タイトル:【コミ】ToMImpalpsマスター:橘真斗

シナリオ形態: イベント
難易度: 普通
参加人数: 17 人
サポート人数: 0 人
リプレイ完成日時:
2011/01/27 11:43

●オープニング本文


●12月某日 大阪エイジア学園都市内・ゲーム企業SFK本社ビル
「どうもどうも、よくきてくれましたSFK(スーパーファイティング近畿)へ」
 通称はかっこいいが、正式名称はややダサい社名を口にして担当者の角(すみ)が会議室の中に入ってきた。
「よろしくお願いします」
「こちらこそ、今回はオファーを頂きありがたく思います」
 中で待っていたライディ・王(gz0023)と米田時雄は立ち上がり頭を下げる。
 米田は能力者の前ではよく見せているアロハシャツではなく、スーツに銀縁眼鏡と仕事用の姿だ。
「承諾していただき、ありがとうございます」
 名刺交換と握手を角はライディと米田に済ませると席に座り、習って二人も座る。
 すぐさま机の上に分厚い企画書がドンッと置かれた。
「こちらが今回の企画書となります。前回のコンシューマー版において、二人の参加者がそちらの事務所の関係者だとありましたのでどうせならアイドルを使った格闘ゲームというのを出してみようかと思ったしだいです」
「なるほど‥‥確か、能力者のアクション性をウリにしたものでしたよね?」
 資料をめくりながらライディが角に訪ねる。
「はい、覚醒システムをいれた2D格闘ゲームで、4ボタンのシンプルなものです」
「それで、今回は次回のコミックレザレクションに企画発表のイベントを起こしたいということですね?」
「そうなのです。上層部との相談の上、何とか開発の方が進められるようにはなったのですが時間がないのでゲーム映像を出すことはできません」
「ですから、ここは実際のアイドルの皆さんにキャラになりきってもらったショーパフォーマンスをやってもらって宣伝にしようかといったところです」
 角は米田の質問に対して、真剣なまなざしを向けて説明を続けた。
 気合が入りすぎて前のめりで詰め寄るくらい、その意気込みはすごいものがある。
「分かりました。こちらとしても今回は立て続けにライブになると中々難しいものもあったのでありがたいものがありますし、活躍の場を増やすものとしてもいいと思います。是非、協力させてもらいますよ」
 米田は再び手を差し伸べ、そこに角が握手することで会議が終わった。
 企画書の最初にはこう書いてある。
 
 『新作格闘ゲーム企画 タワー・オブ・マーセナリー・インパルス』
 
●1月8日 コミック・レザレクション前日
「アスタリスク大阪でのショーとなりますので、入場制限や整理の方はよろしくお願いします」
 ショーを行う準備のため、アスタリスク内にあるステージ使用の打ち合わせなどをしつつ、ライディ・王は現場のスタッフへと話をする。
 今回は久しぶりに行う中でのショーで、SFKの商品が整理券となって参加できるようになる異例のイベントだ。
 モデルとなるキャラクターを自分達で作ってもらい、衣装も特急で用意した。
 武器類は銃火器類はモデルガンであっても禁止、長物類はプラスチックであれば可という制限はあるが、そのあたりもなんとかなっている。
 準備はできたが、初のショーステージとあってライディは不安を抑えきれないでいた。
「大丈夫だと思うけれど‥‥初めてのことを行うのはすごく緊張するな」
 殺陣のような演技を期待されているだろうし、音楽なども気をつけなくてはいけない。
 打ち合わせはしてきているが、当日まで油断のできないと思ったライディであった。

●参加者一覧

/ リュイン・グンベ(ga3871) / 葵 コハル(ga3897) / シーヴ・王(ga5638) / 秘色(ga8202) / 百地・悠季(ga8270) / 終夜・朔(ga9003) / 嵐 一人(gb1968) / ジェームス・ハーグマン(gb2077) / ランディ・ランドルフ(gb2675) / クラリア・レスタント(gb4258) / 舞 冥華(gb4521) / 宵藍(gb4961) / ヤナギ・エリューナク(gb5107) / テト・シュタイナー(gb5138) / 鈴木悠司(gc1251) / セラ(gc2672) / ユウ・ターナー(gc2715

