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■オープニング本文 リーガ近郊の発着場。輸送物資を積んだ飛空船団が離発着を繰り返している。 しかし、物資の積み下ろし作業は突如現れた一団によって中断させられる。 「火矢だ!濡らした布で覆え、攻城兵器には絶対に近づかせるな!」 木の枝や葉でカモフラージュを施した軽装の集団が無造作に集積された物資に近づき、油壺や松明をばら撒く。 その後に続く一団が物資に取り付き、思い思いに略奪を始める。 数時間後、周囲には様々なものが焦げる臭いと、血の臭いが漂っていた。転がる死体はいずれも訓練された兵士とは異なる服装をしている。略奪をsっていた集団の逃げ遅れである。事後処理まで含めて帝国兵の職務である。 「あぁ、この辺の死体は町のごろつき・はねっかえり共か。また家族が騒ぐだろうなぁ。乱が終わった後、近所の酒場で生卵投げつけられたら嫌だな」 「ぼやくな。行方不明扱いでいらん噂を立てられるよりは、罪状とともに晒し首にしたほうが半端な恨みを買わずに済むだろ」 反乱軍には、今の暮らしが苦しいものや、帝国統治に不満を募らせる者たちが協力している。中でも下層の若者達は、傭兵や賊と共に直接的なゲリラ活動にも参加し、討伐軍を悩ませている。 しかし逆を言えば戦闘技術的には素人なども混じった集団であり戦力的に恐ろしいわけではない。問題は、襲撃側の神出鬼没さにある。輸送船団の到着のたびに確実に襲撃をかけ、しかも警戒網をあざ笑うかのように船団に接近してくるのである。 「折角運んだ積荷を焼かれるのもたまらんが、船まで襲われるようだと次の荷を引き受けるかどうか考えなきゃいけねぇな」 飛空船が比較的無防備な着陸時を狙って襲撃が繰り返されるために、船乗りや船長達が輸送に難色を示し始めている。 元を断とうにも襲撃者の足跡はある程度進んだところで天に昇ったか地に潜ったか唐突に途切れており、追撃の成果は上がっていない。 「小回りの効く相手には小回りの効く者を、ということでギルドに声がかかってきた訳だ。次の便に乗って現場に向かえば敵のほうから姿を見せてくれるだろう。情報が少ないので臨機応変に頼むとしか言いようがない」 一方・・・・襲撃部隊の根拠地と思しき場所。 洞窟の中であろうか、薄暗い土の天井と壁に囲まれた中松明をもった二人の傭兵が話し合っている。 「何人戻ってない?」 「『協力者』が十と数人。欲の皮をつっぱらせるからだ」 「ばれてると思うか?」 「多分現場で殺されてるだろうから、ばれてないと信じたいところだ」 「なら次も行くか。マチェクの大将が少しでも楽が出来るようにするのがこっちの仕事だ。念のため、今回もちゃんと店じまいの準備はしておけよ」 「わかった。次は西と南側を中心に出口を作っておくぞ」 |
■参加者一覧
犬神・彼方(ia0218)
25歳・女・陰
相馬 玄蕃助(ia0925)
20歳・男・志
蛇丸(ia2533)
16歳・男・泰
銀雨(ia2691)
20歳・女・泰
各務原 義視(ia4917)
19歳・男・陰
白蛇(ia5337)
12歳・女・シ
メグレズ・ファウンテン(ia9696)
25歳・女・サ
陽乃宮 沙姫(ib0006)
21歳・女・魔 |
