タイトル:【EA】ホルムズ海峡襲撃マスター:近藤豊

シナリオ形態: ショート
難易度: 普通
参加人数: 8 人
サポート人数: 0 人
リプレイ完成日時:
2011/05/15 13:31

●オープニング本文


 北京に続き、東京解放作戦が遂行されている最中。
 もう一つの熱き戦場へ向かって、UPC軍は進軍を開始していた。

 アラビア半島。
 
 現在、ペルシャ湾を含むアラビア半島は完全なバグア支配地域である。
 以前の調査でこの地域は砂漠化が進み、砂の海が広がっている事が判明している。
 数年前、UPC軍は戦いを挑むも統率力が低い事に加え、バグアの心理戦に翻弄。早い時期に壊滅している。
 その後手付かずとなっていたアラビア半島攻略であったが、UPC軍のアフリカ攻略に呼応した形で再びアラビア半島奪還に乗り出したのだ。
「今度もまた負け戦となるか。それとも‥‥」
 UPC中東海軍の坂本勘兵衛は、艦隊旗艦のブリッジで一人呟いた。
 部下達からは『提督』と呼ばれて親しまれてきた坂本。年齢も70を超え、人生の大半を軍艦と共に過ごしてきた。長い海兵としての生活の中、忘れられないのがこの中東での戦闘だった。
 一度バグアに手酷くやられて撤退。その際に多くの部下を失った。
 しかし、今は状況も大きく一変。
 UPC軍とバグア軍の戦力比は大きく変わり始めた。
 欧州軍と呼応する形で始まるアラビア半島攻略作戦。
 この機会を逃せば、坂本にとって年齢的にも再び攻略作戦へ参加できるのか分からない。できる事であれば自分の目の黒いうちにペルシャ湾を人類の手に取り戻したい。
 それが提督と呼ばれた坂本としての願望である。
「提督、間もなく予定ポイントです」
 ブリッジで、部下が告げた。
 バグア海軍が活動を活発化させているポイントだ。
 ここを制圧して味方が上陸するためのルートを作り出す。アラビア半島の先陣を坂本ら中東海軍艦隊が切って落とすのだ。
「KV全機出撃。敵勢力‥‥殲滅せよ」



「海流が早い」
 ビクラム・バラミはXS-09A『オロチ』の操縦席に居た。
 ホルムズ海峡の事は噂で聞いていた。海流が早く、海峡の幅が狭い。操縦を失敗すれば、海底の岩肌に叩き付けられるだろう。
 かつては海賊が跋扈していたこの海峡も、今はバグアの支配地域。
 通る船舶を襲撃する事だけは変わらなかった。
「もう十分楽しんだろう? 次は俺たちの番だ」
 水空両用撮影演算システムは既にこちらへ向かっている敵影を映し出している。
 バグアの奴らは狩る側のつもりなのだろうが、今度は狩られる側。海の中で漁師に勝つ術なの存在しない。その事を肌で教え込んでやる必要がある。
「‥‥来たか」
 敵影が見える。
 こちらに向かって近づいてくる。
 武者震いを必死で押さえながら、ビクラムは操縦桿を強く握りしめた。
 

●参加者一覧

マリオン・コーダンテ(ga8411
17歳・♀・GD
乾 幸香(ga8460
22歳・♀・AA
斑鳩・八雲(ga8672
19歳・♂・AA
ガーネット=クロウ(gb1717
19歳・♀・GP
依神 隼瀬(gb2747
20歳・♀・HG
レイミア(gb4209
20歳・♀・ER
オルカ・スパイホップ(gc1882
11歳・♂・AA
J・ミュンヒハウゼン(gc7115
24歳・♂・SF

