プロレスマッチKINGアジア・オセアニア
種類 |
ショート
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担当 |
雪端為成
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芸能 |
2Lv以上
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獣人 |
2Lv以上
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難度 |
普通
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報酬 |
3万円
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参加人数 |
8人
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サポート |
0人
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期間 |
09/27〜10/01
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●本文
【プロレスマッチKING 参加者募集】
>ルール
・<<男子限定>>
・体重制限なしのフリーウェイト制。
・ナックルパート(正拳)での殴打は禁止。
・頭髪・コスチュームを掴むことの禁止。
・金的等の急所攻撃・目潰しの禁止。
・鼻を掴む・鼻、口に指を入れる・耳を引っ張る・噛み付く等の危険行為は禁止。
・ロープブレイクあり。
・試合判定はドクターストップ・ギブアップ・ピンフォール・ノックアウト・反則。
・ピンフォールとは競技者の両肩がマットについた状態で3カウントのこととする。
・ノックアウトとは戦闘不能状態で10カウントのこととする。
>注意事項
・異種格闘技戦ではなく全員プロレスラーとしての参加してください。
・シングルマッチ・もしくはタッグマッチで
3名以上によるバトルロイヤル形式でのマッチも、試合組み合わせに端数が出た場合のみ許可。
●補足
・セコンドや解説者やラウンドガールとして参加することも可能です。
しかし、その場合選手よりは画面に映る可能性がぐっと減ることは了承いただきます。
なので可能ならば対戦を行ってください。
・ショー要素もありですが、基本は真正面からのぶつかり合いです。
お互いの精神力と体力の削りあい、真剣で本物のプロレスが期待されています。
・サポート参加者は依頼期間、初日のみの登場となります。
審判や解説、ラウンドガールなど全体に関わる行動をとることは出来ません。
・対戦相手が欠場、もしくは参加者に端数が出た場合リザーバー選手との対戦を行います。
リザーバーは、団体『BEAST CAGE』より参戦の予定。
●リプレイ本文
●第一試合 ヘルタイガー・シン(fa4328)VS黒崎・幸次郎(fa2964)
リングの上でマイクを手にしているのは黒崎だ。
「今日の試合の相手は前回、僕たち私たちの醍醐くんを血祭にあげたヘルタイガーだ」
毎度おなじみマイクパフォーマンス、朗々と敵に宣戦布告である。
「コージファンのレディーたちは、あらかじめハンカチーフのご用意をお忘れなく」
と、締めくくったところで対戦相手の入場。意に関せずとばかりに威嚇しながらシンはふてぶてしい態度を崩さない。
両者がリングにそろうとゴングが響く。そして一番手を飾る技の対決が始まるのだった。
開始と同時に、双方がっちり組み合う。ぎりぎりと力の攻防、体力でまさるシンが有利かと見えた瞬間。
動いたのは黒崎、内股への蹴りからフライングメイヤー気味の首投げ。
しかし倒れたシンも即座に起き上がると今度はロックアップで組み合う2人。
今度は力押しでシンが首四つで圧し勝ち、強烈な首投げ。
そのまま、相手の両腕を背後から決めて波乗り固めが決まる。
別名サーフボードストレッチ、しかし黒崎は転がってなんとか解いて、逆に反撃の脇固めだ。
再び距離をとる両者、ロープを使ってシンがショルダータックルを決めれば、派手に受身を取る黒崎。
すぐさま跳ね起きると、飛び込んで華麗なローリングソバット。
そしてその攻撃が決まると、シンはがばと顔を上げて黒崎をにらみ付ける!
強烈なショルダータックルで黒崎を吹き飛ばすシン、そのまま蹴転がすと場外へと移動。
そこでシンは椅子を取って強打強打強打!
ふらつく黒崎をつかんで鉄柵に走らせて激突! さらに追いすがって蹴り蹴り蹴り!
