芸人プロレスごっこ王GCアジア・オセアニア

種類 ショート
担当 牛山ひろかず
芸能 フリー
獣人 フリー
難度 易しい
報酬 0.7万円
参加人数 10人
サポート 0人
期間 10/20〜10/22

●本文

 プロレスごっこ──それだけなら素人によるプロレスの真似事でしかないが、ここにはそれを魅せる域にまで昇華した番組があった。
 基本レスラーに扮する芸人が、様々な物や者を相手にプロレスをしているかのように見せて笑いを誘う。ただそれだけのことなのだが、小モノを使ったボケをベースとする、一人芝居に一発芸、リアクション芸にヨゴレと、お笑いの基本要素の散りばめられた、芸人のワンダーランドなのである。
 そんな建前はさておき、プロレスどころか本来の意味でのプロレスごっこからも遠くなっているが、それはそれなのである。だって、終焉のときを迎えようとしているのだから‥‥。

 TOMITVのある会議室に、芸人プロレスごっこ王選手権のスタッフが集められていた。いつもとは明らかに違った空気のスタッフ‥‥が、それも当然。今回こそ最終回である、という情報が流れていたのである。
「さて、ついにグランドチャンピオン大会を迎えたわけだが‥‥ん? どうした?」
 まったくいつもと変わらない様子でプロレスごっこの一番えらい人が姿を現したが、さすがにその空気を察知する。
「えらい人のウソつき‥‥ぐはっ!」
 スタッフの一人がいきなり叫ぶが、やはりいきなり鉄パイプで制裁される。えらい人もウソつき呼ばわりされては、そりゃ鉄パイプでの制裁もやむなしというものである。
 が、それでもスタッフは引き下がらない。脳みそがシェイクされてなお、えらい人に食い下がっていく。
「えらい人は永久に不滅だから、プロレスごっこも永久に不滅だって言ったじゃないですか! それなのに、今回最終回ってどういうことですか‥‥ぐぼはっ!」
 だが、二振り目でついに崩れ落ちるスタッフ。えらい人はそのスタッフの身体を蹴り捨てると、ぐるりと他のスタッフたちを見回した。
「‥‥おい、どういうことだ?」
「あの‥‥おそれ多くも申し上げますが、数多の番組が最終回を迎えていますが、プロレスごっこもその濁流に飲み込まれると上から聞いたのですが‥‥違うんですか?」
「んなわけあるか!」
 えらい人より上の立場の人間を持ち出してまで聞いてみたが、えらい人は即答だった。それも、否定の返答である。
「えらい人は永久に不滅、ゆえにプロレスごっこも永久に不滅‥‥それは大宇宙の真理! いかなる存在も、それを揺るがすことはかなわない! 分かりきったことだろーが!」
「はい‥‥まったく仰せのとおりで‥‥」
「だろ? とはいえ、今までも第1期、第2期みたいに区切りはあったから、それと勘違いしたんじゃねーか? まったくあわてんぼだな、おまえらは」
「ははは‥‥そうですよね‥‥ははは‥‥」
 乾いた笑いがスタッフの間をこだまする中、えらい人はさらに力強く言った。
「というわけで、次回から第4期がはじまるに決まってんだろ!」
「お、おー!」
 ようやくスタッフに生気が戻ってくる。ややぎこちなかったものの、鬨の声を上げる。
「‥‥もっともその新シリーズ、別次元の人には心の目で見てもらわないと見えないけどな!」
「‥‥何を言ってるんだか分かりません!」
 えらい人が最後に意味不明にシメくくったところで、別次元の人には最終回であるプロレスごっこ王グランドチャンピオン大会がはじまるのであった。

参考例:
・軟体レスラーvsボストンバッグ:身体の柔らかい芸人が、固め技という設定でボストンバッグの中に入っていき、ファスナーを内から閉めたところで、レフェリーストップ、ボストンバッグの勝ち。

