タイトル:攻撃指令4マスター:とりる

シナリオ形態: ショート
難易度: 難しい
参加人数: 12 人
サポート人数: 0 人
リプレイ完成日時:
2010/04/08 12:16

●オープニング本文


 九州某所、キメラプラント乙1号――
 薄暗い実験室で不気味な笑みを浮かべている初老の男性が一人‥‥。
「くくく、機械化部分の調整に手間取ったが‥‥ついに完成した」
 男性の名はプロフェッサー・芳賀。芳賀教授と呼ばれている。九州の一部を騒がせている虫型キメラ事件の首謀者である。
「小型プロトン砲は対歩兵戦でも非常に有効なことが判明したからな‥‥。実験体を失ったとは言え、貴重なデータを得られたのは大きい。くくく」
 芳賀教授の目の前にある培養液で満たされたカプセルの中には両腕が機械化された人型キメラが浮かんでいる。
「さて、今回もテストを行うとしよう。くくく‥‥」
 また芳賀教授はほくそ笑み、端末を起動し、実験場所を選定し始めた‥‥。

 キメラプラント乙22号――
 今日も今日とてキメラの間引き作業が行われていた。
 対物ライフルの射撃音がひっきりなしに響き、ロケットランチャーやグレネードが炸裂する爆音が轟く。
「ったく、次から次へと‥‥」
「わらわら湧いてきてうざいよなあ」
 群れるビートルを見て、兵士達がそんな愚痴を漏らす。
「お前ら集中しろ。油断していると死ぬぞ」
「はっ、申し訳ありません! 少尉殿!」
 間引き作業は重要な任務である。
 これを行わないとプラントでドンドン生産され、増えたキメラは周辺地域へ害を及ぼすことだろう。
 そのとき――
「隊長ー! 奴らが‥‥ハイブリッドバグズが現れました!!」
 兵士の緊迫した声。
 ハイブリッドバグズ――虫型の頭部を持った人型キメラ。
 知能は猿並だが、その戦闘能力は一般的な強化人間をも上回る。
 非常に、脅威度の高い敵‥‥。
「下手に近づくな! 重機関銃で弾幕を張れ! すぐに救援を――」
 隊長がそう言おうとした時‥‥太い一条の光線が奔り、報告を行っていた兵士を包み‥‥一瞬で消し炭にした‥‥。
「‥‥なにぃっ!? プロトン砲だと? 馬鹿な!」
 それを装備したHBバグズが存在したことは聞いている。
 傭兵によって倒されたはずだが、また現れるとは‥‥。
 隊長は消し炭となった兵士だったものの後ろに視線を向ける。
 そこには――左右の腕を機械化された蝉のような頭部をした人型キメラが1体、蟋蟀のような頭部をした人型キメラが3体。
 合計4体のHBバグズらしき姿がある‥‥。それを見た隊長は、死を覚悟した――。

●参加者一覧

ノエル・アレノア(ga0237
15歳・♂・PN
藤村 瑠亥(ga3862
22歳・♂・PN
カーラ・ルデリア(ga7022
20歳・♀・PN
遠倉 雨音(gb0338
24歳・♀・JG
霧島 和哉(gb1893
14歳・♂・HD
アレックス(gb3735
20歳・♂・HD
サンディ(gb4343
18歳・♀・AA
エイラ・リトヴァク(gb9458
16歳・♀・ER
湊 影明(gb9566
25歳・♂・GP
カンタレラ(gb9927
23歳・♀・ER
南雲 良太(gc0156
22歳・♂・DF
リュティア・アマリリス(gc0778
22歳・♀・FC

●リプレイ本文

●それぞれの想い
 二両の高機動車に分乗して戦域近くまで移動し、そこから徒歩で現場に向かう傭兵達――。
 ちなみにドラグーンである霧島 和哉(gb1893)、アレックス(gb3735)、湊 影明(gb9566)の三名は既にAU−KVを着用している。

