●リプレイ本文
「さぁてと‥‥どんな人物が居るんだか」
お気に入りの手帳ではなく、今回は分厚い大学ノートを手にノーラはLHへと降り立っていた。目指したのは傭兵達の居住区、各々の兵舎なのであるが。
「‥‥ここ、どうやって回れというのよっ!」
視線を移した先は、なんとも不思議な空間。一軒屋ありの、倉庫ありの、屋台、店各種様々なものが並んでいるのだ。兵舎自体、貴様ら統一感ないのか!? などと思ったのは、言うまでもなかろう。
「はわっ? シャムシエルさん!」
暫し呆然と突っ立っていると、そこに柚井 ソラ(
ga0187)が現れる。
「わわっ! ソラ君いいところに!」
はぎゅっと抱きつくと、丁度高さ的に‥‥普通の一般男性であれば美味しい位置だと思うのだが、そこはさすがに微少年である。嬉しそうにするも、成人男性どもと違って邪な気持ちが全く湧かないのがなんとも魅力的。
「お仕事ですか?」
いつもメイドやらウェイター姿しか見慣れていない彼にとって、本日スーツに身を包んで、真面目そうな格好をしているノーラは凄く珍しくって。
「お手伝い、しますっ!」
ぐっと握り締めた拳で、この、大いなる無謀企画に便乗することになったのだった。
調査対象37名。自分もそのターゲットの一人だとは気付かずに‥‥。
【ファイルナンバー1:柚井 ソラ】
男の娘、らしい。一時期あった柚にゃん同盟はどうなったのだろうか。ほわっとした思考は、どこへ行くのやら。基本ぱやぱやと動いてる子。もだもだ。LHナンバーワンのしょたっ子として、数々の女性たちを虜にしているものの、ノーラにとっては単なるケーキと癒し仲間であるのは間違いない。
最初に訪れたのは、西欧の花々に取り囲まれた柔らかな一角だった。
「‥‥っと、では拝見なのですよ」
ごくりと息を呑み、ノーラとソラはそこへと近付いていった。
そこにいたのは、ターゲットナンバー鮪、いあいあ、メアリー・エッセンバル(
ga0194)。そして、向いに座っているのは貧乳教教祖、いあいあファルル・キーリア(
ga4815)だった。
「はわ‥‥エッセンバルさんとキーリアさんですね」
ソラはノーラに説明するとその付近に居るもの達の名前も教えてくれる。
大泰司 慈海(
ga0173)、榊兵衛(
ga0388)、月神陽子(
ga5549)、シャーリィ・アッシュ(
gb1884)‥‥そして、何気に足元で転がってるクマ‥‥モトイ、鈴葉・シロウ(
ga4772)であった。
「ふーん‥‥」
ノーラの目が光る。彼らの会話に耳を傾け、そっとソラに彼らにアンケートを渡すよう示唆した。
「はいっ! 頑張ってきます!」
嬉しそうにビシッ! っと決めるところは、なんとも可愛らしく。流石にLH内ショタッコ1位の座を譲らないだけある。
「え? これらの人物についての印象?」
手元に届いたアンケートを見つつ、ファルルはちらっと鈴葉をみやる。
「‥‥エロいクマ」
なるほど‥‥そんな印象だったのか。そんな事を呟かれてもいやな顔せず、まして、足元で転がっているのはロープでぐるぐる巻きという姿なのだから肯定しかないのであろうが。そんな姿に苦笑を示す榊は、静かに横で紅茶を飲むシャーリィを見やった。そして、次々に記入される項目を見つつ、ノーラは密かに自分から見た印象をノートに書き連ねていく。ソラは、そんな中ほわわんとした様子で真剣なノーラの姿に感心していた。
ソラの介入により、シメシメと言う具合で自らのことと、これからターゲットになる人物についてのアンケートを徴収したノーラは、次のターゲットを探すべく、別の場へと身を移した。
【ファイルナンバー2:メアリー・エッセンバル】
鮪。庭師ではなく鮪漁師との訴え多し。LHで一番弄られやすい鮪。
純情乙女といいつつ、ネタに走ると止まらない。カオスレンジャーなるもののリーダー。既にその時点で、女を諦めてそうな気がする。
【ファイルナンバー3:ファルル・キーリア】
教祖様。巨乳が敵らしいが、あたしはどうなんだろうね?
