プロレス試合参加者募集アジア・オセアニア
種類 |
ショート
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担当 |
雪端為成
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芸能 |
1Lv以上
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獣人 |
1Lv以上
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難度 |
難しい
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報酬 |
1.1万円
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参加人数 |
8人
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サポート |
0人
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期間 |
11/22〜11/26
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●本文
【プロレス参加選手(男子)募集】
各地のプロレス団体に参加者募集が送られた。
ルールは以下の通り。
・体重制限なしのフリーウェイト制。
・ナックルパート(正拳)での殴打は禁止。
・頭髪・コスチュームを掴むことの禁止。
・金的等の急所攻撃・目潰しの禁止。
・鼻を掴む・鼻、口に指を入れる・耳を引っ張る・噛み付く等の危険行為は禁止。
・ロープブレイクあり。
・試合判定はドクターストップ・ギブアップ・ピンフォール・ノックアウト・反則。
・ピンフォールとは競技者の両肩がマットについた状態で3カウントのこととする。
・ノックアウトとは戦闘不能状態で10カウントのこととする。
・試合時間は15分1本勝負。
なお、注意事項として‥‥
・プロレスマッチであり、異種格闘技戦ではない。よって、全ての参加者はプロレスラーとしての参戦となる。
・今回は男子限定のトーナメントであり女性の出場は認めない。
・試合は基本的にシングルマッチ。ただし合意のもとでなら、タッグマッチも可能。
王道を貫く正統派プロレスの試合出場のチャンスである。
我こそはと思う選手たちの参加を待つ。
さて、どうする?
●リプレイ本文
プロレスの試合も数あれど、それぞれには雰囲気というものが有る。
今回の大会は、放送される局やそのルールを見れば分かるとおり非常にクリーンで正統派、演出を控えたストロングスタイルの大会であった。
もちろん参加する選手によってはその大会の形式によって実力が発揮できない場合もあるのがプロレスである。
「さて、それでは本日の試合をダイジェストでお届けいたしましょう」
画面に映っているのは放送席。アナウンサーとその横の解説者がモニターを見ている映像である。
「まず第一試合から
画面が切り替わりに映し出されたのは、伊達正和(fa0463)と飛呂氏(fa1674)である。
「第一試合は、他の格闘技から転向してきた選手同士の対戦です。この試合どう見ますか? 解説の小林さん」
画面には黒のタイツに青い星が描かれた伊達と対峙しているオレンジのショートタイツ姿の飛呂氏。
「そうですね。かなりの体格差がありますからなかなか厳しい試合になると思います」
伊達はロープの反動を使って、飛呂氏に突進するのだが、対する飛呂氏はチョップ一閃、伊達は首辺りを一撃されてマットの上に仰向けに倒れる。
「飛呂氏選手はチョップを使う作戦のようですね」
飛呂氏は伊達を引きずり起すとポストに寄りかからせると、逆水平チョップを乱打する。
「場内沸いてますね。もう既に三十発は決まっています」
見る見るうちに伊達の胸板は真っ赤に腫れあがるのだが伊達も反撃。腕を取って位置を入れ替えると、こちらもチョップを連打。
二度三度と位置を変えてチョップを打ち合う両選手。場内の歓声もいよいよ高まる。
「おっと、ここで伊達選手が動きました」
伊達が相手を転ばせ、グラウンドを狙おうと飛呂氏をロープに向かって走らせる。
しかし戻ってきた飛呂氏を叩きつけようと、伊達はドロップキック。飛呂氏はそれをまともに胸板で受ける。
そして、倒れた飛呂氏の足を取って四の字固めをするのだが‥‥、
「四の字が決まりましたね」
「ただ、関節を取るには伊達選手は少々小さかったようですね」
飛呂氏はロープに触れてロープブレイク。お返しとばかりに、脳天唐竹割りを見舞う。