「まだ‥‥まだ、生き残っている人が居るかもしれません。急いで行きましょう‥‥っ!」
 ノエル・アレノア(ga0237)が駆けながら言う。
 もし駄目だったとしても‥‥全力で敵を排除する。彼らのためにも。
 そう、心に誓うノエル。
「ああ‥‥誰か一人でも生き残っているといいんだがな‥‥」
 神妙な面持ちの南雲 良太(gc0156)。彼もノエルと同じ想いのようだ。
「どうか‥‥生き延びていてください」
 メイド服を纏った可憐な女性、リュティア・アマリリス(gc0778)も、両手を組み胸の前に持っていく。
 HBバグズの殲滅が任務なのは解っているが‥‥小隊の人達を助け出したい‥‥。
 切なる願いであった。
「‥‥」
 一方で、カーラ・ルデリア(ga7022)はまったく逆の考えを持っているようだった。
 味方に被害が出るのは戦争の常だと割り切っている。

(「前回の戦闘で大切な親友を奴等に殺されかけた。もしあのまま還らぬ人となっていたらと思うと、胸が怒りと悲しみで張り裂けそうになる‥‥。今回、私が依頼を受けたのは親友をあんな目に合わせたHBバグズ達への報復‥‥と言う訳じゃない。彼女はそんな事を望んではいないと解っているから。私はただ、アマネの力になりたい。大切な親友をこの手で守りたい。その為に、私はここにいる」)
 サンディ(gb4343)は心の中で呟き、隣を走る遠倉 雨音(gb0338)の横顔をちらりと見る。
 ――視線に気付いた雨音は首をかしげた後、微笑み返してきたが、すぐに真剣な表情に戻った。
(「‥‥この前の戦いでは、私の迂闊な行動で沢山の方に心配をかけさせてしまいました。今回も苦しい戦いになるでしょうが、同じ徹を踏む訳には行きません‥‥」)
 きっと、前を見据える雨音。
「‥‥」
 更にその隣を走るのは、藤村 瑠亥(ga3862)。
「大丈夫です。この前みたいにはなりません。そう、努力します。瑠亥さんも‥‥くれぐれもお気をつけて」
 何やら様子がおかしい瑠亥に対し、雨音が言う。
 彼の目つきは、鋭利な刃物の様に鋭かった‥‥。
「あぁ‥‥わかっている」
 それだけ。そっけなく返す瑠亥。
 自分の内に秘めた、今にも溢れ出さんばかりの殺意を悟られたくなかったから‥‥。

「早く‥‥駆けつけないとね‥‥。周りに‥‥被害が広がる前に‥‥」
「かつて猛威を振るったというHBバグズ‥‥どれほどのものか、試してやる」
 和哉の言葉に答えるアレックス。
(「HBバグズ、か‥‥。今回は、彼らに因縁がある人達を尊重。私は、脇役でいい。‥‥それでも十分、愉しめるから、ね」)
 ねっとりと唇を舐め上げるカンタレラ(gb9927)。
「今度の相手は、手強そうで‥‥ドキドキするわね」
 彼女の頬は、ほんのり赤らんでいる。

●戦闘開始
 現場に到着すると――そこは――地獄だった。
 至る所に黒く炭化した、人であったものが転がっている‥‥。
「許さねぇ! ぜってぇ倒してやんぞ!」
 怒りに打ち震えるエイラ・リトヴァク(gb9458)。
 その瞳に映るのは、犇くビートルと、4体の――ハイブリッドバグズ。
「ミイラ取りがミイラになっちゃ問題外なんだけどねぇ‥‥」
 カーラは大量のビートルにうんざりした様子だ。
「いくよ!」
 サンディが叫んだ。
 先にピンを抜いておいた閃光手榴弾を投擲。辺りがまばゆい閃光に包まれる。
 その隙に、傭兵達は竜の咆哮などで敵を分断。
 事前に決めておいた通りに分かれ、行動を開始する――。

