真夏の夜のドラマSPアジア・オセアニア

種類 ショート
担当 うのじ
芸能 2Lv以上
獣人 1Lv以上
難度 やや難
報酬 3.1万円
参加人数 8人
サポート 0人
期間 08/21〜08/25

●本文

 一同が集うと、部屋の明かりが消された。
「みんな、これを見て」
 声と共に、年代物のスライド式プロジェクターのスイッチが入ると、暗い部屋の壁に浮かび上がる一枚の写真。
 その写真は気象図だった。
 日本のニュース番組でよく見るそれは、大きな台風が迫ってきている事を示していた。
「大きいな」
「すごい被害になりそうですわ」
 思い思いに感想を言う。
「次は、霊波も撮影できるカメラで撮った同じ気象図」
 カシャッと音が鳴り、次の写真が映し出された。
 ざわざわざわ。
 一同に衝撃が走る。
「そう、この台風。怨念の固まりなのよ」
 実際の台風以上にやばい霊波が映っていたのだ。
 明かりがつく。
「このような台風が、日本だけじゃないわ。世界で7つ発生しているの。‥‥ああ、アメリカのほうでは台風じゃなくてハリケーンって言うのかしら」
 思いついたように訂正する部長。
「今回の任務は、この台風を潰す事よ。私たちの割り当ては日本に近づいている、これね」
 しばらくの沈黙。
「‥‥‥でも、どうやって?」
 誰かが言った。
 その言葉を待っていたかのように、また電気が消された。
「これよ」
 カシャッ。
 壁に映し出されたのは、宇宙船のような飛行機。
「これに乗って、台風に特攻。そして、台風の目に突入できたら、パラシュートで落下。そこにあるはずの怨念の固まりを破壊する」
 さらりと簡単に言う部長。
「‥‥でも、それって」
「ええ、危険ね。この本体の怨念がいったい誰の物か、どうして出来たのかすら分からないし‥‥。逆にそこに解決方法があるのかもしれないけれど‥‥。でも、時間がないから、相手が太平洋に居る間に力押しが一番だと思うの」
「原因不明の怨念?」
 頷く部長。
「そう。だから、相手がどう反撃してくるのか、仲間がいるのかすら分かっていないわ」
 部長は大きくため息をついた後、きっと顔を上げる。
「でも、やらないと行けないのよ。今のまま日本に上陸すると、未曾有の大災害になってしまうから」


「‥‥‥‥」
 沈黙のあと、光がつけられた。
 壇上にいるスタッフが天井からでている紐を引っ張る。
 先ほどまで『対外部最終話プロット』と題名がついた写真や文字を映していた白い布が引っ込められる。
「台風突入や、台風内のシーンは、特殊施設内を借りて、擬似的に暴風を作り出して撮影する予定です。ああ、もちろんCG加工もしますけど」
 そう言いながら、以上です。と話を締めくくるスタッフ。
 ここにいるのはドラマ『対外部』の撮影メンバーたちなのだ。
「撮影場所は‥‥いつもの撮影所と、海へのロケと、暴風雨の特殊施設かな?」
「ですね」
 質問と言うよりも確認に近い質問。
 壇上のスタッフがそれに頷く。
「けっこうハードスケジュールですが、今回が最終話になります。みなさん、がんばっていきましょう!」
「おう!!」
 こうして、ドラマの制作が始まった。

●今回の参加者

 fa0117 日下部・彩(17歳・♀・狐)
 fa0262 姉川小紅(24歳・♀・パンダ)
 fa1276 玖條 響(18歳・♂・竜)
 fa1338 富垣 美恵利(20歳・♀・狐)
 fa1420 神楽坂 紫翠(25歳・♂・鴉)
 fa2044 蘇芳蒼緋(23歳・♂・一角獣)
 fa3567 風祭 美城夜(27歳・♂・蝙蝠)
 fa4032 滝口まあや(24歳・♀・ハムスター)