注意:
・無観客のスタジオにリングを設置し、そこで収録を行います。
・試合にあたり、特にテーマはありません。番組が最終回だからとか、プロレスごっこだからボクシングの試合形式じゃなきゃとか、負けたから切腹しなきゃとか、そういうコトは一切考えなくて構いません。
・グランドチャンピオン大会と銘打ってますが、特にプロレスごっこ王決定戦とかではありません。でも、称号(職業)はいろいろ変わってしまうかもしれません。
・プロレスごっこは安全第一です。死者を出して、ホントの最終回にしないでください。

過去の放送のスケジュール
・第01回 06年02月16日 07:00〜
・第02回 06年02月28日 23:30〜
(中略)
・第81回 07年09月14日 07:00〜
・第82回 07年09月17日 07:00〜

●今回の参加者

 fa2539 マリアーノ・ファリアス(11歳・♂・猿)
 fa2614 鶸・檜皮(36歳・♂・鷹)
 fa2824 サトル・エンフィールド(12歳・♂・狐)
 fa3092 阿野次 のもじ(15歳・♀・猫)
 fa3306 武越ゆか(16歳・♀・兎)
 fa3577 ヨシュア・ルーン(14歳・♂・小鳥)
 fa3622 DarkUnicorn(16歳・♀・一角獣)
 fa3776 コーネリアス・O(32歳・♂・猿)
 fa4361 百鬼 レイ(16歳・♂・蛇)
 fa5367 伊藤達朗(34歳・♂・犬)

