プロレスマッチQUEEN２アジア・オセアニア
| 種類 | ショート |
|---|---|
| 担当 | 雪端為成 |
| 芸能 | 1Lv以上 |
| 獣人 | 1Lv以上 |
| 難度 | 普通 |
| 報酬 | 1万円 |
| 参加人数 | 8人 |
| サポート | 0人 |
| 期間 | 10/14〜10/18 |
●本文
【プロレスマッチＱＵＥＥＮ 参加者募集】＞ルール
・＜＜女子限定＞＞
・体重制限なしのフリーウェイト制。
・ナックルパート（正拳）での殴打は禁止。
・頭髪・コスチュームを掴むことの禁止。
・金的等の急所攻撃・目潰しの禁止。
・鼻を掴む・鼻、口に指を入れる・耳を引っ張る・噛み付く等の危険行為は禁止。
・ロープブレイクあり。
・試合判定はドクターストップ・ギブアップ・ピンフォール・ノックアウト・反則。
・ピンフォールとは競技者の両肩がマットについた状態で３カウントのこととする。
・ノックアウトとは戦闘不能状態で１０カウントのこととする。
＞注意事項
・異種格闘技戦ではなく全員プロレスラーとしての参加してください。
・シングルマッチ・もしくはタッグマッチで
３名以上によるバトルロイヤル形式でのマッチも、試合組み合わせに端数が出た場合のみ許可。
●補足
・セコンドや解説者やラウンドガールとして参加することも可能です。
しかし、その場合選手よりは画面に映る可能性がぐっと減ることは了承いただきます。
なので可能ならば対戦を行ってください。
・ショー要素もありですが、基本は真正面からのぶつかり合いです。
お互いの精神力と体力の削りあい、真剣で本物のプロレスが期待されています。
・サポート参加者は依頼期間、初日のみの登場となります。
審判や解説、ラウンドガールなど全体に関わる行動をとることは出来ません。
・対戦相手が欠場、もしくは参加者に端数が出た場合リザーバー選手との対戦を行います。
リザーバーは、団体『ＢＥＡＳＴ ＣＡＧＥ』より参戦の予定。
●リプレイ本文
●第一試合 滝川・水那（fa0836）ＶＳ大神 真夜（fa4038）身分はあくまでも練習生だが鮮やかに第一試合を飾るのはミナ。
青のブーツに両手両膝のサポーター、スカイブルーのレオタードと白い上着が鮮やかなコントラストだ。
ミナは黒髪をぎゅっとポニーテールにして対戦相手を待つと相手は古武道の装束で現れた。
総合ならば、相手に見せ場を作る様なまねをせずに、勝ちを狙うんだがな」
今回はプロレスを舞台に試合で魅せる予定なのか、真夜は薄く笑みを浮かべるのだった。
双方が揃いいよいよゴングが鳴り響く！
ミナがリング中央に進むと手をあげて手四つを誘う。そしてそれに乗る真夜。
がっしりと組み合い力比べになるかと思ったのだが、そこは真夜が一枚上手。
組み合うと見せた瞬間、片手を取ってそのまま捻りあげる。
腕にあわせて回転を余儀なくさせられるミナ。そのミナを真夜はそのまま腕を取って投げる！
しかしここで追撃しない真夜。グラウンドを警戒してリング中央へ。
漸く立ち上がったミナ、リングの端から中央の真夜へと飛び込んでのドロップキック！
体重の乗った一撃で真夜は受身を取りながら後ろに吹き飛ばされる。
続いてロープの反動を利用してミナがクローズラインを見舞えば、真夜も反撃。
ラリアットをかわして、相手の体を捉えるとそのまま腰投げで見事に投げ飛ばす。
真夜がミナのタックルを受け止めて、そこから首投げでフッ飛ばせばミナもきっちり反撃。
真夜の低空タックルを受け止めて体格の差を生かした強引なパワーボム！
一進一退の攻防が続き、試合はいよいよ佳境、双方大技が飛び出すクライマックスへ。
真夜は掌打で顎をカチ上げつつ、足をかけてなぎ倒す古武道らしい投げ。
しかしミナは顎への一撃を掴みながら、なんと倒れこみつつ腕ひしぎをかけようとする！
体格で勝るミナに腕ひしぎをかけられてはまずいと思ったのか真夜は強引に振りほどく。
しかし、ミナはその脚力を活かして後ろに回りこみ腰をクラッチ、そのまま綺麗なジャーマンスープレックス！
これには真夜も動きがとまる、カウント１、カウント２、カウント‥‥そこで辛うじて真夜は脱出。
お互い息を切らせて立ち上がったのだった。