●リプレイ本文

●祭りの後
 今まで使っていた撮影所が意外に広かったことに滝口まあや(fa4032)はため息をついた。
「終わっちゃったね」
 独り言。
「今までありがとう。またね」
 しかし、その言葉は誰かに向けられたもの。
 タマはしゃがみこみ、手に持っていた食事を地面に置き、線香に火を点ける。
「おい、そろそろ行くぞ」
 入り口から蘇芳蒼緋(fa2044)の声がした。
「あ、はい。行きます」
 タマが立ち上がり駆け出す。
「みんな待ってるだろうからな。急ぐぞ」
「はい」
 静かなスタジオに響く二人の足音。
 足音の一つが止まる。
 それに気がついたタマが足を止め振り返る。
 蒼の口が動いているように思えたが何も聞こえない。
 軽く首をかしげるタマに気がついた蒼は、軽い早足でタマに合流する。
「いや、なんでもない。急ぐぞ」
 立ち去る二人。
 誰もいなくなったスタジオで、線香の煙がふわりと動いた。


●祭りの始まり
 ロケ地近くの海辺で開かれたドラマの打ち上げのパーティー。
 バーベキューの会場から少し離れて日下部・彩(fa0117)と富垣 美恵利(fa1338)が歩く。
 寄せる波に足下が濡らされて、きゃっ、と驚く彩を、優しい目で見つめながら笑う美恵利。
 そんな美恵利も油断していると波に足下が濡らされる。
 爽やかな空気に、海に、心が躍り、自然と笑顔があふれる美恵利と彩。
「いい天気ですわね」
 美恵利が海風に飛ばされないように頭の帽子を押さえながら言う。
「はい、とっても。こんなに天気がいいと一杯食べちゃいそうです」
「それ以上に動けば大丈夫ですわよ?」
 笑って言う美恵利のシャツとパンツの間からは、紫の水着が見えていた。
「泳ぎます?」
「泳ぎましょうか?」
 そんなとき、二人を呼ぶ声がした。
 バーベキューコンロの前には風祭 美城夜(fa3567)がいた。
 ミキの性格か、網の上には、肉野菜がバランスよくきっちり並んでいる。
「もうそろそろ野菜の方も大丈夫だよ」
 スタッフも大勢いるため、全員が揃うのはほぼ不可能に近い。
 そのため、とりあえず、今いるメンバーで、完成を祝っての乾杯、と言う事になったのだ。
 神楽坂 紫翠(fa1420)が音頭を取る。
「みんな‥お疲れさん‥良い思い出に、なるように‥楽しもうな? 完成を祝って‥乾杯」
 酒やジュースなどが一斉に高く上げられる。
 紙コップのためカランという音はしないものの、それでも、コップをぶつけ合い、笑いあい、中には抱き合う人たち。
 そんな中で、マイペースに酒を飲み、焼き続けるミキは職人を思わせる立ち振る舞いだった。
「みなさん、本当にバーベキューが好きですね」
 この前もバーベキューだったような、と笑う玖條 響(fa1276)。
「あたり前じゃない。だってびーびーきゅーよ! びーびーきゅー!」
 ビール片手に浴衣姿の姉川小紅(fa0262)はそう言うと、焼いているお肉を一つもらい、口に入れる。
 熱々のお肉を堪能し、ビールも一口。
 そこに、蒼とタマが遅れて合流した。
「もう遅いよー?」
「おつかれさま。始めてるよ?」
 小紅とミキが二人を迎える。
「すいません、遅れました」
 タマが頭を下げる。
「何してたのかなー? なんかあやしー」
「あやしくないです、あやしくないです」
 小紅の突っ込みに、両手を大きく振って否定するタマ。
 一方、蒼は 焼き係をミキから引き継いでいた。
「なんだ、響はバーベキュー嫌いなのか?」
「ううん、そんなことない。お腹も減ったし、何かちょうだいお兄ちゃん」
 今まで演じていた役である新坂蓮のような台詞に一同から笑いが漏れた。