●リプレイ本文

●歴史いろいろ
「まあ、無理せずにやるべき事はきっちりとこなすわよ」
「あんまり無理しねぇ方がいいと思いますが‥‥ここにいる限りは働いてもらうです」
 ある目的のために気合を入れる百地・悠季(ga8270)にシーヴ・王(ga5638)が慣れない眼鏡を直しつつ注意をする。
 スタッフジャンパーにコミックレザレクションの記念帽子をかぶり、三つ編みに髪を整えているシーヴは普段とは別人のようだ。
 なぜならば、彼女は今回のスタッフ参加しているゲームの同人時代にキャラモデルをやったのである。
 今、ステージイベントの整理券を配布するためのSFKブースには長蛇の列ができていた。
「にしてもすごい人ね‥‥予想以上だわ」
 対する悠季は【Steishia】Uネックカットソーをはじめとしたブランド物で身を包んでいるため、ヲタクの集まるイベントではやや浮いている。
 大人びた顔と色気を持つこともあり、目立ってもいた。
「これをもって最後尾に並ぶです‥‥悠季はあまり動く作業をやらせたくねぇですし」
 シーヴは悠季に販売物の描かれたパネルを渡して列の最後尾を指差す。
 どんどんとつながり、折れ曲がりながらも増えていく列は蛇花火のようだ。
「外にいくこともありそうね。じゃあ、コートも持っていくわ」
 アルマーニーニのコートをはおると悠季はパネルを持って最後尾へと向かう。
 スタッフ証を首から提げてなければ、どこかのモデルと見間違われても仕方ない姿だ。
「狭っ苦しい部屋で作っていたのが懐かしいですね。さ、列の整理をやるです」
 悠季を見送り、そしてSFKのブースにでかでかとある『タワー・オブ・マーセナリー 新作発表イベントあります!』の文字にシーヴは心を躍らせる。
 積み重ねてきた歳月はいろんなものを変えているのだと実感したのだ。

●Show Time!
 ステージの前には整理券を手に入れたゲームのファン達がひしめくように集まっている。
 男女混合でステージに注目をしていた。
 はじめに、開発者の角と司会者との簡単なゲームの解説のあと、よいよアイドル達のステージへと出番が回ってくる。
 静寂が訪れ、OPにも使われる曲がBGMとして流れ始めた。
『タワーの謎を解き明かそうと一人、あるいは出会った者と共に塔内を探索する能力者達。キメラやトラップを退け進み続ける彼等の前に現れたのは‥‥』
 葵 コハル(ga3897)がナレーションのように沈んだ声を流すと、破壊音や銃声などが鳴り響き、照明が点滅して演出がなされる。
 ステージの奥からはボサボサの短髪にバンダナを巻き、服装は野戦服という感じでTシャツの上にサバイバルベスト、下はカーゴパンツにアーミーブーツという姿でコハルが姿を見せた。
「ちっ、また塔に登ってくる馬鹿ドモが来たか‥‥」
 プラスチック製の太刀と小太刀を両手に持ち、はき捨てるように言葉を放つがコハル‥‥いや、コードズ『B[ブレイド]』は楽しそうに笑う。
 そして、再びステージ奥にある入り口へ走っていった。
 演出のために殺傷能力のないものに限り手に持ってステージにあがることが許されている。
 コハルの持っているものをはじめ、ステージに出てくる武器類はすべてプラスチック製のつくりものになっているのだ。
 
 ***
 
 BGMが代わり、ステージには別のグループが姿を見せる。
「あの程度の敵、足止めにもなりませんわ。おーほほほほ!」
「ははっ、相変わらずキミの言う事は面白いなぁ」
「倒したのはアイリの方が多いよーだ」
「そーだねー。がんばってたよねー」
 真紅のロングドレスに薔薇の髪飾り、更に金髪にわざわざ染めて巻きカラコンまで入れたリュイン・カミーユ(ga3871)。
 シャツとショートパンツのラフな格好に、ぼうしとサングラスをかけた不良スタイルのセラ(gc2672)。
 そして、二人の緩衝材のような立ち位置のクラリア・レスタント(gb4258)がステージの中央までできた。
 腕をフリーにできるようにヘッドセットマイクをつけ、格闘ゲームのキャラらしい格好をそれぞれがしている。
「あなたはどーしてのぼるのかー。こっそりボクに教えて欲しいー♪」
 鼻歌を歌い、普段とはまったく違った雰囲気を漂わせてクラリア―ウラノス―はステージ中央でくるりと回ると、両袖から挟み込むように男たちが現れた。
「鼠が紛れ込んでいたとはな‥‥暇をしていたところだ、相手になってやろうぜ? ファイ」
 左から出てきたヤナギ・エリューナク(gb5107)は後ろ髪は三編み、身頃ごとに色の変えてある奇天烈な色あわせのスーツで帽子に派手な羽飾りと首元には白のマラボーな姿で円月輪を回す。
「どちらが多く倒せるか勝負といきませんか? ゼータ」
 黒一色の喪服のような和服に、白足袋姿の秘色(ga8202)―ファイ―がヤナギ―ゼータ―の言葉に素手で構えた。
 BGMがヤナギの用意した疾走感のあるハードロックに変わってステージの5人が殺陣で絡み合う。
「ふん、まだわたくしは本気を出していませんわ」
 秘色の柔術をベースにした打撃をつくりものではあるが2m級の大きな剣で受け止めながら、リュイン―セレスティーヌ―はスリットの入ったスカートを翻した。
 金髪の長い巻き毛を揺らす姿は普段のリュインとは違いすぎる。
「ほーら、そっちのお兄さんはアイリが相手だよ」
 セラ―アイリ―は蹴りを中心にヤナギに襲いかかった。
 キンキンと金属のぶつかり合う音を響かせ、まさしく舞台の演出のように能力者達が動く。
「さぁ、ボクの為に踊ってよ。退屈させないようにさ!」
 大きな鎌を振るって苦戦しているリュインをクラリアが援護というよりも割り込んで攻撃をしはじめた。
 素早い立ち回りと、バク転などのアクション、そして秘色の投げ技などが織り交ざった演舞に誰もが息を止めて見惚れている。
『てめぇ等、そんなチームワークで大丈夫か?』
 ステージ後ろの入り口から、テト・シュタイナー(gb5138)が普段通りの俺様調で姿を見せた。
 雷が落ちるような音が響くと、ファイとゼータが3人から離れる。
「後ろは俺様‥‥リル・アークライトに任せな!」
 杖型超機械を持つテトの支援を受けて、3人は秘色とヤナギを退かせることに成功した。
 勝負の終わりと共に決めポーズをとると会場から拍手と歓声が沸く。
「わたくしの活躍、待っているが良いですわ」
 リュインが役になりきってウィンクを飛ばすとよりギャラリーがは盛り上がった。

