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■オープニング本文 まずは此隅に慣れること。 そう言われて彼は此隅の町を散策している。 こちらに来たのは数ヶ月前。 領主の代行で此隅に行く事になった。 領主はこちらで役人をしていたが、領地に関する事件があり、戻ってしまった。 その代わりに差し出されたのは彼だ。元服して一年しか経ってない十五歳。 家には女中が数名いるし、よくしてくれるがどうにも不安な模様であるが、賑やかな都に心が浮き立つのもまた然り。 彼の顔は知る人ぞ知る人が見れば声をかけられる容姿。女と見間違われそうな美しい顔立ちの少年だ。 それだけではない。 領主の顔とどことなく似ており、彼を知る人から声をかけられる。 どうにも話に寄れば領主は人当たりもよく優しいという評価が出てくる。 領主の親友は彼の働きかけと開拓者のおかげで結婚できたのだとか。 その親友‥‥橘永和が彼の先輩に当たるのであるが‥‥ 若く立派な自慢の領主であるが、領地にいる時の彼の表情は優しい顔など一度も見た事がなかった。 周囲が周囲だから仕方ないし、そういう人だとずっと思っていた。 その事を橘さんに伝えると、「仕方ない話だ」と苦く笑う。 橘さんは領地の事情も領主の事情も知っている。領主にとても信頼されているんだと彼は眼を輝かせて尊敬のまなざしで見た。 橘さんはとても面倒見がよく、家に呼ばれては食事を頂く。 奥方の蜜莉さんはとても気立てがよく、優しい。地方から出てきた彼を気遣ってくれている。 そこで彼は領主や祖母の話を聞いている。 彼らから聞く二人は自分が見た二人ではなかった。 だけど、それよりも気になったのは開拓者の存在。 此隅にも時折見かけるそれらしい姿。 自分の領地にいた時は一度も見たことがなかった。 「気になるのか?」 「あ、いえ、その‥‥どんな人達なのかなって‥‥でも、今は特に手伝ってもらうことはないし‥‥」 俯く彼に蜜莉がくすりと笑う。 「そんな事気にしなくていいのですよ。今なら野趣祭もやっていますでしょう? 揉め事の人手も足りませんという事で手伝いに来て頂いては?」 「はぁ‥‥」 いいのかなと思いつつ彼は頷いた。 |
■参加者一覧
音有・兵真(ia0221)
21歳・男・泰
天河 ふしぎ(ia1037)
17歳・男・シ
弖志峰 直羽(ia1884)
23歳・男・巫
オドゥノール(ib0479)
15歳・女・騎
プレシア・ベルティーニ(ib3541)
18歳・女・陰
果林(ib6406)
17歳・女・吟
アムルタート(ib6632)
16歳・女・ジ
フレス(ib6696)
11歳・女・ジ
捩花(ib7851)
17歳・女・砲
音羽屋 烏水(ib9423)
16歳・男・吟 |
■リプレイ本文 ギルド受付嬢の真魚が依頼書を貼り付けていた。 「新しい依頼か」 音有兵真(ia0221)が真魚に声をかけると彼女はとある領地の当主代行が此隅に出向していて、開拓者を見た事がないから会ってみたいというもの。 会うだけで良いので後は祭りを楽しんでくれというものだった。 「見回りもしてくだされば尚更良いです」 「野趣祭の依頼また出たんだっ」 ぱっと明るい笑顔で声を上げたのは弖志峰直羽(ia1884)だ。 「‥‥肉か」 ガタッと立ち上がったのは真魚とお茶をしていたオドゥノール(ib0479)。 「おっにくー!」 その隣で団子を握り締めてフレス(ib6696)も行く気満々。 