●リプレイ本文

 大航海時代以前より、魔の海域と呼ばれたホルムズ海峡。
 水深が浅い上、海流は複雑。ペルシャ湾とオマーン湾を繋ぐこの場所は、海賊が跋扈した地域としても知られている。
 バグアから宣戦布告を受けた後、この海域の支配者は海賊からバグアへと変わった。
 だが、その通り行く者に過酷な試練を与える海峡としては何も変わらない。
 
 この海峡に――今、UPC軍と傭兵達が戦いを挑もうとしている。

「ん−! オルカちゃん、可愛い!」
 UPC軍軍艦内ブリーフィングルームにて、マリオン・コーダンテ(ga8411)が、オルカ・スパイホップ(gc1882)に頬ずりをしている。ホルムズ海峡へ臨む前に、ブリーフィングを行うために集まったのだが、可愛い物に目がないマリオンはオルカを見つけた途端に抱きしめてしまったようだ。
「うわっ、ちょっと!」
「ふふふ、オルカちゃんはいつも可愛いわねぇ」
 突然の捕縛に焦るオルカだったが、マリオンは相変わらずのマイペース。戦闘前でも余裕を感じさせる辺り、大物の器なのだろうか。
「今回の作戦の妨げとなる敵の排除が任務ですね。
 わたくしも水中戦には慣れているとは言えませんけれど、最善は尽くします」
 緩んだブリーフィングルームの空気を、乾 幸香(ga8460)が引き締める。
 今回、ホルムズ海峡のバグア勢力を一掃する事が目的である。この戦いの勝利が、これから始まるであろうアラビア半島を賭けたUPC軍の本格的な戦いが始まるのだ。
「えっと‥‥データによると、海流の向きが違うのか?」
 ホルムズ海峡付近の海流データが記載された資料に目を落とす依神 隼瀬(gb2747)。 ホルムズ海峡は、オマーン湾からペルシャ湾へ海流は流れ込んでいる。しかし、アブダビー付近からオマーン湾へ向けて流れ込む海流が存在している。このため、合流地点となるホルムズ海峡の付近の海流は複雑な海流が入り組んでいる状況となる。
「はい。そのため重要となるのが海域の情報把握となります。
 今回の作戦ではレイミア様、ビクラム様のオロチに搭載された撮影演算システムによる解析。そして、私が上空から降下するソナーブイによってそれを実現致します」
 主人の望みによって今回の任務へ参加したと称するのは、J・ミュンヒハウゼン(gc7115)。
 とある紳士に仕える執事らしく、その佇まいは納得のいくものだ。今回の任務では上空からソナーブイを投下して敵の位置を調査。必要に応じて空対潜ミサイル「爆雷」仕掛ける予定となっている。
「しかし、この海流の早さです。ソナーブイは流されてしまうのではないでしょうか?」 ミュンヒハウゼンの言葉を耳にしていたガーネット=クロウ(gb1717)が、疑問をぶつけた。
 ホルムズ海峡の特性である浅く、早い海流の前ではソナーブイが流されてしまう可能性が高い。そうなれば的確な敵の位置を把握するのは難しくなる。
「その点に関しては坂本提督のご協力により、UPC軍のソナーブイをお借りする事ができました。UPC軍艦隊より補給を受け、定期的にソナーブイを投下します。
 ですが、それでもソナーブイ再投下までのタイムラグがある事は否めません」
 提督の呼ばれた坂本勘兵衛も、このブリーフィングへ参加していた。
 UPC軍艦隊が護られる身ながら、すべてを傭兵に押しつける訳にはいかない。せめて、海へ飛び出していく勇者達の顔を拝みたいとこの部屋へ押しかけてきたのだ。
「うむ。可能な限り、支援はする」
「ならさ〜、戦艦も攻撃手伝ってくれるよね?
 まさか、魚雷とか持ってませーんって事はないよね?」
 マリオンの呪縛から解き放たれたオルカが坂本提督へ近づいた。
 ゴーレムが相手であっても、UPC軍の魚雷なら効果はあるはず。さらに今回の敵と想定されているクラゲ型キメラは傘の部分に衝撃を受ければ爆発する。この特性を利用すれば、UPC軍の魚雷で多くのクラゲを葬る事が可能かもしれない。
「無論だ。我々も全力を尽くす。
 だが、そのためには詳細な敵の位置情報が必要となる」
 詳細な敵の位置情報があれば、UPC軍艦隊からの支援は受けられる。
 つまりそれは、オロチからの情報、さらにミュンヒハウゼンのソナーブイが作戦成功の鍵であるという事を意味している。
「最善は、尽くします」
 笑顔を絶やさないレイミア(gb4209)は、そう言い切った。
 この言葉が自信に満ちた物なのかは不明だが、この一言は作戦参加する者にとって心強いものであろう。
「レイミアさんのオロチは、僕が護衛しましょう。
 ホルムズ海峡。インド洋上でも屈指のシーレーン、でしたか。利子をつけて、返していただきましょう」
 レイミアのオロチ護衛を力強く宣言したのは、斑鳩・八雲(ga8672
 お気楽な笑顔を崩さず、その本心を悟らせない八雲。
 実は水中戦が初めてなのだが、その気負いはまったく感じられない。
「レイミアさん、情報解析お願いします。
 そして‥‥」
 ガーネットは、ブリーフィングルームでも一人離れて座る男に視線を送った。
 もう一機のオロチ乗り、ビクラム・バラウその人である。
「ビクラムさん、お久しぶりです」
「‥‥‥‥」
 ガーネットの問いに、ビクラムは沈黙で答えた。
 ビクラムはUPC軍内部も一人で居る事が多い。このため、友人と呼べる者はおらず、会話している姿を見たことがないという評判だ。
 諦めずにガーネットは、言葉をぶつける。
「ビクラムさん。漁師の目で、ホルムズ海峡の海流は読み切れますか?」
 ガーネットのその一言を受け、ビクラムは振り返った。
 表情らしきものは、ビクラムの特徴であるラウンド髭で分かり難い。
 だが、その目には何らかの感情が読み取れる。
 漁師という言葉で火がついたのだろう。
「海に入れば肌で感じる。それが、漁師というものだ。
 だが――海は生き物だ。甘く見た奴から死ぬ事になる」
 

