行きすぎた研究
マスター名:雨宮れん
シナリオ形態: ショート
EX
難易度: やや難
参加人数: 8人
サポート: 0人
リプレイ完成日時: 2011/02/01 19:58



■オープニング本文

 その日、川で発見されたのは首のない死体だった。鋭利な刃物で一撃に斬り落とされた首。頭の方は行方不明、胴体だけが水に浮いていたというわけだ。
「こりゃひでぇな」
「首を一撃というのは‥‥」
 野次馬たちががやがやと見守る中、駆けつけてきた役人たちが川から遺体を引き上げる。川から上げてみれば、首を落とした手際の鮮やかさがいっそう際立った。
「こりゃ人間技じゃないな‥‥」
「となると、開拓者の仕業か?」
 開拓者の中には、その力を自らの欲望のままにふるう者もいないわけではない。そうなった時には、役人たちの手には負えない。開拓者ギルドへ助けを求めることになる。
 引き上げられた遺体は、川近くの小屋へと運び込まれた。もう一度遺体の様子を確認する。遺体に与えられた損傷は、首に与えられたもののみ。頭部が出てくれば、頭に攻撃を加えてから、首を落とされたか否かわかるのではあるが。
「とりあえず、開拓者ギルドに捜査を依頼しよう――」
 遺体を改めた役人たちは、即座に開拓者ギルドへ捜査を依頼することを決定した。これは普通の人間の手で解決できる事件ではない。そう思ったからだ。

 開拓者ギルドへ捜査が依頼されてから一週間後。再び川で遺体が発見された。
 今度は捜査にあたっていた開拓者の遺体である。首を斬り落とされ川に放り込まれたものらしい。ギルドの職員たちは彼とともに捜査にあたっていた開拓者たちに話を聞こうとしたが、その開拓者たちもまた行方不明となっていた。
 それから一月の間に、行方不明となった開拓者たちの遺体が次々と発見された。いずれも首を落とされ、発見されたのは胴体だけ。
 それと同時に、ギルドの捜査も進められていた。その過程で何人もの開拓者を行方不明にしながら。
 そしてとある集団の存在が確認されたのである。

 宗明(むねあき)と名乗る陰陽師を首領となす陰陽師の一団は、武天のとある山中に住み着いていた。彼らは道を誤った開拓者たち。開拓者とそうではないものの違い――志体を持つか否か――はなぜ生じるのか。その秘密は頭蓋骨内部に隠されていると信じている者たちである。
 捕らえた人を殺害後、頭部は研究のために手元に残し、胴体のほうは川に投げ込んだため、遺体が次々と川で発見されることになったらしい。
 砦には十名ほどが潜伏し、恐ろしい研究を行っているらしい。彼らの中に志体を持った者が何名いるかは不明である。彼らの殲滅がギルドを通じて依頼された。


■参加者一覧
柊沢 霞澄(ia0067
17歳・女・巫
三笠 三四郎(ia0163
20歳・男・サ
正木 鏡太郎(ia4731
19歳・男・サ
将門(ib1770
25歳・男・サ
神鳥 隼人(ib3024
34歳・男・砲
黒霧 刻斗(ib4335
21歳・男・サ
鞍馬 涼子(ib5031
18歳・女・サ
リーゼロッテ・ヴェルト(ib5386
14歳・女・陰


■リプレイ本文

●捕虜救出
 開拓者達は、陰陽師達のひそんでいる砦の裏へとたどり着こうとしていた。砦に至るには四本の道があるが、戦力を分散するよりはと砦の裏手に戦力を集中することにしたのである。彼らの前方には、石と木材で建てられ、堅固に守られた砦が見えている。
「サァテ‥‥人は居るかな、居ない、カナ‥‥?」
 正木 鏡太郎(ia4731)は、顔に貼りつけた薄笑いを崩さないまま目を細めて砦を見やった。
「流石に人の命を奪うのは心苦しいなあ」
 一行より少し離れた場所――何かあればすぐ駆けつけられる距離――に立った神鳥 隼人(ib3024)は、鳥銃「遠雷」に取り付けられた照準眼鏡を使って砦を観察していた。彼の口元を苦い笑みがゆがめる。
 油断しているのか自信の表れなのか、砦には見張りに立っている者がいる気配はない。

