●リプレイ本文
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マイクロバスにて
マイクロバスに揺られて温泉宿に向う傭兵たち。
「温泉にも入れて宴会の用意もある‥‥素敵じゃないですか♪」
温泉と宴会に期待をよせる伊万里 冬無(
ga8209)その眼は妖しく輝いている。
「其れに色々楽しい事も起こりそうです。ふ、うふふふふっ♪」
それ以外も期待しているご様子だ。
「冬、温泉、極楽‥‥。‥‥然し、また、妙なキメラ‥‥」
伊万里と共にやって来たL3・ヴァサーゴ(
ga7281)も温泉に期待を寄せるが、どうやら余計なもの気になっているようだった。
「まったく、温泉でゆっくり出来ると思ったらこれですわ」
「セクハラな猿にスライムキメラなんですわね?」
伊万里から温泉に入れると聞いて依頼を受けたが、種明かしを聞いてあきれる大鳥居・麗華(
gb0839)。
「それでもねー、可愛い子相手の嫌がるセクハラは許せないからどどーんと退治して安心させたいわよねー」
痴態が見られるのは役得と思いつつ、やっぱり許せない樹・籐子(
gc0214)。
「温泉♪温っ泉〜♪へ?キメラ‥‥?ぁぁ?!」
温泉とだけ目に入って依頼を受けて動転する獅堂 梓(
gc2346)彼女の明日はどっちだ!?
「破廉恥過ぎでしょ‥‥やっぱバグアにはむっつり派が存在するんだろうねぇ‥‥」
バグアも一枚岩じゃない、きっとそんな破廉恥な派閥もあるのだろう。
困った旅館を助けたい刃霧零奈(
gc6291)。
「楽しい温泉ライフのために邪魔者退治ですねぇ」
仕事上がりの温泉での雪見酒を楽しみにしている宇加美 煉(
gc6845)。
AUKVは一緒に積んである。
「今回は初めての戦闘任務ですよ〜頑張り
ます! グッ!」
たわわな胸を揺らしながらサムズアップする初戦闘なアーレイ・バーグ(
gc8261)。
初戦闘故にハプニングも起こるかもしれない。
「お酒〜お酒〜」
そして、依頼後の宴会を楽しみにしているセシリー・ニミッツ(gz0463)。
遡ること乗車前〜
セシリーの前に集まる傭兵たち。
先ず、現れたのは前の館山でも一緒に戦った伊万里と麗華とヴァサーゴの三人だ。
「‥‥ごめんね、前の依頼で急に倒れちゃって」
前回の依頼で倒れたことに頭を下げて謝罪するセシリー。
それからやや遅れて籐子が現れた。
「‥‥んっと、スライムキメラに猿キメラ‥‥そういえば、あの時から一緒だったね」
そう――彼女たち4人とはスライムの討伐からの付き合いだった。
「よろしくお願いしますー!」
そう言って雜談をしていると現れたのはアーレイと獅堂。
アーレイが陽気に正面から突っ込んでハグをしようとするが‥‥。
「!?」
「あれ‥‥‥‥手が届きません」
突然の出来ごとに目を白黒させてびっくりしているセシリーと獅堂。互いの胸のつっかえてハグが出来ないアーレイ。
「風が気持ちいいですね」
そんな百合百合しい場面に颯爽とかっこ良くAUKVで現れた宇加美。
「わわわわ」
フリーズ状態が解けて顔を紅顔させながら元の位置に戻るセシリー。
「これで全員かな?」
最後にやって来た刃霧。
皆を交えて依頼の説明が始まる。
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対キメラ
露天風呂でゆっくりと使っている傭兵達。
湯船に浮く大きな胸。
湯により艶めかしく上気する顔。
異性が居ないせいかタオルで隠す事なく様々な姿が展開されている様子は桃源郷な様相を呈していた。
「‥‥極楽‥‥」
あまりの気持ちいの良さに脱力しかかっているヴァサーゴ。
「隙ありですっ!」
「あんっ‥‥」
「伊万里、なにやってるのよっ!」
そんなヴァサーゴの胸をワキワキとした手で揉む伊万里。
そんな伊万里をすかさずツッコむ麗華。「豊乳マッサージです♪」
「豊乳‥‥」
マッサージをしたと言う伊万里と「豊乳」という言葉に反応するヴァサーゴ。
豊乳の為ならと上気しながら伊万里に揉まれ続けるヴァサーゴ。
「はふぅ、極楽極楽♪」
そんなピンクな雰囲気の中で依頼に来ている事を忘れそうになりぐらいリラックスする刃霧。
「アーレイさん、大きい大きいと思ってたけど、生で見ると一層‥‥」
刃霧は自身の胸とアーレイの胸を見比べ感嘆してしまう。
「ゆっくり入るには半身浴が良いと聞くのですよねぇ」
全身まで浸かっているメンバーとは別に半身浴でまったりしている宇加美。
のぼせるのを警戒しているのだろう。
「気持ちいいわねー」
このまま、気持ちいい気分のまま、この光景を見ていたいと思いながら湯船に浸かる籐子。
しばらくすると、どこからともなく姿を表すキメラ。
宇加美を除いてしっかりお湯に浸かっていたせいか湯のぼせしてしまい行動が緩慢になってしまった!