そして追い打ちをかけようとしたミナ、真夜へとラリアットを敢行するが、それを腕でうける真夜。
その瞬間、真夜は腕を引き込みながら相手に密着、相手の左脇下を通した右手で相手の側頭部を掌打。
そしてそのまま腕を引っ張りながら後方に反り投げ！ 全身を使っての豪快な投げが決まる。
さらに真夜は倒れたミナを背後から抱えるとスリーパーホールド。羽交い締めが完璧に決まってしまう！
これにはミナもタップ。ぎりぎりの攻防を勝ち抜いたのは真夜であった。
●第二試合 ブリッツ・アスカ（fa2321）ＶＳ雪村聡美（fa4412）
第一試合の興奮冷めやらぬ場内、次なる試合にて対戦する２人の選手はすでに準備していた。
赤と黒のコスチュームを飾るのは鮮やかな稲妻模様、静かに試合の始まりを待つのはアスカ。
対するは白いワンピース型コスチュームの聡美、こちらはダッシュしてトップロープを飛び越えての派手な登場だ。
コーナーにて対戦者を見やるとびしっと指差して聡美が言う。
「今回はリベンジマッチ！ 手加減は必要ないね、全力で行くよー！」
どっと沸く場内、それに対して答えるアスカ。
「それは好都合！ 俺も全力で勝ちに行くぜ！」
挑発もなんのその、闘志もあらわに答えるアスカに観衆は盛り上がるのだった。
そしてゴングが鳴り響く！
双方飛び出すと、先制攻撃を決めたのはアスカだ。
両選手共に打撃を得意とする選手、そのため双方打撃を仕掛けるために接近したのだが先に届くのは長い脚だ。
アスカのミドルキックが、聡美の胴にばしんと音を立てて決まる。
それを耐えた聡美は強烈な逆水平で反撃。こちらもいい音を立ててアスカを一二歩退かせる。
ミドルキックにチョップで反撃、ソバットにラリアットで双方なぎ倒しあうと、一進一退の攻防。
ロープに振られたアスカはジャンピングラリアットで反撃。
しかしそれは上手く腕を潜って聡美は回避、そして後ろに回り込むとバックドロップ！
一撃の重さでは体格で劣りつつも強烈な投げで攻める聡美が優勢と見えた。
しかし、バックドロップをうけたアスカ、そくざに立ち上がると水面蹴りで倒してニードロップと連続技で攻める攻める！
そして攻め続けるアスカ、一気に決着をつけようと怒涛の攻めに入る。
まずはレッグラリアット。強烈な左のハイキックで首の下あたりを一閃。
吹っ飛ぶ小柄な聡美、そこにコーナートップからサマーソルトドロップで一撃。
そして倒れている聡美を引き起こすと、ふらつく聡美から離れて右手で天を指すアスカ。
「ブリッーーーツ・ストライーーーーク！」
ファンたちの声がこだまする中、アスカはダッシュして側頭部を狙っての変形浴びせ蹴り！
この強烈な一撃で聡美は倒れると思ったのだが‥‥なんとこれをガード！！
倒れこむもすぐに起き上がる聡美、同じく立ち上がったアスカをフロントネックスリーパーで掴む。
そしてそのまま強引に反り投げる！ 小柄さを活かして高速のフロントネックチャンスリー！！
そして倒れているアスカを再び引き起こしつつ、パワーボム一撃。そしてそのまま丸め込む！！
大技を出した後の隙を突いてアスカを倒した聡美は大金星。
両選手はお互いの健闘を称えてがっしりと握手するのだった。
●第三試合 レディ・ゴースト（fa4613）ＶＳリザーバー
ふらふらとゆれながら花道を進む白装束の怪しい影。
ずるぅりとサードロープ下を這い上がるその不気味さ、そしてゆらゆらと待機するのだった。
かなり怪しいゴーストであるが‥‥偶然対戦相手がぎりぎりでリザーバーになってしまった今回。
なんと相手もかなーーり怪しい相手のようだ。
相手の名前はアヌビス。犬頭のエジプト冥界神を名乗る犬風のマスクを被ったレスラーだ。
エジプト風のセクシーな衣装に身を包み、ミイラ風の配下を連れての入場。
お互いなんだかホラー調の戦い。双方新人ながら実力は本物、いよいよゴングが鳴り響く！
ゴングと同時にじりじりと距離を詰める両者。
まずは両者牽制の一撃、張り手を見舞うゴーストにアヌビスは反撃のチョップ。
じりじりと加速していく両者、最初の大技はアヌビスの強烈なドロップキック！
人形のように吹っ飛んで受身もとらずに倒れるゴーストに場内が沸く。
しかしそこはゴースト。ゆらぁりと起き上がるとぐるんと首をアヌビスに向けて効いてないとアピール。
