「R・A」X’masパーティ南北アメリカ
種類 |
ショート
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担当 |
有天
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芸能 |
3Lv以上
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獣人 |
1Lv以上
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難度 |
普通
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報酬 |
7.9万円
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参加人数 |
8人
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サポート |
0人
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期間 |
12/20〜12/24
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●本文
「へぶりぃん、なぁい〜っ♪ ほぉりん、なぁい〜っ♪ クリスマスパーティ、楽しみだな♪」
賛美歌を音っぱずれに歌うのは、インターネットコンテンツサービス会社の在宅職員ロック・ライフ(23)。目出たく先日オーダーした超有名パティシエの作る17インチケーキを堪能している。
新人ロッカーとインディーズバンドを発掘する「ROCK・AWARS」の担当なのに音痴である。
ロックと言えどもクリスチャンらしく一応家族と25日は過ごす予定であるが、「ROCK・AWARS」で日頃お世話になっているクリエイター達の慰労会(忘年会)を兼ねてX’masパーティを催す事になった。
「気持ち早いけど、会場が取れなかったからな‥‥まあ、遅くなるより全然いいか♪」
パーティ好きな所は、やはりロックもアメリカ人だと言えよう。
「イベントはどうしようかな? 普通にライブだけっていうのもいいけど」
●ROCK・AWARS非公式X’masパーティ
観客&出演者、スタッフ募集!
●出演について
ソロ、グループ問わず、テーマは『聖夜』
歌詞&曲はオリジナルのみ、歌のみ(歌手ソロ)曲のみ(バンドマンソロ)の参加も可能♪
貸し出し可能楽器は、ピアノとドラムセットのみ!
●注 意!
仮装許可 ただし、オリジナルのみ。既存キャラクターは不可! 会場内、飛行不可!
会場に更衣室がないので、必ず事前に着替えてくる事。
●リプレイ本文
●パーティ準備
「此度はクリスマスパーティに参加でき、光栄です」とシルクハット、黒燕尾服姿のアレクサンドル(fa4557)。
「こっちこそ、参加してくれてありがとう」とロック。
ご挨拶代わりです。と、ノワール。ロックに手品「3つのリース」を披露する。
「素敵な手品だね。皆、楽しめると思うよ」とロック。
「お招きいただいて有難う御座います〜! BLUE−Mの悠奈です♪」と元気に会場に入りをしたのは悠奈(fa2726)。
「よろしく、おねがい、します」と小明(fa4210)。
「来てくれてありがとう」料理を期待しているよ。とロック。
「料理は手伝えないけど、盛りつけなら得意だよ〜!」とユーナ。
「え? 料理はしないの?」
「私が料理を作れば死人が出るかもね?」
明るく笑うユーナ。
「シャオミン、お料理、チャイナチキン、四色焼売、海老の紙包み揚げ、デザートに、杏仁豆腐と豆花、持って、来たよ」とシャオミン。
「救世主様♪」とロックから熱烈歓迎されるシャオミン。
「デザート、溢れる」と言われ、あっさり引き下がるロック。
そのまま、いそいそとデザートを盛るガラスの器を探しに行った。
「じゃあ、私が盛り付けてあげるね」
「どうも、ありがとう、ございます」
シャオミンの持って来た中華料理を「折角のクリスマスだからと洋風っぽくね」と盛り付けていくユーナ。