●別れた兄妹の再会
 前の5人と入れ替わるようにしてチャイナ系の生地を用いたゴスパン衣装のユウ・ターナー(gc2715)が左側から姿をみせる。
 傘をくるくる回しながら、不安など微塵も感じさせない軽い足取りでステージの中央までやってきた。
 胸からは指輪にチェーンを通してネックレスにしたものを下げている。
「塔に入るものは何人であろうと許さない‥‥」
 奥の出入り口から姿を見せた蒼を基調とした中華系の衣装の宵藍(gb4961)がユウに向かって<迅雷>で襲撃しかけた。
 そこを仕込み日傘で受け止めたユウがはじき返す。
「貴方はダレ? 私はアリス・リー」
「コードズ『ロー』‥‥それ以上でもそれ以下でもない」
 首をかしげて疑問を向けるユウに宵藍は端的に答えるとヌンチャクを振り回してポーズを決めた。
 パチパチと拍手が起きる中、ユウと共に宵藍を挟みうちするかのように普段のゴスロリ衣装の終夜・朔(ga9003)とメイド服を着た舞 冥華(gb4521)が姿を見せる。
「べでぃがすけだちする」
「猫さん、出番だよー!」
 実際の猫はさすがに無理だったために、効果音として猫の鳴き声が響き、宵藍を翻弄させた。
「『黒猫の歌姫』Noirいきますの♪」
 BGMがアクションをする激しいものに変わって、4人の演舞がはじまる。
 ぶんぶんと体を軸にバルディッシュモドキを振り回す冥華の攻撃を宵藍はヌンチャクではじいた。
 はじきだされた冥華は目を回してへたり込む。
 この姿もすべてゲーム中に取り込む予定だ。
「やぁーっ!」
「あなた悪い人! 許さないんだカラ!」
 元気な掛け声をして朔がシャキンと生やした両手の爪で宵藍に飛び掛り、そこにユウも日傘で同時攻撃を加える。
 ヌンチャクを両手で広げるようにして二人の攻撃を宵藍は受け止めた。
「僕を倒すにはまだまだだね」
 詰まらなそうに宵藍は上に弾きあげるとバク宙で間合いを取る。
 着地の瞬間を狙いすましたかのように、ヨロケの回復した冥華がジャンプスラッシュを放つと、やられたように宵藍は受身をとった。
 服からチェーンでつながれた指輪が飛び出し、キラリと光る。
「そんな、その指輪は‥‥お兄ちゃん‥‥? 嘘‥‥嘘‥‥っ!」
 信じられないものを見る目でユウの顔が驚愕に歪み、攻撃の手が止まった。
「この勝負‥‥預けた」
 宵藍は自分の胸の傷をかばうようにしながらタタタタッとステージを駆けて降りていく。
 去り行く宵藍を後に、3人はステージで一度ポーズを決めるのだった。
 