 編成は以下の通りである。
 A班(対C型):
 瑠亥、和哉、エイラ
 B班(対M型):
 ノエル、カーラ、雨音、サンディ、アレックス、カンタレラ
 C班(対ビートル):
 影明、良太、リュティア

 C班――
「誰か! 誰か生きている奴はいないのか!」
 良太は小銃S−01で射撃しながら声を張り上げ、生存者を捜索する。
 だが‥‥返答は‥‥ない。
「くそ! 誰も居ないのか‥‥おい! 誰か! 生き残っている奴は――」
 そのとき――
「う‥‥うぅ‥‥」
 同じく生存者を捜索していたリュティアの耳に、かすかに呻き声が届いた。慌てて声のしたほうに走る。
 すると‥‥岩陰に、血まみれとなってうずくまっている兵士の姿を発見。
「良太様、影明様、生存者が居ます!」
 リュティアが声を上げる。すぐさま良太が駆け寄ってきた。
「大丈夫か‥‥?!」
「ううっ‥‥皆‥‥奴等にやられてしまった‥‥。残っているのは‥‥俺だけ‥‥ぐふっ」
 咳き込む兵士。良太は兵士を抱え、後方の岩場まで後退。手当てを始める。
「喋らなくていい! 死ぬなよ‥‥?」
「直ちに参ります!」
 リュティアも迅雷を使用し、合流。直衛に付く。
 影明は前面に出てビートルを抑えている。
 ブレイクロッドに持ち替えて迫ってくるビートルに攻撃を行うのだが‥‥甲殻を持つキメラには物理攻撃は効き難く‥‥再度、機械巻物「雷遁」に持ち替えて攻撃。
 手当てが完了後、リュティアは雷遁で、良太は小銃S−01と壱式で、影明は小銃「シエルクライン」と蛍火でビートルを攻撃し、他の班の方にビートルを行かせぬよう足止めを行う。
 だが‥‥数が多い。少しでも手を休めるとこちらが包囲されてしまいそうだった。
「随分と楽しませてくれるな、これは‥‥」
 額から汗を垂らす影明‥‥。

●VSハイブリッドバグズM型
 B班――
 彼らは二人一組、三つのペアに分かれてHBバグズM型に対応していた。

 ノエル・カーラ――
「あんまり悠長に構えてる時間はなさそうやね。ノエル、一気に仕掛けるよ。合わせて!」
 プラントから湧き出てくるビートルに目をやりながら、カーラが叫んだ。
「了解です。‥‥いきますっ!」
 ノエルが答えた。二人は同時に飛び出す。
 M型一体に対し、ノエルはキアルクローと機械剣αで、カーラは大鎌「ハーメルン」で、挟み込むように攻撃を仕掛ける。
 それをM型は腕の甲殻で受け止める。少し、亀裂が入った。
 回し蹴りを放ってくるM型。まともに受け、二人は後退させられてしまう。
 間髪置かずに拳による打撃が襲ってくる。
「くっ‥‥でも! まだ終わっていないわよ!」
 ダメージを受けつつも再度攻撃を仕掛けるカーラ。
 だが――M型の掌底で吹き飛ばされてしまう。
 口から吐き出される強酸の追撃がカーラを襲う。
「きゃあああっ!!?」
 胸を焼かれ、カーラは激痛に声を上げる。
「くっそぉぉぉっ!!」
 そこへノエルが飛び込んでいく。激しい拳の打ち合いとなる。
 互いに大ダメージ。
「はあ‥‥はあ‥‥」
 ふらふらとカーラが立ち上がった。
「カーラさん?!」
「いくわよ、ノエル‥‥。蜜蜂の毒針の威力、身をもって味わいなさい!」
 カーラは瞬天足を使用して一気に接近。
「おおおおおっ!!」
 ノエルも雄叫びを上げ、拳を繰り出す。
 二人の急所突きが胸部にクリーンヒットし、M型は倒れ伏した。

