|
■オープニング本文 ●小さな依頼 アル=カマルの開拓者ギルドは、仮設とはいえ大盛況だった これまでこの地では、開拓者がおらず、何か難事を持ち込むとすれば伝手を頼って傭兵を探さねばならなかったので、大変効率が悪かったのだ。 だが、そこにジン‥‥つまり志体が多勢登録されていて、依頼と人が集中しているとあればこれを利用しない手は無い。料金は多少割高ではあるが、客人たちに対する好奇心もあって、多勢の人が訪れていた。 とはいえ、物珍しさが先にたって、ギルドには冷やかしも多い。 興味本位の依頼が増える傾向もあって、やはり、本当の意味で「信頼」は得られていないのだな、と実感するばかりだ。 「‥‥それで、こうした依頼から先に解決をなさる、と」 「さようです」 三成の前に決済を求めて差し出された書類には、信頼獲得に向けての方策が記されていた。 「ふむ‥‥」 まず第一に、重要性の高い依頼について、依頼者から徴収する依頼料を割り引く。 第二に、開拓者たちに積極的に働きかけ、そうした依頼から優先的に解決して廻る。これを通じて、ギルドが頼れる存在であることをアピールしよう、ということだ。 ●砂漠の迷い仔 放牧中の羊が消える。 砂漠を彷徨う遊牧の民にとって、家畜は財産であると同時に生活の糧を与えてくれる命綱でもあった。 アル=カマルに暮らす者なら子供でも知っている不文律により緊急性が高いと分類された依頼を前に、生まれも育ちも生粋の神楽っ子である記録係はしみじみと異国情緒を噛みしめる。 思えば、遠くに来たものだ――。 などと、うっかり浸っている場合ではない。 仮設とはいえ、《開拓者ギルド》‥‥物見遊山ではなく、お仕事なのだから。 「儂の部族だけでも既に8‥‥いや、10匹が帰ってこん。他の集落を入れればもっと増えるはずだ」 巨大な岩が渓谷の相をなすヴェル・デ=バジェの一帯は、雨季の間に岩の隙間に溜まった雨水がゆっくりと滲み出して乾いた地を少しばかり湿らせる‥‥砂礫ばかりの砂漠地帯においては比較的、家畜の餌となる緑の多い、遊牧の民が多く集まる地域なのだと聞いていた。 部族同士の小競り合いも絶えぬが、精霊の加護ある土地への愛着もまた強い。――営みに害なすアヤカシとの抗争には共に手を携えるのが慣例でもあるという。 「――砂迅騎たちが出払った隙に、良からぬモノが入ってきたのやもしれん」 天儀との国交が為り、 また伝説の神砂船の起動が、巫女の託宣により約束された。――王宮より協力を求められれば、断るのも難しい。――そのごく小さな変調が隙を生んだというのなら、禍根にもなろう。 「わかりました。早急に人を手配します」 時勢が大きく舵を切る時、少しばかり安定を欠く箇所が生まれるのは森羅万象の理だ。 避けられぬ揺らぎだからこそ、互いに手を取り支えあう。――その為に結ばれた国交なのだと意気込んだ受付係に、依頼を持ちこんだ砂漠の民は、やや引き気味に頷いた。 |
■参加者一覧
崔(ia0015)
24歳・男・泰
風雅 哲心(ia0135)
22歳・男・魔
アイリス(ia9076)
12歳・女・弓
赤鈴 大左衛門(ia9854)
18歳・男・志
雪切・透夜(ib0135)
16歳・男・騎
ノルティア(ib0983)
10歳・女・騎
アイラ=エルシャ(ib6631)
27歳・女・砂
アルバルク(ib6635)
38歳・男・砂 |
■リプレイ本文 「‥‥変わったコト‥か‥」 集落の外れで羊の番をしていた老人は、雪切・透夜(ib0135)の問い掛けにふむと少し考え込む顔をする。 今、アル=カマルは激動の真っ只中にあるといっても過言ではない。 ファーティマ王朝と天儀王朝の間で国交が成り、時を同じくして巫女の託宣が下った。砂神船なる古の遺物を手に入れる為、多くの志体持ち――こちらでは、ジンと呼ばれるらしい――が駆り出され‥‥時を同じくして砂蟲を始めとする砂漠のケモノやアヤカシが活性化しているが、これは単に警戒に当たる砂迅騎が減った弊害とも言える。 「‥‥おかげで、《ヴェル・デ=バジェ》に入って来る輩が増えた‥‥」 そういえば、と。 先刻、水場で言葉を交わした遊牧民を思い出して、アイリス(ia9076)は小首をかしげた。もっと、岩と砂ばかりの閑散として人を捜すのが大変な場所を想像していたのだけれど。 