「わぁ、とっても、おいしそう、です。それに、かわいく、できてます」とシャオミン。
「これ食べるのが惜しいほどですね」とノワール。
脇で「味見」とチキンを摘むロック。発見され、怒られていた。
「休みなんだが‥何かしている様だったんで、覗きに来た‥先日は、世話になった」と12月お勧め曲に採用された鶤.(fa3351)は、白系セーターに革ジャンというラフな格好で現れた。
休みの日でもベースギターを担いでいるのは、何時何処でも弾けるようにという一種の職業病かもしれない。
「こっちこそ楽しいPVだったよ。毎月10日ぐらいに募集を掛け始めるから良かったら、また応募して欲しいな♪」とロック。
「ああ‥次も、時間が合えば‥‥」
今日は飛び入り歓迎だから気楽に楽しんでいってくれ。とロック。
「ああ‥それに手伝える事が有れば、手伝おう。料理は普段しているんで‥手伝えると思う」
その瞬間、がしっりと鶤の手を握りしめたロック。
「お願い!」
どうやら鶤はのんびりと休日を楽しむ事はできないようだ。
「スポンジから作るのが一番なんでしょうけど、市販のスポンジを購入して、みんなで生クリームやチョコクリーム、果物とかで、デコレーションするですよ☆」
鐘下べる(fa1828)の言葉につかさず「え〜っ?」とロック。
「スポンジは‥‥時間的なことや道具の関係上難しいでしょうから、しょうがないでしょうね☆」という佳奈歌・ソーヴィニオン(fa2378)。
「市販でもちゃんとデコレーションすれば美味しいですよ☆」とベル。
「あと果物もワインなんかでコンポートにして上手く挟んだり上に乗せたりすると良いかもです☆」とカナカ。
「あたしは究極に料理が下手なので、デコレーションも手伝えるかどうか微妙な線なのですが‥‥」
なので、クッキーやビスケットを買って来ました。と小日向・メル(fa4055)。
折角だからとメルの買って来たクッキーやビスケットもケーキのデコレーションに使われることになった。色とりどりの果実やクッキーにチョコに飾られたケーキは中々のできばえである。
「シャオミンの中華以外の料理はどうなっているの?」
「もちろんケーキ以外の料理も作るですよ☆ ローストチキンとかはもちろんですが、それ以外のパーティー料理もちゃんと作るですよ〜☆」とベル。
それを聞いて胸をなで下ろすロック。
「シャンパンも私がセレクトしたちょっと高級な物を揃えましたので、ご堪能下さいね☆」
さすがワインマニアのカナカが選んだだけはある。ワインに詳しくないロックでさえ聞いた事がある品が選ばれていた。
「間違っても頭からかけるなどと言うことはしては行けませんよ? そんなコトしたら、許しませんからね」口元はにっこりと笑い乍らも目が笑っていないカナカ。
うっかりしたら青月円斬が飛んできそうである。少なくともカナカのいるパーティではそういうのはしない事にしようとしっかり心に決めるロックだった。
●LET’S PLAYING!
「Marry christmas!」ロックの音頭で乾杯のグラスが交される。
「アドベントを家族や友達と過ごさない俺‥‥大人だな、同年代とは一味違うぜ‥‥‥」内心どきどきし乍ら赤鼻トナカイのフードを被ったシーザー・N(fa4450)。
「四色焼売、よかったら、食べて、ください」と小さい鈴が着いた赤と緑のミニワンピース姿のシャオミン、焼売の皿を差し出す。
「ふ‥‥結構だ(女が言い寄ってきても揺らがない俺‥‥男前だぜ‥‥)」とちょっと悦に入っているこざる。自慢の焼売を断れて、ちょっとしょんぼりするシャオミン。
「小明嬢の料理でしたか。これは楽しみですね」とノワール。
「小明ちゃんのお料理美味しいね♪」と白いファーケープに水色のミニサンタ、半獣化のユーナ。
「ガンガン食べて、ガンガン歌おう! 楽しい音楽と美味しい食事は最高の贅沢だからね!」
「‥‥手作りの料理に、ライブ。パーティも‥案外悪くない‥」
ロックの側だと更にその小食さが目立つ鶤であるが、鶤なりに楽しんでいる様である。
「わ〜い! ケーキとシャンパンだ〜♪」とユーナ。
「俺は甘いものなんか‥‥大人の男の俺は甘いものなんか食べないんだ」と目が泳いでいるこざる。
