●リプレイ本文
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森の入り口。
今回、参加した傭兵達が集まってくる。
「冬無さん、今回もよろしくお願いしますね。前は激戦で大変だったみたいですけど、お疲れ様でした」
「よろしくですですね♪」
激戦のインド帰りの伊万里 冬無(
ga8209)の労をねぎらうセシリー。彼女は伊万里の事を心配していたのだった。
「麗華さん、何時もありがとうです。冬無さんと同じ依頼で激戦だった様で、無事で良かったです」
「セシリーさん、よろしくですわ」
大鳥居・麗華(
gb0839)もまた、冬無と同じ激戦のインド帰りだった。その元気な姿を喜ぶセシリー。
「あの時はありがとうございました。お陰で助かりました。今回もよろしくお願いしますね」
「ああ、あの時か。今回もよろしく」
追儺(
gc5241)とインドで共に戦った時のお礼をするセシリー。互いに背を守りあった仲だ。
「美女だらけの依頼、なんつー運の良さ!」
「‥‥漏れてますよ‥‥初めまして‥‥よろしくお願いします」
セシリーの胸を見る巨乳好きなサウル・リズメリア(
gc1031)に視線に慣れているセシリーはツッコミを入れつつ挨拶を返した。
「久しぶりのお仕事ですがぁ‥‥変なキノコキメラが出てきたものですね」
「‥‥私はしょっちゅうだよ‥‥初めまして‥‥よろしくお願いします」
変態キメラ担当になりつつ有るセシリーが、久しぶりに依頼に参加した柚紀 美音(
gb8029)に挨拶をした。
「面白くなりそうですよー。よろしくですよー」
「!?‥‥初めまして‥‥よろしくお願いします」
未名月 璃々(
gb9751)に挨拶するセシリー。若干、未名月の持っているカメラを警戒していた。
「イワン共に傭兵魂を教育してやんぜ! よろしくな!」
「‥‥どもに鉄槌を!‥‥あっ、初めまして‥‥よろしくお願いします」
ビリティス・カニンガム(
gc6900)に釣られてなにか言いかけたセシリーが挨拶した。
「胞子を吸わなければ‥‥それが問題か」
「胞子は厄介ですよね‥‥初めまして‥‥よろしくお願いします」
胞子対策に布を持ってきたレティア・アレテイア(
gc0284)に挨拶するセシリー。
こうして女性6名と男性2名の傭兵と言う編成で依頼先へ向かうこととなった。
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道中
「方位磁石とペイント弾を使い、迷わないようにしましょうかー」
森の地図を手に入れてマッピングしながら進む未名月が皆を先導していた。
「神よ、俺は貴方に何処までも付いていく!」
一体、何を期待しているのかサウルはGoodLuckを使い、探査の眼を使い警戒しながら進む。
「ほら、胞子が飛んでキノコがいるだろうしよ」
と、サウルがみなに提案して森の動物の鎮圧しながら進むことにした。
騒がしい方向へ進んでいく一行は徐々にその空気が、様子がおかしい事に気が付いた。
そう、胞子のせいで辺りが段々、黄色い霧の様になっていく為、それを見て布で口元を押さえるレティア。
だが、この濃さでは生身と同じ影響を受ける、効果は気休め程度だろう。
ヘルメットだが、ガスマスクの様な専門の物でないため生身と同じ影響を受けるのは未名月、レティア、サウル、追儺、ビリティスの5名だ。
皆、等しく影響をうけることになるが、未だ「今は」その症状は現れていない。
そんな傭兵達は暴れる動物達に対して極力、気絶させるように攻撃を加えていく。
「ギャッ!」
レティアは気絶するように極力力を込めないように小石を指で弾いていた。
追儺はと言うと、襲い掛かる猿などに対しては「軽く」投げ飛ばすことで対処していた。
武器を使わず徒手格闘で手加減しながら対処する冬無、柚紀、未名月だった。