●リプレイ本文

 某番組の最終回のあおりでムチャキングが大量参戦していたが、鶸檜皮(fa2614)は相変わらずムチャなカメラマンだったし、阿野次のもじ(fa3092)も暴力に支配された野に咲く可憐な花だったし、百鬼レイ(fa4361)もフツーの俳優‥‥ではなかったが、そこに気づかないでこその打たれすぎの頭というものである。
 ましてや、武越ゆか(fa3306)のプロレスごっこ二はどこへ行ったんだという話であるが、プロレスごっこ十であったハズのマリアーノ・ファリアス(fa2539)もさっくりプロレスごっこKになってしまっていたので、そこは気にしないのが大人の余裕というものである。
 だから、そういう一切を超越し、伊藤達朗(fa5367)のように、
「いよいよGCことギャラクシーチャンプ、つまり銀河王座を決めるときが来たんやな。プロレスごっこ皇として、恥ずかしくない振る舞いで臨みますわ!」
 と決意を新たにするくらいでなくては、あるいはDarkUnicorn(fa3622)のように、
「芸人プロレスごっこ王GC、グラビアチャンピオンとはの。これは負けるわけには、いかぬの。グラビア芸人のままでは終わらぬのじゃ! グラビアごっこ玉の座は、わしのものなのじゃ!」
 と返り咲きを狙うくらいでなくては、プロレスごっこはやっていけないのである。
「いろいろ誤解されているようなので、ここで解説しておきましょう」
 そこへ、ヨシュア・ルーン(fa3577)の解説が入ってくる。
「GCの意味ですが、やはりここはマリアーノK仮説のGカップが濃厚と思われます。しかしです。いずれの女子もその域に達していない、という現実がここにあります。阿野次選手、ヒメ選手、武越選手、いずれもAすらも遠く及ばず、また今後も及ぶ可能性が皆無なコトから‥‥ぐはっ! ぐぼはっ! ぐぎゃっ!」
 天使の3人に対してそんな口を聞くとはナニゴトかと、サトル・エンフィールド(fa2824)が粛清すべくブローパイプを構えるよりも早く、阿野次とDarkUnicornにボコボコにされていた。
 ヨシュアのGCは、ここで早くもリタイアである。サトルの命令下、黒服に運ばれてどこかへと消え去ってしまう。
『えー、番組冒頭にお見苦しい点があったことをお詫びします。さあ、ではまいりましょう! のもじ選手とヒメ選手のアツくも激しい絡み合いを‥‥え? 男5人? 言ってる意味が分からない‥‥ので、芦ノ湖を呼んでみましょう』
 サトルがなぜか芦ノ湖に振ると、そこにはランナースタイルの武越をバックに、ヨシュアが立っていた。
「はいはーい。こちら、スタート地点の芦ノ湖です。間もなく、武越選手がスタートを切ろうとしています」
 フツーにリポートをしているヨシュア。つい先程までスタジオにいたというのに、一瞬の間にどのように移動したというのだろうか?
「ネコ型ロボットの仕業だッ!」
 突然、百鬼が叫ぶ。
『どういうコトだ、百鬼ーッ!?』
 男はガン無視するつもりだったサトルだが、ついつい悪ノリしてしまう。
「えらい人はおっしゃってました。このプロレスごっこ、一般ピープルには別次元の闘いになっていくのだと。今、我々がいる次元は? そう、三次元ですよね? ってことは別次元とは四次元‥‥タイムマシン‥‥そこに広がるは、まったく新しい未来のプロレスごっこ、プロごっこGC(ギャラクティック・センチュリー)! 先程、阿野次さんに聞いたばかり、間違いありません!」
 女性の阿野次発案と聞いては、サトルとしても一笑に付すわけにもいかない。
『三次元はXYZ軸ですよね? 四次元だと、何が加わるんですか?』
 それを聞いて、鶸はもはや一介のカメラマンではいられなくなってしまった。何軸だと? そんなもん、次元が上がるたびに延々とワイ軸に決まっている。そう、ただひたすらエロスが増強されていくのである。
「‥‥コイツを使う日が‥‥来るとはな‥‥」
 鶸が取り出したのは、赤外線カメラである。といっても、暗視カメラではない。サーモグラフィーである。
 さすがにこれをそのまま放送してもワケが分からないので、放送席のモニタにだけつなぐと、ちょうどリング上にはDarkUnicornが上がってくる。
「ふむ、わしが料理もできる女というトコを魅せておくのじゃ。しかし、エプロンだけというのは、心もとないの。普段より少々露出が高くドキドキするのじゃが‥‥これも王には必要なコトなのじゃ」