 しばらくすると、遅れてきたスタッフがDVDをもって来た。
 大きなテレビも用意され、再生されるDVD。
 興味津々に集まってくる一同の前で、画面に光が灯る。
 画面には手書き風の文字で『NG集』と書いてあった。

「春子さんっ!」
 画面には、美恵利が扮するフィール。
 傷つき倒れたタマを抱きかかえる。
「‥大丈夫か?」
 神楽が演じる皇も駆け寄り、傷を癒すポーズを取る。
「終わりではなかったと言うことか?」
 御厨、ミキも傷つきながら、上を見上げる。
「‥まだ、終わってない。‥‥もう、大丈夫だから」
 タマが何とか立ち上がる。
「春子さん‥まだ傷が。待ってください、応急処置だけでも」
 止血のための包帯を作るため、美恵利は、自らのローブに切れ目を入れ、引き裂‥‥
「‥‥っっっ」
 引き裂けなかった。
 必死に切ろうとする美恵利。
 一瞬で切れなかった時点でNGなのだが、その一生懸命さのせいか、誰も止められなかった。
「切れましたわ!」
 やっとローブを切ることが出来、大喜びの美恵利。
 そこに容赦のない言葉が飛ぶ。
「カット。NGでーす」
 ヘナヘナと崩れる美恵利に皆が笑った。

「このシーン、残っていたんですか?」
 顔を赤くしながら困った顔の美恵利。
 自分のNGではないので、普通に笑って見ている他のメンバー。
 しかし、様々なNGシーンが映し出されるたびに、照れる人物は変わっていく。

「行きます! 対外部本家本元元祖お家芸!」
 彩の声の後に全員がハモる
『ウルトラハイパーデリシャスゴールデンブルジョアスーピャー‥‥‥』
「‥‥違うのっ! 台詞が長すぎるのっ!」
 小紅の言い訳が響く。
「はい、テイク4、行きまーす」

「蓮、大丈夫か?」
 亮が弟の蓮を庇ったシーン。
 血だらけメイクの蒼の迫真の演技。
「お兄ちゃん!」
「‥‥おまえが、無事でよかった」
「‥‥‥‥」
「‥‥‥‥」
「‥‥蓮、台詞」
「‥あ、すいません。なんか、かっこよくて、見とれちゃって」
 迫真の演技過ぎた故のNGだった。

 バーベキュー、ビデオ鑑賞も終わり、あたりが薄暗くなってくると、始まったのは花火大会。
 セッティングする神楽に、手伝う彩。
 景気よく上がる打ち上げ花火を、皆で見上げる。
「また、この番組をみんな一緒にやれるといいですね」
 タマの言葉にミキが応えた。
「‥うん、そうだね」

 一方、喧噪から離れたところで、一人、線香花火をしているのは蒼だ。
「なにしてるの?」
 小紅が声をかける。
 ああ、と、気のない返事。
 横にしゃがみ、同じく線香花火に火を点ける小紅。
 静かに、光が散るのを見ていた二人だが、ついに線香花火がぽつんと地面に落ちた。
「‥‥飲む?」
 ビール瓶を差し出す小紅。
「ああ」
 蒼がコップを差し出し、小紅が注ぐ。
 コップの中のビールは炭酸は抜けていたが、旨そうに飲む蒼。
「‥‥また、できるといいな」
 蒼の言葉に小紅は頷いた。

