タイトル:【CO】熱砂土竜マスター:冬野泉水

シナリオ形態: ショート
難易度: 難しい
参加人数: 7 人
サポート人数: 0 人
リプレイ完成日時:
2012/07/15 00:05

●オープニング本文


 プロトスクエアの玄武。
 神出鬼没の捕食者(プレデター)、蟲型バグアのメタ。
 彼女率いる直属戦隊の真髄は、暗殺・破壊工作・情報操作にある。どこにでも現れて、どこへでも消えて行く。隠密性も索敵能力も高い。意に沿わぬ人間だろうと、恐怖で蹂躙し、時に鞭を、時に飴を与えて駒にする。
 勿論、如何にバグアが強いと言えど、能力者とてそう引けを取るものではない。とはいえ、その絶対数は少ない。本当に少ない。こちらが対抗するには、敵の主戦力の現れる場所に合わせて切り札を配置するしかない。
 しかし、メタととその配下は、隠密性故に出現位置が特定できない。数の少ない傭兵や軍の能力者をピンポイントで要撃に回すことも出来ず、手をこまねいているのが現状だ。
 ――否、だった。 
 UPC欧州軍は当方面において、地域の奪還という以上に、これ以上のゲリラ戦による混乱と消耗を避け、来るべきピエトロ・バリウスとの決戦において最大戦力を発揮する為の方策を打ち立てた。
 メタというのは、突き詰めればアサッシンだ。狙いは必然的に要に限定される。ならば、その的自体を一気に増やしてやる。継戦も防御も度外視し一斉に強襲をかけることで敵の標的自体を増やし、逆に敵本隊を手薄にし、連携を丸裸にし、本懐たるメタを短期間のうちに発見・討伐すると言うのだ。
 いたずらに戦力を無駄にしない為のリスキーギャンブル。互いの手にはリボルバー。籠められた弾丸は互いに一発。脳天を貫いた方が勝ちのシンプルなルーレット。チップは命。
 次に放たれる弾丸は――
 
 ●
 
 熱い。

 人出が足りないと言われればどこへでも出向くのがこの仕事だが、それにしても熱い。
 熱砂とはよく言ったものだ。
 真っ直ぐに続く道はヨハネスブルグへ続いている。
 近年の環境変化でできた比較的新しい砂漠を車で移動していたヘンリー・ベルナドットは額に噴き出る汗を拭った。
 
 なぜ、彼がアフリカにいるのか。

 軍を辞めてもヘンリーはまだ傭兵であった。知り合いの軍人から救援を求められれば、応えない理由はない。
 何より、フリーの傭兵というのは実にフットワークが軽い。今ならそう思う。

「しかし‥‥あっちぃなぁ‥‥こういう時は美女の一人や二人、隣に欲しいぜ‥‥」
「ぼやかないで下さい、中尉」
「中尉じゃねーし」

 ハンドルを握る下士官の言葉を訂正したヘンリーだったが、突然大きく前のめりになった。
 前の車が急ブレーキをかけたのだ。
 刹那、車中に大きな声が響く。

「敵襲! 敵襲!」
「おいおい‥‥いきなりかよ‥‥!」

 砂漠の中をかける人影が三。砂と脚が同化しているのかと思うほど、その足さばきが見えない。
 ――その時だ。

「っ!? 消えただとっ!」
「中尉! 外は危険です!」
「中尉じゃねーっつってんだろっ!」

 怒鳴ったヘンリーは愛刀を背負って熱砂の上に降り立った。
 確か、ヨハネスブルグ周辺にはメタとかいう美女のバグアがいるかもしれないという。
 厳戒態勢の敷かれたこの辺りでも、そのメタの配下と思われる強化人間が目撃されていた。

「美女だったらありがてぇのにな――っ!!」

 ニッと嗤ったヘンリーは、背後から斬りかかってきた相手の剣を受け止めた。ずるり、と砂の中に脚が沈む。
 力を込めて敵を弾き飛ばしたヘンリーは、それこそ暑さとは別の汗をかいたものだ。

「おいおい‥‥マジかよ‥‥」

 確かに彼は、細身の女や屈強な男、虫の脚のようなものを肩から生やした異形の男‥‥それらを見たはずだった。
 だが、その三人が、まさに砂の中に消えたのだ。

「土竜かよ‥‥厄介だな」

 舌打ちしたヘンリーはその場に即座に臨戦態勢を命じた。
 久しぶりに血潮が疼く。

●参加者一覧

ドクター・ウェスト(ga0241
40歳・♂・ER
遠石 一千風(ga3970
23歳・♀・PN
瑞姫・イェーガー(ga9347
23歳・♀・AA
RENN(gb1931
17歳・♂・HD
赤崎羽矢子(gb2140
28歳・♀・PN
ミリハナク(gc4008
24歳・♀・AA
セラ・ヘイムダル(gc6766
17歳・♀・HA

