タイトル:砂と太陽と海とマスター:望月誠司

シナリオ形態: ショート
難易度: 普通
参加人数: 10 人
サポート人数: 0 人
リプレイ完成日時:
2008/06/08 22:30

●オープニング本文


「イベントねぇ」
 東南アジア、緑の海と太陽がさんさんと輝く常夏の町マドラガン、その町の役場で町長のルーサー=ハルドラッドとその秘書が書面を手に相談を行っている。
「はい、イベントです。町付近の浜辺で行います。観光客の増加と彼等が落とす貨幣の獲得が目的です」
 女はそう答えた。
「なるほどね。この書類を読むに色々やるようだけど‥‥何かイベントのメインとなるものが欲しいね。客を寄せられるものが良い」
「客寄せですか‥‥」
「何か良い案はないかい?」
「では定番ですが、水着コンテストなどはどうでしょう」
「ミス・マドラガンって訳か。そうだね、確かに、そこそこ客は寄せられそうだ。しかし一般からの参加を認めるとしても、やっぱり町からも出さなきゃいけないだろう。誰を出すんだい? 君かい?」
「いえ、ここはLHの傭兵に頼みましょう。私の見たところですが、彼女たちには美形が多いです」
「言われてみると確かにそうだな。ではそこを頼るとして‥‥」
 ルーサーは腕を組み考える。
「町でやるイベントというからには、色だけでなくもう一つ何か欲しいな。熱いものも欲しい」
「熱いものですか」
 ルーサーは指を鳴らした。
「そうだ。こうしよう。ビーチバレー大会だ」
「‥‥ビーチバレーですか?」
「トーナメントをとり行い、優勝チームには賞金百万クレジットという訳さ」
「百万ですか。けっこうな額ですね。経費の増加は歓迎できませんが」
「もちろん簡単にはくれてやらない。町からもチームを出す。プロ、という訳じゃないが、とびっきり強い連中をね」
「つまり、傭兵に頼むと?」
「察しが良いね。その通りだ」
 ルーサー=ハルドラッドは言った。
「彼等の身体能力は抜群だからね。例え経験がなくてもなんとかなるだろう。プロじゃなくても良い。多少の隙があった方が参加者も集まる」

●ラストホープ
「依頼です」
 まだ若いオペレーターが言った。
「概要は町のイベントの手伝い、という事になります。依頼主はルーサー=ハルドラッド。東南アジアにあるマドラガンという港町の町長です。
 内訳は屋台の売り子、水着コンテストの出場者、ビーチバレーへの出場選手となります。注意事項としましては――」
 かくてラストホープに依頼が出され、傭兵達が南の島へと集められる事になる。
 マドラガンの町のイベントが成功するか否か、それは傭兵達の腕にかかっていた。

●参加者一覧

鳴神 伊織(ga0421
22歳・♀・AA
篠原 悠(ga1826
20歳・♀・EP
百瀬 香澄(ga4089
20歳・♀・PN
ウォンサマー淳平(ga4736
23歳・♂・BM
槇島 レイナ(ga5162
20歳・♀・PN
阿野次 のもじ(ga5480
16歳・♀・PN
不知火真琴(ga7201
24歳・♀・GP
エレノア・ハーベスト(ga8856
19歳・♀・DF
大和・美月姫(ga8994
18歳・♀・BM
シュブニグラス(ga9903
28歳・♀・ER

●リプレイ本文

 早朝、砂浜に十人の傭兵が降り立った。
「白い砂浜、碧の海、水着の美女、眩しい太陽、水着の美女‥‥私が海を、海が私を呼んでいるっ!」
 百瀬 香澄(ga4089)が叫ぶ。とりあえず大事な単語は大事なことなので二回言った。
「街の活性化‥‥役に立てるようがんばらんとねっ!」
 篠原 悠(ga1826)が言った。エメラルドブルーの海が輝くマドラガンの浜辺、ここでは町役場主催のイベントが開催されようとしていた。砂浜ではスタッフが忙しく準備を進めている。
「やぁ、おはよう、晴れてくれたみたいで助かったよ」
 砂浜に建てられたテント、運営本部で町長であるハルドラッドが挨拶をした。一同はシュブニグラス(ga9903)の提案の元、前日から現地入りしていた。イベントの流れについては既に打ち合わせ済みである。
「それじゃ皆さん、今日はよろしくお願いするよ」
 最終確認を済ませ、傭兵達はイベントを成功に導くべく動き始めたのだった。