クールな女傭兵だったらしいが、どこまでもネタに落ちてしまった典型的な人。
しかし、少々歳相応な一面も垣間見れる事が、あるらしい? 嫉妬に明け暮れて酒飲んでた気もするが。
【ファイルナンバー4:鈴葉・シロウ】
クマさん。数々の行動はOMCという形でも残っている。ウン、エロいクマらしい。
ディスたんフィギュアで有名との事。
しかし、依頼になると途端に変貌するらしく、成績は中々良い。「英雄の介添人」
【ファイルナンバー5:大泰司 慈海】
別名、ポセエロン。謎の胸像チョコを作成、基本飲んだくれセクハラ親父との認識あり。しかし、意外と鋭い視線と年配者らしい気遣いを見せることもあり。
この頃は、美青年弄りにも目覚めたとか。スギ花粉。
【ファイルナンバー6:榊兵衛】
槍の人。意外とノリがよく、無茶振りも受け答えしてくれる。
愛妻家らしいが、見たことないのでなんとも言えない。
【ファイルナンバー7:月神陽子】
バニー月神。
バグアのジャミング効果によりいつまで経っても茶室では名前の表示がおかしい。
本人真面目だが、かなりボケが見えるのは仕様?
【ファイルナンバー8:シャーリィ・アッシュ】
第一印象が騎士様。しかし、愛する人との巡り会わせにより、徐々にその殻が柔らかく変貌して言ってる気がする女の子。クリスマス時のサンタ姿が、何よりも刺激的だったと言われた一人である。
そろそろ真面目な人物調査をと乗り出したのは、鳴神 伊織(
ga0421)についてであった。彼女のことを調べると、様々な背景が浮かび上がってくる。その内容に、少し心を痛めつつ、ふと気になる一文を発見する。
『傭兵としては普通の部類に入ると思っているが、そうは思われていない様子。
某依頼にて自分を普通の傭兵と称するも、他全参加者から「それはない」と突っ込まれる。本人は常に着物姿でいる事が原因だと思っている模様。』
「‥‥ヤッパリ普通じゃないんだ‥‥」
この調査、普通の人が対象になるはずは無いことを改めて実感したのであった。
【ファイルナンバー9:鳴神 伊織】
常に着物姿の「普通の傭兵」を自称する秘密兵器さん。非常に落ち着いて見えるが、実はまだ10代とのこと。日本刀使いの強い生身戦闘派。
どこへ行こうか彷徨っていると、向いからランニング姿で走ってくるものが居た。
黒川丈一朗(
ga0776)である。彼がどこへ向っているのかを確かめるべくそっと物陰に身を潜ませ、様子を窺うこと暫し。彼は、激安タイムと掲げられたスーパーへと身を吸い込ませていった。その姿に思わずほろり。
「やっぱり、貧乏性って言うのは伊達じゃなかったのね‥‥」
黒川。タイムセールを欠かさない、貧乏性男としてノーラの手帳に刻まれていったのだった。
【ファイルナンバー10:黒川丈一朗】
貧乏だけど熱い漢。拳で熱く語るのが好きらしい。機械に大変弱いが、そこがまたいいとの事。しかし、現在車に夢中との噂あり。車は機械じゃないんですか?
