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■オープニング本文 「こ、こんにちは、十七夜亜理紗です。今日も元気に依頼の紹介しますっ!」 神楽の都に存在する開拓者ギルド。 数多くの職員が存在し、依頼を求めて開拓者が集まるこの場所で、新人職員の亜理紗はまだまだ緊張が抜けきらない。 京都での一人暮らしにも不慣れな点が多く、四苦八苦しているとか何とか。 閑話休題。 「今日ご紹介する依頼は、朋友の龍さんたちが必須になると思います。何故なら、敵は空を飛んでいるからです!」 開拓者の足として、そして文字通り共として活躍する朋友たち。 タイプは違えど、龍として戦闘にも加わるのは周知の事実である。 が、亜理紗が言ったように『必須になる』という状況は意外と少ない。 興味を引かれた開拓者が何人か足を止め、説明の続きを聞きに回る。 「最近、上空に大きなアヤカシが飛んでいるのをたまたま開拓者さんが見つけたそうなんです。それは上半身だけの獣の骸骨みたいな感じで、基本的にはただ浮かんでいるだけらしいんですが、急に地上に落下して獲物を捕食し、満足するとまた上空で漂う‥‥みたいな行動を取るとか」 下に居る人間からしてみれば、突然頭の上からアヤカシが降ってきて訳も分からないうちにガブリなどという恐ろしい事態は勘弁願いたいものである。 今のところ街の上空に差し掛かったことはないそうだが、このまま放置すればどこに向かうか分かったものではない。 風の向くまま赴くままなどというフレーズはアヤカシに適用するととんでもないことになってしまう。 「ちなみにそのアヤカシはかなり高く飛んでいて、朋友の飛行可能高度ギリギリくらいを漂っているらしいです。また、近寄れば自衛のため攻撃してくるでしょうから、朋友から落ちたりしないよう注意してくださいね」 未だ謎が多く、どういう反撃をしてくるかも不明な空飛ぶアヤカシ。 完全な空戦を強いられるこの敵は、一体どのような力を持っているというのだろうか。 朋友との絆も問われるこの依頼。果たして、どのような結末を迎えるか――― |
■参加者一覧
真亡・雫(ia0432)
16歳・男・志
青嵐(ia0508)
20歳・男・陰
那木 照日(ia0623)
16歳・男・サ
鬼島貫徹(ia0694)
45歳・男・サ
輝夜(ia1150)
15歳・女・サ
巴 渓(ia1334)
25歳・女・泰
赤マント(ia3521)
14歳・女・泰
フェルル=グライフ(ia4572)
19歳・女・騎 |
■リプレイ本文 ●おおぞらをとぶ 寒風吹き荒ぶ天儀の上空。 雲すら眼下に見下ろす高高度では、天儀そのものもまるで略地図であるかのように見えてしまう。 その遥か上空に静かに浮かぶという新種のアヤカシを撃破するため、開拓者たちは自慢の龍を駆って大空へと舞い上がった。 限界飛行高度ギリギリを飛んでいるという前情報は伊達ではなく、各飛龍たちはかなり必死になって上昇せねばならなかったが。 また、高所の弊害は他にもある。上空故の風の強さ、気温の低さ、空気の薄さ。 それらは勿論、熟練の開拓者であろうと無視できる代物ではない。 悪条件にもめげず件のアヤカシを探す八人。すると、見晴らしがいいのも相まって意外とすぐに目標を発見することに成功する。 上半身だけの獣の骨のようなアヤカシ。人間で例えるなら腰骨以下が無い。 大きさは小さく見積もっても3メートルはある。完全体ならその2倍弱か? とにかく、雲の更に上をただ浮いている。5分観察を続けてみてもそれは変わらなかった。 一同は、地上を離れる前に青嵐(ia0508)が言っていたことを思い出す。 『被害者の遺体の状況を調べたところ、共通点は不明ですがやつの攻撃方法は察しがつきました。文字通り、頭からガブリです』 被害者の殆どが上半身と下半身に分断されており、上半身は見つかっていないという。 専門家からは『吸血にしろ取り込みにしろ、殺した相手を体内に吸収しているのだろう』との意見が出ている。 よくよく考えてみれば、骨だけということは口に入れた瞬間下に落ちてしまう。噛み付いたまま肉を溶かし吸収するのかも知れないが、実際の生態は分からない。 「なるほどなるほど、話の通り奇妙なアヤカシじゃ。まるで動こうとせぬ」 「あわわ、あんなのが降ってきたら凄く怖いです‥‥。