ワイズマン・パーティ南北アメリカ
種類 |
ショート
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担当 |
ゆうきつかさ
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芸能 |
2Lv以上
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獣人 |
2Lv以上
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難度 |
易しい
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報酬 |
0.8万円
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参加人数 |
8人
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サポート |
0人
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期間 |
08/13〜08/17
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●本文
●ワイズマン・パーティ
HAHAHAHAHAHA!
皆さん、お元気してマスかー?
今日はバカンスにお誘いに来ましたYO!
夏といえば海っ!
海といえば、水着ギャルと褌ボーイ!
ワタシもお気に入りのパンツを穿いて、海に行くツモリでイマァース!
そこで皆さんをバカンスに招待しようと思ってイマァース!
ひとりで行くのは、寂しいデスからネ。
ベ、別に安いパック旅行を見つけたからじゃありませんYO?
紹介料が貰えるから、というわけでもアリマセェーン!
と、とにかく細かい事にツッコミはなしデェース!
場所はアメリカ合衆国カリフォルニア州南部のロングビーチ。
ここまではレトロな雰囲気漂う超豪華バスに乗って行こうと思いマァース!
しかもゲストには、あのシンディ・シールさんがキマァース!
彼女の主演するドラマの予定が延期し続けているため、なかなか紹介する事が出来ませんでしたが、ワタシの減給期間も終わったのでパァーッと派手にパーティをやりマショウ!
別に皆さんにボーナスを払いたくないから、パーティをして誤魔化すわけではありませんからネ。
ほ、本当デスYO!?
HAHAHAHAHAHA!
●リプレイ本文
●シンディ
「‥‥ボーナスを払いたくない、ねぇ。‥‥まっ、どうでもいいけど‥‥。久々のオフだし、のんびりしますかね‥‥」
ビキニ姿でビーチチェアーに座り、宗像 悠(fa0132)が呆れた様子で溜息をつく。
その横では瀬戸・カトリーヌが寂しそうな表情を浮かべ、日焼け止めクリームをペタペタと塗っている。
「まぁ、仕方が無いと思うわよ。最近、売り上げが落ちているようだし、『フライデー』の人気だけじゃ、やっていけないようだし‥‥」
愛用のサングラスを外し、シンディ・シール(fz0024)がクスリと笑う。
それと同時に瀬戸が殺気に満ちた表情を浮かべ、バチバチと火花を散らす。
「やぁ、みんな。楽しんでいる? えっと、確かシンディさんだよね? 俺はレオナード・レオン。アクション俳優をしているんだ。よろしく」
爽やかな笑みを浮かべながら、レオナード・レオン(fa2653)がシンディをエスコートした。
シンディはまんざらではない表情を浮かべ、レオンに連れられビーチチェアーに座る。
「オゥ、ユーがシンディですね。ショッピングモールでは幾度となく、お見かけしていましたが、今後とも宜しくお願いしまSU」
全身の筋肉を隆起させながら、ジョニー・マッスルマン(fa3014)がシンディと握手をかわす。
シンディは逞しい男が好きなため、ウットリとした様子で微笑んだ。
「ふぅ〜ん、あれが噂のシンディねぇ‥‥。まぁ、たまのオフなんだろうし、何のトラブルもなく楽しめるといいけど‥‥」
さりげなく瀬戸に視線を送り、悠がボソリと呟いた。
その言葉に瀬戸が気づいたのか、誤魔化すようにして咳をする。
「その件ならノープログレム! シンディにチョッカイを出してくる輩は、ミーの拳が黙っちゃいないNE」
真っ白な歯をキラリと輝かせながら、ジョニーがシンディの肩を叩く。