 日が昇り、砂浜に多くの人々が集まってくる。
 傭兵達が出す店の名前はザ・グレイトフルビーチナイトに決定された。阿野次 のもじ(ga5480)などは「このイベントに駈ける町長の覚悟が言葉でなく気持ちとして伝わった! 感動した」と、かぶりをふってそう評した。
 屋台にはナポリ戦で使ったという「亜苦背流★全開」と書かれた旗がでかでかと立てられていた。店の前面や側面にはエンブレムや機体の写真等が貼られている。LHの傭兵ならではか、KV色の強いものに仕立てられていた。
 店から流れるBGMはソイヤソイヤと掛け声が掛かる威勢のいい漢調である。曰く、トロピカルという前略セピア色。混沌空間と化しているが勢いだけはある。
「撫子修行と共に叩き込まれた料理の腕、今こそ見せる時どす」
 エレノア・ハーベスト(ga8856)が薄水色の浴衣の袖を襷掛けしエプロンをつけつつ言った。彼女の担当は出店での調理だ。
「美味しいと言って貰える、料理をつくらなな」
 火力強めのガスコンロにフライパンをかざす手際良く料理を作ってゆく。
「珍しい食べ物が多いよな」
 エレノアが作る料理をみやってウォンサマー淳平(ga4736)が言う。
 前日にエレノアに教えてもらったので淳平もまた店で出す一通りの料理は作れるようになっていた。もっとも今回の料理に関してはエレノアの方が詳しいので彼女が居る時は専らドリンク担当となっているが。
(「しかし俺の傭兵生活の第一歩、格好良くキメラ退治‥でなく、出店‥‥」)
 麦の煮汁とライムを混ぜ合わせてバーリ・リマウを作りつつ淳平は嘆息し、ふと周囲を見回す。
 隣ではエレノアが浴衣にエプロン姿で調理し、阿野次が南国花のコサージュをつけたパレオ・ビキニに身を包んで売り子をやっている。またシュブニグラスが黒のビキニの上に乗機がプリントされたエプロンをつけて各種ドリンクののぼりを追加して屋台の周りに立てていた。
(「‥‥いや、これはこれで悪くないかもな?」)
 胸中で呟く淳平。周囲が全部華だ。そんな所へスタッフの声が飛ぶ。
「傭兵さん、追加の材料が届きましたよ。三番にトラックです」
「あ、はいはい。今、行きます」
 手ぬぐいで手を拭きつつ食材を取りに向かう淳平。参加者唯一の男手だ。力仕事が一手に回ってくるのは、まぁ宿命だろう。


 砂浜の一角、水着姿の男女がミーティングを行っている。ビーチバレーの出場選手達だ。前日に軽く練習したので動きに問題は無い。
「それでは皆さん、第一回戦はどう戦いましょう?」
 鳴神 伊織(ga0421)が言った。常に着物姿というイメージが強いので彼女の水着姿というのは新鮮である。
「どんなチームが相手でも、試合となれば全力全開で行きますよっ!」
 不知火真琴(ga7201)が意気高く言う。気合充電120%といったところか。こちらは白地に白糸で刺繍の入ったワンピース姿である。水着の背中は開いていてリボンで編み上げている。邪魔にならない様、髪もヘアピンで止めていた。
「あ、それなんだが、ちょっと良いか?」
 百瀬が言った。上下が解れたタイプの水着を着用し黄金の髪を頭の後ろで結い上げている。
「勝つのが最重要だけど、こういうのは盛り上がってナンボだからな。負けない程度の接戦を狙ってみないか」
「手加減する‥‥という事でしょうか?」
 小首を傾げて鳴神。
「私達は今回は運営者側だからな」
 世には勝負とあらば常に全力で叩き潰しにゆく運営者側の人間もいるがまぁそこはそれ、
「真剣勝負の相手なら全力でやるのが礼儀だと思うが、今回はイベントの大会だ。お祭り気分で参加しているチームだって多いだろう」
「つまり‥‥相手を見ながら戦え、って事ですか?」
 と不知火。
「かなり難しくないでしょうか?」
「難しいな。手加減できないのもいそうだけど‥‥その辺はまぁフォームとか見ればすぐ分かる、かも?」
「うーん‥‥」
 一同はしばし相談の末、
「解りました。盛り上げるのが目的ですしね。楽しんで帰っていただきましょう」
「有難う」
 最後に百瀬が言った。
「ただし、相手が男だけの場合は無条件で全力な」
 彼女の辞書に男女平等という文字はないらしい。


