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■オープニング本文 前回のリプレイを見る ●緩やかに迫る危機 「なに、では30以上のアヤカシがこの村を囲んでいる、というのか」 「私たちが確認しただけで。実際はもう少し多いかもしれません」 「‥‥ふむ、命あっての物種、とはよく言ったものだな。少しばかり溜め込んでいた財を使うとしよう。開拓者ギルドに正式に依頼させてもらう、周囲の山のアヤカシを討伐してくれ」 「わかりました。数が数だけに、10名ですとやや不安がありましょう。12名か、あるいはそれ以上を傭う必要がありますね」 「その辺は専門家のお主らに任せる、非常識でない範囲で自由にやってくれ」 「かしこまりました」 そして開拓者ギルドの担当者――偵察依頼の結果が気になり、後から村にやってきていた――が、調査を行った開拓者たちの方を向き、あらためて言った。 「急いでギルドに戻り、人を集めましょう。可能ならばすぐにでも討伐をしたいところですね」 ●依頼 「とある村の周囲にある山にアヤカシが多数、徘徊していることが判りました。皆さんには、これら全ての討伐をお願いします」 多数のアヤカシを全て、と聞いていぶかしげな顔をする周囲の開拓者たちに、担当者は続ける。 「敵はあまり強い個体はないものと推測されています。3つの山に分散していますし、囲まれるようなことがなければ、各個撃破はそうそう難しくないとは思われます」 なるほど、という顔をする開拓者に、担当者は続ける。 「アヤカシの種類などについては、別途纏めた紙を渡します。敵の強さよりも、数が多く連戦になることがやや危険な要因ではありますが、皆さんなら大丈夫と信じています。それではよろしくお願いします」 そう言ってギルドの担当者は開拓者たちを送り出すのだった。 |
■参加者一覧
梢・飛鈴(ia0034)
21歳・女・泰
柄土 仁一郎(ia0058)
21歳・男・志
水鏡 絵梨乃(ia0191)
20歳・女・泰
犬神・彼方(ia0218)
25歳・女・陰
柄土 神威(ia0633)
24歳・女・泰
巴 渓(ia1334)
25歳・女・泰
ルーティア(ia8760)
16歳・女・陰
贋龍(ia9407)
18歳・男・志
メグレズ・ファウンテン(ia9696)
25歳・女・サ
ブローディア・F・H(ib0334)
26歳・女・魔
不知火 虎鉄(ib0935)
18歳・男・シ
シア(ib1085)
17歳・女・ジ
久悠(ib2432)
28歳・女・弓
ティンタジェル(ib3034)
16歳・男・巫 |
■リプレイ本文 ●事前準備 「情報にも鮮度がある。早い情報はその分正確だが、時間が経てば経つほど信憑性が薄れるという話だな。折角新鮮な情報を得たんだ、早いうちに活用してしまおう」 問題の村の宿で、柄土 仁一郎(ia0058)は地図を広げる。 ギルドから受け取ったその地図には、村の周囲を取り囲む三つの山に潜むアヤカシについての情報が記されている。 つい先日、柄土と巫 神威(ia0633)、不知火 虎鉄(ib0935)とシア(ib1085)他数名により調査した結果だった。 「前回見たのがすべてだと思い込みだけはしないで、当たりましょう」 真剣な面持ちでシアは地図を見つめる。 先日の調査の結果に不足があったなどとは思いたくないが、アヤカシは自由に動き回るのだから、地図と同じ場所に留まっているとは限らないのだ。 「30体以上のアヤカシ‥‥恐ろしい数だな」 水鏡 絵梨乃(ia0191)は事前情報と地図に記されたその数に軽く身震いする。 「炎が使えないのは残念だけど、頑張らないとね」 自慢の美貌を惜しげもなく晒しながら、ブローディア・F・H(ib0334)は色っぽい吐息を吐く。 炎の魔術師と呼ばれし彼女にとって、最も得意なのは炎魔術なのだが、今回の作戦地域は緑深い山の中。 魔法の炎がアヤカシだけでなく森の木々も焼き尽くすかどうかはわからないが、試してみるのはあまり得策とはいえないだろう。 「回復くらいしかできませんが、精一杯頑張ります」 こんな大規模な依頼はもちろんの事、まだまだ開拓者としての経験の少ないティンタジェル(ib3034)は、緊張した面持ちで青い瞳を瞬く。 