●リプレイ本文


 その砂漠はまさに熱砂というに相応しい暑さだった。

「けっひゃっひゃっ、我が輩はドクター・ウェストだ〜」

 アラビアンスカーフで顔を覆うドクター・ウェスト(ga0241)はいつもの口調で、けれども少し暑そうに言った。何事かと戦闘中のヘンリー達が振り返る。
 傭兵達の増援は応援要請が出されてすぐに到着した。とにかく戦力を、という要望に応えて折り紙つきの傭兵達が多い。

「さっさと始めよう。時間が惜しい」

 頭から水を被った遠石 一千風(ga3970)が言った。こうでもしないと、砂漠の気温がどんどん体力を奪っていくのだ。無用な消耗は避けたいところである。

「お願いがある。非能力者には分の悪い相手だ。けれど、余力があれば援護射撃をして欲しい」

 それだけで、状況はより優位に変わる。
 一千風は車の隅で固まる軍人達に言った。彼女の強い自信に惹かれて、彼らは小さく頷く。

「今は、姉弟喧嘩は一時停戦。分かった?」
「‥‥」

 車から少し離れた所では、瑞姫・イェーガー(ga9347)は無言の弟を見つめていた。ギクシャクとしている関係。だが、それを今は引きずる訳にはいかない。

「分かった?」
「姉さん‥‥、了解」

 念を押すように言った瑞姫にRENN(gb1931) は頷いた。空気が凸凹としているのは彼もきっと解っているのだろう。
 一方で、砂に潜ったり飛び出したりする人影を見やるミリハナク(gc4008)は別の方向で怒っていた。

「アフリカの砂漠といえばナマクアカメレオンでしょ。それなのに鱗も持たない哺乳類の癖に竜の名を持つモグラの敵だなんて許せませんわ!」

 爬虫類好きとしては、何だか許せない。

「あー‥‥そろそろ良いかい?」

 頭をぽりぽりと掻いた赤崎羽矢子(gb2140) が言った。なんだかんだで、ここまで傭兵達は戦闘していなかった。車の近くで佇むドクターがひゃひゃと笑う。

「我輩にかまわず、敵が見えたら攻撃したまえ〜」
「はいはい。じゃ、セラ。頼んだよ」
「私でお力になれるなら‥‥頑張ります」

 羽矢子の言葉に頷いたセラ・ヘイムダル(gc6766)はぽっと頬を微かに染めた。
 こういう健気な言動が、好感度を上げるのだ。
 そしてそれは、ひいては『お兄様の恋心』へ‥‥と、そこまで考えて、セラはぶんぶんと首を横に振った。
 
 とにかく今は、眼前の敵に集中――!
 
 ●
 
 砂の中を泳ぐ音が耳障りだ。
 竜がプリントされた日傘を片手に、ミリハナクは鉄扇で首元を仰いだ。砂漠という環境では、自慢のドレスも少し暑い。

「さあ、どこからでもかかって来ると良いですわっ!」

 勇ましく言うものの、彼女から攻めることはなく、待っているついでに足元に大量の苦無を投げつけた。砂に埋れるように刺さったその上に、スキュータムを置いて上に乗る。
 ちょっとした避暑地が出来上がった。

「うまくいくといいわねぇ‥‥ふふ」

 日傘の中で、金髪の麗人は微笑む。
 一方、セラは軍人達に声をかけていた。

「敵は足元から飛び出してくると思うので、私が指示したら全力で飛び退いて下さい」

 傭兵の言葉とあって、真っ向から反対するものはいない。
 彼女が戦域を見回すと、再び地表に現れた強化人間が砂に潜るところだった。
 それこそが、彼女の狙いだ。
 
「砂の中を移動してるなら、振動を探れるかも知れないのです」
 
 バイブレーションセンサーを発動させたセラは、砂の中から響く声に意識を集中させる。
 砂を掻き分ける音。足音を殺して駆ける僅かな振動。
 それらが、止まった。

「セラッ!」
「そこですっ」

 羽矢子とセラが同時に叫ぶ。一体は羽矢子の傍に、もう一体はセラの真正面に飛び出した。

「こいつっ!」

 砂の上を転がるように強化人間の爪を躱した羽矢子は、ハミングバードを軸に強化人間の脇に潜り込んだ。

「土竜がハチドリを捕まえれると思った? 甘いんだよっ!」

 そのまま、鋭刃と獣突を乗せて、思いっきりそれを弾き飛ばす。
 吹き飛ばされた強化人間はセラを襲おうとしていた強化人間にぶつかり、二体が逃げるように砂の中に潜り込む。