 ミスコン控え室、美しさを競う戦士達の集う場所。そこへ一人の少女がやってきた。
「南国、咲くのは一厘の花〜、ハーイそこのお姉さん♪ あとがひくひく本店特製五大果汁ドリンコいかがですかー」
 阿野次のもじである。ドリンクの差し入れに来たらしい。
「どうもです。お店の方は順調ですか?」
 ジュースを受けとって大和・美月姫(ga8994)が言う。
「んー、ぼちぼちってところかな。ま、これからですよ」
 と阿野次。きょろきょろと控え室を見回し、かけられた水着を見て、
「思いついたっ。このグラビア水着を着て売り子スーパーアピールというのも悪くないわね。だって私『アイドル★』だもの。これちょっと着てみても良い?」
「役場の方で用意してくれた奴ね。私は自分で用意してきたから良いわよ」
 ストローでドリンクを飲みつつ槇島 レイナ(ga5162)。
「超ありがとー! これで売上倍増よっ!」
 阿野次、借り受けた水着を手に更衣室に入り早速着替え。しかし巻島レイナは抜群のプロポーションの持ち主だった。袖を通す、
「‥ぶかぶか‥スカスカ!」
 通り抜ける空気が悲しい。かつて二十世紀末、一人の男が世に述べたものだ「人間には器がある‥」と、胸的な意味で。
「黙れ! シャラップ!!」
 ナレーションに突っ込みいれてはいけません、と主張したいところ。


 六人制のビーチバレー大会が始まった。
 笛の音と共に砂のコートに十二人の男女が入り乱れる。敵チームからそこそこ強めのサーブが飛んでくる。後衛に構える鳴神は熱い砂を掻きわけ腕を下に合わせて受ける。衝撃と共にカラフルなボールが宙へと舞った。
「入りますっ!」
 ワンピースの上にシャツを着こんだ不知火が素早くボールの下に回り込み、オーバーハンドでトスをあげる。
「はっ!」
 百瀬は跳躍すると大分加減しつつ、腕をボールに叩きつけてスパイクを放つ。相手チームの一人が反応してボールが浮く、別の一人がダイビングしてフリーゾーンから拾い上げた。コート内に帰ってきた球を敵チームのエースアタッカーが撃ち降ろす。ボールが砂浜に突き刺さった。
 相手に一点。ちなみにラリー制である。
 ハイタッチを決めて喜びを示している敵チームを眺めながら百瀬が一言、
「ふ、ふ、ふ‥‥呑気に喜んでいられるのも今のうち‥‥」
「なんだか悪役みたいですねぇうちら」
 苦笑して不知火。まぁ役場チーム、大会のボスキャラみたいな存在ではあった。


 太陽が燦々と輝く白い浜辺、人も大分集まってきた時刻にそれは始まった。
「レディィィィス、アーン、ジェントルメェェェェン! 長らくお待たせいたしました、ただいまより第一回ミス・マドラガンコンテストを開始いたしますッ!!」
 司会が挨拶を述べ、水着に身を包んだ美女達が白い台の上に現れた。
 司会の進行と共にコンテストは進んでゆく。トップバッターは美月姫だった。
 亜麻色の髪の少女は印象的にと選んだ朱いビキニと同系色のパレオに伸びやかな肢体を包んでいる。ヒールの高いサンダルを履き、高めの身長をさらに際立たせた。
 モデル仕込みのウォーキングでは堅苦しくなりそうなので、少し控え目にして台の先まで歩いてゆく。
「はじめまして、大和美月姫です。成り立ての新人アイドルです。今日は皆さんに駆け出しの私を覚えて頂ければと思い参加をしました」
 少し緊張の色がみられるが柔らかい口調でマイクを手に美月姫は言う。
「以前からモデルのお仕事をしていまして、ヨーロッパでは一部で注目されだしていたんです。あ、忘れていました。この髪の事ですが、染めている訳ではなく地毛ですのでお間違えなく」
 と観客達に自己紹介する。それを終えた後に、歌声を披露した。まだ練習中のものであったが柔らかく懸命に歌う。少女の歌声が蒼空へと響いていった。
 歌い終わった後にぱちぱちと拍手が観客から返ってくる。そこそこ上手く歌えたようだった。


「お飲み物はいかがですか〜! 注文も承ります〜!」
 頭にバイザーをつけ、背にドリンクサーバー背負い、シュブニグラスは軽食と飲み物を売りさばいている。なおエレノア作成のメニューは主に三つ。塩焼きそば、焼き飯、サテである。
 サテとは小さく切った羊や鶏肉を香辛料で作ったタレに漬けこみ、串に刺して炭火でじっくり焼く料理である。
 伊達に修業は積んでいないのか、エレノアの料理はなかなか好評であった。太陽が高い位置に移動し、人が集まるにつれ、売上もどんどん伸びてきていた。
 屋台の調理場、油をひき生姜を軽く炒め香りを出し、下味をつけた豚肉をカリっと狐色が付くまで炒める、砂浜で料理をするのは結構な労働だ。熱さで全身から汗が噴き出しくる。額を手の甲でぬぐいつつエレノアは調理を続ける。
「あ、エレノアさん、俺も出前行ってきて良い?」淳平が言った「いや、眼の保養‥でなくて気分転換――え? 忙しい?」
「料理できるのはうちと淳平さんだけどすえ。よろしゅう頼んますー」
 売れれば忙しくなるのが理というもの、眼の保養は後回しだ。とほほと嘆きつつ調理の手伝いとドリンクの製作を進める淳平であった。