「それにしても、ここまで大人数で依頼に向かうのは初めてだな。みなさん頑張るとしましょうか」 みなさんといいつつ、贋龍(ia9407)は緊張しきっているティンタジェルを守るかのように肩に手をぽんと置く。 贋龍の刺青の入った大きな手は、小柄なティンタジェルの肩を大きく包み安心感を与え、彼の不安な心が少し解れた。 「柄土殿、地図の写しを戴けるだろうか」 「いましがた写し終えた。覚書も一緒に受け取れ」 久悠(ib2432)は柄土が複製した地図と覚書を受け取り、事前情報に深く感謝する。 こんなにも大量のアヤカシの中に事前情報もなしで戦いを挑んでいたなら、少なくは無い被害を被っていた事だろう。 「村人達の避難場所と避難経路を確保してきました」 「挨拶がてら、一応何か変わったことはないかも確認してきたでござるよ」 神威と虎鉄が村から戻り皆に報告を済ます。 万が一に備えてと、村の宿をお借りする事についてのお礼と挨拶を二人でしていたのだ。 「難しい事はよくわからないけど、見つけた奴を片っ端からぶっとばす」 全身から戦う気力満々なルーティア(ia8760)はぽすっと拳を構えて、 「流れは了解しました。アヤカシは私が引き付けましょう」 メグレズ・ファウンテン(ia9696)は凛と頷く。 ●北東の山へ まず最初は、アヤカシの事前情報が一番少ない北東の山へと開拓者達は全員で登ってゆく。 ただし、固まって登ったのではアヤカシのいい的。 そこで、犬神・彼方(ia0218)、柄土、ルーティア、久悠、神威の五名で一班、水鏡、巴 渓(ia1334)、贋龍、ブローディア、シア、ティンタジェルの6名で一班、梢・飛鈴(ia0034)、メグレズ、虎鉄の3名で一班。 開拓者達は合計三班に分かれて行動していた。 「アヤカシ一掃なぁ‥‥いいねぇ、腕ぇが鳴る。さぁ、綺麗にお片づけぇといこうか」 彼方は山頂を見上げてニヤリと笑う。 「山中で休めそうな場所は、北西に近い緩やかな傾斜のある辺りだそうです」 地図で言うならこの辺りと、神威は村人達から聞いておいた休憩地点を久悠の持つ地図を指差す。 ―― 不意に、斜め前方の茂みがざわめいた。 「アヤカシ発見! 突撃するぞ!」 わくわくとした擬音が聞こえて来そうな勢いで、敵を確認することなくルーティアが突っ込んでゆく。 だが敵は一匹ではない。 後方よりルーティアに狙いを定めていた剣狼に、気配を殺した久悠が弓を放つ。 「ルーティア、避けぇな!」 嬉々として化猪を打ちのめすルーティアは正に猪突猛進。 どっちが猪だかわかりゃしない勢いに彼方は苦笑しつつ、派手に暴れる彼女を狙う大百足を長槍で串刺しにする。 騒ぎを聞きつけて寄ってくるアヤカシ共が次々と葬られて逝った。 「派手にやっているようだな」 久悠達の戦闘音は別働隊の巴達の耳にも届いた。 彼方達とは反対側の斜面から頂上を目指す贋龍達も、ここに来るまでに既に数匹のアヤカシを倒している。 だがブローディアは不満気だ。 「物足りないわね」 自慢の炎が使えないのはもちろんの事、アヤカシ共の数も手応えも思ったよりずっと少ないのだ。 唯一満足な事と言えば、自慢の肉体を強調する度にティンタジェルが真っ赤になって俯く事だろうか。 道中、ティンタジェルを守りながら確実にアヤカシを弓で仕留めていた贋龍も軽く煙草を吹かす。 「殲滅するのはそんなに難しいことじゃないだろう」 古酒を呷り、水鏡はアヤカシとの戦いに更に備える。 「あまり飛ばし過ぎずに堅実に戦いましょう」 シア達の担当する山は北西。 此処で力を使い切っては後の作戦に支障が出る。 沸いてくる雑魚――けれど村人達にとっては脅威の存在たるアヤカシ共を一匹ずつ確実に仕留めてゆく。 「大当たりアルな」 梢は数多のアヤカシを前に苦笑する。 最も、その表情は常に身に付けているもふらの面に隠れて見えない。 メグレズ、虎鉄、梢。 今3人の前には大蟷螂と二匹の大百足、かまいたちに犬神とこの山では最高クラスであろうと思われるアヤカシが揃っていた。 そしてなぜか、大蜘蛛までも。 虎鉄の超越聴覚によるアヤカシの早期発見で不意打ちは避けれたものの、数が多すぎる。 二匹の大百足はじわりじわりと3人を囲む様に周囲を旋回し、犬神はゆらりとその首を空に晒す。 「上でござる!」 