一時期博士との熱愛が!? となりかけたのに非常に残念です。
「あら、いい香りがするわね‥‥」
次の場所はと思ったとき、思わず漂ってきた匂いに誘われる。考えてみれば丁度お昼時である。フラフラとその匂いに誘われるように訪れた先は‥‥一軒のラーメン屋だった。
「すみません‥‥」
確かここもターゲットの居場所だなぁと思いつつ「らあめん『元気一発』」と書かれた暖簾をくぐると、
「いらっしゃい。‥‥あなたをずっとお待ちしていましたよ?」
なんだコイツ‥‥思わぬ低音ボイスの奇襲にノーラはタジタジとよろけてしまう。そんな彼女に手を差し出したのはここの店長、雑賀 幸輔(
ga6073)であった。
「お代はいらないよ? 代わりに‥‥今夜俺のベッドを暖めてくれないか?」
盛大に冷や汗を垂らしながら、ノーラは驚愕の視線を送ると、ばちりとウィンクを返された。性質が悪い、セクハラボイスのナンパ野郎であろうか‥‥
「幸輔!」
そんな折に現れたのは葵 宙華(
ga4067)。れっきとした雑賀の彼女である。
‥‥この男、彼女が居ても口説こうとするのか。軟派癖できっと迷惑をかけているに違いない。
確かデータによると‥‥そう思いノートを見直してみると、天衝という部隊にて色々活躍している事実がわかる。なのに、この男の前では、これでもいいのかというくらいのツンデレっぷりを展開しているのだが‥‥
結局、そんな二人に当てられてラーメンを食べることなく店を出て行った。ふとポケットに違和感を感じてみると、一通の便箋が入っていた。
「おはよう、シャムシエルくん。添付した写真の美男子は翠の肥満(
ga2348)といい、LHきってのナイスガイであると同時に、愛に飢え続けて30余年の哀れな男である。そこで君の使命だが、この翠の肥満にモーションをかけ、2人で仲良く恋に落ちることにある。例によって君、もしくは君のメンバーが恋敵に捕らえられ、あるいは殺されても、当局は一切関知しないからそのつもりで。なおこの手紙は自動的に消滅するかも知れない。成功を祈る」
‥‥問答無用で破り捨てられたこの手紙は、自動消滅ではなく、手動消滅に終ったのだった。無念翠の肥満。しかし、彼にはそれがいい。
【ファイルナンバー11:雑賀 幸輔】
渋い声で、彼女が居ても口説きをはじめる人。ラーメン、今度は普通に食べさせてください。女装の名人であり、自らの女装が大変気に入ってる人。
【ファイルナンバー12:葵 宙華】
人懐っこい子。ナイーブな一面と、熱い一面がある。その反動で、色々と悩みを抱えている姿を見受けることが多い。大変扱いにくい彼氏を持っているが、その扱いに長けている面、平穏なのだろう。
【ファイルナンバー13:翠の肥満】
‥‥読み方が謎だった人(ぁ)。グリーン・ファットマンらしい。
怪しいサングラスをかけ、常にトレンチコートに身を包み、マジックハンドと牛乳を携帯しているらしい。女性にモテナイので、イメージを変える為にバストアップを発注したものの、今回速攻振られた(ぁ)
ほどほどにおなかが空いた気がするノーラが、次に訪れたのは『喫茶:#RELOAD』だった。
そこには、厳つい男たちをはじめ、数人が腰をかけ歓談していたのだが‥‥
豊かな珈琲の香ばしい香りに包まれ、一見女に見える細面の顔、クラーク・エアハルト(
ga4961)。その向いに座るのは、赤い髪に頬にまで走る傷を持つ男、ブレイズ・S・イーグル(
ga7498)であった。そんな彼らに対して、静かに佇む黒髪の男、漸 王零(
ga2930)の姿も見られた。近くの飛行場から、どたどたと入り込んできた伊藤 毅(
ga2610)もちゃっかり居座っている。
おなかが空いたなぁと思いつつも、何となくそれは切り出せなくって、そっと話している彼らへとアンケートを取る事にした。しかし、それについて様々な質問を投げかけようとすると‥‥
「本当の事が知りたかったら‥‥ベッドの中で」
くすりと耳の傍で囁かれた言葉に、思わずどきりと相手を見ると、
「‥‥冗談ですよ? カラカッてすみません」
ふわりと微笑まれてしまった。ノーラは思う、クラークの彼女に文句言ってあげると。
結局今回も、食べ物にありつけなかったと残念に思いつつ、店を後にしたのであった。
【ファイルナンバー14:クラーク・エアハルト】
妻帯予定者(ぇ) 珈琲の香りがするらしい。しっと団の宿敵といいつつ、総帥とは普通に交友を交わしてる人。
【ファイルナンバー15:ブレイズ・S・イーグル】
別名:OMCの赤い人。一応喫茶店のマスター。その腕が振舞われた事は、かなり数が少なく設定の持ち腐れである。
女性が苦手らしく、抱きつくと硬直する。それが楽しいとは、別に思ってないんだからねっ。妹12人計画実行中とのことなので、帰ってきたら進んで妹になってあげましょう。
【ファイルナンバー16:漸 王零】
傭兵初重婚者(本人曰くまだ結婚しているのは片方との事)。愛を知らなかったときの反動が凄いとのことだが、一時期男でも愛人関係の方がいたとかいないとか。
とりあえず、頭撫でるだのはデフォらしいのでお気をつけあそばせ?