 柊沢 霞澄(ia0067)は、瘴索結界で敵の気配を探っていた。瘴索結界では陰陽師の式や、アヤカシになる前の瘴気は探知できないが、アヤカシがひそんでいる可能性もないとは言えないのである。
 黒霧 刻斗(ib4335)は仲間の様子を確認して、太刀に手をかけた。
「行くか?」
 彼の視線の先には、退屈そうに洞窟の前を行き来している男が見えた。
「砦に仲間を呼びに行かれては危険です。私がひきつけましょう」
 三笠 三四郎(ia0163)が進み出た。
「一撃で首を落とす相手ですからね。首元に注意していきましょう‥‥私個人としては、暗殺系の武器の使い手だと思うのです。だから背後にも注意を払う必要があると思います」
 暗殺系か、と誰かが感嘆したような声をもらした。ギルドの説明では剣か刀の達人という話だったが、開拓者をも一撃で首をはねていることを考え合わせると、達人であるだけでなく隠密かつ奇襲を得意とする者である可能性も確かに高い。

「私は捕虜救出を優先して動こう」
 鞍馬 涼子(ib5031)は、表情をひきしめる。外道どもめ、と心の中でつぶやいた。全員許すつもりはない。
 三四郎が先頭に立って飛び出した。
「フフ‥‥さァ、ユリ子。逢瀬の時間だ‥‥」
 愛用の刀を抜いた鏡太郎が続く。

 涼子は、洞窟の方へと走り寄った。
「さて、囚人はいるかしら?」
 涼子とともにリーゼロッテ・ヴェルト(ib5386)は洞窟へと駆け込んだ。
 洞窟の奥は鉄の格子がはめ込まれた檻になっている。そこに二人の囚人がいた。一人は女性、もう人は男性。

 咆哮を使った三四郎に敵の視線が引きつけられる。
「‥‥場所が悪いな」
 隼人は見張り役の狙撃を断念した。下手をすれば、仲間の頭を撃ち抜きかねない。かわりに砦の上へと厳しい視線を向ける。もし上から攻撃されたとすれば、前に出た者たちでは対応しきれないだろう。

 三四郎が突き出した槍を、男は紙一重の差でかわした。将門(ib1770)が上段から振り下ろした刃は、自らの刀で受け止める。将門は深追いせず飛び退いた。
「逝きは良い良い‥‥還りは、怖い‥‥」
鏡太郎の刀が、すさまじい勢いで男の胴を横なぎにする。それはかわしきることができなかった。浅いながらも、確実に鏡太郎は男の腹に傷を負わせる。
「とどめだっ」
 刻斗が斬り込む。将門が退路を塞ぎ、三四郎が槍を突き出す。前後から刃を受けて、男は地に沈んだ。

 男は鍵を持っていなかったため、男の持っていた短刀で檻の扉をたたき壊して捕えられていた二人を解放した。
「大丈夫か? 逃げられるか? もし無理そうならどこかに隠れていろ。一緒に連れ帰ってやる」
 将門の言葉に、洞窟に捕らわれていた男女は感謝の言葉をのべた。
 開拓者だという女は洞窟から出ると、死体の持っていた刀を拾い上げた。それを持って、男を護衛しながら山を下りると彼女は言う。
 せめてこれだけは、と彼女は口早に砦の構成員についての情報を提供し、一緒に捕らわれていた男を連れてその場を離れていった。