「叉焼、トンカツ、つみれ‥‥中々いいな。行くぞ、兵真、直羽、フレス」 清廉な夜の青の瞳が見据えるのは肉。 「‥‥財布役は謹んでお受けします‥‥」 よくわかっている直羽。その隣の兵真は直羽が出してくれるものだと思っているようだ。 「お肉‥‥」 肉の単語に引き付けられた捩花(ib7851)も反応する。 「ほほぉ、祭りか。中々よさそうじゃのう」 捩花の後ろから声をかけたのは音羽屋烏水(ib9423)だ。 「烏水、気をつけてね」 「‥‥わしを食べても美味くないぞい‥‥」 情けなく弦を弾いて烏水が呟く。意気投合した二人も真魚に参加の声をあげた。 開拓者というのはかくも華やかな人間ばかりなのか。ぽかーんと、高篠は開拓者達を見つめた。 体躯のよい兵真ならまだわかるが、天河ふしぎ(ia1037)のような美少女に見間違われそうな青年やオドゥノールのような細身の少女にそぐわない落ち着いた雰囲気に気圧されてしまいそうだ。 よく見れば神威人やアムルタート(ib6632)のような異人もいる。 十人全員が開拓者なのだ。 皆、とても気さくで笑顔で声をかけてくれた。 「これが開拓者‥‥」 「おまつり、いってくるね〜〜♪」 豊かな金の髪を揺らしてプレシア・ベルティーニ(ib3541)が手を振って祭りの喧噪へと走っていた。 「え、だ、大丈夫かな‥‥」 心配そうな高篠に大丈夫と声をかけたのはふしぎだ。 「プレシアは幼く見えるけどできる陰陽師だよ。僕の隊員だからねっ」 誇らしく言い切るふしぎに高篠は納得するしかない。一緒に祭りを回ろうとしている果林(ib6406)は蜜莉と話していた。 「困った人がいたら助ける程度で大丈夫ですよ」 「そうなのですか‥‥」 真面目に大丈夫かなと思案する果林に蜜莉は少しイタズラっぽく微笑む。 「どなたか一緒に回りたい方はいらっしゃいますか?」 「えっ」 ぽっと、果林が頬を染めた。脳裏によぎる姿に体温が上がるのを感じてしまう。 「どうか、その方と楽しんでください。私達が王たる巨勢王が催す祭りです。良い思い出を作ってください」 蜜莉の言葉に果林は戸惑いつつも素直に頷いた。 「果林、行こう!」 「は、はいっ」 ふしぎの声かけに果林が大きな声で返事をする。あれっと、ふしぎが果林の頬に走る朱に気づいたが、果林は全身全霊でなんでもないのですと手を振った。 賑やかな広場は喧噪の音。 此隅でも色々な地域に住んでいる者達が物を売りに来たり、見物に来るのだ。 「すっごい人だね。果林、離れないように」 先を歩くふしぎが振り返り、果林の手を握る。やはり体温は上がってしまう自分に果林は恥ずかしく俯く。 屋台で物を買ってる途中、迷子がいて、ふしぎは買った物を果林に預けて迷子を軽々と肩に乗せた。 子供は家族の元に無事に戻った。 喧噪を抜けてとある坂の上にある神社の上に二人は着いていた。 「広場が見えますね」 「うん、お昼にしようか」 果林がサンドイッチを作ってきていて、ふしぎは嬉しい驚きで笑顔になる。 「美味しいよ、果林っ」 「ふふ、団長の天河様をはじめ、団員の食を守るのは私の役目ですから」 作り手にとって食べてくれる人の笑顔は最高の褒美。 でも、ふしぎは少しだけ表情を曇らせた。 「ね、様付けはやめにしないかな?」 ふしぎの提案に果林は困ったように眉を下げた。 「少しずつでいいからさ、僕らは仲間なんだから」 そう言ってふしぎはゴーグルを渡した。 ふしぎの言葉に果林は嬉しくて照れ笑いを見せた。 