■リプレイ本文 「敵だー!敵が紛れているぞ!」 「襲撃か!?逃がすな、探せ!」 「ええい、騒ぐな!ただの失火かもしれんだろう!」 開拓者が発着場に着いた時、一帯は早速混沌とした状態にあった。 いくつかの荷が燃えた事に始まったらしい騒ぎは情報の錯綜と幾度にも渡る襲撃への不安がその場にいる人間達を駆り立て、右往左往する作業員やそれを威嚇するように怒鳴る警備兵、来たばかりの飛空船を一時退避させようとする船員達が入り乱れ、ともすれば殺し合いにさえ発展しかねない状態になっていた。 とりあえずは警備兵に反抗的だった作業員があらぬ噂を流した罪ということで打擲刑でけりをつけたが、それとて開拓者の口ぞえが無ければ即斬首にしかねない剣幕であった。 「やぁれやれ、到着早々大騒ぎだぁねぇ」 「申し訳ない、襲撃に加えて裏切り者の破壊工作やサボタージュで、誰も彼も気が気でない状態で」 犬神・彼方(ia0218)に言われて警備兵が頭を下げる。 「どっちにしても、わいらは予定通りに迎撃するので貴方達はいつも通りやってくださいな。混乱するとこも含めて」 親指大の石ころに朱点をつけることに集中している蛇丸(ia2533)が顔も見ずに言う。失礼な物言いではあるが、仮にあれこれと注文したところで警備兵他が当てにならない事は過去の襲撃が証明しているし、この場にいる可能性のある内通者に聞かれないとも限らない。 その為、相談も開拓者以外へは最低限の指示に抑え、独自の行動を取る必要がある。そうした条件作りの上では、警備兵と距離をおくような蛇丸の言動も理に適う行為である。 「上の荷、載せましたけど重くないですか?」 「僕は大丈夫・・・・もう少し載せても問題ない・・・・」 「私も大丈夫です。蓋は開けられるようにお願いします」 メグレズ・ファウンテン(ia9696)がやっているのは白蛇(ia5337)と陽乃宮 沙姫(ib0006)の箱詰め・・・・もとい、価値のありそうな荷物への擬装である。襲撃者自身の手で目的地へと向かうハイリスク・ハイリターンな手段だ。 「うがー!嫌な臭いの奴が多すぎる!」 銀雨(ia2691)がいらいらと吠える。怪しい行動や敵意を秘めた人間に目星をつけようとしたが、対象が多すぎて絞りきれない。 しかも・・・・ 「一番いらっとする気配は・・・・こいつだ!」(ゲシッ) 「ぐっはぁ!?」 相馬 玄蕃助(ia0925)がやたら近くをうろうろしている気がする。気がするというよりも確定事項だ。 「さぼるな!働け!」 「いやいや、それがしも無駄にうろうろしていたわけではござらん。聞くところによると今回は前回襲撃の来た東側を重点警戒するとのことで」 鼻血を拭きながら真顔になった玄蕃助が言う。 「じゃ、西だ」 「それがしもそう思うござる。というわけで二人で仲睦まじく見張りを・・・・」 「一人で行ってこい!」 げしげしと銀雨に蹴られながら見張りに向かう玄蕃助。心なしか興奮しているのは気のせいだろうか。 印を入れ終えた小石をじゃらりと袋につめて蛇丸が立ち上がる。 「じゃあ犬神の姐さ、わいもそろそろ潜んどくべぇよ」 「気をつけなよぉ。潜入役ってのはぁ、コロリといっちまうのが相場だからぁねぇ」 「もうちっと縁起のええ送り方をしておしいけんどなぁ」 ジルベリアにおける下層民の服に着替えた蛇丸は人気の無い所に潜み姿を隠す。 襲撃はその日の夕刻、まだ日が沈む前に来た。赤々と燃える松明の群が数と目的を端的に示している。 「いやぁ、来てくれなかったぁら箱ん中の子達が入り損になるとこだったぁねぇ」 槍をくるりと持ち直して彼方が向かってくる敵を見やる。 