【ファイルナンバー17:伊藤 毅】
軍事ネタヲタクらしい。らしいというのは、それを確かめるすべを持とうと思わないからという話だが。顔がないことが有名な不思議な人。
とりあえず、教授の事を語りに来た時点で、彼の役割は終っていた(ぇ)
ノーラは少し疲れて広場へと出て行った。
ふと見上げると、中々可愛い少女がふんわりワンピースを着ているのを見かける。しかし、ノーラの記憶によると‥‥
「あ、あなたは‥‥」
その声に振り返ると、そっと口元に指を当ててにっこり笑われる。
「‥‥そこは、内緒ですよ」
写真を撮るなら、目線を。取材するなら匿名で。しかし、その姿は女性の服に身を包んだ金城 エンタ(
ga4154)‥‥あ、書いちゃった。
そんな、美少女コンテスト優勝者の金城にも色々聞くことが出来、そっと別れを告げる。
「ある人からのお手紙ですわん♪」
そんな彼(彼女?)を見送った後に、後ろから声をかけられ振り向くと、そこには羊のキグルミに身を包んだファイナ(
gb1342)が立っていた。
「あ、ありがとう‥‥」
人前でよくこんな格好が出来るなぁと、少し呆然と見ていると、にこっと手にしていた封筒を渡し、彼は慌てて去っていく。
その後姿に、何故か狐の尻尾が2本ほど揺れているように感じたのは、幻覚なのだろうかと思いながら。
【ファイルナンバー18:金城 エンタ】
女装がデフォと言うか、女の子にしか見えないと思うんだ(何)
美少女コンテストに優勝するくらい、女装が板についている。あと、逆チョコアイコンが凄い。
【ファイルナンバー19:ファイナ】
別名:ふぁいにゃん。ファイナ子さん。
女装から背後まで、アイコンにネタが尽きない人。基本腹黒さんであるが、この頃は女装の方が多い。10歳年下の彼女に尻に敷かれてる姿も有名なロリっ子20歳以上の青年であるが、そう見えない。
かすかなフルートの音が耳へと入ってきた。ふと振り返ると、広場の隅のベンチでひっそりと奏でるものが居る。朧 幸乃(
ga3078)である。静かな面持ちで、奏でる曲は少し物悲しく。何故だか、胸が締め付けられる思いをするように感じた。
【ファイルナンバー20:朧 幸乃】
うさのん。この頃兎のキグルミを着だした彼女は、凄く愛らしく。また実年齢から遠ざかっているのは言うまでもあるまい。
おぢさんの癒し☆らしい。
ちなみに、その愛らしい姿に悶絶させられたのは何も男に限ったことじゃない。
「‥‥おなかが空いたなぁ‥‥」
食事にありつけると思って入った所は、何故かその前に抜け出す状況となるしと。
「‥‥あれ、シュークリームが歩いてる」
シュー皮に、チョコスティッククッキーの足。そこに、不思議な顔がついているのだ。
APだからシュークリームで出てやれといっていたベル(
ga0924)である。
「‥‥ごくりっ」
その、ノーラの息を飲む音が聞こえたのだろうか。びくっと反応すると、手の部分から羽が生え‥‥お空へと消えていってしまった。
「くっ‥‥美味しそうなシュークリームがっ!」