その一撃で、ぐらりとふらつく伊達に対して駄目押しのココナッツクラッシュ。そしてロープ上からのムーンサルトプレス。
伊達はホールドを返すことが出来ずフォールで試合終了である。
画面は再びリアルタイムへと戻り放送席。
「Aブロックはシードの新堂 将貴(fa0536)選手と飛呂氏選手の戦いとなりましたが、この戦いは新堂選手の勝利となり、続いてBブロックの試合となりました」
画面に映るのは一試合目で疲弊したため、新堂選手との戦いでは受けに徹した新堂に翻弄される飛呂氏が映し出されて、次の試合の映像へと切り替わる。
「Bブロックの試合はマスクレスラー同士の対戦となりました」
言葉と共にボルティオ・コブラ(fa0696)とTHE DIABLO(fa1513)が映し出される。
ゴング前の様子のようで、ラウンドガールのように玲(fa0923)と禁野 小竹(fa2294)がリング上にたち愛想を振りまいていた。
青い衣装で禁野が、赤い衣装で玲がそれぞれリングをぐるりと回りそれにあわせて、場内も盛り上がる。
「さて、いよいよゴングですが‥‥この試合はどう見ます?」
「そうですね、ディアブロ選手はかなりの体格とパワーの持ち主で、コブラ選手はルチャ出身ですからかなり面白い試合展開になると思いますよ」
再び画面はリング上。掴みかかってきたディアブロの腕をコブラが取って、肘を決めつつ肩に肘を叩きつけるショルダーアームブリーカー。
さらに、相手の腕を掴んだまま回転しながら相手の背後に回りこんでハンマーロックをかけるコブラ。
「どうやらコブラ選手は腕狙いですね」
しかし、ディアブロも負けじとラリアット、さらには正面から相手の頭を抱え込んで、腕を決め、足を大きく振ってから後方に反り投げ。
変則式のハーフラッチ、技の名前はタイガードライバー。虎のマスクのディアブロらしい技である。
しかし、残虐な技を得意とするディアブロにとってストロングスタイルのこの試合はやりにくいようだった。
「ここでコブラ選手初めて腕以外を狙った攻撃ですね」
ロープに投げられたのを利用して、待ち構えるディアブロにドロップキック一撃。
たたらを踏んでバランスを崩したディアブロを倒すと、うつ伏せになったディアブロの足を自分の足でロック。
さらに相手の片腕を背面に回して、チキンウィングアームロック。そして止めに、もう一方の腕で顔面を締め上げる。
「ステップオーバートーホールドウィズチキンウィングフェイスロックですね。かなりきつく決まっていますね」
ディアブロが自由に動かせるのは腕一本だけだったが、その腕も関節技の攻撃で力が入らず、ようやっとディアブロのタップ。
いよいよ、決勝戦は新堂とコブラの対決となるのであった。
「さあ、いよいよ決勝戦ですが、新堂選手もボルティオ・コブラ選手もお互い一試合こなしてきていますね」
「そうですね。多少の疲れは有るでしょうから、短期決戦となると思います」
再び画面はリング。ラウンドガールの2人が、再度入場してきた両選手の紹介をしていた。
玲はコブラのコーナーに立ち禁野は新堂のコーナー。
そして準備が整い、いよいよ決勝戦の始まりである。
「再びコブラ選手は、腕狙いのようですが‥‥警戒していますね」
「ええ、新堂選手の疲れた様子が誘いなのか、本当なのか考えているようですね」
お互い手四つの状態からコブラは新堂の腕を決めようとするのだが、新堂はローキックで応戦。
ローキックで執拗に新堂はコブラの足を狙い、コブラは新堂の腕を狙う攻防が続く。
「おおっと、再びコブラ選手が仕掛けました! 今度はラリアットですね」
腕を狙い続けてから突然、強烈なラリアット。倒れた新堂の両足を自分の両足に絡めて変形の逆エビ固め、いわゆるさそり固めを狙うコブラだが、これは不発。
新堂は間一髪で逃れ、コブラを引き起こすとロープに向かって走らせる。
戻ってきたコブラを今度は新堂が捕まえる。相手の首を掴み、もう一方の手で太ももを抱え上げ後方に投げ飛げとばすキャプチュード。
さっきまでの疲弊具合が嘘のように機敏に動いて新堂が今度は腕ひしぎ逆十字をかける。
しかし、これもまたコブラが強引に返す。伸ばされるぎりぎりで、自分の手を引っ掛け決められるのを防ぐと力比べで強引に引き剥がし、今度は名前の通り綺麗なコブラツイストを決める。
これには流石の新堂も辛い。足を決められて、両腕で頭を締め上げられるわけなのだが‥‥、
「決まりが浅いですね。振動選手のローキックで受けたダメージのせいで左足が決まってませんね」
新堂は強引に左足を解くとそのまま相手の後ろに回って両手で相手の腰を掴みあげる。
そのまま、高くブリッジしながら後方にコブラを叩きつける。
プロレスの芸術品とも呼ばれるジャーマンスープレックス。そのままフォールで辛くも勝利を収めたのは新堂選手であった。