●Last Show Down
 黒のスーツ姿。タイは細身で赤色。
 楽しそうにステップを踏む鈴木悠司(gc1251)―アルファ―は一人ステージの上でアクロバティックな演舞を見せた。
 軽快なBGMに合わせて、デモンストレーションでも言いたげに踊り終えると、ポーズを決める。
「四天王が動かなきゃならないほどの侵入者なんて久しぶりだね。ここまでこれたのはいるのかな?」
 客席を眺めつつ話す悠司がくるりと背を向けるとバイクの走る音がして、AU−KV『バハムート』にまたがったランディ・ランドルフ(gb2675)がステージにそのまま着地してキキィと音を立てた。
「愛機も喜んでいるよ」
「じゃあ、一つ勝負といこうか?」
 悠司が構えるとランディはバハムートを変形させて装着し、大剣を構える。
 互いが間合いを詰めて一気にぶつかった。
 ランディが防戦一方だが、カポエラを基本とした悠司の素早い動きについていけているだけでも観客には十分刺激的なシーンだ。
「どうしたんだい? さっきまでの威勢はどこにいったのかな?」
「このアレス・ウェストの本気を見せてやる!」
 <不敗の黄金龍>を使って身体能力を強化したランディはそれこそゲームのような動きそのままで大剣の一撃を悠司に向ける。
 激しくハンマーのように激しくステージへと打ちつけらた大剣はくだけ散るも、悠司はすんでのところで避けた。
「危ない危ないっと」
「おっと、背中がお留守だぜ!」
 宙返りで着地した悠司の背後からは嵐 一人(gb1968)―アローン―が黄色の刀身をしているプラスチックの剣で斬りつける。
 ビュゥンとレーザー剣のような効果音と共に振り下ろされた剣閃に悠司は斬られるが楽しそうに笑って転がって体勢を立て直した。
 飛び込んできた一人は青系の動きやすいプロテクターを着ていて、いかにも主人公な雰囲気を漂わせている。
「さあ、クールに決めるぜ?」
「剣が壊れても、闘志は砕けない! いくっぞぉ!」
 客席の方を向いて嵐とランディがポーズを決めると拍手があがった。
「じゃあ、来るといい。最高のショーの舞台[ステージ]へ‥‥」
 悠司はニコニコと笑いながら中央の奥にある出口へと走る。
 二人もそれを追いかけた。
 
 ***

 二人がいなくなってからギリースーツと呼ばれるモジャモジャした迷彩服をきたジェームス・ハーグマン(gb2077)が姿を見せ、無線機を取る。
「こちらマクミラン、侵入に成功、尚、多数の傭兵が塔に侵入している模様、しばらく様子を見る」
 言葉を区切ると怪しい格好のままに双眼鏡などを使って様子を探る姿を見せた。
「塔内部には多数のトラップ・キメラなどが存在、同時にコードズと呼ばれる敵精鋭も存在、非常に危険な状態にある。現状での報告は以上、引き続き、任務の遂行に当たる」
 無線機をしまい、ギリースーツのままにジェームスは奥の出入り口へと進んでいく。
 ジェームスの姿が消えると、BGMが再びOPに使われた元へと戻り、今回のショーをした一同が集まってきた。
 拍手で出迎えられたアイドル達は一列に並んで両手を繋ぐと一礼をする。
「わしらが大暴れする作品じゃ。是非、わしを選んでプレイしてみてくれい」
「ちょっと、秘色。俺達はコードズだから、選べないかあっても隠しキャラだって」
 秘色が一礼の後にアピールを素で述べる秘色に宵藍が突っ込みを入れる。
「おお、そうか。すまなかったのぅ、シャオ坊」
 にっこりと笑顔で返す秘色に宵藍はそれ以上突っ込みを入れることはできなかった。
 どっと笑いに包まれる中、ステージイベントは無事に終わる。
 そう、ステージイベント『は』‥‥。

●アクシデント
「ちょっと、ヤナギさん。無茶しすぎですよ」
「どうしたでありやがるですか?」
 ステージが終わった舞台裏ではふらついたヤナギをライディ・王(gz0023)が支えていた。
 駆けつけたシーヴが事情を聞くと、どうやら重体の無理がたたったようである。
 激しい殺陣のあるステージでもあったので、疲労が強かったのだろう。
「どうしたの?」
 人の整理の仕方をスタッフと打ち合わせていた悠季が休憩ついでと通りかかったところだった。
「ヤナギがちょっと傷口開いて出血状態です」
「ちょっと待って救急キットもって来てあるから手当てするわ」
 すぐさま悠季は救急キットを手に戻ってきてヤナギの手当てをする。
「すまねぇな‥‥ライディ‥‥」
「無茶しすぎですよ‥‥気づけなかった僕もマネージャー失格です」
 苦笑しながら手当てを受けるヤナギにライディは肩を落としてため息を漏らした。
「反省は後です。このままだと騒ぎになりかねぇんで、しばらくどっかに隠れていてもらった方がいいです」
 気力を落とすライディをシーヴは眼鏡を光らせて、今後のことに付いての意見を述べる。
 彼女の言うようにスタッフが騒ぎ出すと何かと広がってくるものだ。
「うん、そうしよう。ありがとう‥‥ヤナギさんは俺が見ておきますから、シーヴと悠季さんは撤収と他のアイドル達への指示をこれでお願いします」
 ライディは胸元から今回のイベントメモを取り出してシーヴに渡す。
「分かったです」
「じゃあ、終わりまでしっかりやりましょうか」
 シーヴの肩をポンと叩き悠季は歩きだした。
 まだ、イベントは終わっていない。
 最後の最後まで、帰るまでがイベントなのだから‥‥。
 