絶対になんとかしないといけませんね」 輝夜(ia1150)や那木 照日(ia0623)は未知なるアヤカシに警戒することしきりであり、相棒である輝龍夜桜や帝陽もまたその不気味な飛行物体から注意を逸らさない。 現状はただ浮かんでいるだけとは言え、いつ獲物を求めて落下するか分からないのだ。 それがもし街の上空であったなら、どれだけの被害が出るか分かったものではない。 「見てるだけじゃ解決にならないよ。作戦は決まってるんだし、早く行動を起こそう!」 「よかろう、兵は迅速を尊ぶというからな。巨大な敵というものはただそれだけで倒した時に箔が付く。しかも空戦となれば言わずもがなよ」 速さを追求する赤マント(ia3521)とその相棒のレッドキャップは、こうして警戒している間に犠牲者が出たらということを考え作戦開始を進言した。 できることをやらずにいたら‥‥などと言う事があれば必ず後悔する。それは確かである。 しかし、鬼島貫徹(ia0694)は赤マントの言葉をただ血気にはやっていると受け取ったようだ。豪快に笑いながら、相棒の赤石の手綱を引き包囲を開始する。 作戦通りの行動とはいえ、自分の真意を履き違えられたことに納得が行かない赤マントであった。 「まぁ、いざ作戦が始まってしまえば箔がつくなんて考えていられないだろうけどね」 「そうですね。ただ浮かんでいるだけと言うのは、ある意味余裕綽々なんだとも受け取れますし‥‥」 真亡・雫(ia0432)とフェルル=グライフ(ia4572)は、未だ動かぬアヤカシの実力を測りかねている。 目視できる距離で、しかも遮蔽物のない空中とくれば、とっくにヤツのテリトリーに入っていておかしくない。 それなのに全く動く素振りがないのはどういうことなのか。自分たちなど追い払う価値もないと思われているのかと考えてしまうのも無理はないことだ。 真亡とフェルルは相棒のガイロンとエインヘリャルの手綱を引き、用心しつつ回り込みを開始する。 それに倣うように他のメンバーも散っていき、先程まで全員が集まっていた場所には青嵐と嵐帝、巴 渓(ia1334)とサイクロンの組だけが残った。 「作戦はだいたい分かったが随分と間怠っこしいじゃないか。いっそ全員で突っ込んだ方が早いんじゃね?」 『念のため、ですよ。全員が一網打尽にされるようなことがあったら困るでしょう?』 「どーでもいいがこんな時までお人形さん連れかい。戦いは遊びじゃないぜ?」 『御心配なく。いざとなれば俺たちだけで責任を取りますから』 「そいつぁ結構! おまえさんがジョーカーになるくらいの気持ちでやってくれや!」 かくして、未確認飛行アヤカシとの戦いが幕を開ける。 その力は? 目的は? 飛龍の力を借り、開拓者はおおぞらをとぶ――― ●おおぞらに戦う 「ククク、なかなかの面構えよ。それでこそ狩る価値があるというものッ!」 鬼島を初めとして、真亡、那木、輝夜、フェルルなど多数の開拓者が弓を持ち込んでいる。 それぞれ射程距離ギリギリまで近づいてアヤカシを狙うが、30メートルまで鬼島が近づいても反応はない。鬼島にしてみればそれがまた面白いとのことだが。 タイミングを合わせ‥‥五方向から五本の矢が次々と放たれる! が、激しい気流により狙いには微妙な狂いが生じ、相手が骨だけに当たる面積も少ない。 普段なら外しようの無い矢も地上と同じようにはいかず、当たったのは輝夜と真亡の放った矢だけであった。 矢が突き刺さった瞬間、アヤカシの瞳部分に不気味な真紅の光が灯る。 暴れだしこそしないものの、辺りを見回し状況を把握しているように見える。 骨だけのアヤカシは、口を大きく開けて吠えるような仕草をした後‥‥ 「っ!? 避けるのじゃ、輝龍夜桜!」 背筋に冷たいものが走った輝夜は、相棒に高速回避を要請する。 その直後、アヤカシが鋭い爪を振り上げて一気に肉薄し、その腕を振り下ろす! 駿龍特有の素早さに助けられ何とか回避に成功したが、当たっていたらどうなっていたか。 輝夜は直感で悟る。こいつはヤバイ、空中戦は不利だ‥‥と。 「化物め! こいつをくらいなっ!」 「狙いは外さないよっ!」 『風姫、風の刀法第七式「鉈太子」』 巴と赤マントに加え、青嵐が風の影響を受けにくい気功波と斬撃符での遠距離攻撃を仕掛ける。 が、アヤカシはそれに気づくと体勢も変えずに空を滑り、後方に移動して射程を外してしまう。 