−ザ・DOG−第4話アジア・オセアニア
種類 |
ショート
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担当 |
有天
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芸能 |
3Lv以上
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獣人 |
1Lv以上
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難度 |
普通
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報酬 |
7.9万円
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参加人数 |
8人
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サポート |
0人
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期間 |
12/19〜12/23
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●本文
●深夜ドラマ『潜入捜査官―ザ・DOG―』第4話:「毒華哀歌」役者募集
<あらすじ>
銀座を舞台に談合に絡む十年前に起きた殺人事件を軸とした男女のラブストーリィ。
<プロローグ>
大手ゼネコンに勤める男Aが自殺した。
当時、男の勤める企業を含め数社が競合し談合を起こし不正な公共事業に着手。
裏金として数億の金が某議員の懐に転がり込んだと噂されていた。
Aは、その裏金を用意した人物と見られていた。
Aには、11才になる娘と妻がいた。2番目の子が4ヵ月後産まれる予定であった。
Aは地味であったが真面目な男で、不正融資や裏金と言った物とは縁遠かった。
妻や親戚が会社に掛け合ったが認められず、会社からはわずかな見舞金が出ただけであった。
社員寮から追い出され、途方に暮れる妻と娘。不幸は続く。
小さなアパートに引っ越し、なんとか身重でありながらパート職を見つけた妻であった。
パートからの帰り道、脇見運転のトラックに跳ねられて死亡した。
――ここまでが表向きの話である。
Aは身替わりに殺されたのであった。
そして某大手新聞記者がその事を勘付き、妻に取材を申し込んで来たのを切っ掛けに「臭い物には蓋を」
――万が一の為に妻は殺害されたのだった。少女の12才の誕生日の日だった。
病院の霊安室で呆然と立ちすくむ少女の前に現れた杖の男、橘 正三であった。
橘の誘いに乗り「犬」となった少女。
それから十数年、少女は美しい華となり銀座にいた。
両親と産まれてくる弟を殺した‥‥その指示を出した思われる代議士の愛人となっていた。
女は潜入官として代議士を追い詰めるべく近付いたのだった。
冷め切った夫婦生活、好き勝手やり放題で無関心な大学生の娘がいる事も判った。
一心に男の愛情を受ける女。
静かに牙を研ぎ、咽を喰い破る時期を待っていた女の前に現れた若い男。
敵か? 味方か?
<本編1stシーン>
華やかすぎずしっとりとした感じの漂う高級クラブ。
彩り溢れるドレスや和服の女性達が男達の相手をしている。
ドアが開き、一人の女性が現れる。ダークグレーのパンツスーツに身を包んだ橘公子である。
黒服は、公子に代わってドアを支える。
その様子を見た主人公は接客中であったがサポートに交代してもらい、席を立つ。
杖を尽き乍ら、正三が現れる。
席にエスコートして談笑を始める。
主人公が接客をしていた男、サポートの女の子に愚痴を零す。
「何? 彼女のスポンサー?」
「いいえ、彼女の大事な人。私も詳しくは知らないけど、彼女をここのお店に紹介した人なの」
主人公、橘父子の席を後にし、接客していた席に戻ってくる。
「いいの? 大事な人なんでしょう?」
「私の顔を見に来てくれただけだから。って、私はお邪魔かしら」と笑う。
「いいや、戻ってきて嬉しいよ」
●製作ノートより ―概要―
犯罪組織撲滅の為にだけ組織されている司法の犬たち。
元死刑囚や犯罪組織に肉親を殺された家族たち等で構成されている潜入捜査官。
警察機構に属さず、逮捕権、銃の携帯等一切ない『非合法』の組織。
彼等を待っているのは、偽りの名前と裏切り者という呼び名。
誰も本当の彼等を知らず、一時的に与えられた偽りの顔、偽りの中の孤独で辛い仮の生活‥‥‥。
構成員達は自チーム以外との交流を行わず、時に同一犬飼配下の捜査チーム同士、敵味方に別れ戦う事。
任務成功の折、偽りの名のまま犯罪者として逮捕され、生死の危険に晒される事もある。
彼等を突き動かすのはただ一つ、「悪を許してはおけない」という捜査官達の熱い思いだけ。
自らを『使い捨ての駒』と知り、
悪行を潰す為に自らも悪を行う矛盾、
仲間を見殺しにする非情さを抱えて葛藤し乍ら戦うダークヒーロー達。
●用語
「犬(DOG)」潜入官、サポーター、リーダーによって構成される実働潜入捜査チーム(部隊)。
「実働潜入捜査官(潜入官)」調査対象組織に直接潜入する実働潜入捜査チームの捜査官。
「サポーター」潜入捜査チームの補助役。潜入官を助け、情報収集・解析、回収・廃棄、配車等を行う。
「リーダー」実働潜入捜査チームを指揮。1チーム1リーダー。上層部との連絡・交渉、一部メンバースカウト等。
※犬組織上層部
「鳩」犬飼(ブリーダー)直属の連絡要員。複数名存在。『橘 正三』に関しては鳩『1名』
「犬飼(ブリーダー)」複数ある『犬』チームの統括者。基本的には『犬』達と接触しない。
●登場人物解説
『女 20、30代』★主役
立場:潜入官兼リーダー
銀座超高級クラブのホステス、某代議士の愛人。
父親の知り合いである橘の誘いに乗り『犬』となる。
華やかな女性。
『男 20代』
主人公の女潜入官にちょっかいを出す謎の人物。
『橘 正三(たちばな しょうぞう)56歳』
立場:犬飼(ブリーダー)
弁護士。杖または車椅子を使用。
一人称:私、二人称:〜さん
口調 : です、ます、でしょう、〜ですか?