ビリティスは捕まえ、麻袋に放り込んでおくといった対処をしていた。
動物への対処をしていたその僅か後。
「yapaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa!」
叫び声と共にのっしのっしと歩きながら現われたのは髭面した大小のキノコキメラだ。
「さぁー麗華さん、セシリーさん。突撃あるのみ、です♪」
冬無が愛用の金蛟剪を手に二人にも吶喊を呼びかける。
「ともかく手早く倒してしまえば問題ないですわね。セシリー、一気に近づいてささっと倒しますわよ!」
すぐに倒してしまえば問題ないと麗華は判断し、冬無の呼びかけに応じてともに突貫した。
「嫌な予感がするけど! 倒してさえすればっ」
嫌な予感をしつつも、冬無の呼びかけに応じて吶喊するセシリー。
こうして二人が冬無と共に吶喊するが。
「美音さん、何していますですか? 貴女もです、さぁ!」
後方で攻撃しようとしていた柚紀が冬無に引っ張られて行く。
こうして先ず、四人がキメラに対して近接戦闘を始めた。
お馴染みのパイルバンカーで先手必勝と瞬速縮地を使いキノコキメラの壁となっているミニキノコキラ(以後、ミニと呼称)の方に攻撃をかけるが。
「く、意外と耐久が‥‥はっ、今思いっきり胞子を吸ってしまったような」
意外と耐久力がない、と言うよりも麗華の接近を感じ胞子をばら撒きすぐに消滅するミニ。
そのばら撒いた胞子をもろにかかった麗華であった。
「きゃっ!? どこに抱きついているのですの!」
攻撃に集中する余り、野生動物の存在を失念していた為、猿にその双丘に思いっきり抱きつかれてしまった。
「ちょ、やめなさいな!くぅ、伊万里‥‥ちょっとこの猿なんとかしてくださいなっ」
「麗華さん、わかりましたですよ♪」
冬無が麗華を揉みしだく猿を引き離そうとするが、大事な所を掴んでいるせいもあり。
そして、胞子によって興奮し、感度も上がったせいもあり。
「きゃっ!?どこ触ってますの‥‥って、それ取ったらダメですわ!? くぅ!?」
敏感になった上に敏感な所を引っ張られる強い刺激に驚き、そして無理やり引き離したことによって服が破け、ブラまで外れてあられもない姿になった麗華だった。
「いいじゃないですかぁ‥‥麗華さぁん服ぬいじゃいましょうよぉ‥‥」
胞子によって興奮し、あられもない姿を見て興奮した柚紀が麗華を押し倒した!
人目を憚らず柚紀が麗華にキスをしながら、互いに敏感になった双丘を揉みしだき秘境へと指が伸びるのであった。
その強い刺激の為に押し倒された麗華は気絶し、微かな水音が流れるのが聞こえた。
「また、やってしまった‥‥」
我に返る柚紀とキメラに怒り心頭な麗華。
「ふふふ。 許しませんですわ!」
再起動した麗華は興奮と怒りの為、揺れる双丘を気にせずにパイルバンカーを唸らせながら攻撃をキノコキメラに繰り出すのであった。
一方、柚紀はと言うと。
「胞子の威力‥‥恐ろしいですね。吸わないようにしたい‥‥」
麗華の痴態を見ていた柚紀がポツリとこぼした。
そんな柚紀はクリスダガーで本体のキメラの壁になっているミニの排除をしていた。
だが、麗華と同じく大量の胞子を摂取してしまう事となった。
「あんっ!」
柚紀の服の中に森の木の上からご立派な太さの蛇が落ちてきて服の中へ入り込んでしまい、ヌメっとした蛇が服の中をまさぐり動く形になってしまった。
「動物の排除は任せなさいです♪ なかなか取れないですわねー♪」
「って冬無さん! 何するんですか〜」
嬉々と現われた冬無がまさぐり動く蛇を柚紀の服の中に手を入れて捕まえようとするが、揉みしだき時にはナニなところへ指を這わすといった具合だった。
「っくぅぅ‥‥体がだんだん火照ってきました‥‥はぁはぁ」
「いいじゃないですかぁ‥‥麗華さぁん服ぬいじゃいましょうよぉ‥‥」
別の意味で覚醒した柚紀が麗華を押し倒す!