悔しげに空を見上げながら、そういえば、あれは捕まえたらストローをさして飲むんだったなと、食べ方について思い出していた。
【ファイルナンバー21:ベル】
ベルシュー。
腹黒言ってるのはノーラだけであろう。
ちなみにベルシュー(シュークリーム形態時)の食べ方はストローをさして、中身だけを飲み干すのが良いらしい。
「ふんどしーちょ!」
元気よく響く声、そしてその後に続くアヒルの声に思わず視線を向けると‥‥そこにはアヒルのオモチャをもった鳳 つばき(
ga7830)の姿があった。その後ろには、そんな彼女にありがたいと常日頃感謝している六堂源治(
ga8154)が。彼女を見ると思わず崇めてしまうのは、それは鳳が褌の神様だからだろうか。彼女が魔法少女になったり、本家であったりするのは、褌の神と出会ってしまったためなのだろうか。六堂は、すっかり不良少年に見えない様子で、彼女とにこやかに過ごしているのだった。
黒髪の隊長レティ・クリムゾン(
ga8679)や、砕牙 九郎(
ga7366)の姿も見受けられた。どうやら砕牙が土下座をしているところを見ると、また余計なことを言って怒らせたようである。レティには消して言ってはならない言葉があるらしい。その一言は、こっそり心の中で呟くべきなのだと思いつつも、日々地雷を踏むことに慣れている砕牙には無理な話であるのだろうが。
途中でプリンを頬張るヨグ=ニグラス(
gb1949)に、元気に走り回っていたためか思わずぶつかってしまった斑鳩・南雲(
gb2816)も捕まえ、皆にアンケートを取る。
「‥‥これ、調べてどうするですか?」
ヨグの質問に、ノーラは苦笑で答えるしかなかった。何せ、これを集めた後どうするなど、考えても居なかったのだから致し方あるまい。
そんなヨグとは違い、斑鳩は気にしなーいといいながら、たくさん書き連ねていったことに、こっそり感謝した。
【ファイルナンバー22:鳳 つばき】
褌の女神? 本家らしい。アヒルと褌をこよなく愛する人。
やることやってるらしいが、うん、犯罪年齢だと思っていたのは内緒。
胸の成長の可能性が那由他の彼方といわれているらしい。
【ファイルナンバー23:六堂源治】
背中で語る男。不良っぽい外見とは違い、話して見るととてもいい人。
ふんどしーちょーとの挨拶に始まり、終る人。鳳さんに色々と救われた過去があり、鳳さんを崇めているらしい。
【ファイルナンバー24:レティ・クリムゾン】
黒髪美人さん。意外と可愛いものに目が無いと思う、うん。
大規模や依頼に対して常に一生懸命。そして何よりも勉強家であり、努力家である。
美人とか、可愛いといわれると怒るがデフォ。
【ファイルナンバー25:砕牙 九郎】
自動地雷自爆装置君。本人曰く、依頼では真面目らしいが見たこと無いから関係ない。鮪(メアリー)が唯一弄れる存在。
結構際どいのが好きらしく、えっちぃ普通の空気読めない部分がある男の子。年齢が実際より上に見られガチ。デリカシーが無いのは、本人も自覚済み?