さすがのこの攻撃には黒崎もたじたじ、あわてて距離をとると大きく観客にもアピールする。
声援とシンへのブーイング、しかしシンは酷薄な笑みを浮かべて平気な顔。
額に滲む流血を拭いながら黒崎がリングへと戻ると、再び攻防はリングへと移るのだった。
べろりと舌を出して嘲笑するシン、その挑発を良しとせず黒崎は強烈なトペ・レベルサ。
側転して勢いのついた強烈なエルボーがシンに直撃するが、その一撃を受けてなおシンは反撃の拳の一撃!
いきなりの反撃攻撃にたじろぐ黒崎。その隙を逃さずシンはエルボーの連打。
そして倒れた黒崎をうつぶせに返すとシンは左手を足で挟み込んで背後からフェイスロック!
ロープに手が届かない黒崎、流血で体力が奪われた黒崎は無念ながらタップするしかないのだった。
ラフファイトながら強さを見せ付けたシン。正統の攻めを貫いた黒崎。
両者に拍手と声援が送られ、第一試合は幕を閉じるのだった。
●第二試合 ドン・ドラコ(fa2594)VS平山・粋(fa4530)
「あたしのサムライ・ソウルに勝てるかしら?」
手に火縄銃を持った足軽姿はドラコ、銃声が響かせつつ口からは毒霧を噴出しての登場だ。
対する平山、サングラスと革ジャンという渋い格好で登場だ。
眼光鋭くお互いをにらみつける両者、双方堂々たる巨躯同士。その激突に会場は盛り上がっているようだ。
そしてゴング、二番目の試合は豪快な波乱を感じさせる静けさから始まった。
手を大きく広げて手四つを誘いかける平山。ドラコはそれに応じて組み合うために手を差し出す。
その瞬間、平山は一歩踏み込んみドラコの腕を取る。そのままハンマーロックでねじり上げる。
背後を取った平山、しばらくひねって突き放し、背中に強烈なケンカキックを一閃。
正面からリングにたたきつけられるドラコ、しかし体力に優れるドラコはすぐに起き上がるとリング中央で対峙。
今度はがっちり組み合うと双方一歩も譲らない。
しかし今度も先手を打ったのは平山、にらみつけていたかと思ったらなんと至近距離での強烈な頭突き!
これにはドラコもぐらりとよろめく。しかし組み合ったままドラコも反撃の頭突き!
そしてドラコはふらついた平山を突き倒すと、そのままスピニングトーホールド。
相手の足を内側に巻き込み回転で威力を上げる強烈な技に平山も悶絶。
ロープには遠くこれまでかと思われたそのとき、平山は決死のラフプレー。
真下からドラコをけりつけて強引な脱出、しかし立ち上がった平山はその足へのダメージが深刻であった。
しかし平山は足を踏みしめて強引なラリアート、それを受けて背中からたたきつけられるドラコ。
さらに追い討ちのトマホークチョップ、そして平山はとどめとばかりにコーナーに上ってダイビングのトマホーク!
しかし、じつは余力を残していたドラコ。トマホークチョップを回避すると再び、足を取ってスピニングトーホールド。
そしてそこから足四の字へと移行。ダメージが蓄積した両足でその技を返すことできず平山はギブアップするのであった。
「ドラゴン・ファイヤー!」
赤い毒霧を吐いて勝利の雄叫びを上げるドラコ。
「おたく、なかなかやるじゃないかよ」
平山はドラコを認め、これにはファンたちがドラコが平山が属する怜狼会への誘いの布石かと沸き返る。
こうして意外にも技巧の対戦となった第二戦は幕を下ろすのだった。
●第三試合 五条和尚(fa0360)VS醍醐・千太郎(fa2748)
試合も佳境の第三試合、足袋と袴姿の五条と対戦するのは醍醐だ。
お互いに言葉は無用とばかりに早速ゴング。円弧を描いて移動しながら対峙する二人であった。
先に攻め込んだのは五条だ。手四つを誘ってのドロップキックで不意をついて醍醐をロープまで交代させる。
即座に五条は横に回りこんで腕を取ってリストロック。そしてそのまま足を蹴りおろす。
どうやら五条は足を攻める戦術のようだ。
しかし決定打に欠ける、それは技の連携が取れないせいだ。
ジャイアントバックブリーカーは身長で劣るため不発、体力で勝る醍醐はなかなか倒れないため足への決定打も出せない。
そして、コブラクラッチ。これは豪腕を誇る醍醐にはなかなかかからない!