●タワー・オブ・マーセナリーインパルス 登場キャラ一覧
<初期操作可能キャラ>
 名前/セレスティーヌ
 CV/リュイン・カミーユ
 
 攻撃:A
 防御:B
 速度:E
 操作:B
 
 覚醒/紫の瞳が金色に変わる
 台詞/
 「さあ、最強への礎となりなさい!」
 「わたくしに触れるなど、出来ませんことよ?」
 「跪いて許しを請うが良いですわ」
 
 術技/剣術
 武器/巨大剣
  
 設定/
 世界最強を目指す高飛車お嬢様
 塔にはその過程で訪れた
 上流階級育ちで庶民を見下している
 金髪の長い巻毛に紫の瞳

 基本性能/
 愚鈍な分、比較的シンプルで動かし易く、飛び道具もありガード性能も高い初心者向け。
 
 必殺技/
 エア・キャバリア:剣圧を飛ばす飛び道具
 レオン・トゥース:剣の重さを伴った大降りの一撃
 
 超必殺技/
 ノブレス・オブ・ルージュ:相手を空中へ突上げ、落下時に斬り飛ばす。防御不可技
 
 ***
 
 名前/ウラノス
 CV/クラリア・レスタント
 
 攻撃:A
 防御:C
 速度:B
 操作:D
 
 覚醒/瞳が紅に輝き、画面も赤色が強くなる。
 台詞/
 「手加減なしでいっくよぉー!」
 「さぁ、ボクの為に踊ってよ。退屈させないようにさ!」
 「さぁ! この攻撃に耐えられるかなぁ?」

 
 術技/我流
 武器/大鎌
  
 設定/
 気取った口調と、人を喰ったような言動の目立つトリックスター
 軽々とした物言いで、言葉を真正面から受け取る事が少ない
 気分屋で、興味のある事にしか関心を示さない
 塔に登る目的は、目的を持って来た人の話を聞く事

 基本性能/
 大鎌を使ったパワータイプ
 自身のフットワークを活かしつつ、大鎌による一撃が強力
 反面、癖のある技。防御と耐久に難があり、中級者以上向け
 
 必殺技/
 <迅雷>:移動技で、間合いを一瞬で詰める。発動直後は攻撃補正がある。
 <苦無>:唯一の飛び道具。低火力、使用数制限とあるが、攻撃開始と硬直が非常に短い為、迎撃やコンボの始動技等用途は多い。

 超必殺技/
 <真・飛燕突貫>:発動までが早い反面、単発では消費の割に威力が低いが、コンボの締めで真価が出る。脅威のコンボ補正無視ダメージで、追撃を行える。
 
 ***
 
 名前/アイリ
 CV/セラ
 
 攻撃:B
 防御:C
 速度:A
 操作:D
 
 覚醒/
 背中から水晶が出現し、水晶が浮かび上がる。
 
 台詞/
 「Let’s Dance!」
 「ボクと踊ろうよ、おにーさん(おねーさん)♪」
 「その程度じゃタワー攻略なんて夢のまた夢だよ♪」

 術技/我流体術
 武器/格闘
  
 設定/
 自信家で小生意気な少女。きまぐれでひとつの物事にはとらわれず刹那的に旅をしている。
 タワー攻略の理由は「誰かが攻略してるのを見て横からかっさらってみたくなったから」

 基本性能/
 トリッキーな動きで常に相手を幻惑しながら戦うテクニカルタイプ

 必殺技/
 <Beet Step>:Aが上段、Bが中段、Cが下段に対応してガード無視が付いている。
             モーションも独特で、連続入力可能。連携を見極めるのも困難だが、使いこなすにもテクニックがいる。
 
 超必殺技/
 <Night Fever>:当身で、成功するとスローモーションで攻撃を見切り蹴り飛ばす。
 
 ***
 
 名前/リル・アークライト
 CV/テト・シュタイナー
 
 攻撃:A
 防御:D
 速度:B
 操作:C
 
 覚醒/金色の激しい雷光を纏い、瞳の色がワインレッドに変化する。
 
 台詞/
 「ガキ共が腹空かせて待ってるんだ。悪いが、潰れて貰う!」
 「まだまだだな。そんなんじゃ、先が知れるぜ」
 「ハートまで痺れたろ。‥‥惚れんなよ?」
 
 術技/杖術+超機械魔法
 武器/杖型超機械
  
 設定/
 孤児院を経営している兼業傭兵
 先が二又に分かれた電極になっている杖型超機械を使う
 孤児院経営が苦しい為、ざくっと稼ぐ為に塔を登る
 見た目は十代後半だが、実年齢は40に近い