 雨音・サンディ――
「アマネ、大丈夫?」
 心配そうなサンディ。
「‥‥気にするなと言っても無理かもしれませんが、私のことはお気になさらず。援護は任せて下さい」
 雨音はそのように返した。
「わかったわ。背中は任せたからね」
 顔を見合わせた後、M型一体に向かっていく二人。
 接近戦を仕掛けるサンディを、雨音が後方から射撃で援護する。
「はあっ! やあっ!」
 疾風で回避力を上げ、ハミングバードに刹那を使用し、突きを繰り出すサンディ。
 これは有効だったようで、M型の甲殻を確実に削ってゆく。
「狙いは、外さない‥‥! サンディさんが動き易いように‥‥!」
 ガトリングシールドで援護射撃を行う雨音。
 だが‥‥M型の打撃によりサンディにも徐々にダメージが蓄積し始める。
「サンディさん! くっ!」
 それを見た雨音は制圧射撃を使用する。
 しかしM型は範囲外に逃れ、反撃の強酸が飛んできた。
 喰らってしまい、雨音は肩を焼かれる。
「アマネ! よくもぉぉぉっ!!」
 サンディは激昂し、連続で突きを叩き込む。甲殻に穴が開いた。
 そこへ――雨音が強弾撃を使用し、M型の胸部と頭部を正確に撃ち抜いた――。
 音を立てて倒れるM型。
「アマネ‥‥やるわね」
「大丈夫、だと言ったでしょう」
 火傷した肩を押さえつつ、雨音は微笑んだ。

 アレックス・カンタレラ――
「GO!!」
 ピンを抜いてからカウントし、タイミングを計ってアレックスが閃光手榴弾を投擲。
 まばゆい閃光。M型一体を怯ませた隙に距離を詰め、攻撃を開始する二人。
 アレックスはランス「エクスプロード」で、カンタレラは鉄鞭型超機械「雷光鞭」で、それぞれ攻撃を加える。
 M型の拳がカンタレラに迫る! そのとき――横から割って入ったアレックスが竜の咆哮でM型を弾き飛ばす。
「カンタレラはやらせねぇ!」
「あら、男らしいですね」
 再び攻撃を仕掛ける二人。拳と、ランスと鉄鞭がぶつかり合う。
「がはっ!」
 M型の拳がカンタレラの鳩尾に入った。呼吸が出来ず、もがくカンタレラ。
 そこへ――竜の翼を使用したアレックスが突っ込んで行き、お姫様抱っこでカンタレラを救出。
「げほげほっ‥‥! アレックス‥‥あなたまた! せっかく、いい痛みだったのに」
 残念がるカンタレラ。彼女にとって、痛みこそ快楽なのだ‥‥。
「やらせねぇつったろ」
「まあ、これも悪くないですね」
 少し離れたところでアレックスはカンタレラを降ろす。
 再度武器を構える二人。アレックスのランスがM型の甲殻にぶち当たり、亀裂を生じさせる。
 口から強酸を吐くM型! まずい、この距離では‥‥!
 そこへ割り込んでくる影――今度は、カンタレラが盾を持ち、アレックスを庇ったのだ。
 だが強酸は盾を融解させ、カンタレラの肌を直接焼いてきた。
「アァァァッ!!?」
 激痛が走り、カンタレラは悲鳴を上げる。
 それと同時に、彼女の表情は‥‥恍惚としていた。
 ――その様子にアレックスは怒り狂う。
「てめぇ‥‥許さねぇ‥‥!」
 竜の爪と竜の翼を使用。
「ランス『エクスプロード』、オーバー・イグニッション!」
 猛烈なランスチャージ。それは度重なる攻撃で脆くなっていたM型に甲殻を貫いた。
「トドメだ、終焉の一撃(ファイナル・ストライク)ッ!!」
 爆炎が巻き起こり、M型は倒れた。