「持って貰うのは楽だと思うのですがぁ」
一網打尽にする為、まだ宇加美は動かない。
一目散へ傭兵達が脱衣所へ向うが‥‥ファンブル!
「あっ!」
「へぅ!」
のぼせた伊万里がこけ、それに巻き込まれる獅堂。
倒れた傭兵たちに早速、殺到する猿キメラ。
非力ではあるものの多勢に無勢。
あるキメラはその肢体を余すことなく味を、柔らかさを味わった。
「あぁぁぁん♪」
「あぅ〜」
敏感な所を刺激され、ウットリとした表情で嬌声を上げる伊万里と獅堂。
意外とマニアックでテクニシャンな猿キメラ‥‥羨ま‥‥けしからん。
二人は這いつくばりながらもなんとか更衣室へ辿り着く。
籐子と言うと、とっさに回避して更衣室に後転しながら滑りこむ。
囮でセシリーと猿に対応している麗華。 石鹸を踏み、おっぴろげなM字開脚な麗華の両脇に猿キメラ二体が飛びつき、体を拘束してたわわに実った2つの果実を激しく揉みしだく。
「なっ! なんですのっ!」
さらにスライムキメラの卑猥な形をした触手が襲いかかる!
「あっ‥‥あぅ」
軽い痙攣の後だらしない表情で、ぐったりとした。
「なっ!? やんっ!‥‥そんなトコ触るなぁ‥‥はぅっ‥‥」
湯船と一体になっていたスライムキメラに捕まり卑猥な形の触手に体全体を絡め取られ双丘が強調された。
「ふみゃぁ!な、舐めるなぁ‥‥スケベ猿ぇ‥‥あぅん‥‥」
さらに猿キメラに、敏感な所を責められる。
なんとか必死で振り切って脱衣所に滑りこむ刃霧。
フラフラになりながら対抗しているアーレイとヴァサーゴ。
「やー!」
「とー!」
威勢のいい掛け声だが、初戦闘故に回避されてしまう。
目潰しに湯を掛けられ、猿キメラに正面から胸部の間に顔を埋めるように抱き付かれてしまう。
「ひゃうぅぅ‥‥胸揉んじゃだめですぅ。‥‥身体の力が抜けちゃいますよぉ」
胸を寄せて抵抗するアーレイ。
「やぁぁ‥‥そこはぁ‥‥だめなんですぅ‥‥」
胸の谷間に顔を埋めていた猿キメラがぐったりとする。
恐るべし、胸囲のパワー。
一方、のぼせたせいで動作が緩慢なヴァサーゴは猿キメラの投げ出したボディソープに足を滑らせてコケてしまう。
「‥‥あ‥‥そこはっ!?‥‥」
スライムキメラに絡み付けられ、規則的な湿った音とリンクするように嬌声を上げながら横目で他の胸を羨ましそうに見るヴァサーゴ。
「やっぱり揉むのはセクハラな気がするのですよねぇ」
機会を伺っている宇加美にも魔の手が忍び寄る!
「くふっ‥‥」
効いてないと判断した猿キメラは某名人も真っ青な連打で双丘の頂きを責める。
効果はてきめんだ! といった具合に恥じらいの表情の染まる宇加美。
「‥‥くぅ‥‥あっ‥‥」
セシリーはのぼせてうつ伏せに倒れていた所を背中から猿キメラに襲われ、リズミカルな水音と動きで蹂躙されている。
更衣室に移動していないメンバーは責め続けられる!
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反撃〜
更衣室から武装した伊万里、獅堂、籐子、刃霧が現れた。
「お待たせしま――って! 何て羨ましい事をしてますですかー!!」
自分たちが移動していた間に起こっていた痴態を嬉々としてガン見する伊万里。
「仕返しするよっ!」
「セクハラのお返し! 天罰ー!」
散々、弄られていた記憶を思い出しながら逆襲に燃える獅堂&刃霧。
「はいはーい、そろそろ締めに入りましょ〜ね」
さすが頼れる籐子お姉さん、この後の事を考えて締めに入る。
四人は捕らえられている五人を助け出し、抱きながら回復させつつ武器を手渡してく。
「どきっ☆能力者だらけの桃源郷温泉☆地獄もあるよ…といった感じですかねぇ?」
「伊万里、武器は任せましたわよ!」
武器を受け取った麗華は宇加美、籐子、アレーイと共に超機械でこんがりと猿キメラを焼いていく。
「いきますです〜♪」
「‥‥打ち上げる‥‥」
伊万里によって殴り飛ばされた猿キメラをヴァサーゴが野球の様に打ち上げる! 場外ホームラン!猿キメラは上空まで打ち上げられ摩擦熱で燃え尽きた。
獅堂と刃霧はスライムのコアを「二連撃」「瞬天速」「急所突き」で狙い撃つ!