そして攻めあぐねる五条に対して、醍醐は近距離からラリアート一閃! 吹っ飛んで倒れる五条。
「俺が倒せるかっ!」
吼える醍醐、ローキックやチョップで応戦する醍醐だが受けきられ、コーナーに追い込まれてしまう五条。
そのままコーナーの五条に向かって強烈なチョップ!
一撃で真っ赤になる五条の胸、しかし醍醐はそのままチョップの嵐、さらにランニングで一撃!
その連打には五条もぐったり、そこで醍醐はなんとそこからぶっこぬきのデッドリードライブ!
むしろコーナーから反転してのボディスラムといったほうがいいかもしれないが、このありえない技に場内が沸く。
このまま決着かと思われたそのとき。
息を吹き返したかのように俊敏に動く五条、なんと倒れた上体からかにバサミで醍醐を倒す。
そして狙うのは首四の字‥‥しかしこれも醍醐との体格さでかからない!
振りほどいた醍醐、そのまま相手の頭をアイアンクローでつかみ上げると、そのままたたきつける!
このリバース式ベアータッチでそのままピンフォール。五条は返せずスリーカウントを聞くことになるのであった。
「もうすぐタイトルができるそうじゃないか。そしたら俺がタイトル獲って、ベルトの価値を上げまくってやるよ」
汗にぬれたままマイクを取ってそう、明言する醍醐。
リングでの実力を見せ付けた後のその発言に、場内が大きく盛り上がるのであった。
●最終試合 新堂 将貴(fa0536)VSSIGMA(fa0728)
技を出させて勝つと豪語するのはTFE代表の新堂。
対するシグマはいつもどおりのロックでの入場、会場も盛り上がっているなか最後の試合に期待が高まっている。
双方リングでは静かに握手、そしてゴングが鳴り響き、最後の戦いが始まった!
開始早々、シグマを捕まえた新堂はロープへと走らせる。
戻ってくるシグマ、それを新堂はラリアートで迎撃! しかしシグマは受身をとって攻守逆転、
自らロープで加速したシグマはそのままフライングネックブリーカードロップで反撃。
シグマが飛びつき式のDDTをかませば、新堂は反撃の強烈なミドルキックの連打で反撃。
一進一退の攻防が続き、会場が盛り上がったところで、シグマが一気に攻めに出た。
ロープからのバックフリップからフライングエルボーで新堂の態勢を崩したところで、フランケンシュタイナー!
しかしこれは新堂の誘いであった。相手の両足が首にかかった瞬間、新堂はシグマの腰をクラッチ。
強靭な背筋でシグマを支えるとそのまま持ち上げてパワーボム!!
これで、一気に新堂有利かと思えたのだが、やすやすとやられるシグマではない。
飛びつき式のエルボーやミサイルキックで縦横無尽に打撃を繰り出して新堂を牽制するシグマ。
しかし、新堂はシグマのエルボーを一歩前に出てキャッチ! そのまま背後に回りこむときれいにジャーマン一閃!!
打撃の連打を投げの重さでひっくり返す勝負の軍配は新堂に上がった。
新堂はそのままクロスヒールホールド! 相手の足を交差させ、アキレス腱を締め上げつつヒールホールドだ。
軽量選手の持ち味である足、その足を強烈に痛めつけられたシグマ。
これには反撃むなしく戦力ダウン。
なんとかロープで命脈をつないだシグマは最後の攻めに。ハンマースローから飛びつきのエルボー。
新堂を倒して、そこに必殺のサンダーバードを狙ったのだが、いためた足がスピードを奪っていた。
新堂はサンダーバードを回避、自爆したシグマを起こすと強烈なキャプチュードバスター!
まっ逆さまに投げ落とされたシグマはそのままスリーカウントを聞くのであった。
これにて全4試合が終了。
タイトルが設立されるとの話や、他団体の参入など盛り上がりをみせる昨今。
その盛り上がりにふさわしい熱気ある試合は、大盛況のうちに幕を閉じるのであった。