 ミュンヒハウゼンのワイバーンは、UPC軍艦隊から先行する形で上空を進んでいた。
 予定通り艦隊の進行方向に加え、ケシュム及びホムルズ島付近にソナーブイを投下。敵を発見次第、海中の味方と連動して爆雷にて攻撃を行う手筈だ。
「すべてはMy lord――我が主が望んだ事。敵は、一掃させていただきます」
 一方、海中ではクラゲ型キメラの一団を確認していた。
「目標捕捉‥‥ケシュムから海流に流れる形で、ペルシャ湾方面へ向かっています」
 レイミアのオロチ――アムリタに搭載された水空両用撮影演算システムが、浮かび上がったクラゲの一団を映し出す。ゴーレムはおそらくこの付近に存在しているはずだ。
 レイミアは解析結果を各機、及びUPC艦隊を送付。
 クラゲへの先制攻撃は、各機からの一斉砲火を予定しているためだ。
「海に漂うクラゲさん〜。でもでも、今回はお邪魔虫さんなんで、退治ですよ〜」
 愛機レプンカムイ内でもテンションの高いオルカ。
 その理由は水中だからなのか、それともバグアとの交戦が間近であるためなのか。
 荒ぶる血を抑える事もせず、オルカは眼前のモニターへ釘付けとなった。
「こちらも準備完了、スタンバイOKです」
「こっちもOK! クラゲ退治と行こうぜ!」
 幸香のセイレーン、依神の美津波からも準備完了の連絡が入る。
 少々遠い感もあるが、一匹に当たれば周囲のクラゲを巻き込む可能性がある以上、勝負した方が良いだろう。
「なら、行ってみようか!
 ホルムズ海峡、襲撃開始っ!!」
 マリオンの元気いっぱいの声と同時に、アルバトロス改からDM5B3重量魚雷が発射れる。
 これを受けて、各機から同時にクラゲへ攻撃が仕掛けられる。
 ――さらに。
「魚雷、発射! 傭兵たちを支援せよ!」
 後方からUPC軍艦隊が長距離魚雷による攻撃を敢行。
 傭兵達の横を掠めながら、クラゲたちの一団に向かって突き進む。
 爆発。
 それは、傭兵達の魚雷が巻き起こした水中爆発。
 だが、直後に複数の爆発が巻き起こる。クラゲの誘爆を引き起こす事に成功したようだ。
「ゴーレム確認。消滅したクラゲの奥‥‥その数3機」
「来た〜。パッパと片付けちゃうよ〜!」
 レイミアの言葉が終わらないうちに、オルカはレプンカムイのブーストを掛ける。
 急発進するレプンカムイ。海流に乗る形で、一気にゴーレムへと近づいていく。
「ちょ、ちょっと!? 元気良すぎじゃないのぉ?」
 単独でオルカを先行させる訳にはいかない。マリオンも慌てて後を追いかける。
「居たっ! いっくよぉ〜!」
 レプンカムイのレーダーがゴーレムを捕捉。
 ゴーレムもレプンカムイの存在に気付き、近づいている。
 だが、オルカは敢えてレプンカムイの速度を上げる。
 三機編隊のゴーレムへ突撃する形で、レプンカムイはゴーレムと衝突。
 アクティブアーマーの強烈な一撃が、ゴーレムの体を弾き飛ばす。
「まだまだだよぉ〜! こっからが本番っ!」
 オルカはエンヴィー・クロックを発動。レプンカムイを急停止させる。さらにシステムインヴィディアでSESを最大稼働。水中練剣「大蛇」の一撃をゴーレムの体に叩き込んだ。
 胴体を切り離されたゴーレム。
 圧倒的な戦力の前に、為す術もなしといったところか。
「へへん、どんなもんだい〜!」
 胸を張るオルカ。
 だが、ゴーレムはまだ2体残っている。
 既にオルカを攻撃対象として見定め、特殊強化サーベルを振り下ろそうとしている。
「獲物は‥‥大きい方が、実感があるってぇなぁ!」
 オルカへ攻撃を仕掛けようとしていたゴーレムに対して、ビクラムは水中用ガトリング砲で攻撃。顔面を攻撃されたゴーレムは、オルカのレプンカムイから距離を置いた。
「あれ? きみも来ちゃったのぉ〜?」
「ふん。偶然、同じようなタイミングで発進しただけだ。
 それよりお前も、海に生きる者か‥‥」
「うん! 水の中大好きぃ〜!」
 静かに呟くビクラムと対象的に、元気いっぱい答えるオルカ。
 対極的な二人ではあるが、水という根源的な要素に魅入られた者である事は共通だろう。
「大物を上げるのは俺だ。今日の漁は俺が豊漁にする」
「勝負だね〜! 負けないよぉ〜」
 意気込む二人。
 二人は残りの獲物に向かって動き出した。