●砦裏の攻防戦
 捕らえられていた開拓者が提供してくれた情報によれば、砦内にいるのはあと十人。うち一人は志体を持っていない普通の人間だが、剣術の腕はそれなりで油断は禁物だという話だった。
 残る九人のうち三人が陰陽師。宗明とその弟子二人である。宗明ほどではないが、弟子二人もそこそこ高位の式を使いこなすようだ。
 そして後の六人は、クラスが何なのかまではわからなかったというが、一人はシノビらしく、背後をつかれたという。一撃で首をはねる腕の持ち主は、中年男。立派な刀を所持しているらしい。

「対峙する相手によって戦い方を変えなきゃ少しキツイかもな」
 刻斗が、目をあげた時だった。
 いかにも柄の悪そうな男が四人現れる。仲間の死もさほど気にしていない様子で、口々に開拓者たちを挑発し始めた。
「頭を狩られないうちに、逃げた方がいいんじゃないのか?」
 涼子の眉がつり上がった。
「‥‥そんなに頭蓋の中身が見たいのならば、己の頭をかち割るといい‥‥手伝ってやる‥‥!!」
 すっと彼女は一歩踏み出した。それをきっかけのようにして、戦闘が開始された。

「回復は‥‥まかせてください‥‥」
 そう言いながら、霞澄は皆の後方へと身を移す。手裏剣を構え、必要があれば相手を牽制できる体勢を整え、彼女は大きく息を吐き出した。

 三四郎は、回転させた槍で相手の刀をはじき返した。
 槍の柄で背後からかかってきた男の腹を思いきり突き、よろめいたところを蹴り飛ばして正面の相手へと向き直る。突き攻撃を思いきり後方に飛んで避け、相手の攻撃の届かないところから反撃する。槍で喉を貫かれ、男は苦痛の声をあげ背中から倒れこんだ。

 リーゼロッテの放った式が、鉄の鎖となって三四郎に蹴り倒された男へと絡みつく。
「陰陽師か‥‥!」
 叫ぶ男にかまわず、刻斗は刀をふりあげる。無言のまま刀がふりおろされた。

 将門と撃ち合っているのは、志体を持っていない者のようだった。
「俺の相手は、一般人か‥‥ならば!」
 上段から撃ち込んできたのを横なぎに払って相手の体勢を崩し、体勢を整える隙を与えず袈裟懸けに斬りおろす。血しぶきをあげながら倒れる男には見向きもせず、将門は次の相手を求めて鋭い視線を走らせた。

 隼人を使って自らの俊敏性をあげた鏡太郎は、変わらぬ薄笑いを顔に貼りつけたままだ。
「嫌だなぁ‥‥僕はカラカサオバケなんかじゃぁありませんよ‥‥」
 彼の正面にいるのは一人だけ。数度刃を交えてみたところ、なかなかの手練れのようだ。
 ならば、と鏡太郎は作戦を変える。相手の攻撃を受け止めるのではなくかわし、生じた隙を逃さず反撃を叩き込む。
 相手の首を鏡太郎の刀が跳ね飛ばした。

 地上に出てきた男たちの相手は他の皆に任せて、隼人は遠雷についている照準眼鏡で砦の上部に警戒を払っていた。ゆらり、と影が動く。出てきたのは陰陽師らしく、前に出て激しく斬り合っている涼子めがけて式を発動させようとしている。
「やらせるか‥‥!」
 隼人は、照準を合わせた。狙いを定めるのは頭部。
「やや距離があるか‥‥」
 チャンスは一度きり。狙いすまして隼人は引き金を引く。乾いた銃声が響いて、砦の人影は崩れ落ちた。

 俊敏性を高めた涼子を捕らえることは、彼女の相手にとっては難しいことのようだった。
「……ちょこまかと動き回って!」
 飛び込み、斬りつけ、飛びのくという鋭い彼女の攻撃に翻弄され、舌打ちする。怒気をはらんだ刀が彼女に襲いかかる。
「‥‥くっ!」
 腕をやられた。顔をしかめる涼子。流れ落ちる血にはかまわず、彼女は再度刀を振りかざす。刀の重量を十分に生かした斬撃が、男の頭を叩き割った。