やせ我慢のようである。
「ケーキって脳を使う仕事をする出来る男は、嗜むのが普通だし」と5個目のケーキを取るロック。このままではこざるの食べるケーキがなくなるのも時間の問題だ。
「さて、もう1個‥‥」と手を伸ばすロックの目の前のケーキをかっさらうように取るこざる。
「ちくしょー、ケーキっていいなぁ」
余程我慢していたようである。涙を浮かべて食べるこざるに対し、「僕がケーキ取りに負けるなんて‥‥」とショックを受けるロック。
ノワールが先程の礼だとシャオミンと約束した手品を披露している。
「小明嬢は中国の方なので、チャイナリングにちなんだ、クリスマスリングを」
通常はチャイナリングと呼ばれる鉄の輪で行うものだが、クリスマスバージョンということでクリスマスリースを使う。3つのリースの輪を取り出すノワール。バラバラなのをシャオミンに確認させ、目の前で繋げ、またバラバラに離してみせる。
「すごい、です。さすが、アレクサンドル殿、です」と喜ぶシャオミン。
「ベルさんもどうぞ。美味しいですよ」ケーキ作りの時と違って、赤い髪が映える青いドレスを着ているカナカ、綺麗なピンクのシャンパンが入ったグラスを配って歩いている。
「あたしも頂いて良いですか?」と言うのは赤いミニワンピースに、手首には鈴をつけているメル。
それに対して「はやや‥‥この匂いは‥‥お酒‥‥ですかぁ〜〜〜〜」ミニスカサンタ姿のベルの目がとろ〜んとして来る。
「なんかぁ、暑いです〜」プチプチと胸の白いボタンを外すベル。
胸元に男達の目が集中する。
最後の1ボタンを外し、襟元に手をかけるベル。野郎共の期待度MAX状態。
「ふにゃ〜、あつ‥‥もごもご」その瞬間、ばさりとノワールがベルに黒い布をかける。
「はい、1、2、3!」
布が外され、代りに現れたのはケーキを抱えているロックであった。
「やあ、皆も食べる?」
「すご〜い!」
「アレクサンドル殿、魔法みたい、でした」とパチパチと手を叩くユーナとシャオミン。
ノワールの機転でベルは裸を晒さずにすんだ。
「個人的には見たい所だけど、今日は子供もいる事だしね」とロック、ノワールに感謝しつつ記念の10個目のケーキを平らげた。
●LET’S PLAY MUSIC!
「クリスマスだもん! 楽しくいこう〜!」ユーナの掛け声でライブがスタートする。
●BLUE−M 【Welcome to new Christmas eve】
Vo:ユーナ Dr:ノワール
♪♪♪
From a white sky
Reindeers comes quietly
The bright day The blessed day
The wonderful night The sacred night
We are gathered under the mistletoe tonight
We are waiting for the angel ”COMEHERE”
Welcome to new Christmaseve
CHRISTMAS EVE FOREVER!
♪♪♪
「「Merry Christmas!」」
ラスト、二人の掛け声に合わせて、ノワールが「Merry christmas」と書いてある旗を出して二人のパフォーマンスは終了した。
2番手は、メルとシャオミンの「ホーリーズ」。
やはり見ているだけでは物足りないのか鶤はベースを取り出す。
「‥少し参加させて貰おう‥‥」とステージに向かう。
●ホーリーズ 【空からサンタが降ってくる】
Vo:メル P:シャオミン B:鶤
♪♪♪
リンリン リンリン
トナカイが行く
真っ赤な衣装の サンタが行くよ
星の光るツリーには
モール 長靴 スノーマン
雪の積もったえんとつを
くぐって 『どすん』 こんばんわ
ホッホー おまたせ プレゼント
よい子のみんなへ ごほうびだ
今日はすてきな クリスマスイブ
♪♪♪
●夢の後
パーティが終わり、片づけを始めるカナカ。
側のソファーには、まだ酔いが覚めないベルが眠る。ロックと言えば、まだ食べている。
ふと見上げた窓から雪の降るのが見える。
「皆様、良いクリスマスを迎えられるといいですね☆」