『橘公子(たちばな きみこ) 27歳』
立場:鳩
橘の娘。正三の秘書兼ボディーガード。
クール系。
一人称:私、二人称:あなた
口調 : です、ます、でしょう、〜ですか?
「今回は女潜入捜査官が主人公で、銀座や六本木とかがメイン撮影場所となる。視聴者のターゲットが、20代から30代の女性だ」と紫煙を吐き出す鬼塚ディレクター。
●リプレイ本文
●CAST
木下 陽子(レイカ): 椎名 硝子(fa4563)
赤井・静子 : 青田ぱとす(fa0182)
北見 康弘 : 水沢 鷹弘(fa3831)
鴉(慶一) : K・ケイ(fa4786)
新山啓次郎 : 古河 甚五郎(fa3135)
夏澄 : 斉賀伊織(fa4840)
高橋 旭 : 欅(fa5241)
橘 公子 : 小日向 環生(fa3028)
●夜に咲く華
「お疲れ様です」
店が上がり、次々に裏口から帰っていくホステス達。
「レイカさん、ラーメン食べにいきませんか?」と陽子(レイカ)のヘルプをしている夏澄が声をかける。
「お店が終わったら、陽子で良いわよ。ラーメンかぁ、美味しそうだけれど今日は用があるのよ」
「え〜、そうなんですか?」
「今晩は、レイカさん。いや、『木下 陽子』さんとお呼びしたほうがいいかい?」
積んであるビールケースの影から出て来た男(旭)が言った。
「見ない顔ね、誰?」
「高橋 旭って言います。代議士の北見 康弘を調べている新聞記者です。お話、聞かせて貰えますよね?」
「なんの事かしら?」と嘯く陽子。
「しらばっくれないで下さいよ。木下さんが北見の愛人をしているのは、調査済ですよ」
「ええ?」
店にも良くやって来る政界の大物の名前を聞いて夏澄がすっ頓狂な声をあげる。
「こう言った話は耳の右から左にそのまま流すのが銀座流よ」
陽子は、旭に向き直ってこう言った。
「もし私が北見代議士の愛人なら、余計お話することがないと思いません?」
「あ、一本取られたな」
屈託なく笑う旭。
「明日も早いので、失礼ますね」
にっこりと旭に拒否の微笑みを浮かべる陽子。
「また来ますよ。陽子さん」
●陽子と旭
「ほい、頼まれていた親父さんが担当していた事件の資料持って来てやったぞ」
「ありがとうございます。‥‥あ! もうこんな時間だ。北見の愛人の所に行って来ます」
受け取った資料を鞄に詰め込む旭。
「なんだか毎日毎日、楽しそうに出かけるな。そんなに美人なのか?」
「凄い美人ですよ。それに優しいし」
「へぇ? 旭、惚れるなよ。骨抜きにされて取材所じゃなくなるぞ」同僚の記者が茶化して言う。
「嫌だな、そんな訳ないじゃないですか」
そう、初めは仕事だった。
これでも新聞記者の端くれである。
ましてや自分の父親が死んだ原因かも知れない男の愛人への取材だ。
円滑な取材の為の単なる下準備だったはずだ。
何故、こんなに陽子と会うのが楽しみなのだろう。
「‥‥‥困ったな」口とは裏腹に余り困った様子ではなく旭は苦笑した。
* * *
公子はその日、一人の女と会っていた。次の再編成を待つ犬の一人、静子。
「今、何をやっているの?」
「パートを転々としながら楽しくやっとるよ」
「そう、この人を知っている?」公子は2枚の写真を見せる。
「男は知っとるよ。新聞記者やね」
「今、こっちのシングル(単独行動の犬)にちょっかいを出しているの」
「そういうのの処分は『狼』の仕事やろ?」
「上手く使えば、兎を穴から誘いだせるのよ。でも‥‥彼は犬とも仲良しになってしまったから」
そこ迄聞いて静子は笑い出した。
「はははは、笑えるね。猟犬なんに、恋をしたっちゅうのんか? 猟犬はなあ、兎を狩り出すもんや」
「ええ、『ブリーダー』は放っておけって言うけど他の犬に示しが着かないわ」
「ふーん? で、アタシに何をしろっちゅうんや」