翼で飛ぶ飛龍と違い、骨だけで飛行する怨霊系のアヤカシに物理法則はあまり意味がない。 羽ばたきもせずに前後左右上下斜めと、予備動作無しの移動が可能なのだ。 「やるっ! でもスピードはさしてない!」 真亡の言うとおり、アヤカシの速さ自体は駿龍のそれには及ばない。 よく見積もっても炎龍と同等程度で、ガイロンでも何とか追いつける。 だが、運動性と攻撃力に大きな違いがあるのは否めない。 「この瞬間は僕の間合いだ、絶対に逃さない!」 背後から接近戦を挑んだ真亡とガイロンは、刀の一撃をアヤカシの右肩にヒットさせた。ガリン、と大音響と共にひび割れが発生する。 しかし手応えはあるのに至って元気なアヤカシは、逆襲とばかりに負傷したはずの右肩を振り上げ、爪でガイロンを攻撃! 「くっ! ガイロン、硬質化を!」 バギャンッ! 防御力を引き上げてダメージ自体は微細なものに軽減したが、真亡たちは十数メートルも打ち落とされてしまう。 なんとか姿勢を戻すも、硬質化した甲龍がこの扱いでは他の龍は‥‥。 この時、巴はこのアヤカシと類似するアヤカシに思い当たった。 巨大な骨。圧倒的なパワー。傷をものともしない。飛行。これらが示すものは? 「だいたい分かった。こいつ、がしゃどくろの亜種だ!」 「ガシャドクロ!? あわわ、で、でもあれって人間型の骨のアヤカシじゃあ‥‥!?」 「だから亜種だっつってんだろ。がしゃどくろには上半身だけで飛ぶのもいるんだ。それに、そうとでも考えないとあの馬鹿力の説明がつかねぇんだよ、性別・照日!」 「せ、性別・照日ってなんですか!? 私は男で―――」 「遊んでいる場合か、この大たわけどもがっ!」 問答に気を取られていた那木と帝陽に獣骨髑髏(勝手に命名)が大口を開けて突っ込んでいく。 鬼島が赤石に炎を吐かせて援護させるが、その突進は止められない。 「うぅっ! む、迎え撃ってください、帝陽‥‥!」 とっさに方向転換し、その鋭い牙で逆に獣骨髑髏の首の骨に噛み付く帝陽。 ミシミシと音をたてる骨。流石、攻撃に特化した龍の力は大したものである。 しかしアヤカシも体勢を変え、帝陽の翼に噛み付こうと牙を剥く‥‥! 「馬鹿野郎、逃がせ! 翼を食いちぎられるぞ!」 巴が叫ぶが、今噛み付くのをやめたら逆に危険である。即刻反撃をもらう危険性が高い。 攻撃力が高い半面、防御が手薄な炎龍。もし翼がやられれば墜落必至だ。 獣骨髑髏の牙が帝陽の翼に迫るが‥‥! 「速さだ! 速さが足りないよっ!」 赤マントとレッドキャップが通常の三倍の超高速で体当たりを敢行し、二匹を大きく弾き飛ばす! 赤い旋風は空でも健在。こういう時、仲間の存在はありがたい。 ここで一旦間合いを取るため、一同は獣骨髑髏から一斉に離れる。 囲まれているのを不利と感じているかは不明だが、アヤカシの方も様子を伺っている様子。 「あ、ありがとうございます‥‥!」 「いいのいいの! でもこいつ、強い! 地上で戦っても厳しいかも‥‥!」 「ったく、なんでこんなのが空をうろうろしてんだかな」 飛龍に実用化の目処がたち、開拓者たちの移動や戦術にも新たな選択肢が生まれた。 しかし、その進化に対向するかのように空を飛ぶアヤカシも徐々に増えつつあるらしい。 地上のアヤカシも突如発生することがあるが、上空で発生したアヤカシはどうしても発見が遅れる。 なるべく見つけた先から撃破したいものだし、そのマニュアルのようなものを作りたいものだが‥‥ 「仕方ない、俺とサイクロンで仕掛けっから後は何とかしろよ!」 「一人では無理に決まっておろうが! お前は一体何様じゃ!?」 「通りすがりの拳士とその相棒だ。覚えておけ!」 「えぇい、勝手なことを! 輝龍夜桜、最大加速じゃ!」 いつまでも睨み合いをしていてもヤツを倒せるわけで無し。輝夜の制止も聞かず、巴とサイクロンは獣骨髑髏に突っ込んでいく。 悪態を吐きながらも輝夜たちはその後を追い、それを追い越して獣骨髑髏の目の前で急降下してみせた。 ヤツが追おうか一瞬迷い、体勢を下に向けたところに‥‥! 「攻撃雷動‥‥打ち落としぃ!」 サイクロンの尻尾が遠心力を伴って唸りを上げ、下に叩きつける軌道で獣骨髑髏を打ちのめす。 それで致命傷にならずとも、限界高度ギリギリにいたヤツの上を取りやすくはなる! 「‥‥見かけ程にはしぶとい、というワケか。結構結構!」 「どこが結構なんですかっ! ガイロン、硬質化して体当たりを!」 