 どう王と結びつくのかは分からなかったが、DarkUnicornの姿は俗にいう裸エプロン状態であった。
「ムダムダ‥‥サーモグラフィーは‥‥すべてを‥‥あばくっ!」
 だが、鶸のカメラはサーモグラフィーである。通常の女性であれば、布と密着している胸の部分が高く、隙間のできてしまうみぞおちの部分などは低く表示されるものである。しかし、DarkUnicornの体型では均一となってしまい涙を誘う。
『こっ、これは‥‥!?』
 いや、誘われるのは涙だけではない。DarkUnicornの体型を科学的に暴いているようで、逆に自分たちの股間の温度を測られるわけにはいかない状態になるのである。
「ま、ウサミミとシッポがあるからの。シッポはプラグ式で、外れる心配もなしじゃ!」
「なにぃ!」
 サーモグラフィーで満足してしまい、CTスキャン的なモノやMRI的な断面図確認カメラを用意しておかなかったことを、心底悔やむ鶸だった。
 というわけで、DarkUnicornがプラグ式とベルト式を言い間違えてると確認できないまま、『いや、モロよりも想像の余地があるほど興奮できる』‥‥そう自分に言い聞かせ、再びカメラをリングに向ける鶸。
 そこへ、コーネリアス・O(fa3776)が上がってくる。
「コレがスシ‥‥だったかなぁ?」
 実はコーネリアス、来日が3度目という生きるのに必要最低限の日本語しか理解できない男だった。当然ながら通訳をよこせと言ったが、えらい人は『拳と鉄パイプは万国共通語』とか言って、まったく相手にしてくれなかったのだ。
 そのおかげで、出るキッカケがよく分からず、なんか料理のできた今という瞬間に上がってきてしまったのである。そう、コーネリアスはスシの大食いで戦うつもりだったのだ。
「まだ味噌汁しかできておらんのじゃが‥‥気の早いヤツじゃの。ま、よい。召し上がれ、なのじゃ」
「‥‥?」
 よく分からないまま、差し出された味噌汁にワサビとしょうゆを入れるコーネリアス。あくまでも、スシだと思い込んでいるようである。
「‥‥ブフーッ! ンーッ! ンーッ!」
 当然ながら、吹き出すコーネリアス。何やら言っているが、DarkUnicornからしてみれば、変な外人にしか思えない。
「ん? 味噌汁に具はいらないとな‥‥グラビア芸人からグを引けば‥‥って、放送できなくなってしまうのじゃ!」
 赤くなったDarkUnicornが、手にしていた包丁でコーネリアスをザックザックと刺しまくる。残酷描写ではない、照れを表現しているだけである。鶸のサーモグラフィーが、ここで大活躍である。
「オー! これがゲイシャ、ハラキリですかー!?」
 コーネリアスは間違った文化を覚えて、4度目の来日になるのだろう。また来る根性があればであるが。
「わいの出番やな‥‥とうっ!」
 突如として乱入した伊藤がコーネリアスを後ろから抱え込むと、ジャーマンで放り投げた。コーネリアス細身の身体は軽々と弧を描き、マットへと叩きつけられた。
「ふふん、別にプロレスをやっていかんという決まりはなかったはずや!」
 伊藤の突然のヒール宣言に、リング下で待機していたマリアーノの目が輝く。今でこそプロレスごっこ○○を遍歴しているが、かつては格闘家練習生だったのである。その血が騒がぬわけがない。
「俺‥‥この収録終わったら、プロレスごっこ卒業するんダ‥‥ウォー!」
 たまらずにリングに飛び込むマリアーノ。
「プロレスごっこK見参! Kというとロボットだったり刑事だったりスーパードクターだったりするカラ、三振を取りまくっていくヨ?」
 それはスーパーのつかないドクターでは? というツッコミが入るよりも早く、さらに百鬼までもがリングインしてくる。
「自分たち、もう終わりなのかな? バカヤロウ、まだ駆け上がってもいないゼ、この果てしなくつづくプロレスごっこ坂を‥‥というわけで、四次元を越えた未来のプロレスごっこ王も参戦ですよ?」
『プロレスごっこ皇vsプロレスごっこKvsムチャキングの一人! まさに、プロレスごっこ王GCにふさわしい三つ巴の戦いが‥‥って、どうでもいいので芦ノ湖の武越選手を呼んでみましょう!』
 サトルの一言で、さっくり切り替えられる映像。そこには、すでに走っている武越の姿があった。
「はいはーい。こちら芦ノ湖ではなく、すでに小田原中継所に来ています‥‥ぐぼはっ!」