「おお、お嬢ちゃん、可愛いね」 「一人かい?」 気のよさそうな人達に声をかけられつつ、プレシアは一人広場を歩く。 「あ、プレシアちゃん」 フレスに声をかけられてプレシアがフレス達の方へと向かう。 「プレシアか、牛串、旨いぞ」 オドゥノールが牛串を差し出すとプレシアは笑顔で受け取る。 「ありがとうなの! いただきまーっす!」 「召し上がれ」 しっかり食えと言わんばかりにオドゥノールが言えば、プレシアは嬉しそうにはむはむ牛串にかぶりつく。 「女の子に喜ばれるのは嬉しいんだけどね‥‥」 女の子はお財布の行方を気にしてはいけない。直羽は笑顔で遠く見つめる。 「あ、これから切るその固まりごと頼む」 「兵真君は自分で払ってよっ!」 ざっくり頼む兵真に直羽が叫ぶ。 「ふにっ、他の屋台も見に行くね〜〜。ごちそうさま〜〜」 にこぱっと、プレシアが手を振って次に向かうのは豚肉の売場。 見たのは今回の依頼人だ。 「りょーしゅさま〜〜♪」 プレシアの呼びかけにぎょっと振り向いた高篠。 「いや、僕は領主じゃなくて、代行として此隅城に来ているわけで‥‥」 「でも、領主さまなんでしょ? こそこそしてなくて堂々としてなきゃっ」 寧ろ堂々としているのはプレシアだ。 「それもそうなんだけどね‥‥プレシアちゃんはお祭り楽しんでる?」 「うん! 皆、凄く優しいの〜♪」 プレシアの容貌と食べる姿の可愛らしさに彼女が食べる半分は奢りによるものだ。 「それはよかったね」 高篠が声をかけると、プレシアは高篠の方ではない方向を見つめていた。 どうやら、ごろつきが屋台のおじさんに文句をつけているようだった。プレシアはスタスタと揉め事の方向へ歩き出した。 「え、プレシアちゃん、危ないよ」 「開拓者だもん、だいじょ〜ぶ♪」 にぱっと、笑うプレシア。 「喧嘩しちゃだめなんだよ〜!」 ぴょこちょこ跳ねるプレシアであるが、ごろつきが結構背が大きい為、気がつくのが遅かった。 「なんだ、ちびころ。黙ってろ」 言ってはならない台詞を耳にしたプレシアはその場で焼けた餅よりも頬を膨らませる。 「む゛〜〜っ! 言う事聞かない人は〜!」 プレシアが懐から取り出したのは陰陽符。 「ねばねば納豆なの〜!!」 納豆もとい、呪縛符で男を束縛してプレシアは「詰所いくの!」と言ってずるずると男を引っ張っていった。 怒号のような威勢のいい声が飛び交う広場に躍り出たのはアムルタート。 「まるで激しい踊りの伴奏のようね」 踊りを愛する彼女にとって祭りの喧噪すら自身を楽しませるものだ。 「ともかく、お肉よね! それちょーだい♪」 ぴょんぴょんと軽やかにアムルタートが屋台の方に向かう。売っているのは骨付き鶏もも肉の香草焼き。 大ぶりのもも肉に肉汁が滴る。 あむっとかぶりつけばパリッとした皮と柔らかい肉。口腔と嗅覚を刺激するのは山椒だ。 「おいしい〜」 肉を持ってない片手で今にも落ちかねないほっぺを押さえる。更に食べながら歩いていくと、大道芸の催しがあった。 よく見れば楽器を持っている人がいる。 「飛び入り参加してもいい?」 アムルタートが言えば、大道芸人達は快く頷いてくれた。 「お姉ちゃん、開拓者かい?」 「そうよ」 頷くアムルタートに声をかけたおじさんは了解したように他の楽器を持っている団員に声をかける。 響きわたる音は天儀の楽器であるが、どこか自分の郷里を思い出させるような音だ。 アムルタートは鞭を取り出して地にしならせてリズムをとって舞う。 鞭を使った舞は見物客の目を楽しませる。 