突撃し更に下方に押し下げようとしてくるガイロンに、獣骨髑髏は噛み付いて応戦する。 流石甲龍、ダメージは殆どない‥‥が。 「ガイロン? まずい、振りほどけ!」 相棒が小刻みに震え、血の気が引いていくのを敏感に感じ取った真亡は、早い段階で吸血攻撃に気がついた。 しかし獣骨髑髏の顎は強靭で、ちょっとやそっとでは離れてくれない。 もしこのまま硬質化が解ければ、その鋭い牙はガイロンの鱗を貫通するだろうし、下手をすれば被害者たちと同じようにヤツの養分にされかねない。 だがそうはならない。そうはさせない。大空を往くのは彼らだけではないから‥‥! 『至近距離なら避けられないでしょう?』 嵐帝を獣骨髑髏の顔のすぐ近くに移動させた青嵐は、その右目に斬撃符を叩き込む。 術への防御力は物理に比べれば大分低いようだ。頬骨辺りまでを砕かれたのがしゃくにさわったらしく、ガイロンを解放し嵐帝に目標を変更する。 それは勿論青嵐の予想の範疇。すぐさま後退しつつ、斬撃符で追撃する。 まだまだ体力に余裕があり、痛覚もないこの強敵。 先程まではただ浮かんでいただけとは思えないくらいいきり立ち、その攻撃性を増していく。 こうなれば何か大きな一撃でも与えて撤退させた方がいい。このままではジリ貧になる上、寒さと低酸素で開拓者や龍たちが保たない。 実際問題、龍たちの消耗は大きい。限界高度ギリギリの戦いはかなりの負担になるようだ。 『何かいい手はないのか。ヤツが怯むような攻撃は‥‥!』 そう、誰もが思っていたとき‥‥! 「今が好機‥‥! エイン、いくよっ!」 獣骨髑髏の注意が他の向いている隙に、フェルルとエインヘリャルは限界の更に限界ギリギリまで上昇、上からの急降下攻撃を仕掛けにいく! チャージ+急降下のコンボはこういう上空でもないと自爆の危険性をはらんでいる。しかし今彼女らが居るのは、広大なる風の世界。大地の束縛を気に病む必要もない。 フェルルの構えたランスが太陽光を反射し‥‥それはさながら光の矢の如く! 「人々を獲物にするその性、ここで断ち切ります!」 獣骨髑髏は完全な不意打ち状態で、背骨のド真ん中に光の矢を受けた。 ガリガリと削るような音を立て、ランスで突いたまま共に落下していくフェルルたち‥‥! 「このまま押し切る! 砕けろ‥‥砕けてよっ!」 思いを込めた決死の一撃。現状、接近戦ではこれが一番の大技であり打撃だ。 龍とのコンビネーションで放つ普通の依頼では出し得ない質量も備えている‥‥! しかし‥‥その願いは叶わなかった。 フェルルはあと少しというところで謎の衝撃を受け、エインヘリャルから振り落とされてしまう! 獣骨髑髏の首から上が180°回転したのは見えたが、自分が何をされたのかは分からない。ただ、引き裂かれるような痛みが今も胸の辺りに残っている。 主人を害されたエインヘリャルは、反撃をするべきかフェルルを助けるか数秒迷い、最終的に後者を選択した。 自由落下するフェルルが相棒に助けられ、上を見たとき‥‥目の前で獣骨髑髏が爪を振り上げて‥‥! 「させるものか!」 鬼島と赤石が体当たりを敢行しフェルルたちを救出する。 一瞬肝を冷やしたフェルルだが、すぐさま仲間が集結してくれたことで動悸も静まっていく。 「た、助かりました。今のは流石に生きた心地がしなかったね‥‥」 「ふっ、惜しかったが先程の一撃は見事であった。助けるに値するというものよ!」 鬼島は豪快に笑うが、今ので倒せなかったのは非常に痛い。 どうする? 遠巻きに遠距離攻撃というにも弓では攻撃力不足だし精度が安定しないし、気功波や術では手数が足りないだろう。 開拓者たちも疲労と低酸素で頭がクラクラし始めたところだ。 しかし、ここで妙な事態が発生する。獣骨髑髏は不意に何かを嗅ぎつけたかのような仕草をすると、開拓者たちを警戒しつつもじりじり後退する。 そして雲海の中に身を沈め、どこかで飛び去ってしまったのである。 謎の攻撃のこともある。深追いして犠牲を出すよりはここは追わない方がいい。 後に判明したことだが、フェルルが喰らったのは『無刃』というものであり、非物理の思念攻撃であるとのこと。 雲の中に沈んでいく真紅の瞳を目に焼付け‥‥一同の想いは一つ。 強くなりたい、龍たちと共に。ヤツを倒せるくらいに高く速く。 大空にもまだ見ぬ強敵が数多出現することを予感しつつ‥‥龍を労う開拓者たちであった――― |