「つまり、放牧される羊の数が増えたってことですよね」 土地は有限。 先着順、あるいは、その辺の草を食べ尽くしたら‥‥食っ逸れた羊は、他の場所を捜さなければいけない。普段なら行かないような場所にまで、足を伸ばして入り込まなければいけないこともあるだろう。 「人の被害。ないのは、良かった‥‥けど」 アヤカシなら、動物よりも人を好んで食べるイメージがあったのだが。 思いついた疑問をひとつひとつ指を折って数え、まとめて掌で包み込んだノルティア(ib0983)は答えを見つけようと思考の淵に佇み、真理の影を求めてほの暗い深遠を覗きこんだ。 「ケモノの仕業なら食べた跡があるでしょうし、砂蟲が来たのなら気づくと思いますし」 「血ン痕やら喰われた死体やら見つかってねェンだスか?」 アイリスの言葉を継いだ赤鈴 大左衛門(ia9854)の疑問には、ないと短いが明瞭な答えが返される。 もちろん、不幸にして病気になったり、怪我をした羊は皆無ではなく‥‥喪失の理由が明確であるものは、数に入っていないようだ。 「痕が無ねェだらまだ生きとるか、鷲みてェに持ち上げて運んだか、丸ごと一呑みか‥‥だスかなァ」 ぽりぽりと指先で頬を引っ掻きながら思いついた可能性を挙げる赤鈴に頷きながらも雪切は自らの経験を反芻しつつ、注意深く言葉を捜す。 「確かにアヤカシにも飛行タイプがありますが、此方のアヤカシは潜むのも好むのが何体か居ます。――安易に空のとは断定できませんね」 先日、引き受けた依頼でも、そんなアヤカシとやり合ったばかりだ。 いっそ飛行タイプの方が、視覚的には見つけやすいかもしれない。熱された砂地を一瞬、翳らせた仲間の飛影を見上げ、ふと思う。 風雅 哲心(ia0135)と崔(ia0015)、それに、砂迅騎のアイラ=エルシャ(ib6631)の3人は、《ヴェル・デ=バジェ》に起こった一連の異変を俯瞰すべく朋友と共に上空から乾いた大地を見ろしている筈だ。――飛行するアヤカシがいれば、きっとその目に映るだろう。 「生きとるだら相手ァアヤカシでねェかもしれねェだスし、一呑みだら水場で隠れて待ち構えとるかもだスな」 どこか大らかに聞こえる赤鈴の嘆息に、ノルティアも小さく吐息を重ねた。 思いつく仮説はどれも正しくて。答えはすぐ手の届く所にあるように思えるにもかかわらず、何故か釈然としないのは胸に痞えた疑問の欠片が溶けないからだ。 「どこの集落の奴らも特に記憶に残るような事象には遭遇していないようだな。いつものように草を求めて移動して‥‥村に戻って数えてみれば、1匹足りない、そんな感じだ」 砂迅騎の立場を利用して龍を駆り、点在する他の集落からも話を聞いて回ったアルバルク(ib6635)は、片方の手で硬い髪をがしがしかき回しながら集めた事例を報告する。 「毎回ヤられるワケじゃねぇみたいだし、被害に遭ってねぇところもある」 「‥‥それは何か襲われる条件みたいなモノがあるのでしょうか?」 表情を曇らせたノルティアに、アルバルクは曖昧に肩をすくめた。 「まあ、条件っちゃあ、条件か。俺も雪切の旦那の言うように、コレはどこかに潜んで獲物が手の内に飛び込んでくるのを待つタイプなんじゃねぇかと思うが‥‥」 「問題はどこに潜んでいるのかということですね」 おそらくは、水場の近く。 水の重要性は、アル=カマルに来てからイヤというほど体験済だ。――利水の権利を巡る争いそのものは天儀でも珍しくはないのだが、こちらではそれがもっと身近に差し迫った日常的な生活レベルの脅威なのだから。 「文字通り、地道に探すってかー」 アル=カマルを覆う砂の大地のほんの片隅‥‥地図に写せば、ごく限られた地域の話ではあるけれど‥‥歩いて探すには十分すぎるほど広い。 自嘲気味に呟いて、アルバルクはかくりと肩を落とす。 ●緑の回廊 碧落の彼方へ沈み込む地平の果てへと続く乾いた大地に、くすんだ緑が蹲る。 細かな砂を孕んだ風は熱く、駆け抜ける陽気な風精たちの気配にもどこか挑発めいた思惑が潜んでいそうだ。 叩きつけるように降り注ぐ陽光が光沢のある鱗に弾かれ、煌びやかな雫となって紺碧の空に鮮やかな華を撒く。きらめく翅翼が紡ぐ風を従え飛翔する龍の背から見下ろす世界の色彩は、どこまでも鮮明で‥‥そして、ひどく単調だった。 