麗華にキスをし、その双丘を互いに合わせたしながらと言う組んず解れつな百合百合しい光景が其処にあった。
「そろそろ、おしまいですわです♪」
そうして、柚紀の責めによって気絶した麗華を冬無がキュアで回復させると共に柚紀も冷静にさせた。
「また、やってしまった‥‥」
ヤッてしまった事に後悔する柚紀であった。
こうして、麗華と共にキノコキメラをに攻撃を行うこととなった。
一方、冬無は。
麗華、柚紀を最前衛に据え置きながらも自身は少し後方へ下がっていた。
「なんて素敵な光景なんです♪」
眼前に繰り広げられる痴態にご満悦な冬無。若干、胞子の影響か興奮気味である。
そして。
「はぁ、はぁ‥‥麗華さん達が、あんな事に。素敵です♪」
麗華と柚紀の百合百合しい雰囲気に冬無も興奮気味だ。
さて、散々他人の痴態を見てきた冬無だが、その痴情に集中するあまりに、冬無も動物の洗礼を受ける事となった。
勢いを付けた大型の狼が体当りし、不覚をとった冬無は茂みへと飛ばされる。
茂みに飛び込み、冬無に伸し掛る体制となった狼と猿が殺到した。
「あぁ、いけませんですっ♪ そんな所まで、はふぅ♪」
茂みからはよく見えないが、嬌声と湿った音がしたのだった。
「やってやるぜ!」
ビリティスは痴態をされしている三人を横目に前衛としてキノコキラに対して奮戦していた。
脚爪「オセ」で蹴りをかまして次々と生まれていくるキメラを蹴散らしていく。
だが。
マスクを用意しておらず、キメラの中で激しい動き回るために大量の胞子摂取ししてしまう事となってしまった。
「兄貴‥‥来てくれたんだ‥‥♪」
興奮と幻覚により、サウルがチョコを上げた知り合い、兄貴がしかも、ビキニパンツ一枚で薔薇をくわえている姿に見えていた。
「あたし身体が熱くて‥‥えへへ‥‥抱き付いたら鎮まるかなぁ‥‥?」
ビリティスは幻覚と興奮により大胆な行動、白ブラウスと紺の吊りスカートを脱ぎ、頬を紅潮させてサウルに擦り寄って来た。
「おおお!」
「もっと熱くなっちまったけど、いいや♪」
たっぷりと全身をつかって甘えるビリティス。
その刺激の興奮のあまり、出血多量の鼻血で倒れるサウル。
「兄貴♪」
其処に猿がビリティスに襲ってきた!
「兄貴っくすぐってーよぉ‥‥♪ ちょ、そこはやべって‥‥おっほー!」
幻覚により猿も兄貴に見えているビリティスはされるままであった。
何故かテクニシャンな指使いで上半身と下半身を蹂躙する猿や育てとばかリに揉みしだく猿などがいた。
この状態を詳細にお伝えするにはここでは難しく、未名月の撮った写真を『現像』するのが早いだろう。
こうして、ありとあらゆる所を色々とナニされたビリティスは疲れてぐったりとした。
「大丈夫か?」
朦朧とした意識で聞くその声は誰だったのだろうか。
一方、男性陣の追儺と言うと。
「‥‥あのキノコ‥‥嫌な予感しか感じないんだが。早いところ、片付けよう。それがきっと一番良い」
現われたキメラを見て嫌な予感をしていた追儺はさっさと撃破を試みるが。
「‥‥なんてっこた‥‥」
女性陣の一部が我先とキメラに攻勢を掛けていくが、結果、追儺の眼前では目に毒な痴態が繰り広げられるハメとなっていた。
胞子による興奮を闘争心に替える事に成功した追儺は襲いかかる野生動物を投げ飛ばして対処する事に専念していた。
「‥‥気の毒に」
一部、投げ飛ばした動物が先ほどの痴態を盛り上げているが、追儺は考えないことにした。
「リズメリアっ!」
「ぶべらっ!」
ふと、目をやると興奮が収まらないサウルがなにやらセシリーに迫っていたので、ぶちのめして正気に戻させる事にした。