じわりとアヤカシ共との間合いを詰めていたメグレズは虎鉄の声に叫ぶ。 大地を、山を轟かすメグレズの咆哮はその場のすべてのアヤカシの注意を引き付けた。 「どこを見ているアルか」 梢はメグレズに気を取られた大百足の背に飛び乗り、気功掌を連打! 激しい拳に大百足はのた打ち回り梢を振り落とそうとするが、無駄だった。 「こっちにもいるでござるよ」 メグレズに突っ込んでゆく大蟷螂の腕を虎鉄は難なく殲刀で切り落とす。 「何も策が無いと思うな」 自分に向かって一気に突っ込んできたアヤカシの群れをメグレズはひと薙ぎで消し去る。 敵の注意を自分に引き付ける危険な技も、向かってきた敵を難なく片付ける事の出来る実力あっての事。 「‥‥おかわりがアルようだ」 倒したばかりのアヤカシが消え去る間も無く、亡霊武者が現れた。 「っと!」 背後からの気配に虎鉄が木葉隠を発動する。 虎鉄を見失ったアヤカシの攻撃は空しく中を切り裂いた。 かまいたちだ。 スパイクシールドで攻撃を防いだメグレズは、間髪おかずに新陰流をかまいたちに見舞う。 断末魔の叫びを上げてかまいたちはその姿を霧散させる。 ●村へ―― 決して討ち漏らさない為に 開拓者達が村の宿へ戻ったのは、太陽が西の山へと隠れ出した頃だった。 薄暗い部屋に神威が明かりを灯す。 北東の山をあらかた片付け、結果を情報と照らし合わせる。 「数字は合わないと思った方がいいな」 柄土は覚書から今日討ち取ったアヤカシの名前に二重線を引く。 彼方、巴、虎鉄。 それぞれの班が倒したアヤカシは事前情報のそれよりも多い。 「大蜘蛛がいたでござるよ。先日の調査の時より、一回り大き目でござった」 覚書には無い大蜘蛛の存在を虎鉄が報告する。 虎鉄自身先日の調査の際に蜘蛛を見かけているから、個体の大きさの差異もわかる。 「先日の調査の時に確かに報告したはずだけれど‥‥」 シアも首をかしげる。 地図を見れば確かに北西の山に蜘蛛の印があるものの、覚書からはその名前が漏れていた。 他のアヤカシに比べ小物で、見つけたのも三匹と少数。 大百足とも似ているし、同じとして扱われたのだろうか。 (何もなければよいが‥‥) 三匹だけという数も、久悠は妙に気にかかった。 報告では蜘蛛は群れを成すようだが‥‥。 「ようは倒せばいいことだろ? 気合入れようぜ」 開拓者達の疑問を吹き飛ばすように、巴は拳を鳴らす。 「敵の数は多いが、恐れる事はない。きっちり全滅させてやろうじゃないか」 柄土も頷き、開拓者達は明日に備えて準備する。 ●予期せぬ戦い―― 総力を決して 「大したこたぁないね」 殲滅戦二日目。 計画通り南の山のアヤカシを屠りながら、彼方は槍をしまう。 「これが自分の槍術だ。使えるかどうかは見てみりゃわかるさ」 昨日と同じか、それ以上の勢いで剣狼を仕留めたルーティアも誇らしげだ。 南の山は事前情報よりもアヤカシの数が減っている気すらする。 もっとも、倒す速度が速すぎてそう感じるだけで、実際は事前情報通りのアヤカシを殲滅しているのだが。 「北西だけアヤカシの数が少なく、特殊な動きをしているのが気にかかる。‥‥向かってみませんか」 蜘蛛の事といい、昨日から何か嫌な予感がしてならない久悠は提案する。 「呼子笛を鳴らしてみます。討ち漏らしが無い様なら、移動してみるのもいいと思います」 久悠の提案に、神威は呼子笛を見せる。 彼方と柄土、ルーティアも頷いたのを見て、神威は甲高い笛の音を山に響かせた。 (この山のアヤカシ殲滅はボク達の担当だから、討ち漏らしがないよう十分注意しないとな) 水鏡、巴、贋龍、ブローディア、シア、ティンタジェルの5人は北東の山に来ていた。 古酒を呷りつつ、水鏡は周囲を丁寧に見回す。 昨日の北東の山と違い、今日は人数が半分。 他の二つの山よりもアヤカシの報告数は少ないとはいえ、単純に戦力が半分になったのだから十分気をつけねばならない。 「また蜘蛛がいるわ」 シアが柳眉を潜める。 覚書に記されていたアヤカシはほぼ全て打ち倒したのだが、先ほどからやけに大蜘蛛が多いのだ。 化け蜘蛛もちょろちょろと蠢いていて、その足の動きといい大きさといいあまり気分の良いものではない。 「皆さん下がってください。危険です」 ブローディアも蟲は好みではないのだろう。 ぞわぞわと蠢く蜘蛛類を瞬時にブリザーストームで一掃する。 