 芦ノ湖を否定されたサトルのブローパイプの一撃が、時空を超えてヨシュアに届く。原理を気にしてはいけない。
「果てしなく遠いヨゴレ坂を下りきったら、ヨシュアくんが倒れている‥‥これは、ヨゴレ切れってコト? ジュルリ‥‥」
 ランナーズハイの武越が、目の前に倒れるショタっ子ヨシュアに思わず舌なめずりである。だが、いかんせん腐女子発想なので、女である武越にはこのままではどうこうできない。
「こうなったら‥‥フュージョンするために、みんなの(ピー)をオラに分けてくれ!」
『愚弟のピンチなどどうでもいいので、映像は再びスタジオに戻ります!』
 ヨシュアの運命やいかにというところで、平然とぶった切るサトル。リング上では、戦っているハズの伊藤、マリアーノ、百鬼が、仲良く正座していた。彼らの目の前のマットには、コーネリアスの血に濡れた包丁が突き刺してあった。
「まったく、静かに料理ができるのも待てんのか?」
 そう、DarkUnicornに説教されていたのである。しょげ返る三人。だが、鶸のカメラは常に真実を捕らえる。サーモグラフィーでは、三人の体温が高い‥‥興奮状態‥‥つまり、全員ドMということであった。
「‥‥まったく、まな板もないしの! ん? あるではないか‥‥」
 自分のコトは一切無視して、優雅に特製のイスにふんぞり返っていた阿野次を連れて来てしまうDarkUnicorn。だが、阿野次は連れて来られてきた理由を勘違いしていた。
「ふむ、正座して待っているとは‥‥私を誰だか分かってのコトだね? そう、私は大宇宙に咲く可憐な花、神を超えた宇宙の調停者」
 何を言ってるんだコイツという状態だが、DarkUnicornはニンジンを取りに行ってしまっていて、誰も口を挟めない。
「否、否。宇宙時代において、歌姫こそが最強の意思! 覚えてますかのヒトや某種のヒトを論ずるまでもなく、オチ的絶対存在であることは、もはや常識」
「ほほう、やはり天然モノのまな板は違うの!」
 戻ってきたDarkUnicornが、阿野次のまな板な胸で本当にニンジンを切りはじめるが、阿野次は熱弁に忙しく気にもしない。
「番組終了など否、否、否、断じて否! 我が新曲『恋の積尸気冥界波☆ 〜僕は魚座に恋をした〜』を喰らい、スポンサーともども黄泉比良坂に堕ちるがいいっ!」
 阿野次のエンディング曲が流れはじめるが、伊藤、マリアーノ、百鬼の三人はクラシックのコンサートよりも厳しく、目を閉じ正座をして静聴である。
 こんな画では盛り上がらないのではないかという話もあるが、阿野次の非情さを演出するにはちょうどいい枯れ木も山の賑わいである。
「 えーダッセーコイツ かに座だってよ
  どこがわるいんだ かに座を差別するな
  マテイ貴様ら(ばーん)
  チッ女子は口出すなよ お前ナンなんだよ
  私か私は‥‥うお座だ!! 」
 よく分からないゴールドな感じのイントロのかけ合いがはじまるが、三人は黙って聞くしかない。幸い、伊藤と百鬼はおうし座、マリアーノはてんびん座であることだし。
『ちなみに、ボクはいて座です。残念なコトに、ヨシュアもおとめ座でかに座ではありません!』
 問題は視聴者の星座の方だろという意見もあるが、無観客というコトもあってツッコミはない。ましてや、阿野次がホントはおとめ座なコトくらい、もはや些細もいいところである。
「 一つ積んではぎゃらのため〜 HA!
  二つ積んでは愛のため HA!
  放つ 恋の積尸気冥界波♪ 」
 ドカーン! 特効の爆発が、伊藤を吹き飛ばす。
「なんでわいだけなんやー‥‥ガクッ」
「 そんな貴方は足首掴んでうごめくの
  嗚呼、恋の積尸気冥界波♪ 」
 ドカーン! 二度目の特効の爆発が、今度はマリアーノを吹き飛ばす。
「やっぱり、あのセリフ言うと死亡フラグだよネ‥‥ガクッ」
「 黄泉比良坂におちるがいいっ!
  黄泉比良坂におちるがいいっ! 」
 しかし、三度目の爆発がなかなか来ない。おかげで、百鬼は悪夢のようなサビを正座したまま耳元で歌われるハメになった。
『のもじさんの天使の歌声も名残惜しいですが、お時間が来てしまいました。感動のラスト前も終わり、次回いよいよロスタイム編です! では、ヨシュアがどうなってるか分からないまま‥‥さようならっ!』
 こうして、GCは幕を閉じた。そのロスタイムが15日間もあるコトを、まだ知らないままに。