【ファイルナンバー26:ヨグ=ニグラス】
プリン君。いつでもプリン。どこでもプリン。彼はプリンが大好きで、オリジナルアイテムまで作ってしまった男の子である。意外と腹黒い行動をする。
【ファイルナンバー27:斑鳩・南雲】
元気一杯っ子。どんな状況にもめげず、絶望的な場面は自らを奮い立たせる魔法のスパイスに過ぎないらしい。空回りも良くあるものの、憎めない存在。おおっぴら平気。
「ここは‥‥」
ごくりと息を呑み、ドアのノブに手をかける。
ここは、この依頼で一番重要なポイント、とある人物の教会である。
そう、ここが一番重要な‥‥
「‥‥今日はどうなさったのですか?」
現れた。それはここの住人にして、最大のターゲットハンナ・ルーベンス(
ga5138)である。この静かに微笑む顔に、何が潜んでいるのだろうか。
探求への決意が、なお高まるのを感じた。
「私は祈りの日々を送る修道女、それ以上でもそれ以下でもありません」
ここに来た目的を悟ったのだろうか、静かに微笑みながらハンナは告げる。
しかし、この修道女には絶対妄想領域なるものがあるとの話し、それを確かめるまでは引き下がる事もできないのだ。なお、この修道女、裏人物伝テストにも出るほどである(ないです)。
暫し時が経った。そして、話が他のことに移ろうとしたときである。
「‥‥姉様‥‥今は相成れぬ立場に身を置こうとも‥‥何時か私達の元に戻って下さると信じています‥‥そして、再建した修道院で姉様と‥‥静かな祈りと深い姉妹愛の優しく暖かき日々が始まるのです‥‥」
その祈る姿を見たとき、ノーラは確信した。
――こりゃ、本物だわ‥‥
絶対妄想領域。妄想聖女様の名前は伊達じゃないと、改めて確信を抱いた瞬間だった。
【ファイルナンバー28:ハンナ・ルーベンス】
妄想聖女様。うん、この一言で尽きる
時折、渋い声が降臨する姿が目撃されている。交霊媒体者らしいが、すみませんネタ媒体者にしか見えません。贈り物はユリ。
「やれやれ、やっぱり彼女だけではそんなに調べられないのかもしれないね」
そっと影で見守っていた錦織・長郎(
ga8268)は、懐から薄い手帳を取り出す。
そこに記されていたのは、ノーラによって見つからなかった数多くの傭兵達の名前だった。
ひっそり微笑むと、彼女の隙を見てノートを手に取り書き込んでいく。
元諜報担当として活躍していたこともあり、手馴れたものである。残り人数10名分、割愛させていただいた(何)
「さて、僕はこれで失礼しようかね」
そっとノーラの元に戻し、静かに立ち去っていった。
【ファイルナンバー29:錦織・長郎】
通称:蛇。口説いた女は数知れず、独身者を見ると声をかけるらしい。
舐め取るような視線で、全てのものを追求しようとする。そして、何故かジョン様の影武者を本人に認めさせてしまったつわもの。
その新たに追加されたページに書き記されていたのは、とある兵舎で起きた不思議な話。
いつもの如く、日々の桃色空間に対し使徒の情熱を燃やす秋月 祐介(
ga6378)は、しっと団総帥と呼ばれている少年、白虎(
ga9191)と共に、策略に話を咲かせていた。そんな様子を秋月の助手として雨音・ヘルムホルツ(
gb4281)が、にこやかに見守っている。
しかし彼女の頭の中では、秋月を虜辱するような思想に渦巻きつつも‥‥。誰も、そんな事は知らずに。
【ファイルナンバー31:秋月 祐介】
別名:秋P、教授。フラグは折る為にあるらしい、フラグクラッシャー。
首を吊る姿が良く目撃されるが、それがデフォとなりつつある。何よりも、笑顔が妖しく見られるのもかわいそうであるが、それでいい。
【ファイルナンバー32:白虎】
元女装ショタッ子。その可愛らしい容姿とは裏腹にしっと団総帥だったりする。そのため、萌え要員だったらしいが今ではその認識すら怪しいとの事。何故にこの子はしっとに走ったのか。それは、正統派じゃないゆえの嫉妬が原因だった。
【ファイルナンバー33:雨音・ヘルムホルツ】
筋金入りの腐女子‥‥らしい。
多分早すぎた、しかし反省もしてなければ、後悔もしていない。
ジェミニからカッシングまでオールOK、コミレザではアス様本を出すほど。
