばんは。本業は空間デザイナーの由里です。舞台美術から店舗デザインまで幅広く手がけてます」
 んまー、メガネ男子キター!! 秀才系の男前です。裏方にしとくの勿体ないですね。まま、チーズケーキをどうぞ‥‥ってあら? チーズケーキお嫌いですか? 
「いや、おいしく頂いているが‥‥」
 えっでもなんか今にらまれたような気が‥‥
「‥‥そういう目なのだ。気にしないでくれ」
 ‥‥触れてはいけない何かに触れてしまったようです。もとい。由里さんが現在の職業を選ばれたのは、どんなきっかけからだったんでしょうか?
「やはり子供のころに見た特撮が原体験だな。テレビの中で動く巨大怪獣やヒーローが全部作り物だと知った時には、幻滅するよりも『ならば自分が作りたい』とむしろ思いをかきたてられたね」
 最近は何でもCG合成っていう風潮もありますが、その辺りはどう思われます?
「経費削減には良いかもしれないが全部CGでは味気ない。かといってマペットや着ぐるみばかりだとお金がかかってしまうが‥‥上手にCGと織り交ぜてゆくバランスが必要だと思う」
 由里さんの最近のお仕事だと「恐竜特務隊ダイノーツ」が好例ですね?
「うん、クリーチャーのマペットとCG両方を担当したんだが、どちらに偏ってもあのクリーチャーの不気味さは出し切れなかったと思うね。ウミグモの動きを参考にしたのは我ながら会心の出来だ」
 そうですねー。キモかったですよあれは。夢に見ました。でも今夜からは由里さんを夢に見たいと思いまっす☆ うふ。
「風邪引いたかな‥‥さ、寒気が」
 4人目のゲストは織石 フルア(fa2683)さんですー。主に、舞台関係の音響を担当されています。
「こんばんは」
 ラジオでは残念ながらリスナーの皆さんにはお見せできませんが、クォーターだけあって水色の瞳が印象的な方です。しかし若いのに落ち着いた方ですねー。織石さんは最近ではあのヘラルト・リヒタ監督の舞台で‥‥
「ずずず」
 もしもし。ほうじ茶飲むしぐさが板につきすぎですよ。
「失礼。ほうじ茶に限らず日本茶全般は好物なので」
 お茶請けにご自分で漬けた梅干を持参なさっている織石さんです。あの、お茶好きはわかるんですけども、その若さで婆さんが縁側でお茶しばいてるようなマッタリ感を醸すのやめていただけますか。後ほどたっぷりと特撮に対する思い入れを語っていただきましょう。
 5人目のゲスト、女優のヒカル・ランスロット(fa4882)さんです!
「こんばんは、よろしくお願いします」
 かわいい声ですねー。そういえばヒカルさんは声優としてもご活躍ですね。まずは女番長に呼び出された時の感想からうかがってみましょう。
「呼び出されてないですよ! ほんとにドキドキしたけど大丈夫でしたからっ」
 そうでしたか。失礼しました。では6人目のゲストです。清く正しく美しく、少女歌劇団女優の雪城かおる(fa4940)さんでーす!
「こんばんは。特撮関連の仕事はあまり経験ありませんが、視聴者としての立場からも意見を述べさせていただきます」
 まー礼儀正しいですね。さすがでっす☆ ほうじ茶飲む時のしぐさもなんだか裏千家です。
 最後にご紹介しますゲストは、体操のお姉さん、豊田せりか(fa5113)さんです。
「こんばんは。特撮あまり見てないし、どこまでついていけるかわかんないけど、がんばるよ〜」
 すいません、この番組ではマニアじゃない人を居残り説教する掟があるんですよ。
「えっ? そうなの?」
 本日の説教部屋行きが決定したところで、いよいよディープな特撮語りに移りたいと思いまっす☆

● 戦隊話は熱く激しく☆
 でーはー。まずは最近の戦隊ものについて語って頂きましょう。戦隊のリーダーは「赤」たるべきか否かについて、美角さんはいかがですか?
「うん、やっぱり断然赤だね。赤ってなんかこうグッとひきつけられるものがある。私なんて子供のころの戦隊ごっこで、男の子押しのけてレッド演ったりしたね」
 えっ。ピンクには興味なしですか?
「うん。ピンクは男の子に押し付けたけど何か?」
 むむ、幼くして逆転プレイに目覚めるとは。大田桐尊敬します。
「ちょっ、何、そんな意味づけはいらな」
「赤というと熱血リーダーのイメージだな。美角さんには合ってるかも」
 織石さん、ナイスフォローです。ところで、戦隊ものの赤い人の武器といえば炎が基本ですが、倉橋君の演じる灯くんも炎属性ですよね? 「奏デ戦隊想ウンジャー」の。
「あっはい、『奏デ』で使う炎って全部本物なんですよー。特に攻撃シーンとかちょー走らされてて‥‥えっ? なんか番組名違ってませんでした‥‥??」
 細かいことを気にする美少年はまた調教されますよ。収録の際、特殊効果の炎の火の粉で髪の毛が焦げても演技を続けたとか?
「はいっ。脚本にホレてますので台無しにしたくなかったんですー。それに現場の空気がとても良いので、頑張れるですー! ‥‥毎回痩せるですけど‥‥」
 演じておられる役は結構俺様マイペースですけども、ご自分と違うキャラを演じるのはどうですか?