「山の中には、良くいるものなのでしょうか」 開拓者としてまだまだ経験の浅いティンタジェルは、次々と湧く蜘蛛を指差す。 「‥‥え」 ブローディアが今しがた倒した蜘蛛の下から、大蜘蛛がぞろりぞろりと湧き出してくる。 「アヤカシの縄張りは体感で分かる‥‥ここには無かったはずです」 シアも拳を構える。 先日の調査の時にアヤカシ達が縄張りを作っていたのは判っていたから、そこに迂闊に踏み込むことはしなかった。 だから他のアヤカシの巡回ルートの合間合間に一匹ずつ確実にここまで仕留めてこれたのだ。 だが、蜘蛛は何処から沸くのか、毒をもつ大百足も伴って湧き出してくる! 「敵の数が多い‥‥けれど!!」 ティンタジェルを背に庇いながら、贋龍は弓を放つ。 一匹一匹は決して強くは無く弱い位の蜘蛛達でも、数が多ければその分こちらの手数も必要になってくる。 開拓者達は徐々に、後ろに押されてゆく。 (応援を呼びにいく‥‥? いや、ボクはここで敵を食い止めないと!) 水鏡は状況を瞬時に判断し、狼煙を上げる。 「‥‥む? あれはどうしたアルか!」 北東の山の残党をきっちり潰し終えた梢は、木の上から叫ぶ。 北西の山から狼煙が上がっているのだ。 「何が見えるでござるか」 「北西の山に急ぐアルよ!」 木の下から声をかける虎鉄と、声に振り返るメグレズに向かって梢は思いっきり飛び降り、全力で駆け出す。 「この自慢の拳で薙ぎ払ってくれるわ!」 巴の拳が土蜘蛛の背を吹っ飛ばす。 大蜘蛛、化け蜘蛛、大百足、そして土蜘蛛。 北西の山を担当していた開拓者達は今正に蜘蛛の大群に晒されていた。 (円を描くようにアヤカシ達が縄張りを作っていたのは、この為だったのね) 素早い足捌きで敵の攻撃を軽々とよけていくシアは、軽く唇を噛む。 地上の敵は全て視認出来たのだが、敵は地下に潜伏していたのだ。 北西の山にだけアヤカシが少なく見えたのも、全ては地下に潜んでいたせいなのだろう。 地下から湧き出してくる蜘蛛は後を絶たない。 「くっ!」 ブローディアの頭上の木から蜘蛛が降り注ぎ、即座に水鏡が瞬脚で近づいて追い払う。 よくもと言わんばかりにブローディアはホーリーアローを蜘蛛に見舞った。 「ティンタジェルさん!」 地下から湧き出す蜘蛛ばかりに気を取られていた皆を嘲笑うかのように、蜘蛛が次々と木の上から降り注ぐ。 数の多さに落とし切れない蜘蛛から、贋龍は身をもってティンタジェルを庇う。 数匹の大蜘蛛が贋龍を傷つけた。 「派手に暴れさせて貰うぜ!」 伊達に力を付けた訳ではないと、巴は贋龍の周囲の蜘蛛を全て蹴散らす。 だが敵は毒を持っていたのだろう――贋龍の噛まれた腕が青黒く変色しだす。 「どうか、効いて下さい‥‥私に出来ることを」 自分を守って倒れた贋龍にティンタジェルは解毒を使う。 贋龍の体が淡く光り、腕の色と同じぐらい顔色の無かった頬に赤みが差した。 ほっとしたその瞬間、前方の不意に地面が大きく盛り上がる。 「下がって!」 本能的に危険を察したシアが叫ぶ。 全員がとっさに離れたその先には、今まで見たことも無い巨大な土蜘蛛が出現していた。 一目でわかる。これが、この山のボスだと。 土蜘蛛は邪悪な気配と糸を吐きながら、ゆっくりと此方をみやる。毛深い足は太く長く、迂闊に近づけば即座に餌食とされるだろう。 ――ざわりと、背後の木々が動く。 まさか挟み撃ちかと緊張の走る開拓者達は、次の瞬間喚起の声を上げた。 「間に合ったアルな」 「そのようですね」 北東班と南班が駆けつけたのだ。 疲労が深いとはいえ、14人の開拓者が揃って負けようはずも無い。 この山のボスたる土蜘蛛は14人の猛攻に力を奪われてゆく。 「行くぞ柄土、彼方! 一緒に決めるぞ!」 ルーティアの掛け声を合図に、3人は槍を構えて土蜘蛛を取り囲み、一気に突き刺す。 熟練の開拓者のそれは大勢が並んで打つ槍衾のそれに匹敵する。 長い槍を深々とその身に受けた土蜘蛛はやがて瘴気となって消え失せた。 「さーて、疲れたし風呂入って休むとするアルか」 周囲の雑魚を蹴散らした梢がもふらの仮面をずらして笑う。 こうして、全ての山からアヤカシを一掃した開拓者達は村に戻り、神威の提案で今後もしもに備えて村の周囲に鳴子を設置して、今回の大掃討を無事やり遂げたのだった。 (代筆 : 藍鼠) |