最近はKV擬人化やら女性の男性化やらで忙しいらしい。脳内変換は必須スキル。
そして、もう一件は自ら語りに来た二人に人物についてだった。美環 響(
gb2863)、美環 玲(
gb5471)。とてもそっくりな彼らは、にこやかに自分のことを語って聞かせてくれたと記載されている。そして、時折奇術を見せつつも、爽やかな印象が忘れられなかったと。
【ファイルナンバー34:美環 響】
イベント狂と自ら名乗る人。手品が好きらしく、どこでも一発はネタに仕込んでくる。
美少年設定だが、意外と描写されてないのは気のせいだろうか。
【ファイルナンバー35:美環 玲】
イベント狂の響さんを兄に持つ妹さん、らしい。
そっくりなのだが、謎に包まれている。
これから様々なところで登場することを期待しよう。
「さてと‥‥気付いたらなんだか、色々増えていたわね」
そう言ってみたのは、手元に何冊にも分かれてしまったノートであった。
今回、気付いたらいつの間にか人に書き込まれた形跡が有ったものの、それは少しラッキーと思ってしまうお気楽人物である。
「ノーラ、お久しぶりですの」
そろそろ調査を終えて去ろうとしていたとき、現れたのはロジー・ビィ(
ga1031)である。手に持っている白い箱が気になるものの、何となく恐怖を感じ、尋ねることなく視線を逸らす。それに気付いたロジーは、嬉しそうに、
「これ、あたしが作りましてよ? いかがかしら、ノーラもご一緒にお茶にしませんこと?」
ふと、恐怖の噂を思い出す。それは、危険物創造者と言う話。
「い、今おなかがいっぱいだからっ!」
そう言って全力で否定すると、ロジーは悲しそうに残念と告げ、別のところへと向かって行った。
【ファイルナンバー35:ロジー・ビィ】
ぽやピコ。ピコハン持ったら美人が嘘のようにカオスの住人へと変化する。デコラティブでアバンギャルドなお菓子作りの名人、夢がいっぱいあふれてる。
彼女には絶対料理という行動をさせてはいけない。危険物製造者(国家資格)保持。
「シャムシエルさん、ここにケーキがありますよ?」
最初から最後まで付き添ったソラは、ふと入り口のところにケーキの箱が置かれているのに気づいた。
「ほぇ?」
そっとそのケーキの箱を持つと、なにやら覚えのある香りがして。
「‥‥声、かけてくれればよかったのに」
そんな事を呟いていた。
ケーキをくれた御仁は、今は高速飛行艇の中で。そっと昔の友のことを考えつつ、海を眺めていた。
【ファイルナンバー36:UNKNOWN(
ga4276)】
‥‥ダンディ追及者? バイク燃やしたり、褌轢いたり、ある意味忙しい人。
一部の人には鈴木さんと呼ばれてるらしい? 彼が絡むと大抵ろくなことが起こらないというのがデフォ認識。
シャイと人に言わせてるらしいけど、アタシハイッタコトナイ。
◇
提出したノートは、風に捲られ、最後のページが出されていた。
そこには、様々な文字で書き連ねられた一ページが。
決して持ち主によってかかれなかった人物の名前が、記してあった。
【ファイルナンバー38:ノーラ・シャムシエル】
方向音痴な天然弄られトラブルメーカー体質(笑)
精神年齢が実年齢とあっているか怪しいといわれ、何故探偵をしているのか怪しいと言われる子。
【放浪ケーキ鑑定人(たんてい)】との事。
本人は否定するが、完全なツンデレ。ドジっこ属性から仕事モードまで変幻自在の存在。
エロい身体と箱入り天然お嬢の側面を持つ。色々無自覚で、ほっとけない。可愛いものと甘い物好き。
◇
「ま、こんなこと調べたんだもの、当然だよね」
そうこっそり囁いたのは鳳覚羅(
gb3095)であった。どうやら、彼が彼女の部分を、こっそり付け足した人物であるのは、どうやら間違いなさそうであったのだった。
【ファイルナンバー37:鳳覚羅】
Mr.混沌(カオス)、混沌さん。これをつけたのはノーラであるが、そのまま受け入れてくれた貴重な存在。何よりも、その名を維持するためだけに様々なネタに苦しむ事になっている姿がまた、痛々しくていい人ップリが垣間見られる。困ったときに「混沌さん」と呼ぶと、スタッフさんたちを引き連れて登場してくれる。