●VSハイブリッドバグズC型
 A班――
 後方に位置するHBバグズC型に向けて距離を詰める三人。
 プロトン砲が何度も飛んでくる。
「連射できるのか‥‥?!」
 驚きの表情を浮かべる瑠亥。
 直撃はしないものの身体をかすめ、三人はダメージを受ける。
 どうやらS改弐型に搭載されていたものより出力が小さく、威力もやや低いようだ。
 安定性を優先させたのだろうか‥‥? どちらにせよ、脅威に変わりは無い。

 ある程度近づいたところで、瑠亥が予めピンを抜いておいた閃光手榴弾を投擲。
 閃光を警戒し、C型は飛翔して空中へと逃れる。上空から降り注ぐプロトン砲。
「ぐううう!!」
 尚も三人にダメージ。
 くそ! 藪蛇だったか‥‥?
 瑠亥は歯噛みしつつ、降りてきたところへ二刀小太刀「疾風迅雷」で右腕に斬りかかる。
「それは‥‥もう使わせん!」
 しかしC型は盾となっている左腕で受けた。今度は左腕を持ち上げる――
「この‥‥っ!」
 そこへ飛び込んでくる和哉。光が放たれる。
 ――左腕に内蔵されていたのは、命中力が高いフェザー砲であった。
 機械剣「サザンクロス」で受けようとする和哉だったが、非物理攻撃は素通りし、大ダメージを受ける。
「‥‥っ!!?」
「一旦下がれぇ!」
 エイラの超機械「ラミエル」による援護が入る。
 その声に、一度距離を取る瑠亥と和哉。エイラが二人の武器に練成強化を施す。
「トンでもねぇ奴だな‥‥離れればプロトン砲、近づけばフェザー砲とは‥‥」
 しかし‥‥ダメージが大きい。このままでは‥‥。
「だが、奴は、俺が‥‥!」
 再び二刀小太刀を構え、突進する瑠亥。
 何度も斬撃を食らわせるも、盾で防がれて致命傷にはならない。
 反撃のフェザー砲! 和哉が庇う! 続いてプロトン砲の砲撃が来る!
 至近距離での、プロトン砲の直撃――。
「うわぁぁぁぁぁっ!?」
 AU−KVバハムートの重厚な装甲が融解し、生身の部分が露出し、それもまた焼き焦がされた。和哉、戦闘不能。
「この野郎ー!! よくも和哉をぉぉぉ!!」
 エイラが前に出て、機械棒「音戯」を振り下ろし、C型に叩きつける。
 ダメージを受けた様子のC型だったが――再びプロトン砲が放たれる。
 エイラは避けようとするも間に合わず、半身を焼かれ、戦闘不能になってしまった‥‥。
「うおおおおおっ!!!!」
 瑠亥が叫びながらほぼゼロ距離まで接近。二刀小太刀の斬撃を連続で加える。
 C型もフェザー砲のシャワーを浴びせてくる。瑠亥は自分の肉が焼けるのを感じた。
「‥‥これで!」
 残りわずかな練力で二連撃を使用。
 渾身の力で機械化されているC型の両腕の付け根に二刀小太刀を突き刺す。
 すると――C型はゆっくりと、ゆっくりと膝を突き‥‥動かなくなった。
「‥‥」
 それを確認した瑠亥は機能を停止したC型を蹴飛ばし、地面に転がし、頭部を思い切り踏み砕いた。
 脳髄と、血液と、肉片が飛び散る。ハイブリッドバグズ――混合昆虫――その材料は人間。
「悪いな‥‥要は、ただの八つ当たりだ」
 そう口にすると――頭部が砕け散った無残なC型の死骸を睨みつけ、瑠亥もその場にどさりと倒れ伏した‥‥。