見物客の向こうで怒鳴り声が聞こえる。こえは喧嘩の音と確信したアムルタートは踊りながら近づき、軽やかに鞭をしなりあげると、喧嘩をしている男達に巻き付いた。 「はい、喧嘩はおしまいっ」 近くにいた役人達に明け渡すと、アムルタートの手さばきに全員からの拍手が沸き上がった。 鴉色に身を包んだ鳥獣人の烏水は三味線を抱え人々の流れを見る。 「いやはや、この時期は本当に祭りが多いもんじゃのう」 張りのある声に反して口調は爺臭い。身形は鴉色であるが、それすらも華やかに着こなす不思議な少年は人々の目を惹きつけてしまう。 おやっと、烏水が首を傾げると喧嘩をしている男達を懲らしめているアムルタートの姿があった。 「これは舞姫、見事な鞭捌きじゃのう♪」 軽やかにアムルタートに声をかけると、彼女は任せてと上機嫌だ。 「では、一曲いかがかの?」 「望む所よ♪」 軽やかな三味線に地を弾く鞭が拍を取る。 耳に馴染む天儀の音とアル=カマルの華やかな舞が一角の視線を集めた。 曲が終われば、拍手が沸きあがった。 「お、あれは」 知った顔を見つけ、烏水はアムルタートにこの場を後にする旨の声をかける。 「捩花」 知った声に捩花は振り向いた。後ろにいたのは若い鴉天狗。 「あ、やっぱりあの三味線の音」 「アムルタートと一曲交えていたのじゃ。中々面白かったのう」 「へぇ。姿が見えなかったから焼き鳥にされちゃったのかと思った」 「心配している割には随分と美味しそうな物を食べとるのう‥‥」 じとりと、烏水が彼女の口元を見やる。もきゅもきゅと捩花が食べているのは揚げた新じゃがを甘辛く煮た牛肉で巻いたものを団子のように串に刺したものだ。 「美味しいよ、よっ!」 本当に美味しかったらしく笑顔がこぼれている。 「では、わしも頂くとしようかの」 近くにあった屋台では豚のしょうが焼きを饅頭のように包んで蒸かしたものを売っていた。 「わらしぉーーひっこー」 「‥‥もう一個くれんかのう‥‥」 後ろで食べながら叫ぶ声に烏水はそっと一つ付け加えた。 通りの向こうで高篠が手にしていたのは豚の骨付きバラ肉の叉焼。 「ほぉれ、おぃひそー」 「まだ食べてないけど食べる?」 捩花が声をかけると、高篠は笑って差し出した。 「すまんのう」 「どういたしまして」 礼を言う烏水に、高篠が受け止める。 「そだ、こんなに賑やかで楽しいお祭り、月に一回くらいにできるようにしてほしいな。領主様の力で」 「巨勢王様なら勢いでやっちゃいかねないかもだけど、楽しみは先延ばしの方がもっと満足できるものなんだよ」 そっかなー。と思案しつつ、捩花は叉焼を食べる。 「そういや、開拓者の話が聴きたいと聞いていたが」 「うん、どんな人達なのかなって、アヤカシを倒す人達だって聞いたけど、僕が住んでいた領地にはアヤカシも領地を狙う人も倒す部隊があるからさ」 その違いがイマイチ分からないらしい。 「そうじゃの‥‥捩花、一休みをして甘味を頂くかの」 烏水が声をかけて捩花の足を止める。彼女はきょろきょろして見つけたのはかぼちゃ善哉の屋台。 捩花の手には善哉、高篠の手には団子。その二人の前に立つのは烏水だ。 三味線というものは音の顔が沢山あるものだと高篠は思う。 撥の叩き具合、弦の押さえで音は無限にも思える。 三味線の音に負けないよく伸びる高らか声が紡ぐのは荒々しく、人を助ける開拓者の話。 ざわつかせているのは、とある開拓者の集団。 どこの祭りにでも居る大食漢。 野性味溢れる巨勢王の御許の祭りにはそのような事態は覚悟済み。 