 基本性能/
 杖による電撃と杖術を駆使
 飛び道具と設置系を駆使するテクニカルタイプで、使い手を選ぶ
 
 必殺技/
 <ライトニングアロー>:杖から放つ速度重視の電撃。ボタン長押しでチャージ可
 <プラズマコレダー>:杖を地面に刺して周囲に放つ電磁波。ボタン長押しでチャージ可
 <クラウドボム>:緩やかに漂う機雷型超機械。触れると爆発する。
 
 超必殺技/
 <ギガンティックボルテクス>:杖の先端が派手に光った後、極太の電撃を放つ。多段ヒット攻撃。
 
 ***
 
 名前/アリス・リー
 CV/ユウ・ターナー
 
 攻撃:D
 防御:D
 速度:A
 操作:A
 
 覚醒/瞳孔が猫のようになり、左手の甲に十字架が浮かび上がる。
 
 台詞/
 「キミはお兄ちゃんのこと、知ってる?」
 「きゃはっ、痛かった? ごめんねっ☆」
 「‥‥お兄ちゃん‥‥何処‥‥?」

 
 術技/我流
 武器/仕込み日傘
  
 設定/
 中国人と英国人のハーフの香港人
 旅芸人の一座に身を置きながら、生き別れの兄「ライナス」を探している
 塔を登る理由は名前を広めて兄に気付いて貰う為
 無邪気だからこその手加減知らずの無慈悲なキャラクター


 基本性能/
 パワーは無いが、撹乱攻撃が得意なスピードタイプ。
 銃内蔵型の特殊な仕込み日傘を用いる。
 非覚醒時は日傘での殴りや傘を開いての攻撃が主だが、覚醒モードになると強攻撃で銃を乱射できるようになる。
 
 必殺技/
 <Help!>:兎のぬいぐるみが転がってきて攻撃をする。Aで空中突撃、Bで弧を描いて飛び、Cで足元への攻撃となる。
 
 超必殺技/
 <Gunner’s A GoGo>:銃の乱射でピヨらせ、敵背後を取り近距離での強力な銃攻撃をおこなう。
 
 ***
 
 名前/Noir
 CV/終夜 朔
 
 攻撃:C
 防御:D
 速度:A
 操作:B
 
 覚醒/
 オーラが黒色の猫耳と尻尾を形成する。
 
 台詞/
 「猫さん、出番なの♪」
 「皆の心に歌を響かせるまで負ける訳には行かないの」
 
 術技/ダンス
 武器/爪
  
 設定/
 元気一杯だけど寂しがり屋。
 タワーには知っている子が行くのを見かけて付いていってしまう。

 基本性能/
 ダンスを思わせるような動きで戦うスピードファイター。
 攻撃力もそこそこあり、バランスが取れている。
 
 必殺技/
 <猫だまし>:相手の懐に飛び込み武器は何も持ってないと思える状態から装備の爪を出して瞬時に攻撃する。ボタンを押し続けることでタイミングをずらすことが可能。
 
 超必殺技/
 <猫まっしぐら>:面中を黒猫が埋め尽くし敵に向い攻撃していく
 
 ***
 
 名前/ベディヴィア
 CV/舞 冥華
 
 攻撃:A
 防御:D
 速度:A
 操作:D
 
 覚醒/
 瞳の色が緋色に、左頬の辺りにルーン文字ユルが刻まれる。
 
 台詞/
 「ん、おもてなしー」
 「ん、べでぃの勝ちー」
 「むー、もうちょっとやさしくしろー」
 
 術技/槍術
 
 武器/三日月斧
  
 設定/
 戦闘メイド。
 自分が使えるに足るご主人を探すために塔を登る。
 ほわほわとした雰囲気の漂う、ゲーム内のマスコット的ポジション。

 基本性能/
 速度と威力のヒット&アウェイタイプ。
 リーチは長いが一撃一撃に隙ができやすい。そのへんは速度でカバーできるかは腕次第。
 覚醒すると、オーラをまとい一定時間、隙が減ってコンボがつなげやすくなるが、終了後ピヨル。
 
 必殺技/
 <ぐるぐるどっかーん!>:ジャンプの後、回転して地面に斧を振り下ろす技。空中可能。
 
 超必殺技/
 <ぐるぐるぐるーんっ!>:独楽のように回って近くの相手を切り刻む技。

 ***
 
 名前/アレス・ウェスト
 CV/ランディ・ランドルフ
 
 攻撃:A
 防御:A
 速度:D
 操作:D
 
 覚醒/狂気じみたオーラをまとう。
 
 台詞/
 「我に‥‥断てぬ悪なし!」
 「立ちふさがるならばいかなる者も粉砕する!」
 「再戦の機会あろう。その時を楽しみにしておく」
 
 術技/剣術
 武器/巨大剣
  
 設定/
 新型甲冑の適合者、正義の味方に憧れる少年
 自分より強い奴に会いに行き、より強くなりたいと願う
 悪に対しては容赦なく悪即斬の有言実行

 基本性能/
 大剣を振り回す一撃必殺型、ただし装甲が厚いから動きは遅い装甲騎士、隙は大きいがその分当たればデカイ攻撃を放つ。

 必殺技/
 <悪即斬!>:Aは大振りの当たればデカイ攻撃、Bは剛腕を生かした突き、Cは下段からの斬り上げと変化する技。
 
 超必殺技/
 <トランプルクラッシュ>:一気に肉薄、相手の腹をぶっ刺して、ハンマーのように振って床に連続叩きつける攻撃。
              成功しても失敗しても武器はそのラウンド中は大破する。