「こったら土地じゃ田ンぼァ無理だスなァ」 思わず憐憫の吐息を落とした赤鈴のような稲作に信仰に近い愛着を持つ者でなくとも――例えば、三位湖周辺の心洗われる緑の景観を知っていれば――緑地と喩えるにはあまりにも頼りなく、貧相な。それでも、他と比べるといくらか緑の目立つ大地の亀裂‥‥風と砂に削り出された巨岩、奇岩が幾重にも連なり聳える峡谷の相を成す。 稀有な景色を写し取ることをライフワークのひとつにした雪切でなくとも、異国情緒に好奇心や冒険心を掻き立てられる景観には違いない。 《ヴェル・デ=バジェ》、と。 語り部の叢話、ジプシーの謳いに繰り返し紡がれるこの奇岩の谷を緑の絶えぬ奇跡の地と讃えるか、火種の絶えぬ不穏の谷だと眉を潜めるかは、アル=カマルの民の間でも意見の分かれるところだ。――アイラ=エルシャとアルバルクにとっても、実際に足を踏み入れるのは初めてで。 「こうまで広いと逆にやりにくいな。根気よく、といえばそれまでだが」 眼下に広がる光景に思わず零れた言わずもがなの独り言に、風雅はちらりと苦笑する。 簡単に見つかるものならば、開拓者に頼むまでもない。話題と物珍しさに飛びついたとしても、《開拓者ギルド》への依頼は有償なのだ。困難であるからこそ、天儀とかいう異邦より訪れたジンたちの、智恵と機転に頼ってみようかという気になったのだろう。 (砂漠でわりかし緑があるってーと、岩が降った雨蓄える役目してんだろうしな‥‥なら動物の水場になる池があるかも知れない訳だ) 崔が推測したとおり、龍の背から見下ろすと岩がちな谷の所々に緑の濃い場所があり、中には水場と思しき鏡にも似た銀色のきらめきも確認できる。 ただ、空から容易に見下ろす事のできる大きな水場の付近には、大抵、羊を放牧する遊牧民の小集落があり――アイラ=エルシャの《バダドサイト》をもってすれば、放牧中の羊や山羊の世話をする遊牧民の存在までもが見通せた。――だが、その周辺に特に迷子であるらしい家畜の姿は見当たらない。 尤も、巨岩の聳え立つ地形のせいで遠見の妨げとなる遮蔽物が多い上に陽の光が強い分、影もまた深く濃く。視覚に頼った捜索には限界もありそうだ。 「‥‥おや‥」 林立する巨岩の隙間を歩く集団の中に雪切が暑さ避け巻いた白い布を見つけ、アイラ=エルシャはふと微笑んだ。 死角になって空からは見通せな深い場所を、地上に残った仲間が代りに捜索してくれているのだろう。深く大地に突き刺さった棘のような岩の林を縫うように連なる細い道は人や羊が通るには十分だが飛行する龍にはやや狭く、うっかりすると張り出した岩に翼を傷つけられやしないかと、龍たちも心持ち距離を置きたがっているようだ。 「‥‥こんな場所にも草が生えているのですね」 重なり合った巨岩が強い陽射しを遮る庇の役割を果たしているのかうっすらと翳の差した乾いた隘路を、躓かぬよう注意深く歩いていた雪切は、ふと目に止まったひと握りほどの細い緑に表情を和ませる。 地を覆い尽くす程ではないが、ぽつぽつとあちらこちらに根を張る黄味がかった細い葉は、アル=カマルだけでなく天儀でも割とよく見かける雑草だった。直接、陽射しを受けていないせいなのか、他の場所に比べると茎の太さも葉の色も脆弱でイマイチ美味しくなさそうに見えるのだけれども。――自分が遊牧民なら、ここ放牧地には選ばないだろう。――と、いうか、誰の目にも道としか認知されていない場所だからこそ、この小さな緑が目に付いたのかもしれない。 「この辺りにァ水場はねェはずだスが‥‥」 「地面に近いところを水脈が通っているのかもしれねぇな」 水場の位置を大雑把に記した地図を見ながら首を傾げた赤鈴に、アルバルクが地の者らしい意見を述べた。 乾期であるにも関わらず《ヴェル・デ=バジェ》に緑が多いのは、岩に蓄えられた雨水が、ゆっくりと時間をかけて大地に滲み出しているからだと聞いた気がする。 重なりあう岩の亀裂をぼんやりと眺め、ノルティアはずっと胸に痞えたままの懸案について思案を巡らせた。 地中――あるいは、水辺に――潜み、獲物が手の届く領域に入って来るのをジッと待ちかまえるタイプの脅威であるという見立ては皆の共通で。 これまでに人間への被害がないのは、その場所へ容易に人が踏み込まないせいであるのかもしれない。 