恐れ戦くものはいない。寧ろ、食い倒れさせようとワクワクしてしまう。 「裏で焼いてるその肉まるごと」 そう言い放ったのは兵真だ。裏で大きな大きな塊肉を回して焼いているのを見て注文した。 そして何事もなく食べる。 大きな体躯である故とは言いがたい程ではある。 問題は彼だけではない。 その横にいる小柄な少女。 兵真には負けることは負けるが彼女‥‥オドゥノールも食う。 無表情ではあるが、熱心に食べる姿は確実に美味しそうに食べているように見える。 「おじさん、すーっごくおいしいんだよっ」 にこにこ笑顔のフレスが食べているものがやたら売れたりする。 そして、店員達は皆、寂しい背中の直羽に拝むのだ。毎度ありと。 「妙に視線を集めてますね」 ぽかーんとしつつ、高篠が四人に声をかける。 ここの四人は高篠の顔に見覚えがあった。 「可愛いお嬢さんかと思ったら、高篠くんかぁ」 「弖志峰さんは瀕死ですね‥‥」 何がとは言わない。言ったら多分、トドメとなるのを高篠は理解しているようだ。 「直羽、猪鍋もあるぞ!」 山の幸を食べる気満々オドゥノールの声に直羽は条件反射宜しく向かう。 「まぁ、どうぞ」 直羽に猪鍋が入った椀を差し出されて高篠は素直に受け取る。 冷えてきた外の空気に温かい鍋はありがたいもの。 「俺達は開拓者。依頼があったらすぐに駆けつける」 直羽は真直ぐ見つめて呟く。高篠は直羽を見上げてその呟きを聞いた。 「君一人じゃどうしようもない時がきたら遠慮なく依頼を出して」 優男かと思っていた直羽がとても頼りがいありそうな男の横顔に見えて高篠は目を見開く。 「‥‥僕の従兄や祖母は開拓者と仲がよいと聞きました。何度も会おうと思う気持ちが何となくわかりました」 「開拓者にも色々な者もいる。会う度新鮮な感想を抱くだろう」 いつの間にかオドゥノールが食べるものは肉から甘味に変わっていた。 高篠に差し出されたのは刻んだ栗を餡に混ぜたきんつば。 「ありがとうございます」 財布役の直羽が高篠のそばにいたのだから、きんつばの代金はオドゥノールが払ったのだろう。 「これも美味しいんだよ♪」 フレスから渡されたのはサツマイモを練り込んだ生地とサツマイモ餡の大福。 「フレス、それはどこにあった」 オドゥノールが尋ねるとフレスが屋台の方向を指さす。 「その隣にあったお団子も美味しそうだったんだよ」 「そうか、向こうにはあんみつがあったぞ」 「わ、後で行きたいんだよっ」 二人で甘味情報交換をしつつ甘味を食べている。 「しかし、細い体によく入りますね‥‥」 自分も育ち盛りだからよく食べる自覚がある高篠が呟く。 「いやいや、きちんと食べるという事は大事なことだよ。しっかり栄養をとってないすば‥‥」 「それはセクハラです」 ずばっと、高篠が止めた。 「おーい、喧嘩を止めたんだが」 通りの向こうでやっぱり肉を食べつつ兵真が喧嘩していただろう男二人を引きずってきた。 「わ、今行きます!」 ばたばたと高篠が駆け出した。 「しかし、美味い肉、賑やかな祭り。これで美人が隣にいれば文句はないんだがな」 ぽつりと呟く兵真に高篠は後ろを振り向いた。そこにいるのはオドゥノールとフレス。どちらも可愛い美少女。 「兵真君、可愛い子ちゃんのお供が出来ているじゃない」 呆れる直羽に兵真は気にしない振り。勿論、オドゥノールの殺気にも。 本日、高篠が分かった事は開拓者は見かけによらず強くて面白い人達であり、よく食べる人達であった事。 |