そのため、瀬戸が気まずい様子で視線を逸らす。
「‥‥悪いわね。期待しているわ」
含みのある笑みを浮かべながら、シンディが黙って瀬戸を見下した。
「随分と険悪なムードのようだが、何か過去にあったのか?」
シンディの顔をマジマジと見つめ、レオンが心配した様子で口を開く。
ふたりともあまり話したくないようだが、何か過去にあった事は間違いない。
「誰だって話したくない事くらいあるだろ。‥‥聞くだけ野暮ってモノさ」
苦笑いを浮かべながら、悠がボソリと呟いた。
「‥‥確かにね。そのうち話したくなったら、連絡してもらえるかな? 何か力になれると思うから‥‥」
テーブルの上にあったペンを掴み、レオンがコースターの裏に連絡先を書いて渡す。
「有難う。‥‥貰っておくわ。どうせなら夜の方がいいかしら? 何処か夜景の見える場所で‥‥」
意味深な笑みを浮かべ、シンディが胸元にコースターをしまう。
彼女は瀬戸とは違ってノーマルなため、レオンの誘いもまんざらではないようだ。
「‥‥おや。何やらあっちで騒いでますNE。ちょっと様子を見に行きましょうか?」
そう言ってジョニーが様子を見に行くのであった。
●ワイズマン
「HAHAHAHA! 皆サン、お元気してマスか? 今日は思いっきり楽しんでクダサイね♪」
上機嫌な様子で笑みを浮かべ、ワイズマンがアメリカンパンツ一丁でビーチにやって来る。
ようやく減俸処分を解除されたのか、ワイズマンはやけに機嫌がいい。
「まぁ、これもすべてワタシのおかげぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」
何者かが仕掛けた落とし穴に嵌り、ワイズマンが悲鳴を上げてズボッと首まで砂浜に埋まる。
「ワ、ワイズマンさん!? 一体、何をしているんですか!?」
素っ頓狂な声をあげ、志羽・武流(fa0669)がワイズマンに駆け寄った。
ワイズマンは必死になって穴から出ようとしているが、身体にピッタリとハマッているため動けない。
「NOOO‥‥。助けてクダサイ‥‥」
ションボリとした表情を浮かべ、ワイズマンが武流に助けを求める。
しかし、ワイズマンの身体が首まで埋まっているため、助けようにも引っ張る場所がない。
「哀れねぇ、ワイズマン。まぁ、自業自得だと思うけど‥‥。せっかくだからスイカの特殊メイクでもしておくか」
含みのある笑みを浮かべながら、樹神(fa1099)がワイズマンにスイカのメイクを施した。
ワイズマンは物凄く不満そうにしていたが、身動きが取れないため迂闊な事は口にしない。
「パーティ、パーティ♪ 悠と一緒にパーティ♪」
楽しそうに鼻歌を歌いながら、黒曜・ブラッグァルド(fa0038)が仲間達を呼び寄せる。
これにはワイズマンも我慢する事が出来なくなったのか、身体を大きく揺らして何とか這い上がろうとした。
「と、とりあえずスイカ割りの要領で殺っておくか」
興奮した様子で木の棒を握り締め、黒曜が雄叫びを上げて振り上げる。
「NOOO! そんな事をしたら、頭からレインボーシャワーが吹きマァース!」
今にも泣きそうな表情を浮かべ、ワイズマンが両腕を突き出した。
それと同時に木の棒が振り下ろされ、間一髪でワイズマンがソレを掴む。
「しょうがねえなぁ。おーい、みんな。ちょっと手伝って欲しい事があるんだけど〜」
満面の笑みを浮かべながら、黒曜が仲間達の名前を呼ぶ。
そのためワイズマンは慌てた様子で黒曜の口を塞ぎ、誤魔化すようにして真っ白な歯を輝かせる。
「あらあら、必死ねぇ。せっかくみんなでストレス解消をしようと思っているのに‥‥。そこまでして命が惜しいのか?」
クールな表情を浮かべながら、樹神がワイズマンをジロリと睨む。
ワイズマンは気まずい様子で視線を逸らし、タオルを使って顔に施されたメイクを拭う。
「ちっ‥‥、つまんねぇの! それじゃ、俺は悠の所でも行ってくるかな」
納得のいかない様子で愚痴をこぼし、黒曜が悠のところまで歩いていく。
「まぁ、ワイズマン氏の気持ちも分かりますが‥‥。あれ? いない?」
辺りをキョロキョロと見回しながら、武流が心配した様子でワイズマンを探す。
なんとワイズマンは再び穴に落ちており、樹神に砂を掛けられている。
「それじゃ、改めてスイカ割りを始めましょうか。見事命中したら、ワイズマンからボーナスが出るらしいぜ」
そう言って樹神が熱心に客寄せを始めるのであった。