「打ち込むおまけに全弾もってけぇ!!」
「このセクハラスライムぅ! イっちゃええぇ!」
見事にクロスアタックが決まり消滅するスライムキメラ。
「逃さないですよ?」
逃走する猿キメラをAUKVで追撃する宇加美。
「止まらないと轢くのですよぉ?」
AUKVの振動が宇加美の敏感な所を刺激する!
騎龍突撃で残りのキメラを倒すも強い刺激にややぐったりしてしまう。
こうして無事にキメラを退治し、温泉を片すと皆、疲れを癒すためにゆっくりとつかり直した。
警戒する必要のない状況では互いの視線が自然と胸へと行く。
中には羨ましそうに見る者、手をワキワキさせて手計りと言って揉もうとする者とされる者の黄色い声があたりを包む。
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宴会
心身リフレッシュした傭兵たち。
心なしかツヤテカしている人も見かける。
「依頼の成功を祝って! 乾〜杯!」
色とりどりのグラスが差し出される。
「ピザを22ポンドほどお願いします!」
未成年なアーレイはコークに宴会料理と別にピザを22lb(10kg)ほど頼んだ。
「男性が居たらお嫁に行けないトコだったよ…」
とボヤきながらもホッとしながら料理を堪能する刃霧。
「うまうま、美味しいです〜♪」
獅堂もソフトドリンク片手に料理にご満悦だ。
「美味しいですねぇ」
外に見える雪景色を見ながら炙った烏賊をツマミに日本酒を渋くので居る宇加美
「セシリーちゃーん、どーお?」
ビールを片手にちょっと肌蹴た浴衣姿でセシリーを呼ぶ籐子。
「‥‥あ、飲んでますよっ」
とウヲッカのビンを片手に持って現れるセシリー。コップは何処へ行った。
「もー、あんまりきつい酒は体にわるいわよー」
と瓶ビールを注いだ籐子がセシリーに差し出す‥‥が、水滴で手を滑らせセシリーの浴衣にかかってしまう。
お陰でボディラインがクッキリと映し出される。
「あららー、ちょっとあっちで一緒に着替えましょうねー」
と、二人はフェードアウトしてしまう。「はぁ〜い、お二人共♪ 此の私にお任せ下さいです♪」
「伊万里〜。ありがとう〜♪」
「‥‥ありがとう‥‥」
一方、伊万里は麗華とヴァサーゴの二人に注いだりして甲斐甲斐しく尽くしている。
「‥‥これお酒‥‥?」
ヴァサーゴがソフトドリンクだと思って飲んだのは「スクリュードライバー」だった。
みるみるうちにヴァサーゴの顔が酒で赤くなっていき、ネコのように伊万里に甘えだす。
「可愛い子猫さんですね〜♪」
腰に抱きついてきたヴァサーゴを撫でる伊万里。
「本当ですわね〜」
麗華も参戦してヴァサーゴを撫でたりして愛でる。
「うふふ♪本当にヴァサーゴは可愛いですわ♪ほら、伊万里もこっちに来なさいですわ♪」
我慢ができなくなって、火照った顔で麗華は伊万里に抱きつき甘える。
皆の浴衣は乱れ、組んずほぐれつな三人。
着替えに戻ってきたセシリーと籐子。
それを見つけたアーレイ。
「セシリーさんも一緒にどうです?」
ピザを差し出してすすめる。
「‥‥ありがとう。美味しそう‥‥」
はむはむと二人でピザを食べる。
「ピザとステーキたくさん食べればおっきくなりますかねー」
「‥‥そんなに食べてないのだけどなぁ‥‥」
と、胸をガン見するアーレイと恥ずかしそうなセシリー。
「‥‥と、そろそろ他も行くねー」
「あら、セシリー発見ですわ♪‥‥にしてもけしからん胸ですわね♪」
と、麗華に抱き付かれるセシリー。
そのまま、伊万里とヴァサーゴのところへ倒れこむ。
女性だけの乱痴気騒ぎな楽しい宴がくり広がれていく‥‥。
そして夜も更けていった‥‥。
Fin