「涼子さん‥‥、応急手当だけでも‥‥」
 霞澄は、涼子に声をかけた。応急手当をほどこす。砦の中で何が待ち受けているかわからないから、練力は温存だ。
「ありがとう」
「いえ‥‥重傷ではなくてよかったです‥‥」
 霞澄は、そう言って微笑んだ。

●砦の戦い
 裏口から駆け込んだ砦の中は、誰も残っていないかのように静まりかえっていた。
「‥‥ホウ。清々しいまでに背徳的だね‥‥アハ、アハハ」
 鏡太郎のどこか調子の狂った笑い声が静寂を破る。
「あと五人、か‥‥どこにいるか」
 先頭に立った将門が、奥へと進もうとした時だった。何か、感じる。
 恐るべき気配――シノビがいる、という話を瞬時に思い出して将門は体を反転させながら前へと倒れこんだ。すぐ目の前を刃がかすめていく。腕の力を使って飛び起きる。前にいたのは黒い布で顔をおおった男だった。
「外したか」
 覆面の男が舌打ちする。
「フフ‥‥行こうか‥‥ユリ子」
 鏡太郎は滑るような動作で男の前に進み出る。逃げる隙など与えなかった。鏡太郎と男の刀が火花を散らす。
「殺さずに捕獲して連れ帰りたいと思っていたのですが‥‥無理そうですね」
 憂鬱な表情で呟く三四郎。剣気をまとった槍が男に襲いかかった。相手は凄まじい刺突を払いのけようとするが、無駄な努力だった。男の手にした刀を撥ねのけ、真っ直ぐ進んだ刃が胸を貫く。鏡太郎がさらに打ちこむ。男は床に沈んだ。

 一目見て陰陽師と知れる男が、砦の奥に向かって叫ぶ。
「先生! 敵です!」
 飛び起きた将門は、叫んだ陰陽師に斬りかかった。俊敏な動作で将門の攻撃をかわした陰陽師は、符を発動させた。
「このっ!」
 相手の発動した呪縛符に将門は全力で対抗する。この場で身動きが取れなくなってはたまったものではない。呪縛を回避することに成功した将門は、男の退路を絶つ。
「援護する!」
 涼子が、将門に続く。左右から斬り込まれて、陰陽師は絶命した。

「開拓者を殺したのはお前だな。言葉はいらねぇ‥‥行くぜ」
 刻斗の前に立ちふさがったのは、一際立派な刀を持った男だった。
 刻斗は雲耀を使って、初太刀に全てをかけた。
「甘いな!」
 その攻撃をあっさりとかわし、男は刃をふるう。
(‥‥首をやられる!)
 刻斗は、体をひねった。凄まじい剣撃が、彼の肩に襲いかかる。くらった攻撃は、痛いというよりは熱かった。男の目が、後方に控えている霞澄を捕らえた。
「強いな‥‥だが俺を退かせるにはまだまだなんだよっ!!」
 刻斗は肩から血を流しながらも、男と霞澄の間に割り込む。一度撃ち込み、飛びのいて間合いを取った。
「精霊さん、力を貸して‥‥術式展開、エレメンタル・キャノン、シュート‥‥!」
 杖を両手で握りしめた霞澄は、精霊砲を炸裂させる。練力を温存している場合ではない。全力で叩きつけてやる。男の体がゆらいだ。
「覚悟しろ!」
 陰陽師を倒した涼子が、駆け寄ってきて男の背後から素早い攻撃を繰り出す。男はそれもかわした。
「加勢しますよ!」
 一人倒した三四郎が新たに加わる。鼻で笑った男は三四郎の間合いにするりと入り込むと、無造作とも見える仕草で刀を突き出した。右腕を貫かれて三四郎の顔が歪む。
 それでも三人を相手に撃ち合っている男は、だんだんと分が悪くなってきた。霞澄の投げた手裏剣が、男の足をよろめかせる。開拓者たちは、その隙を逃がさなかった。
 三四郎が飛び込み、涼子が続く。二人の攻撃をまともに受けた男の死角から刻斗は、
「とどめだ!」
 と叫びながら刃を閃かせた。