「‥‥っ」

 羽矢子は手の甲の痛みを感じて視線を落とす。躱す時に掠ったのか、わずかに血が滲んでいる。
 否、それよりも、恐ろしいのは次に来る灼熱感と猛烈な脱水症状だ。

「く‥‥っ」
「大丈夫ですの?」

 ぐらりと視界の歪む羽矢子へ、近くにいたミリハナクがすかさずキュアをかける。和らいでいく症状に安堵の息を吐き、仲間に目線で礼を述べた彼女は、再び砂を蹴って戦線に駆け戻った。

 ●

「RENN!」
「このくらい、どうってこと‥‥!」

 二本の刀で強化人間の攻撃を受け流した瑞姫は、膝を突いた弟の元に駆け寄った。無理をして追撃しようとする彼のエネルギーガンを上から抑えて、彼女は声を荒げた。

「ったく、無茶しないの!」
「‥‥っ」

 目を背けるRENNの額に大粒の汗が滲み出る。攻撃を受けたことによる灼熱と脱水だ。
 途端に息の荒くなった弟に瑞姫は急いでキュアをかける。幸い攻撃を受けて間もないからか、すぐに症状は緩和されたが、それでも受けた傷が痛々しい。

「これくらい平気だって」
「またそうやって‥‥ああ、もう」

 苛立つように吐き捨てた瑞姫は、セラの警告に合わせるように背後に飛び出した敵の爪を刀で受け止めた。力任せに、後方へ大きく弾き飛ばす。
 手を掴んだ立たせた弟に背を向けて、彼女は援護するように手だけで合図を送った。
 銃を構える弟に、一言、はっきりと言いながら。

「‥‥名前捨てようが、あんたは私の弟なんだからね」

 ●
 
 頭から被った水が蒸発しきったようだ。
 噴き出す汗を拭い、一千風は弾ける砂塵の中から伸ばした敵の腕を刀で弾いた。

「一千風さん、右です!」

 遠くからセラの声が聞こえる。彼女の調査は正確だ。右に刀を振れば、そこに必ず敵がいる。
 息切れが激しくなるのを感じながら、一千風は砂に帰ろうとする強化人間に詰め寄った。

「逃がさない!」

 砂の中に潜ろうとした強化人間の足元を救うように脚爪で蹴り上げる。砂を蹴って、宙に舞った敵の腹を刀の柄で力いっぱい殴りつける。
 砂漠に叩きつけられるようにして落下した強化人間に、すかさず軍からの援護射撃が飛んだ。

「‥‥体が、熱い」

 覚醒の影響で体温が上昇している上に、攻撃を受けての灼熱だ。おそらく一千風が自分で思う以上に体温が高いはずである。
 着地した彼女は、戦闘の隙間を縫って持っていた水を一気に飲み干した。体が、細胞が、水分を欲しているのがまざまざと分かる。
 当然飲んでいる時には隙が生まれるが、それを良しとしなかったのは姉に叱責されたRENNだった。

「そっちには行かせない!」

 セラからの情報で、一千風の方へ敵が行く事を予測していた彼は、エネルギーガンを斉射した。水を呑む一千風の脇で、脚に食らった強化人間が姿勢を崩す。

「助かった」

 ペットボトルを熱砂に投げ捨てて、一千風はよろけた強化人間の腹を蹴りあげた。
 ふわりと浮いた虫脚の男に、彼女は真燕貫突を叩きつけた。強化人間の腕を、胸を、首を、一千風の無数の刃が斬りかかる。

「とりあえず、地獄送るから地獄の渡り賃は、どうにかしなよ」

 一千風に追いついた瑞姫が加勢に出た。既に虫の息だった強化人間だが、砂に逃げないように、彼女とRENNが連携で追撃する。
 事切れた敵の残骸が砂の上に横たわるのに、そう時間はかからなかった。
 砂の上に立つ一千風と瑞姫が軽く拳を突き合わせる。

 これで、後は二体――。

 ●
 
 太陽に熱された砂漠に、憎悪の曼珠沙華が狂い咲く。
 こちらに向かってきた強化人間に、エネルギーガンを放つドクターは邪神さながらの形相で、正確に敵の脚を止めにかかる。

「コレで塩分があればいいのだが、まあ、ソノ場しのぎだしね〜」

 片手で水まで呑む余裕ぶりだ。
 それもそのはずで、ドクターは強化人間を始末するつもりはない。そうしなくても、ほんの少し、奴らを後ろに下がらせれば、そこには傭兵達が待ち構えている。
 自分が動かなくとも、強化人間はまもなく倒されるだろう。

「見えるかね〜、我輩の思考が、視界が」

 先見の目を用いるドクターは周囲の仲間に絶えず自身の見た世界を伝え続けている。敵からすれば、何故こちらの動きが読まれているのか分からないのだろう。動きがワンパターン化してきているのが、ドクターには見えていた。