 レイナの水着は青いスリングショットだった。V字型の布地の少ない水着である。胸に青いスカーフを巻き、胸元で蝶結びにしている。腰には青いパレオを巻いていた。
 少女は上から110、58、88、という抜群のプロポーションを揺らしつつ、観客の歓声に笑顔で手を振って台の先まで歩いてゆく。
「エントリーNo15番槇島レイナです。趣味は車の運転とご飯をたくさん食べる事ですが、それではお見苦しいと思いますので、マジックでもお見せします。短い時間ではありますがお付き合い宜しくお願いしますね♪」
 と言って一礼する。
「貴方のソレ、ちょっとお借りして宜しいかしら?」
 手近の男性客からペットボトルを借り受け、タネも仕掛けもない事を客にアピールする。
 ドリンクを少し飲み、蓋を閉めると、ボトルをスカーフの下の胸元に挟み込む。衣擦の音と共にスカーフを解くと、ボトルは掻き消えステッキへと変化していた。観客が少しどよめく。ステッキをバトンのようにくるくると回転させ二つに折ると腰のパレオをかけ、捲る。
 するとパレオの中から出てきたのは折れたステッキではなくて観客から拝借したドリンクだった。おおー、と拍手が起こる。
 なお当初は未開封の冷えた物に変化させる予定だったがレイナではタネと仕掛けが思いつかなかったので無理だった。マジックは魔法だが魔法ではない。
「皆さん、楽しんでもらえたかしら? 私に投票、宜しくお願いしますね♪」
 腰のパレオを観客席に投げて笑顔を振りまくと、歓声を受けて元の位置へと歩いていった。


(「無理な格好してもしゃーないしね‥‥ウチはウチらしくっ!」)
 ぐっと拳を握って篠原。麦藁帽子をかぶり、白のビキニの上下、色褪せたジーンズのカットオフショートパンツに健康的な肢体を包んでいる。左胸には王冠が乗ったハートのワンポイント、ジーンズのウェストボタンとジッパーは少し開いて水着を見せていた。ヒールの高い靴は履き慣れていないので、ローヒールのサンダルを履いている。
「えー、続きましてエントリーNo16番、篠原悠さんです、どうぞー!」
 司会の進行を受けて、少女はマイクを持ち台の先頭まで歩いてゆく。先端に辿り着くとにっこりと微笑んで可愛らしくポーズを取る。そしてくるりと一回転すると麦藁帽子を蒼空へと放り投げた。
 瞬間、BGMが切り替わり巨大な音波が周囲へと轟いてゆく。篠原はアピール時にオリジナル曲のデモテープを流して貰う様、運営側に依頼していた。
「I looks up into the sky〜♪」
 少女の歌声が蒼空に響いた。元気な調子のポップロックだ。曲名は【Sky】、【バカンスをモチーフにしたポジティブな内容】であるらしい。土地柄も考え歌詞は全て英語で作られている。
 篠原は歌いながら元気よく身を振り観客を煽る。徐々に観客達が乗ってくる。少女はとかく盛り上げる事を狙ってアピールする。その甲斐あってか会場の熱気も手伝って観客達が歓声をあげ始める。
 ミスコンというよりライブハウスのノリになっているが、何時の間にかうねる波のような歓声が沸き上がっていた。


 一回戦、追い込められたところで逆転劇を決め二回戦へと突入。余談だが割とギリギリだった。やはり油断は大敵である。
 強烈なサーブが飛んでくる。命中精度は伊達じゃないと鳴神が素早く回り込んで受けた。浮いたボールを不知火が器用に打ち頃の高さにあげる。
「『砂浜の女豹』と謳われた私が相手だっ!」
 砂浜の上に影が踊る。高々と跳躍した女は腕を豪速で振り下ろしボールへと叩きつけた。球は稲妻の如く浜に突き刺さり周囲を爆砕する。
「ふ、気持ちよく決まると気分がいいねぇ。黄色い声援もあれば最高なんだけど」
 と百瀬。
「‥‥接戦、するのではないのですか?」
 呆然としている敵チームを見やって頬を掻きつつ鳴神。
「いや、相手男だけだし」
 本気で男相手には手加減するつもりは無いらしい。


 屋台はかなり繁盛し、メンバーは後半バテ気味であったが能力者の体力でなんとか乗り切った。
 ビーチバレー大会はそこそこの盛り上げを見せつつ役場チームが優勝した。実力者が揃っていたせいか覚醒してなくても半端な身体能力ではない。
 ミスコン結果、男性票だけならばレイナが強かったが、全体からの支持を受けた篠原が接戦の末、制する結果となった。
 今回のイベントはかなりの盛り上げを見せた。一同はイベント終了後、星の輝く海辺で、花火等を行い、イベントの成功を祝ったという。