●陰陽師の最後
 真打登場。白い服に身を包んだ男が、一番奥から姿をあらわす。
 リーゼロッテが口を開いた。
「ねぇ宗明さん? 研究結果、どこにあるのかしら?」
 彼女はわずかに口角を持ち上げる。
「どうせあなたはここで死ぬんだもの。私が有効利用してあげるわ!」
 言葉と同時に、リーゼロッテは斬撃符を発動させる。鋭い刃が宗明の頭上から降り注ぐかのように襲いかかった。
「効かぬな!」
 刃を払いのけたかのようにリーゼロッテの目には見えた。宗明は彼女の攻撃を受けてもびくともしない。
 武器をピースメーカーに持ち替えていた隼人が、狙い定めて弾を発射する。弾は男の肩に命中した――はずなのだが。

 こともなげに手をふって、宗明は自らの符を発動させる。
「‥‥悲恋姫!」
 呪いの悲鳴を響かせながら、怨霊が開拓者たちめがけていっせいに襲いかかる。
「精霊さん、皆さんの傷を癒して‥‥」
 霞澄は、癒しの術を使う。
「二流の分際で!」
 もう一度、リーゼロッテは斬撃符を発動させた。鉄の刃に宗明の意識が集中する。
「効かぬというのに!」
「‥‥それはどうかな?」
 将門は、宗明の背後に回りこんでいた。焔陰をまとった必殺の一撃が宗明の身体を捕らえる。
「‥‥負けぬ! 式よ、魂を喰らえ!」
 蛇の姿を模した式が、将門の身体に喰らいつく。
「させるか!」
 剣の達人との勝負を終えた刻斗が加勢に入る。涼子も、鏡太郎も宗明へ襲いかかった。
「‥‥無念‥‥」
 四方八方から攻撃を受けて、ついに陰陽師は倒れた。

 床に倒れている男に隼人は近づいた。膝をついて、息があるかどうかを確かめる。
「‥‥」
 まだ生きていた。隼人はピースメーカーを男の頭にあてると、無言のまま引き金をひいた。
「あまり見せたくはないんだが、な‥‥」
 誰に聞かせるともなくつぶやいて、隼人は倒れている別の男の方へと向かう。そして、同じ作業を繰り返した。

 リーゼロッテは、宗明の研究室を調べていた。もとめるのは、宗明の研究資料。
「使えないわね〜」
 資料をばさばさとふって彼女はため息をつく。一応紙にまとめられてはいるのだが、宗明一人がわかればいいという覚え書きでしかないようだ。記号や略号を多用した暗号としか言いようのない代物で、宗明の死んだ今、これを解読できる者はいないだろう。
「だから二流だって言うのよ!」
 八つ当たり気味に、リーゼロッテは舌打ちする。
 本来ならば、頭蓋骨の中だけではなく身体全体を調べるべきだったのだ。そうでなければ、何が影響しているか知りようがないではないか! 一応持って帰ることにはするが、あまり役にはたたなそうだ。

「遺体を‥‥このままにしておくわけにはいきませんから‥‥」
 霞澄の呼びかけで、全ての遺体を開拓者たちは地に葬った。砦の中に残されていた武器や防具、その他遺品と思われる物を手分けして持つ。
 帰りは正面から出て、開拓者達はもう一度砦をふり返る。
 陰惨な事件の場となったそこは、ひっそりと静まり返っていた。