 ***
 
 名前/アローン
 CV/嵐 一人
 
 攻撃:C
 防御:D
 速度:A
 操作:B
 
 覚醒/
 微かな翠色の光を纏い、ダッシュ時光の翼が羽ばたくように見える。

 台詞/
 「駆け上がるぜ‥‥アイツのところまで!」
 「悪いが‥‥邪魔するなら遠慮はしないぜ?」
 「ち‥‥俺もまだまだ甘ちゃんてことか」

 術技/我流剣技
 武器/レーザーソード+レーザーブーツ
  
 設定/
  バグアに攫われた恋人を助け出すために力を求めてタワーまでやって来た
 いつもクールに振る舞い余裕を持った笑みを忘れないが、内には熱い情熱を秘めている
 目的のためなら冷徹に振舞う‥‥つもりだが非情に徹しきれない所がある
 我流ではあるがレーザー剣とレーザーブーツの使い手。素早い剣戟と蹴りを織り交ぜた連続攻撃を特意

 基本性能/
 連続攻撃をメインとしながらも扱いやすいスタンダードなタイプ。
 パラメータとしては攻撃力をやや下げその分素早さを上げている。
 攻撃力の下がった分は手数でカバーしているものの、全体的に必殺技が使いやすいタイプ。
 
 必殺技/
 <ハリケーン>:素早く突進し剣で切り裂く。追加入力で連続攻撃可能。
 <タイフーン>:小さくジャンプしてからのキック。ボタンにより上中下段それぞれになる。追加入力で蹴り上げて空中コンボにいける。
 <トルネード>:ジャンプしながらの切り上げ。対空技。空中でも可能。
 
 超必殺技/
 <サイクロン>:目にも留まらぬ連続攻撃で敵を滅多切りにする。
 <ブラストウィンド>:裂帛の気合での踏み込み一閃。<サイクロン>中に追加入力でも発動する。
 
 ***
 
 名前/サー・マクミラン
 CV/ジェームス・ハーグマン
 
 攻撃:A(B)
 防御:D(A)
 速度:C(B)
 操作:B(E)
 
 覚醒/
 目だし帽被った迷彩服姿になる。
 
 台詞/
 「ステンバイ‥‥ステンバイ‥‥」
 「グンナイ」
 (覚醒後)「私を本気にさせたな!」
 
 術技/軍隊格闘術
 武器/携帯火器
  
 設定/
 某国特殊部隊出身、密命を帯びて塔に侵入しているらしいが‥‥詳細は不明。

 基本性能/
 覚醒前と覚醒後で性能の変わるキャラで、扱いは難しい。上級者向け。
 覚醒前:操作性はそこそこだが攻撃以外の性能は低め 。
 覚醒後:操作性が極端に低下、攻撃の若干の弱体化と引き換えに速くて硬くなる。
 
 必殺技/
 <スニークミッション>:背後からのナイフによる一撃をたたき込む当身技。
 
 超必殺技/
 <ガンホーコンビネーション>:派手なアクションによる連続攻撃技。
 <パンツァーファントム>:画面端まで移動しながら殴るガード不能攻撃。
 
 ***
 ボスキャラクター達
 ***
 名前/コードズ「α(アルファ)」
 CV/鈴木悠司
 
 攻撃:?
 防御:?
 速度:?
 操作:?
 
 覚醒/
 犬耳が頭の上に出、尻尾が生える。

 台詞/
 「じゃあ、楽しませて貰おうかな」
 「なかなか、だね。少しは暇つぶしになるかな」
 「もう終わり?つまらないね」

 術技/カポエイラ
 武器/素手格闘
  
 設定/
 コードズ四天王。
 天才肌で、幼い頃から戦闘術を叩き込まれている。
 あらゆる事に興味が無く、退屈で、暇つぶしに戦う。
 何時も笑顔で静か、丁寧な物腰だが冷め切っている。優しそうだけど、悪い奴。

 戦闘パターン/
 カポエイラの技を主体とした足技中心キャラ。
 一撃は弱いが俊敏性が高く、コンボを叩き込もうとしてくる。

 必殺技/
 <フォーリャ&ケイシャーダ>:アクロバティックな蹴りから顎蹴りまで続く連続蹴り。
 <ハステイラ>:無敵状態の側転からの攻撃。4種類の攻撃パターンがあるので、読みが必要。
 
 超必殺技/
 <α→Ω(アルファからオメガ)>:上段、中段、上段と蹴った後跳び、体を回転させながら右足左足と頭を狙い蹴り。片手バック転で着地。
 
 ***

 名前/コードズ「Ζ(ゼータ)」
 CV/ヤナギ・エリューナク
 
 攻撃:?
 防御:?
 速度:?
 操作:?
 