遠慮なしの拳によりサウルは空高く吹き飛ばされ星になったのだ。星にな。
「こんなのしか無いが‥‥」
「あ、ありがとう。追儺さん」
無事、と言うか扇情的姿にはなっているが、セシリーを助けだした追儺はビリティスが持ってきていた麻袋を裂き、セシリーに掛けてやった。
「さて、締めにいくか」
「はいっ!」
こうして、追儺とセシリーの近接コンビはキメラへと向かった。
そんなサウルは。
「うっひょー! アヴァロンはここにあった!」
目の前に繰り広げられる痴態。そして。
胞子の効果か若干、興奮気味でおかしくなっているサウル。因みに鼻血も当社比二割増しだ。
「おおおおおお!」
あられもない姿のビリティスに抱きつかれるサウル。
あまりの刺激に出血多量で倒れてしまう。
「大丈夫かっ!」
再起動したサウルはレティアの要請で動物にヤラれている冬無とセシリーの両者を助けることとなった。
サウルはその両者のナニな姿に鼻血を出しながらも紳士的な笑顔で助け出すこととなった。
「俺達、似合いのカップルだと思わないか! まさにあんたは俺の女神、胸が気になるっつうのもあると言えb」
更にヒートアップしたサウルは手を握り、露わになったその目をガン見しながらセシリーに迫る!
「ぶべら!」
其処に容赦無い追儺のツッコミがサウルに炸裂し、哀れ、空の星となった。
一方、レティアは。
「大人しくしときない」
周りがカオスな中、黙々と野生動物に対応しながら、キメラと対峙していた。
「困りましたね」
というのも、さすがに野生動物が「くっついた」ままでは超機械を使ってしまうと傭兵はともかく、野生動物がこんがりと焼けてしまう事になってしまう。
「お願いします」
「任せられた!」
再起動したサウルに野生動物の排除を頼むレティアだったのだった。
彼女の献身により惨状がこれ以上広がることはなかった。
未名月、というと?
「しかし、ビッグブラザー似の変態キメラ。変態を誘発する、これは感染型として変態キメラ全書に載せなければ」
未名月は離れた安全地帯で超望遠レンズを使い、キメラと、もちろんその痴態を収めていた。
「いいですねー いいですねー」
冬無、麗華、セシリーの野生動物にヤラれっぷりをそのファインダーに納めていく。
「これが百合ですか−」
柚紀と麗華の絡みを余すところなく撮影していき。
「おー だいたんですねー」
下着姿でサウルに迫るビリティスを捉えていく。
「これは大丈夫なんでしょうかー」
若年齢と猿の絡み、ロリコンな人には受けそうだが如何せん、リスキーだ。
「傭兵って丈夫なんですねー」
追儺の拳により打ち上げられるサウル。どう見ても大気圏突入しているよう見える光景を超超望遠で撮影に成功していた。
「いい雰囲気じゃないですかー」
麻袋を裂き、布にしたそれをセシリーに掛けてやる追儺を偶然、撮影することが出来た。
そして。
「さて、締めに行くか」
復帰した傭兵達と追儺、レティアが合流しキメラに対して攻勢を掛けた。
キノコキメラを守るように集まるミニを排除し、キメラに攻撃をしようとしたその時――!。
「おおおおお!!」
打ち上げられていたサウルがキメラに直撃する!
流石、GoodLuckののった宇宙帰り(?)のサウルの直撃によりキメラとミニ共々、まとめて衝撃で吹き飛ばされて消滅してしまった。
レティアの治癒を受ける傭兵達、そして、元気に回復するサウル。某強化人間も吃驚だ。
こうして、粉砕というかキメラが消滅してしまった為、捕食することが残念ながら出来なかった。
こうして、依頼は終わりを告げた。
Fin