再びクローズラインをねらってロープから走ってきたアヌビス。
そこを反撃、ゴーストはネックハンギングボム。相手の速度を殺して首を掴んで強引に投げる！
倒れたアヌビスを起すゴースト、後ろに回りこむと背中合わせで立ち、相手の腕をロックして抱えあげる。
アヌビスはそのままぎりぎりと反らされ決まるゴリースペシャル。
そのまま、前に投げ落としてマットに沈めるゴースト、しかしアヌビスはなんとか立ち上がる。
アヌビスはその名に恥じぬ低空タックル、低空でとびつくとそのまま相手の脚を取って後ろに投げる！
投げ飛ばしたゴーストの足を掴んで放り投げた先はコーナー前、そこでリバースプラッシュ！
逆立ちで一度とまって落ちるアヌビスのこの技は名づけて“スフィンクス”。
しかしそれでも落ちないゴースト。起き上がると強引にスラムそして相手のロープに引きずると首四の字！
ぶら下がり式で決まる首四の字、なんとゴーストはだらりと腕をたらし白目をむいてのアピール。
タロットの“ハングドマン”といった様子でぶら下がると、そこでレフェリーがブレイク。
そしてそのままゴーストはグロッキーな相手をＢＴボムで落としてそのまま横十字で固めて落とし決着！
大型新人を見事倒したゴースト、彼女の不気味かつ派手な活躍は大歓声を巻き起こしたのだった。
●第四試合 尾鷲由香（fa1449）ＶＳリネット・ハウンド（fa1385）
最終試合を控えて場内の興奮も最高潮。
そしてリングには長身の２人の影が。
ターバンに迷彩服という目立つ出で立ちは由香、その姿は某番組の登場人物だとか。
リングの上でターバンと上着を脱ぎ捨てれば、暗緑色のタンクトップ姿。
レスラーというよりは格闘家の出で立ちの由香、そんな彼女に声を飛ばすのは対戦相手だ。
「最近は、レスラー以外の人間もリングに上がってるそうじゃないか‥‥」
マイク片手に観客に問うリネット、いや今日はエビル・クイーンだ。
普段ならポニーテールの黒髪は今日は銀、しかも獅子のたてがみの如く四方に広がっている。
真っ赤なレオタードに黒のタイツ、顔を彩るのは額から左頬、鼻筋を横切って描かれた赤い十字だ。
ヒールらしい挑発を由香は受け止める、するとクイーンはマイクを捨てて自分のコーナーへ。
そしていよいよ最終試合の始まりを告げるゴングが鳴り響く！
‥‥と、ゴングが鳴り響くと思われた瞬間！
ゴングを待たずにクイーンが突進、慌ててゴングが鳴り響く！
口元に邪悪な笑み、笑みにあわせて歪んだ頬の十字も鮮やかに距離を詰めたクイーンは蹴りを一閃。
踏みつけるような一撃で由香をなぎ倒す！
それをうけつつ、後ろに倒れこんで受身を取る由香。即座に跳ね起きると構えを取って対峙する。
「‥‥身軽さはこちらが上、それを活かさせてもらうぜ」
呟く由香は、低空タックルで腰を取られそのまま反り投げられるのだがなんと、空中で体を捻って脚から着地。
そのまま背後からのハイキックを延髄に一撃すると場内はハイスピードの攻防に沸き返るのだった。
対峙する両者、再び攻めたのはクイーン。
ビンタを一発で、怯んだところに蹴りを一発。くの字に体を折った由香の首を掴んでスタナー！
しかし由香は即座に反撃。ロープの反動で掌底を放ち怯んだクイーンの首を掴んでスタナーと思いきや不知火！
相手の首を抱えて、コーナーを蹴って逆上がりのように空を舞ってのリバース式ＤＤＴだ。
さらに攻める由香、決め技のファイヤーバードスプラッシュをコーナー上から敢行。
前方に空中で一回転してのボディープレスが見事に決まり大歓声が沸く。
しかしそれでもクイーンは立ち上がる。
ふらふらと立ち上がるクイーンに近寄る由香だったが、クイーンは距離を測っての綺麗なトラースキック！
下から喉元を蹴り上げた強烈な一撃に由香が後ろに倒れこむ。
大技を出したほうも体力を消費するもの、起き上がれない由香にそのままフォールしスリーカウント！
ラストの攻防のすえ、一瞬の隙を突いて強烈なトラースキックでクイーンは勝ちを奪うのだった。
「これが次の戦いに活かせればと思うよ」
そういって握手を求める由香の手を叩くように一瞬握るクイーン。
これにて全試合が決着し、大歓声の内に幕を閉じるのだった。