「‥みんな、集まってくれ‥‥写真を撮ろうと思う」
 神楽の音頭で、撮られた一枚の集合写真。
 皆の笑顔がそこにはあった。


●真夏の夜のドラマSP
 死地へ向かうような緊張感を妙にぶちこわす浮き輪やビーチボールが跳ねる。
 跳ねたボールを慌てて受け止める日下。
「日下?」
 氷のように冷たい視線が部長から投げかけられる。
「違うんです! 遊び目的ではないのです。必ず勝って、海で遊んでくるという気合の表れなのですよ!」
 力説する日下に、多少納得したのか、部長は話を続ける。
「守りは心配しないで。本土には、矢島、烏丸、千春。海上の守りには小宮山、明智、麗華、あとお絹ちゃんも。‥‥同僚を信じなさい。私も、同僚であるあなたたちを信じて送り出すんだから。死んだら、使役霊にして死ぬまでこき使ってあげるからね」
「‥わかった」
 部長の冗談を真に受けたのか、性格なのか、神妙に頷く皇。

 出動命令を受け、変わった形の飛行機に乗り込んだ一行。
「‥‥これを」
 御厨が、皆に水晶を渡す。
 彼の武器である宝石を渡されとまどう一行。
「これは能力強化の効果がある。持っていれば多少なりとも効果があるはずだ」
 御厨の解説に、亮も便乗した。
「俺も皆に壁護符を用意しておいた。あの霊気の前じゃ、紙同然かもしれないが」
 最後は自嘲気味に言う亮。
「‥見えた‥ぞ」
 皇の言葉に、窓から外を見る一行。
「‥見事な怨念だ‥やっかい、だな」
「でも、これが七つの大罪の一つ『怠惰』なんて、なんだか雲の形が登校するのがおっくうで玄関先で駄々をこねている学生の姿に見えなくもないです」
 日下の冗談に、皆が苦笑する。
「あんまり美味しそうじゃないや」
 蓮の言葉に、首をかしげる亮。
「霊気に美味しそうとかあるのか?」
「あるよ。お腹を壊しちゃいそうなヤツとかも」
 それぞれの冗談のような会話。
 それは強大な敵に対するプレッシャーを少しでも和らげるものとなった。
 ついに、敵にまで近づく。
「みなさん、いきますわよ」
 フィールが言う。
 扉が開けられ、亮の霊気を吸い取る札がばらまかれ、目の前の場所の保護を確保する。
 飛び降りる一同。

 垂直自由落下の敵との遭遇。
 台風の目と内側に、敵の姿があった。
「パラシュートを開くタイミングを忘れないでください」
 警告したフィールは魔法の力で飛べるが、他の皆は時間をかけすぎる訳にはいかないのだ。
 飛んでくる無数の敵意の固まりを、日下が防ぎ、日向子が殴り返し、御厨が宝石で打ち落とす。
 かき分け進んでいく一行。
「いた! そこ!」
 春子は発見したコアにいつもよりも大きな針を投げつけた。
 今までの苦労が嘘のような、あっけないまでの命中。
「やった!」
 パラシュートを開く一同。
 しかし、その動作が一瞬遅れた人物がいた。
 春子である。
 春子は、コアの爆発に巻き込まれたのだ。

「地面がある?」
 海の上に降り立つ一同。
「これって、海の守りに行ってくれたみんなの」
 同僚が思いに浮かぶ。
「春子さんっ!」
 フィールが傷ついた春子を抱く。
「‥大丈夫か?」
 皇も駆け寄り、傷を癒しているところに、一度は晴れた靄がもう一度、今度は濃くなって当たりに立ちこめた。
「終わりではなかったと言うことか?」
 御厨上を見上げる。
「‥まだ、終わってない。‥‥もう、大丈夫だから」
 春子が何とか立ち上がる。
「春子さん‥‥まだ傷が。待ってください、応急処置だけでも」
 止血のため、フィールは自らのローブを包帯にし、何とか治癒を完了させた。
「お兄ちゃん、これ」
「ああ、思う存分食べていいぞ」
「うん、遠慮なく食べれるね」
 微笑を浮かべる新坂兄弟、しかしその目は笑っていなかった。