ゲリラの内、地を這うように低い姿勢で先頭を駆けて来た3人が膝をついて立て続けに矢を松明に当てて放つ。当てずっぽうな撃ち方なので人に当たる事はないが、幌や木箱に当たると、メラメラと炎が起こる。 その間に、前衛の直ぐ後ろにいた装備もばらばらの数十人が雄叫びを上げながら乗り込んでくる。最初の3人は矢筒の矢を撃ち切ると早々に引き上げていく。擬装に優れた装備といい、良すぎる退け際の良さといい彼らが傭兵に違いない。 「ぬお!兎も鶏もびっくりの逃げっぷり。待てーい、一片の勇気があるならこの玄蕃助と手合わせするでござる!」 挑発に答える代わりに全く統率無く襲い掛かってくるほかのゲリラ達を結果的に追撃を妨げる盾にして、傭兵達は早々に引き上げていく。 「逃げるな!ええい、お前ら邪魔だ!」 銀雨が近くの山賊らしき男を殴り倒しながら目で追うが、薄暗くなり始めた中灯りを捨てて逃げる傭兵を、燦々と燃える松明や火災の明るさのなかでどこまでも追跡できるものではない。 「やられたねぇ。成果を出すまではぁ、居座るかとぉ思ってたんだぁが、中々思いきりがぁいい連中だ」 彼方はちらと仲間の潜んでいる箱を見る。 (「やっぱり、あの手にぃ頼らないとだめみたいだぁねぇ」) 「ケホッ、ケホッ・・・・」 白蛇は小さく咳をする。箱の上にかけてもらった濡れ布のおかげで丸ごと燃えることは無いがくすぶる火から出る煙はとめようが無い。 外の様子を覗くと、あたり構わず火を点ける者や金目の物を漁る者、帝国の非道をひたすら叫び続ける者など統一感の無い行動が繰り広げられている。中には勇敢にも警備兵に踊りかかるものもいるが所詮は素人、雄叫びをあげながら単調に武器を振り回すばかりで、自ら不意打ちの利点を潰している。そして返す刃に対し、受け方も知らなければ間合いを取る心得も無いため、牽制に過ぎない急所への突きをまともに受けて絶命する。 しかし今度は陣中から火の手がのぼり騒ぎの声が響く。 「そっちか!」 その可能性を当初より考えていた銀雨が一目散に走る。騒ぎの元凶らしき作業員を見つけ、蹴飛ばして捕まえようとするが、それより一歩早く警備兵が彼を切り殺す。が・・・・ 「お前もあっち側だな!・・・・多分」 鉞のようなローキックで警備兵の足を蹴り折る銀雨。平時であればひと悶着起きそうだが、大混乱の現状では幸いにして誰一人気にかけるものはいない。 「後でたっぷり絞ってやる!」 警備兵の手を縛り、物陰に転がすと他の敵を求めて動く。 「おい、この箱の中、金貨の山だぜ!そこのお前、ちょっと手伝え!」 蛇丸は出来るだけ訛りを抑えながら、近くで物色している男に声をかける。 「こりゃ重いな。持って逃げるにはきついから中身だけ掴んで逃げないか?」 「バカやろう、これ抱えていけば一生遊んで暮らすのもコンラート様に頑張ってもらう為に差し上げるのもやりたい放題だ。どうせ盆暗警備どもは追ってこないだろ。そっち持てよ!」 なんとか言いくるめて白蛇入りの箱を二人がかりで持つ。 「くそっ、惜しいな。あと手が4本あればあっちのもう一箱も持っていけるってのに」 冗談めかしつつも誰かが聞きつけることを期待して、出来る限りの大声で言う。運がよければ沙姫の箱も運んでもらえるだろう。 「そろそろ、この場は収拾をつけねばなりませんね」 各務原 義視(ia4917)の斬撃符で一人の男が倒れる。生かして捕まえるために呪縛符も試みたが、ここに来て張り切りだした護衛兵がすかさず殺しにかかる為成果の程は芳しくない。 