 覚醒/
 円月輪が周囲に浮いて攻撃を仕掛けれるようになる。
 
 台詞/
 「楽しませてくれよ?」
 「やっぱこんなモンか‥‥」
 「良い‥‥ねェ‥‥」

 
 術技/蹴技
 武器/円月輪
  
 設定/
 コードズ四天王。
 飄々とした性格で掴めないキャラ。一見、何を考えているのか分からない。
 その行動も何者にも捕われず、本能の赴くまま戦いに参加している。

 戦闘パターン/
 遠近両用で動けるため隙がない。
 さらに、覚醒モードに入ると円月輪の支援攻撃が飛び始めるために回避がしづらくなる。
 
 必殺技/
 <ビート・ステップ>:連続蹴りで多段ヒットする。
 
 超必殺技/
 <クレセントムーンソルト>:二段ジャンプ後、上から複数の円月輪攻撃を行い、それがガードされずにヒットするとサマーソルトを当てる見た目重視の技。
 
 
 ***
 
 名前/コードズ「Φ(ファイ)」
 CV/秘色
 
 攻撃:?
 防御:?
 速度:?
 操作:?
 
 覚醒/
 覚醒エフェクト以外の変化はない。
 
 台詞/
 「‥‥排除させて頂きます」
 「どうぞ‥‥お許しを」
 「‥‥これ以上は無駄かと存じます」
 
 術技/柔術
 武器/素手
  
 設定/
 コードズ四天王の一人
 洗脳を受けており自我は無く、与えられた使命を淡々とこなすのみ
 その正体、過去は一切謎に包まれている
 表情は人形の如く無表情
 上品な丁寧口調で話す

 戦闘タイプ/
 柔術をベースとした素手戦闘と投げ。
 スピードがある方ではないが、相手攻撃をいなす術に優れるためカウンターに注意。
 
 必殺技/
 <真空投げ>:相手に触れること無く投げる技。出だしのモーションと、位置の変化を見極めるべし。
 
 超必殺技/
 <終無葬>:縮地で即座に懐に入り込み、投げた後、再び引き上げ更に投げ飛ばす技。

 ***
 
 名前/コードズ「Ρ(ロー)」
 CV/宵藍
 
 攻撃:?
 防御:?
 速度:?
 操作:?
 
 覚醒/
 両目が鮮やかな瑠璃色に変化する。
 
 台詞/
 「この塔に足を踏み入れる者は、全て倒す」
 「‥‥遅い」
 「僕の攻撃が読めるか?」

 術技/カンフー
 武器/ヌンチャク
  
 設定/
 コードズ四天王の一人
 記憶喪失で過去の記憶を一切失っている
 塔に足を踏み入れる者の排除を使命としている
 アリス・リーとお揃いの指輪のネックレスをしているが‥‥

 戦闘タイプ/
 変則的な打撃とアクロバティックな回避行動が多い。
 ヌンチャクの鎖による攻撃受け、衝撃波による間接攻撃もしてくる。
 
 必殺技/
 <乾坤一擲>:衝撃波を飛ばす飛び道具。
 
 超必殺技/
 <無双蓮華>:超速の動きで、一撃を当てると、その後、ヌンチャクを相手の急所各所に連続で叩き込む。

 ***
 隠しキャラ
 ***
 
 名前/コードズ「B(ブレイド)」
 CV/葵コハル
 
 攻撃:?
 防御:?
 速度:?
 操作:?
 
 覚醒/
 台詞/
 「誰だかなんてどうだって良い、とっととヤるぞ」
 
 術技/剣術
 武器/太刀+小太刀
  
 設定/
 強さ」と「闘い」を求めて世界を放浪していた女、タワーに「争い」の匂いを感じ、コードズへとなる
 年齢、国籍不明でいわゆる「男女」タイプ、口調もぶっきらぼうな上に一人称を省くから十中八九男に間違えられる

 戦闘タイプ/
 『オーソドックスな正眼の構えの一刀流、一撃の重さ重視』
 『太刀と小太刀を片手ずつに持つ二刀流の手数重視』
 上記の二パターンを戦闘中に切り替えてくる戦闘開始時は一刀流。
 
 必殺技/
 <一刀流『バイッツァダスト』>:移動突撃技。一刀流時にのみ使用。
 <二刀流『シュトゥルムファング』>空中のみの移動斬撃。二刀流時のみ使用。
 
 超必殺技/
 <無刀流『ハンティングスロー』>:コマンド投げ。敵を掴み、地面に叩きつけると画面端まで引きずっていってぶん投げる。