大柄な赤鈴やアルバルクには通れなくても、背の低いノルティアやアイリスなら入り込めそうな岩の隙間は、見回しただけでもいくつも見えてくる。 ●迷子の羊 雲ひとつない碧落を背景に、呼子笛の音が峡谷に響く。 火急を告げる耳慣れぬ音色に岩場の亀裂に営巣していた鳥たちが一斉に舞い上がり、《ヴェル・デ=バジェ》の空は一時、騒然たる気色を成した。 自身と朋友を取り囲む影がアヤカシでないことに安堵しつつも、風雅は林立する巨岩の谷底を覗きこみ形の良い眉をしかめる。 「何か見つけたようだな」 龍が急行するには、峡の奥は狭すぎて。 アイラ=エルシャの目には呼子笛を吹く赤鈴の表情まで見えるのに‥‥手を伸ばしても届かぬ距離がひどくもどかしい。まずは、龍が降下できる場所を捜さねば。 「‥‥ちぃっ、間に合えばいいが‥‥」 ぐぃと首を巡らせた駿龍の手綱を握る手に力を込めた崔は、すぐさま朋友・夜行に《高速飛行》での移動を命じた。ひとつ遅れて、アイラ=エルシャの炎龍アンタレスと風雅の甲龍・極光牙もそれに倣う。 □■ 岩の回廊より少し離れた窪地に龍を待たせ、崩れ落ちた岩の塊が転がる乾いた道を駆け抜ける。 砂混じりの埃っぽい風が目に滲み、肺腑が灼けるかと思う頃、こちらに向かって手を振る人影が目についた。――漆黒の理穴弓を抱えたアイリスが、どこかホッとしたように声を上げる。 その後では難しい顔をした赤鈴とアルバルクが大きな身体を窮屈そうに屈めて、岩と岩の間に穿たれた細い隙間を覗きこんでいた。 「こっちです、こっち!」 アイリスが指した先は、ふたつの岩盤が寄り添い合うように並んだその隙間。‥‥細身の人間ひとりが横向きで通れるかどうか‥‥腰から下はいくらか余裕があるようだが、途中で支えた時の惨事を想えば、まず試そうとは思わない。 見上げれば、眩く輝く細い空。 足許には点々とごく小さな草叢が散っていた。 「アヤカシか?」 問われて、アイリスはこくりと首肯する。 ようやく射程に掛る程度の反応だったが、《鏡弦》は確かにアヤカシの存在を拾い上げたのだ。――問題は、膝をついてようやく通れる隙間程度の道(?)幅で。 雪切とアイラ=エルシャなら問題なく通りぬけられそうだが、未成年のアイリスとノルティアを除けばみな大柄で‥‥否、それ以前にアヤカシが待ちかまえていると判っている場所へ、どう考えても無防備な態勢で乗りこむのはなるべく避けたい。困惑顔で顔を見合わせていると、ごそごそと動く気配がし、光の加減によっては白にも見えるノルティアの銀色のあたまがひょこりと顔を出す。 「ああ。崔さんたちも到着されたのですね」 そう言って、ノルティアは気遣うように覗きこむ皆の視線にふわりと笑んだ。 そして、通路の奥を指し示す。 「狭いのは入り口だけで、奥の方は立って歩けそうです。‥‥その、1番奥まではまだ行ってないのですけど、水の音が聞こえたので‥‥たぶん、ここで間違いないと思います」 高さの異なる岩の影になって上空からは確認し辛いものの、光量は十分。警戒心を与える暗さはなく、餌になりそうな草も多い‥‥厳しく追われていなければ、うっかり迷い込む羊も多そうだ。アヤカシが棲みつくまでは、戻る道も開けていたのだけれど。 「ただ、生き物の気配は感じられなくて‥‥」 うつむいたノルティアの言葉に、小さな沈黙が舞い下りる。 念のためにと風雅と赤鈴が試した《心眼》が捉えた反応も、ジッと潜んで動かぬ影がひとつきりだった。――おそらく迂闊に近づいて丸呑みにされてしまったものだと思われる。 「では、行くか」 迷子の羊のように岩の門を潜りぬける自身を想像してふいと苦笑し、崔はすぐに表情を引き締めた。 まずは、アヤカシを退治して、危険の芽を摘んでしまわなければ。――《ヴェル・デ=バジェ》の懐深くに隠された水場をどのように使うかは、ここで暮らす遊牧民の裁量に委ねても良いだろう。 羊の件は残念だったが、水場の発見は思いがけない収穫だ。 砂漠に暮らす者にとって、水は何よりも貴重なものなのだから。――そう気持ちを切り替えて。待ちかまえるアヤカシに引導を渡すべく、アイラ=エルシャは先行する仲間を追って門を覗きこんだのだった。 天儀より舞い下りた開拓者が見付けた水場が、 《ヴェル・デ=バジェ》に暮らす人々の間で《ジンの泉》と呼ばれ、重宝されるのはもう少しばかり先の話だ。 |