「打ち倒して運よぉく生きてる事に期待するしかぁないな、気にせず撃っときなぁ」 彼方はそう言いながら自分の前で警備兵と打ち合うゲリラの動きを縛り、槍で突き倒す。 「数がぁ減ってきたねぇ。そろそろ逃げる奴らが出てぇくるだろう、玄蕃助、銀雨、残り退治と尋問をぉ頼む。メグレスとぉ義視、俺は奴らを追うぞ」 箱の中の沙姫が外の様子を薄っすらと見る。すとんと地面に置かれ、自分を運んできた男はなにやら膝をついて地面を調べている。 (「これは・・・・荒野?隠れ家になるような場所はなさそうですが・・・・」) 「あー、くそ。折角ここまで運んできたけどやっぱり丸ごとは入らねえ。仕方ない、埋まらないよう上手く流し込まないとな・・・・」 (「埋まる?流す?・・・・あ、これは」) 中身をひっくり返そうと男が箱を傾ける。と、箱から飛び出た稲妻が男を焦がす。 「済みません、手加減がきかないので」 箱から這い出てきた沙姫が男がしていたように手探りで辺りの地面を調べると、不自然に柔らかい箇所がある。掘ってみると木の板が仕掛けてある。 「ここが出入り口でしょうね、恐らく」 それを確認した沙姫は空に向けてサンダーを撃つ。晴天の稲妻は狼煙代わりになるはずだ。 「やれやれ、このあたりまでくれば追ってこないだろ」 ずしり (「・・・・わっ。危ない・・・・」) 白蛇入りの箱を放り出すように置く相方に蛇丸が慌てて声をかける。 「おいおい、あんまり乱暴に転がすなよ。箱が壊れたらどうするんだ?」 ここまで連絡用にところどころに朱点入りの石を置いてきた。尤も芳しい成果は上がっていないが。 「気にするな。どうせ穴の中までは持っていけないからな。というわけで俺はここの穴から『降りる』から中身を半分、かけ布にでも包んで持ってくぞ。お前は自分の穴まで箱を持ってって、適当に処分してくれ。中身が半分になれば、一人でいけるだろ?」 (「穴・・・・?この辺りに?どこにあるか聞いて・・・・も答えてくれるわけがないか。それよりも・・・・」) 男の手は既に箱の中に伸びている。 「仕方ねぇ。白蛇、しかけるぞ!」 男の腕を白蛇が掴んで引き寄せ、そこから蛇丸は延髄に、白蛇は鳩尾に手刀を打ち込む。 手際よく男を縛り上げる蛇丸が、地面すれすれまで目線を下げて周辺を見、僅かな違和感から抜け道を掘り当てた白蛇に聞く。 「さて、後は姐さ達が来るまでゆっくり待つか?」 「・・・・いや、急いだほうがいい・・・・この抜け道・・・・凄く壊しやすく作ってある・・・・シノビの非常用抜け穴に・・・・よく似てる・・・・。シノビの抜け穴は・・・・使ったらすぐ壊す・・・・」 それを聞いてふう、とため息を吐いて蛇丸が頭をかく。 「皆を待ったり連絡に戻ってる間に潰されちまうってことか。仕方ない」 連絡用に小石を多めにばらまき、松明を一本地面に挿すと別の松明を片手に人一人が這ってやっと入れるような抜け道を進んで行く。 一方彼方達も沙姫の見つけた穴から地下に潜っていた。 狭い道の先からかすかに光が見えるのに気づくと、灯りを消し、気配を殺して忍び寄る。こっそりと見ると、男達が抜け穴の出口を次々と崩している。 (「逃げ道崩して追っ手をまくとはぁ、徹底してるねぇ」) 崩される前にと飛び出した開拓者達が、一気にゲリラ達を切り伏せる。 「出来れば生かして捕らえたかったのですが・・・・」 「騒がれてしまいましたからね。他のゲリラにも気づかれたでしょうか?」 