 後方では、バグアの新たなる動きを察知。
 傭兵達が動き出していた。
「ホムルズ島から敵影と思しき存在を確認しました。その数は三機です」
 ミュンヒハウゼンが展開したソナーブイが、敵影を確認。敵数から考えればクラゲ型キメラとは考えにくい。おそらく、隠れていた残りのゴーレムだろう。
 位置から考えれば、UPC軍艦隊の横腹を強襲される恐れがある。
「じゃあ、迎撃と行きますかっ!」
 依神の美津波が機体をゴーレムの方へ向ける。
 このままUPC軍艦隊を撃たせる訳にはいかない。何としてもここで押し止めなければ‥‥。
 美津波からM−042小型魚雷ポッド発射。ゴーレム達の前に弾幕を張り巡らす。
「そこだっ!」
 美津波の水中機槍斧「ベヒモス」が強襲。
 プロトン砲の発射準備に入っていたゴーレムの体を刃が引き裂いた。
 しかし、撃破までには至らない。
「撤退よりも、船を狙ったのですね。‥‥ですがっ!」
 Walrusを滑り込ませたガーネットは、手負いのゴーレムに水中用ガウスガンを叩き込む。
 揺れるゴーレムの体は、海流に流されながら爆散。
 一体を撃破に追い込む。
「ゴーレム一体沈黙‥‥別の海流からクラゲ型キメラの一団襲来」
 レイミアのオロチが新たなる敵影を捉える。
 ドバイ方向からオマーン湾へ流れ込む海流に乗って、クラゲ型キメラの増援が現れる。
「‥‥くっ、ここで敵の増援ですか。
 レイミアさんを護るためにもっ!」
 八雲のリヴァイアサンがアムリタの前へ出る。
 このままいけば、クラゲの一団が傭兵達の前に現れる事は間違いない。
 レイミアを護るためにも、UPC軍艦隊を護るためにもクラゲを殲滅する他ない。
「少し遠いですが‥‥相手は海流に乗るだけのキメラ。当てられるはずっ!」
 リヴァイアサンの操縦席で、M−25水中用アサルトライフルの照準を合わせる。
 海流があるため、地上よりも難しい狙撃。
 だが、ここで外すわけにはいかない。
 一呼吸を置いた後、八雲はアサルトライフルを――撃った。