「シングルのフォロー(手助け)。手段は問わないから手伝って貰えないかしら?」
●代議士 北見 康弘
北見名義のマンション。北見、傍らに座る陽子の髪を撫でている。
「まだホステスを続けるつもりなのか?」
「最近、やっと面白くなって来た所なのよ」
「ホステスではなく、自分の店を持ったらどうだ? お前の為なら、金なんかいくらだって出すぞ」
「そうね。それも悪くないけど‥‥」
「なんだ、店に好きな奴でも来るのか?」
「私にはあなたしかいないわ。分かっているでしょう?」
北見の息が掛かった者(新山)から陽子に近付く旭の事を聞いた北見。
裏で悪どい事を行い家庭を省みない北見であったが、唯一の泣き所は陽子であった。
年甲斐もなくこの若い愛人に惚れ込んでいた。
電話が鳴り、受話器を取る北見。それを見て、席を外す陽子。
別室で子機のフックボタンを押し、電話の内容を確認しようとする陽子。
「私だ‥‥」
男の身元調査を指示した新山からの電話であった。
「相手の男の名前は『高橋 旭』、新聞記者です。以前、先生が取り除くようにおっしゃった害虫の子供です」
「そんな男がなんで陽子に近付いているんだ?」
「どうやら、過去の事件を含めて先生の事を調べているみたいです」
「今になって出て来るか‥‥。陽子の事もあるし、早めに消してしまった方が良さそうだな」
北見の台詞に青くなる陽子。
旭の殺害は、北見を追い詰める最大のきっかけになる筈である。
だが何故、こんなに心が揺れるのだろう。
「私は『犬』。誰かを愛するなど‥‥なのに、この気持ちは何?」
正三から両親と産まれる事なく死んだ弟の死の真実を聞かされてからずっと「犬」として生きて来た陽子には答えが出なかった。
誰かに答えて欲しかった。父親代わりと言える正三なら答えてくれるだろうか?
陽子の中に迷いが生じる。
「私が人並みな幸せを望んでも許されるかしら?」
* * *
いつものように店の裏口で陽子を待つ旭。
「そうだ。先輩から貰った資料」
鞄からファイルを取り出し、暗い街頭の灯でページをめくる。
「一之瀬?」
談合事件に関わったと思われる男の古い自殺記事を読み直す旭。
慌てて自分が父親から引き継いだ資料を纏めてある別のファイルから1枚の写真を取り出す。
自殺した男の家族が写る写真。
笑う男と陽子に似た女、そして両親の間に立つ幼い少女。
「まさか、一之瀬 美夜が‥‥陽子?」
自分の発見に動揺する旭。
パン! どこかでタイヤがパンクするような乾いた音がした。
旭は自分の腹に開いた穴を不思議そうに見つめ、そのまま血溜まりに倒れ伏す。
「‥美‥夜‥さ‥‥」
「全く‥‥余分な事を調べずに済めばこんなことにはならなかったんだよ」
どこかの店から出て来たかのような派手な面立の男(鴉)が言った。
「鴉さん、殺したんですか?」台車に色々な物を積んだビル作業員のような格好をした新山が言った。
「当たり前だろう? 玩具じゃないんだから。それにこの格好の時は『慶一』って呼んで欲しいよ」
まだ煙の立ち消えない銃を持て余すように鴉が言った。
「俺、店の途中なのに硝煙臭くなるの困るんだよね。お客さんの中には匂いに敏感な人もいるんだから、本来こう言うの新山さんの仕事でしょう?」
「いや、自分は後始末専門で‥‥」と新山。
「ふーん、じゃあ俺は匂い消しも兼ねて薔薇でも買って帰るか」
こいつの後始末もよろしく。と新山に銃を投げ渡す鴉。
用意していた段ボールに銃と旭の鞄や資料を放り込み、旭の死体を詰める新山。
人の気配に顔をあげる新山。
「丁度ええわ。にいちゃん、これも詰めといてや」
あらぬ方向に首が曲った鴉を新山に向かって投げ付ける静子。
「ひえぇっ!」悲鳴をあげて逃げようとする新山を捕まえる静子。
「にいちゃん、ちょっと待ったりや♪」色々教えて貰おか? とにんまりと笑う静子。