「‥どうやら、各地で倒された大罪たちの残留霊が最後のここに集まったようだな」
 皇の冷静な分析。
「倒された怨念、私たちだけでも倒して、気を晴らそうってことですね」
 フィールの言葉にもどこか弱気を感じる。
「私だって怨念が出そうなほど仕事を作ったあんた達が憎いわよ!」
 怨みなら負けないと前に出る春子。
 襲ってくる一陣の風。
 まがまがしい風を吸収するべく、御厨が懐のチャロアイトを大量にばらまく。
 ぴき、と鳴ったかと思うと、宝石は邪気を吸収仕切れずに壊れる。
「来る!」
 日向子は自らの武器である数珠で盾を作り、最前列で、相手の風を受け止める。
 突風が去り、一瞬の静寂の中に、ばらら、と音が鳴った。
 風を受け止めた日向子の数珠の紐が切れ、地面に落ちていた。
「たったの一撃で」
 フィールの絶望が含まれた台詞。
 表情から察するにその気持ちは皆、同じだ。
 次の一撃に備え緊張が走る。
「え?」
 不意打ちだった。
 予想外の方向からの攻撃。
 目標となったのは蓮。
 痛みを堪えるため、眼を瞑る蓮
 ドン! 鋭い音。
「蓮、大丈夫か?」
 亮が弟の蓮を庇っていた。
「お兄ちゃん!」
「‥‥おまえが、無事でよかった」
 お兄ちゃん、お兄ちゃん、と泣きじゃくる蓮。
 亮がそのまま倒れ込むと、蓮の怒りが爆発した。
「おまえなんか、おまえなんかぁー!」
 ものすごい勢いで邪気を吸収し出す蓮。
「‥‥危険だ」
「でも、チャンスです! 邪気に覆われて見えなかった七つのコアが、今なら見えます!」
 皇とフィールの言葉を受け、日下は立ち上がり印を切った。
「天地玄妙神辺変通力離! 行きます! 対外部本家本元元祖お家芸!」
『ウルトラハイパーデリシャスゴールデンブルジョアスーパースターストロング黄泉送りー!』
 あまりにあんまりな名前の決め技。
 しかし、生まれた光は強大で、全てを覆い尽くした。

 海に残されたのは、霊の力場によって作られた地面に立っている8人だけ。
 周りは何事もなかったかのように穏やかな海。そして、鮮やかな青い空。
「‥‥勝った、のか?」
 御厨の言葉に、胸を張る日向。
「誰に喧嘩売ったのか、思い知ったか! って、いたた」
「まったくだ。これで夏休み‥基、安全は保証されたな‥」
 笑顔の中に痛みが走る。
 皆が皆、満身創痍なのだ。
 一番の重傷は、最後に身を挺して弟を庇った亮だった。
「お兄ちゃん!」
「‥‥ああ、大丈夫だ。生きてる」
 生存確認を受け、フィールと皇が残りの力をすべて使い、治癒を始める。
「よかった」
 ほっとする蓮。

「それにしても、ここって、どこなんでしょう?」
「助けが来るといいけど」
 日下と春子が言う。
「炎天下の海の上。助けが来ないと飢え死にか。春子の針でも使って釣りでもするか? いや、それでも干涸らびて終わりか」
 御厨のため息。
「あ、どうしよう! ちょっと、おかーさーん!」
 日向子の叫びもどこかに消えていく。
 もちろん救出班は向かっていたのであるが、一行がそれを知るのはしばらくしてのことだった。


スタッフロール(抜粋)
新坂 亮‥‥‥‥‥‥蘇芳蒼緋
新坂 蓮‥‥‥‥‥‥玖條 響
杉田春子‥‥‥‥‥‥滝口まあや
日下 彩‥‥‥‥‥‥日下部・彩
堺日向子‥‥‥‥‥‥姉川小紅
御厨双葉‥‥‥‥‥‥風祭美城夜
フィール・コリンズ‥‥富垣美恵利
皇 仁‥‥‥‥‥‥‥神楽坂紫翠