「そんな頭脳すら失うとは、哀れな存在だねぇ‥‥」

 ニヤリと唇を引き上げたドクターは、欠片も思っていないような声で言った。
 

「土竜ごときが、生意気ですわっ!」

 スキュータムの上から、ミリハナクは間近に飛び出した強化人間に押し倒された。優雅に水分補給をしている最中のことだ。
 即座に身を反転させて爪を避けた彼女は、仕返しと言わんばかりに鉄扇で相手の肩を殴りつけた。お嬢様に見えても、歴戦の傭兵だ。まともに食らえば容易に骨が砕ける。
 分が悪いのかと思ったのか、土竜は再び砂の中へ逃げ込んだ。
 怒りの矛先を失い苛立つミリハナクだったが、機会はあっけなく訪れた。

「ミリハナク! 行ったよ!」

 羽矢子の声と、駆け寄ってくる彼女の姿が見える。獣突で弾き飛ばされた強化人間も一緒だ。

「引き受けましたわ!」

 嬉々として姿勢を直したミリハナクはこほんと息を吐くと、迫ってきた強化人間の頭に両断剣・絶をぶつけた。鉄でできた扇がへし折れるのではないかというほどの衝撃が砂漠に響く。弾け飛んだ砂の粒が、ミリハナクの周囲で陽に当たってきらめく。
 一撃で致命傷を与えたミリハナクに、駆け寄った羽矢子は苦笑して肩を竦めた。

「こりゃ‥‥また派手にやったね」
「ふふ。爬虫類じゃないのがいけないんですわ」
「は、爬虫類?」
「何でもないですの。それより、これで後は土竜一匹だけですわね?」

 クスクスと笑ったミリハナクの目は、完全に据わっていた。
 
 ●
 
「くれぐれも自分の安全を最優先して下さいね」

 援護を続ける軍人達に声をかけたセラはにこりと微笑んだ。ここでもポイントアップの作戦である。
 だがしかし、奮闘するヘンリーだけには、彼女も少々無茶ぶりをする。

「敵の位置を調べる間、護って下さい‥‥」
「お前、散々守られてるじゃねーか!」

 うるうるとするセラに声を上げながらも、断りきれなかったヘンリーが最後の一体を蹴り飛ばす。真珠の涙(偽物)を流すセラを守っているように見えなくもない。
 ただ、セラへかかる負担は圧倒的に少なくなっていたのも事実だ。周りがカバーするおかげで敵の居場所も把握しやすいし、数が減った今では、それだけに集中すれば良い。

「そっちに行きました!」
「了解。顔を出した土竜は叩かれるって決まってんのよ!」

 ヘンリーに飛ばされ、砂に潜った強化人間は孤立する羽矢子の方へ向かっていた。水分補給をしていた羽矢子は、まだ水の残る容器を投げ捨てて、砂から頭を出した敵を獣突で空中へ叩き上げた。

「そろそろ終わらせるよ!」

 鋭刃を乗せた羽矢子の一撃が、強化人間の背中を強襲する。空中で体勢の保てない土竜は、彼女の攻撃を受けて、血を吐きながら砂漠の上に落ちた。
 冷たく羽矢子が見下ろす中で、最後の強化人間が息を引き取った。
 
 ●
 
 戦いが終わった熱砂では後始末が行われていた。
 性質上、あまり強化人間の亡骸を放置することは好ましくない。誰かのヨリシロにならないためにも、また無用な事態を避けるためにも、三体はその場で焼却されることになった。
 その他細々としたことは軍に任せて、傭兵達はヘンリーの運転する車で一旦拠点に戻ることになった。
 
「それにしても‥‥あんな土竜がいるのに、カメレオンの一つでもいないものかしら‥‥」
「カメレオンみたいな強化人間とか、それはそれで嫌だな‥‥」

 窓から過ぎ去っていく砂漠を見つめて溜息をつくミリハナクにヘンリーはげんなりとして言った。

「そうそう。こういう時は冷たいビールが飲みたくならない?」
「ビールねぇ‥‥つか、何だその視線は」

 タオルで汗を拭った羽矢子はヘンリーをじーっと見つめている。おごれ、というのがありありと分かるのだが、生憎の彼も失職した今は金欠なのである。
 出せない、と目で訴えたが、そんなものは羽矢子に届かない。

「‥‥しゃーねーな。今回だけだぞ。飲めない奴はジュースな」

 やったー、と車の中で傭兵達の声が響く。
 その中で、瑞姫は弟の手をぎゅっと握った。

「もっと凛としなよ。止めやしないんだから」
「姉さん‥‥」

 その手のぬくもりがありがたくて、それでも情けなくて、RENNはぎゅっと目を瞑った。
  
 
 車から顔を出して、後ろを見やればヨハネスブルクの国境が見える。
 目指す敵はすぐそこにいるのだろう。
 だが今は、失った水分と、傷ついた体を癒すことが何よりも大事だった。
 
 了