「それもやっぱり現場の皆さんに毎回助けられてる感じですー。いつもありがとうございます、皆さーん!」
 そういえば倉橋君は中国語ぺらぺらのバイリンガルなんですよね。これからも国際俳優として成長してください。困ったときにはいつでも大田桐が調教してあげます。
「‥‥ちょ、調教はいいですー‥‥」
 ところで女の園、歌劇団ご出身の雪城さんとしては戦隊もののリーダーがほぼ常に男性というのはいかがなんでしょうか?
「固定する必要はないと思いますね。放映された戦隊ものを調べても女性がリーダーでしかも白だった例もあります。なかなか凛々しいヒロインでした」
 では、もし雪城さんが戦隊リーダー役をオファーされたら、引き受けますか?
「そうですね‥‥やってみたいです。歌劇団の振り付けの指導に特撮番組の殺陣の先生が来たことがあったのですが、とても真剣で真摯に打ち込んでいる方でした。派手な動きだけでなく、静かに構えているときの指先に至るまでの細かいところまで決して妥協しないんですよ。そういうわけで、実はアクションにも憧れています」
 おっと、これはドキドキ! 雪城さんの特撮出演に期待ですね。やはりそのときはミニスカで?
「いえ、動きやすさならショートパンツで十分なはずです」
 そうですか。今、全国の男性リスナーのガックーッとうなだれる姿が目に浮かびました。
 しかし雪城さん、インド系ハーフということでエキゾチックな顔立ちをされていますので、クールさと相まってさぞかし神秘的かつ凛々しいヒロインになるのではないでしょうか。
 えーと、では男性陣の意見も伺ってみましょう。由里さんは戦隊ものは男性リーダーたるべきとお考えですか?
「いや、先ほどの雪城さんの意見を伺って思い出したんだが、そういえば白の女性リーダーという戦隊ものもあったんだな。しかし‥‥一ファンの視点から言うと、赤の熱血リーダーという位置づけは変えてほしくないと思う」
 あ、織石さんが深くうなずいておられますねー。同感ですか?
「うん、出来れば赤だけは変わらないで欲しいな。過去の戦隊ものって青がクールな美形、黄色が力持ちでピンクが紅一点、緑は子供キャラという、色による明確なキャラ分けがあったんだ。最近ほとんどそれが当てはまらなくなってきたけどね。でも赤が熱血リーダーだと何か安心できる」
「まさに同意見だ。赤は基本的に男の子の憧れだしな。もっとも俺は、子供時代の戦隊ごっこでは目つきのせいか悪役か良くても黒だったが‥‥」
 いやー、わったくしの見たところ由里さんにはクールな切れ者のブルーというのも似合いそうですけどね。
 それはともかく由里さん織石さんの意見が合致しましたね。ってことでカップル成立!!
「なんでやねん!! 」
 お二人同時にツッコミありがとうございました。色の話に関していえば、最近の戦隊では黄色が「おてんばキャラ」の位置になってたりしますね。
「はいっ。私は、もちろんイエローがいい♪」
 ヒカルさんなら、おてんばイエロー似合いそうですね。
「はい。で、オチ担当っていうことが多いから良いのよね。戦いの中での癒しの役割みたいな感じで」
 あー、なるほど。そういえばヒカルさんもどちらかといえば癒し系ですね。今からミニスカキックを鍛えておいてください。できればひざ上二十センチ厳守で。
「えっ‥‥? に、にじゅっせんち!? あのー、特撮ヒロインのミニスカってやっぱり育児中のパパへのサービスなのかなあ? 一週間お疲れ様っていう」
 そういう面もあるかもですね。しかも常にぎりぎりの線をキープしつつモロ見えはないというのは高度なカメラワークの賜物ですね。 逆に女性側からの視点で言わせてもらえば、キャストが初期のアニキタイプから美形男性キャストへ移行しつつあるのはやはり癒されますよね、織石さん?
「うん、やはり子供番組を子供と見るのは母親だから、そういった層を取り込む対策かと思われるが‥‥心なしか男性キャスト同士の友情を強調しすぎる面もあり、よからぬ想像を誘われる女性も多いようだな」
 織石さん、それはもしや攻めな赤に強気受けの黒とかそういうスタンスでしょうか。
「リバーシブルもありだ」
 ‥‥伊勢屋、おぬしも悪よのぉ。んっふっふふ。
「いえ、お代官様には叶いませぬよ。クックックック‥‥って何を言わせる!」
 フォッフォッフォッ。
「あのー、ちょっといいかな」
 むっ上様! ‥‥もとい、美角さん、ご意見をどうぞ。
「私は美形キャストの絡みよりもやはり熱い正義の戦いを見たいと思う」
 そうですか。まあ大田桐個人としても黄色がカレー好きの九州男児という初期設定も捨てがたいんですけどね。
「えっそれは昭和の、戦隊ものの初代のことか‥‥!?」
 って由里さん。今、リアルタイムで見てたのかなーとか想像しましたね。今回は大目に見ますが次から大田桐の年齢をにおわせるような言動は「大田桐エルボー」で制裁しますので。ところで豊田さんは独特の視点から変身後のヒロインを観察しておられるそうですね。
「時折見る女の子のシーンが不自然なのがたまぁにあるんだよね〜。女の子がスーツアクターじゃないときのシーンでのアクションは、流石にね〜」
 なるほど新体操をされていた豊田さんならではの視点という感じですね。
 さて名残はつきませんがこの番組も終わりに近づきました。生贄、じゃなかったゲストの皆さん楽しいトークをありがとうございました。ではお約束どおり豊田さんは説教部屋に残ってください。
「じょ、冗談でしょ!?」
 それでは次回の「マニアなラジオ」の時間までさようならー!
「きゃあー!」
 ガコーン(謎の開閉音)。