「うわわっ、殺さないで‥‥」
「アタシのがちょーっとだけ、上司がよかった。『手段は問わん』いいことや」
「あ、悪魔‥‥」
「あたしが悪魔? 上等やんか、にいちゃんも因果応報やろ?」
* * *
――一方、
「美夜を『切る』べきです。彼女は『犬』として相応しくありません!」
一向に進まない捜査に痺れを切らした公子は、『牙』として名高い静子を独断で手配すると同時に『犬飼』であり父親である正三に食って掛かっていた。
「‥‥公子、『鳩』の役割はなんだね?」
普段、温和な正三がこういう言い方をする時は、怒っている時である。
近くにいるはず父親が遠い存在に感じる瞬間である。
「『ブリーダー(犬飼)』と『ドッグヘッド(リーダー)』との連絡員です」
昔、あの事件が起きる迄、裁判官をしていた父親は近くて、とても遠い存在だった。
今やたった二人だけの家族である正三の近くにいたい。
『共に』悪を狩り出す。その為に公子は自ら『鳩』を選んだのだ。
それを思い出し、公子は自分の声が震え掠れているのを必死に隠そうとした。
「そうだ。『鳩』である君は私に意見を言う立場にない‥‥私に君を処断させないで欲しい。私から娘を取り上げないでくれ‥‥公子」
●ハンティング
「陽子‥‥何故だ、何故お前が私を‥‥?」
刺された胸の傷を押さえる北見。
「あなたは私利私欲の為に罪の無い人間を殺し‥‥私からも愛する者達を奪った。地獄で悔いるといいわ」
「愛する者達‥‥そうか、お前はあの時の‥‥一之瀬の娘、か‥‥油断した、な‥‥」
「そうよ、私は一之瀬 美夜。お前が虫けらのように殺した一之瀬の娘」
息絶えた北見に向かい吐き出すように言う美夜。
「そしてお前にまた愛する者を奪われた女‥‥」
美夜は、そっと天を仰ぎ呟く。
「旭、ごめんなさい。こんな形で仇をとっても、あなたは喜ばないでしょうけれど。やはり私はこう言う生き方しか出来ない‥‥」
●『犬』は『犬』
公子からの報告を聞き、正三は溜息をついた。
「まさか美夜が北見を手に掛けるとは思わなかったが‥‥」
「犬」の仕事は闇を狩り出し、白昼にその悪事を晒す事。
『黒幕(北見)殺し』を行った美夜の行為は、捜査のメスを止める行為。
『犬飼』である正三は『任務失敗』、美夜の行為を『私怨』と判断した。
正三は暫く思案した後、公子にこう言った。
「『狼』と連絡を取ってくれ。場合によっては処理を頼むかも知れないと」
てっきり美夜の行為を誉めるとばかり思っていた公子は息を飲んだ。
「‥‥‥彼女を処分するのですか?」
「彼女の出方次第だな」
――こうして銀座から一つの華が消えた。
* * *
ドアが開き、一人の女性が現れる。ダークグレーのパンツスーツに身を包んだ公子である。
黒服は、公子に代わってドアを支える。
杖を尽き乍ら、正三が現れる。
「橘様、いらっしゃいませ」夏澄が気がつき出迎える。
「やあ、夏澄さん。顔を見に来たよ」
美夜がいなくなった後も定期的に正三は店を訪れ、今は夏澄を指名してくる。
夏澄も、もう誰かのヘルプではなく今では立派な銀座の華である。
「X’masも近いしプレゼントを持って来たよ」
公子はバックの中から有名ブランドのプレゼントBOXを取り出し、正三に手渡す。
正三の手から渡されるBOXを嬉しそうに受け取る夏澄。
「わぁ♪ 嬉しい。開けて良いですか?」
画面は店の天井から冬の空へと切り替わる。
――暗い空に更に黒く浮かび上がる人気のないゴミ処理施設。
男が担いだ朝袋を赤々と炎が見え隠れする扉の向こうに放り込む。
あっという間に火に飲み込まれる袋。浮かび上がる狼の顔。
「『犬』は所詮『犬』‥‥『犬飼』どもの手の中で踊る。他の物には慣れないって事だ」
後ろに立つ静子を振り返り、悪鬼のようににやりと笑う狼。その瞳には何の感情も映してはいなかった。