「土で周囲に崩れてるとはいえ抜け道があるから岩洞窟のように音が響き渡る事はないと思いますが、時間の問題でしょうか」 「ま、あっちの逃げのよさはぁ折り紙つきだぁね。急ぐよ!」 一足先に地下に降りていた蛇丸と白蛇も、降りた先でゲリラ達をのして奥へと向かっていた。 「ん、急に広くなったな」 周囲の壁面は、急ごしらえとは違う年季を感じる。天然洞窟の類であろう。 「急いで・・・・さっきの様子だと、多分この奥でも・・・・」 だんだんと広くなり、人が二人並べる広さになった抜け穴の先で、ちらちらと炎が見える。 「敵か味方かは知らないが、近づかない方がいい」 互いに完全には姿を視認できない距離だが、人がいることはわかる。声の主は恐らく傭兵だろう。 「既に導火線に火はついている。離れて、念のために床に伏せたまえ・・・・遺憾ながら、発着場襲撃作戦は本刻を持って終了とする」 その直後、爆発が辺りを揺るがした。 「無事か!?」 「なんとか・・・・」 振動が収まった後、メグレス達も慎重に奥に進む。 「姐さ!」 「蛇丸、無事かぁい?」 「駄目・・・・完全に塞がれてる・・・・」 そこでは白蛇と蛇丸が、爆発で崩れてきた土砂をどうにかできないかと調べていた。 「逆に考えれば、これで向こうが襲撃をかけるのも難しくなるんじゃないでしょうか」 土砂の様子を見た沙姫が言う。一朝一夕で掘り直せる崩れ方ではない。 「では、途中で倒してきた者達を捕虜に、一度戻りましょうか」 「お、帰ってきたな!こいつら、何でも吐くって言ってるぞ!」 「ふふふ、これもそれがしの話術の成果」 銀雨と、なぜか顔がはれ上がった玄蕃助が出迎える。 「あんまり聞きたくないが、何があったんだぁい?」 「こいつがまともに尋問せず俺にばっかりちょっかいかけるから、泣くまでぶん殴った」 「それがしとした事が、一瞬そっち系の趣味に目覚めるところでござった」 その鬼気迫る情景に恐れをなした捕虜たちが口を割り出したらしい。 実際に殴られるよりも「全力で殴られたらこうなる」という見本を目の前に出されるほうが、恐れを煽るようだ。 結局、ゲリラ達はコンラートによる善政の約束や発着場の物資の奪い取り放題を餌に方々から集められたものたちばかりで、傭兵は先導と初弾を浴びせたら脱出路の警戒の為早々に帰る事、自分達の逃げ道とあまり遅くなるとそこを塞がれる事、帝国が本腰を入れ始めたら作戦を完了し撤退する、くらいしか情報は持っていなかった。 内通していた警備兵は、金を積まれてゲリラを逃がす補助をするかそれが無理なら捕まる前に殺す事を頼まれていたらしい。 「捕らえた捕虜ですが、反乱加担とは言え全員を殺すような事は控えて欲しいのです。今後のためにも・・・・」 「自分の一存では決められん。そちらの危惧は上申しておくが、帝都の判断に頼るしかない」 メグレスの頼みに、警備兵長は曖昧な返事をした。 「・・・・」 白蛇が黙って指差した場所を警備兵たちが掘り返すと、葉と枝で覆った、落とし穴のような擬装の下に抜け道が現れる。 「すごいな、どうやったらわかるんだ?」 「別の場所の枝とか葉とか石とか、良く確認すれば不自然な自然物を目印にしてるらしい。だいたいの場所に当たりがついてないとさすがに難しいがね」 方法を間近で見ていた蛇丸が代わりに説明する。 「まぁ積荷はぁ取り戻した、次の襲撃は防いだぁ、で成果としては満足するかぁね」 以降発着場への反乱軍の襲撃が目に見えて減少する。そして後方の安定と同時に、開拓者達の戦場も次第に前線へと移っていく・・・・ |