 ――ドンっ!
 遠くで小さな爆発音が聞こえ、振動が機体へと伝わる。
 弾丸はキメラに命中、クラゲの数体片付ける事に成功したようだ。
「初弾命中、ですか。
 だったら、私も負けられません!」
 幸香のセイレーンが水中用ガウスガンでクラゲを強襲。
 海流を回り込みながらクラゲの一団を側面から攻撃、次々と爆破していく。
 後方へ逸らせば、クラゲ一匹の爆初でUPC軍艦隊にダメージを与える事になる。
「ここでみんなにダメージは負わせない。戦いはこれで終わりではないのですから‥‥」 
 可能な限り、ここでクラゲは全滅させる。
 それが幸香の覚悟でもあった。
 

「アタシとダンスがお望みかしら? 
 そうホイホイ付いて行く程、アタシは安い女じゃないわよ!」
 マリオンの水中用ディフェンダーが、ゴーレムの体に直撃。水中用ホールディングミサイルを数発受けた後、至近距離で振るわれる刃から逃れる術はなかった。胴体に大きな傷を抱えながら、水中へと沈んでいく。
 オルカとビクラムに追い回された後、マリオンを狙って攻撃を仕掛けたゴーレムの末路であった。
「これで三体‥‥他も無事に片付いたようね」
 マリオンのアルバトロス改にも、付近の戦況はリアルタイムに届けられている。
 ホルムズ島付近から襲撃をかけていたゴーレム三体も撃破。クラゲの一団も一掃する事に成功。傭兵達はUPC軍艦隊を防衛したと言っても過言ではないだろう。
「作戦、成功かな?」
「皆様、お疲れ様でした。
 帰還した際には、わたくしがお茶を準備させていただきます」
 執事らしく、ミュンヒハウゼンがお茶で傭兵達を労ってくれるようだ。
「あら、いいわね〜。お菓子もあるんでしょうね?」
「無論でございます。皆様が満足するお菓子をわたくしがお作り致します。ご期待下さい」
 執事を名乗るミュンヒハウゼンが作る菓子を食べながら、オルカや可愛い女性と戯れる。
 夢のような時間を描きながら、マリオンは各機に帰還を呼びかける。
「さぁ、戻りましょ。今日の疲れを癒させてもらうわ」