━━━━━━━━━━━━━━━━━…・・ (『極秘』と印章が捺されている)  資料一 疑似霊格所持者のみ閲覧可とする。  異界『実存<EXIST - イグジスト>』内での出来事を、時系列順に記したとされる表形式の資料をここに附す。  異界『実存<EXIST - イグジスト>』の観測、干渉を考える疑似霊格所持者各位は参考にされたし。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━…・・ ━━━━━━━━━━━━━━━━━…・・ ■時系列表 ┃疑似霊格所持者各位の知る「過去(状況)」とは異なる場合も散見される為、留意されたし。 ┃なお帰昔線事件以前の過去の出来事については、当該事件の影響で特に不安定となっている為、 ┃「?」付きとなっている(異界『実存<EXIST - イグジスト>』内で主に観測されている過去をここに記載) ┃ ┃ ┃ ┣17年前? ┃__間島崇之殺害事件発生。犯人は香坂友則。 ┃__クアドラと呼ばれる正体不明の女性が関わっていたと見られる。 ┃ ┣14年前? ┃__佐野一家殺害事件発生、長男の唯継のみ行方不明。 ┃__(→人知れず湖藍灰に保護され、後の空五倍子唯継となる) ┃__なお事件犯人は捕まっていない。 ┃ ┣12年前? ┃__草間武彦、茂枝霧絵(後の巫浄霧絵)の弟子として探偵見習いになる。 ┃__杉下神居(後の天藍)、茂枝萌(霧絵の娘)ともこの頃出会う。 ┃ ┣10年前? ┃__茂枝霧絵失踪。彼女の行方を負う中で杉下神居、茂枝萌も失踪。 ┃__(→茂枝霧絵、「虚無」の神と遭遇、虚無の神官として“巫浄”霧絵となる。杉下神居も天藍となる) ┃__草間武彦、師の後を継ぐ形で事実上独立し草間興信所を開く事になる。 ┃ ┣09年前? ┃__真咲御言、死を偽装しIO2を出奔。バー『暁闇』にて紫藤暁に拾われる。 ┃ ┣04年前? ┃__真咲誠名、IO2の任務中に“破壊者”ダリアに殺害され死亡。直後に刑部沙璃の体にて甦る。 ┃__後、程無く画廊『clef』を開く。 ┃ ┣03年前 ┃__帰昔線事件。界鏡現象発生。 ┃__幻の島事件を経、初期型霊鬼兵・零が草間武彦の義妹・探偵見習いとなり、 ┃__Ω(エヴァ・ペルマネント)が虚無の境界の技術によって「起こされ」る事になる。 ┃__一連の事件を経、IO2と虚無の境界の存在が各調査機関の間で周知となる(逆も然り) ┃ ┣02年前 ┃__誰もいない街事件。虚無の境界、東京を標的に定める。 ┃__IO2の一部(布津庄治と源氏博仁及び「ハイエナの子供達」)、真咲御言の生存を確認。 ┃__虚無の境界のポゼッショナーである鈴木氷雨、心霊テロ作戦の一環としてΩに殺害され死亡。 ┃ ┃ ┃ ┣★異界起点 20xx年10月後半 ┃__★A1★ ┃__茂枝萌、IO2構成員ヴィルトカッツェとして活動している事が確認される。 ┃__草間興信所所長・草間武彦、草間興信所から離れ、IO2に身を投じる(→ディテクター) ┃__(→過去の関係性を期待され、IO2から巫浄霧絵及び天藍の捜索及び対策の特別指令を受ける) ┃ ┃__★A2★ ┃__草間興信所は草間零を筆頭に、凋叶棕、エル・レイ、丁香紫、真咲御言らが留守を守っている。 ┃__通常業務の傍ら草間武彦捜索を続け、一部関係者が実際に接触。捜索対象の現状を知る。 ┃__(→なお、「するべき事がある為戻る予定はない」との旨のみ、当人から伝えられている) ┃__ディテクターと鬼鮫、付かず離れずの位置での草間興信所様子見の為、バー『暁闇』に密かに来訪。 ┃__(★旧版1話「東京怪談 remix FAITH-FATALITY ■ 01.『探偵』の来訪」★の位置がここ) ┃ ┃__★A3★ ┃__草間武彦と良く似た印象の別人(天藍)が各調査機関周辺で目撃される。 ┃__(→その人物はディテクターの持つ物と同型の呪物銃を持つ、虚無の境界幹部と判明) ┃ ┃__★A4★ ┃__アトラスでは、三下忠雄が長期出張中と言う名目でアトラスに姿を見せなくなる。 ┃__(→年齢逆行と言う謎の事態に見舞われており、三下忠と言う別人として取材活動中) ┃__(→神聖都学園怪奇探検クラブの面子、及び瓜二つの縁がある千明貴宣に世話になる事に) ┃ ┃__★A5★ ┃__列聖省にて福者とされる鵜堂竜一、アトラスに来訪。ルージュ・バーガンディへの挨拶目的。 ┃__(→この鵜堂竜一、ルージュ・バーガンディから不思議な程に嫌悪されている) ┃ ┃__★A6★ ┃__鈴木氷雨の兄である白王者社会部記者の鈴木冬夜が、アトラスに入り浸り始める。 ┃__(→主目的は行方不明中の弟、鈴木氷雨捜索の足し) ┃__(→捜索時に「虚無の境界」と言う謎の名称、及びオカルト的な情報が付いて回った為) ┃__(→一般の公には鈴木氷雨はただの行方不明者でしかなく、鈴木冬夜も一応ながらそう認識している) ┃__(→継続捜査となっている14年前の佐野一家殺害事件に並々ならぬ興味を抱いている節も) ┃ ┃ ┣約01週間後 ┃__★B1★ ┃__この頃より「“特定の傾向”を示す虚無の境界の心霊テロ」が目立ち始める。 ┃__鈴木冬夜、エヴァ・ペルマネント指揮下の虚無の境界構成員に攫われかける(未遂) ┃__キリエ・グレゴリオと草間零、同様に襲われるが危なげなく反撃、逆に構成員から情報を得る。 ┃__(→二人の得た情報により「強力な霊媒体質の、特に“男性”」が狙われている、と共通点が判明) ┃__(→とは言え“女性”なら狙われないと言う訳でも無い(零が襲われた事然り。“用途”が異なる模様) ┃ ┃__★B2★ ┃__真咲詠詞、真咲言波、真咲穣太郎(→ハイエナの子供達)が各調査機関周辺で目撃される。 ┃__(→今回のテロ対策に動いているIO2関係者にして真咲御言の義理の弟妹である事が判明) ┃__(→“生きて”いた真咲御言と遭遇し、「何故死を偽装し出奔した」と一悶着も) ┃__(→以前のディテクターと出奔後の真咲御言とに親しい関わりがあった事でも一悶着) ┃ ┃__★B3★ ┃__真咲誠名の元にIO2本部・国際外事部長官イーディス・クロフォードからの接触(連絡)あり。 ┃__(→軽い挨拶及び“真咲誠名が刑部沙璃の体で生きている事自体に理由がある”と仄めかす) ┃__(→自覚させ、自重させる事が目的) ┃__真咲誠名、各所の現況を調査。 ┃__(→何故今その話を仄めかされたか、各所の状況と関係あるのか、何が起きているのか) ┃__(調査対象:常盤千歳→刑事として見た周辺状況。刑部和司について) ┃__(調査対象:大杉俊江→地元裏社会・殺し屋組織周りから見た虚無の境界によるテロの現況) ┃__(調査対象:凋叶棕→草間興信所現況。大杉俊江情報の裏付け) ┃__(調査対象:水原新一→神聖都学園、アンティークショップ・レン他、周辺現況) ┃__(調査対象:ダリア→元の自分殺害時事情直接確認。スティングの様子が近頃変だとも偶然知らされる) ┃ ┃__★B4★ ┃__常盤千歳側でも真咲誠名の動きを嗅ぎ付け、刑部和司について重点的に調査。 ┃__(→刑部和司のIO2所属以来、連絡を取り合っても実際に会ってもいない) ┃__(調査対象:鬼鮫→IO2以前からの共通の腐れ縁になる為、現況を駄目元で) ┃ ┃__★B5★ ┃__(この頃、ディテクターと鬼鮫の姿が各調査機関周辺で散見。散発する個々のテロ対応に動いている) ┃__(→伝手を辿れば話程度は出来る位置に居る) ┃__(→この頃ディテクターと鬼鮫側でも刑部和司と伝手がつく) ┃ ┃ ┣約02週間後 20xx年11月突入 ┃__★C1★ ┃__「虚無の萌芽」と呼ばれる者達によるテロが頻発。表の凶悪事件としても目立ち始める。 ┃__(→「虚無の萌芽」は「虚無の神」の眷属として“目覚め”た者らしい。虚無の境界構成員とは異なる) ┃__(→真偽問わず「霊媒体質の“男性”」が手当たり次第に攫われ、殺害される事件多数) ┃__(→「霊媒体質の“男性”」が殺傷事件を起こす事も多数→何かが憑依させられている様子) ┃__IO2だけでなく各調査機関にも関連の調査依頼が舞い込み、それぞれで対応(表の警察も動いている) ┃ ┃__★C2★ ┃__バー『暁闇』にて紫藤暁周辺関係者より間島崇之殺害事件時と世間の現況が似ていると指摘あり。 ┃__事件当時の出来事詳細も知らされる。 ┃ ┃__★C3★ ┃__(この頃、幻美都が“自分がクアドラと呼ばれている、知らない筈の記憶”に悩まされる) ┃__(鵜堂竜一が怪奇探検クラブ周辺をストーカー=三下忠、幻美都周辺を探っている気配がある) ┃__(→三下忠が虚無の求める「霊媒体質の“男性”」の一人として狙われている可能性が示される) ┃ ┃ ┣約03週間後 ┃__★D1★ ┃__この頃より「“特定の傾向”を示す虚無の境界の心霊テロ」の「目的」が各所で推測され始める。 ┃__(→「霊媒体質の“男性”」を「神を降ろす“器”」として確保? もしくは「生贄」として殺害?) ┃__(→“器”に御霊たる新皇・平将門の“荒魂”を召喚する事での破壊活動?) ┃__エヴァ・ペルマネント、心霊テロ実行(準備)中に草間零に遭遇、一時的ながら阻止される。 ┃ ┃__★D2★ ┃__IO2、実働部隊に対し「器」候補の守護及び難しければ破却(器や贄に使えぬ様殺害)せよと指令あり。 ┃__(→後者について一部からは「それ自体も虚無の神を奉じる力になってしまう」と反発も) ┃ ┃__★D3★ ┃__鈴木冬夜、鈴木氷雨の死とその真相を知らされる事で箍が外れ、ポゼッショナー能力覚醒。 ┃__虚無の境界の画策により強力な荒魂(正体不明)を憑依、数多を巻き込んだ暴走の末、憑坐死亡。 ┃__(→実行者:エヴァ・ペルマネント、補助として湖藍灰) ┃ ┃__★D4★ ┃__アトラスにて鈴木冬夜が遺した調査報告により佐野一家殺害事件の犯人が鵜堂竜一である事が判明。 ┃__応じて湖藍灰が空五倍子唯継に当時の事情を明かす。 ┃__(→虚無の境界が狙う「強力な霊媒体質の“男性”」の最適者が空五倍子(佐野)唯継である事) ┃__(→その事自体を湖藍灰が封印し本人にさえ隠し通して来た事) ┃__(→鵜堂竜一は恐らく「虚無の萌芽」としてかなり以前から暗躍している) ┃ ┃__★D5★ ┃__ルージュ・バーガンディによる鵜堂竜一の警戒、嫌悪の理由も明かされる。 ┃__(→鵜堂竜一の行動一つ一つに以前から不審死(=虚無への贄?)が纏わりついている事が多過ぎた為) ┃__(→バーガンディは何故か「まるで呼ばれた」様に何度も「事後のその場」に居合わせている) ┃ ┃__★D6★ ┃__幻美都、クアドラの記憶と同調し「虚無の萌芽」として覚醒、三下忠を殺害。 ┃__(→荒魂(正体不明)を憑依させ、暴走させる方法にて) ┃__(→巻き込まれて千明貴宣及び、怪奇探検クラブメンバー他数名死亡) ┃ ┃__★D7★ ┃__真咲誠名、イーディス・クロフォードから“仄めかし”の真意を聞く。 ┃__(→虚無対策に刑部の血を後世に残す保険目的。最後の“女性”を外法ででも生かし続ける為) ┃__(→刑部和司を確保しているのも同様の理由。故に「二人とも生きていて貰わなければ困る」) ┃__(→真咲誠名、イーディスについても敵と認識。これまでの調査を基に独自に現況を覆す道を模索) ┃ ┃__★D8★ ┃__スティング、「虚無の萌芽」として覚醒、真咲誠名を殺害。 ┃__(→誠名側で調査結果を基に鵜堂竜一を警戒する中、盲点を衝かれた形) ┃__それを受け、ダリアがスティングを殺害。 ┃__(→ダリアは元々誠名に拘りがあった為、横から奪われたと認識。以後行動の無軌道さに拍車が掛かる) ┃ ┃ ┣02日後  20xx年11月半ば ┃__★E1★ ┃__IO2、「“特定の傾向”を示す虚無の境界の心霊テロ」の「目的」を将門の“荒魂”召喚と断定。 ┃__(→即ち“荒魂”として起こす事で東京守護の力を反転し東京自体の大規模破壊を狙っていると判断) ┃__(→「器候補」が比較的手当たり次第なのは、守護の和魂を怒らせ“荒魂”にする為の準備と見做せる) ┃__将門調伏伝説に倣い太元帥法の修法開始、及びIO2最終手段シルバールークの出動準備、待機指令発動。 ┃__(→現場では逆効果になりかねないのではと懸念も) ┃ ┃__★E2★ ┃__関係各調査機関、被害状況等、現状を整理。 ┃__(主に巻き込まれ方が酷い草間興信所とアトラスが拠点) ┃__(→「虚無の萌芽」として確認済なのは鵜堂竜一、幻美都(クアドラ)、スティング) ┃__(→内、スティングのみダリアに殺害されている) ┃__(→「器候補」として(最終的に)殺害されている関係者が鈴木冬夜、三下忠) ┃__(→スティングによる真咲誠名の殺害については「器候補」とはやや逸れた理由と思われるが詳細不明) ┃__(→三下忠暴走時巻き込まれた被害者は千明貴宣、瀬名雫、双葉時生、イオ・ヴリコラカス、他二人) ┃__(→生き残っている関係者の「器候補」が空五倍子唯継で、湖藍灰の話から本命と見られている) ┃__(→湖藍灰は空五倍子の選択を尊重予定、虚無の境界構成員としての活動を放棄) ┃ ┃ ┣当夜~翌未明 ┃__★F1★ ┃__IO2実動部隊、太元帥法を終えるまでの可能な限りの時間稼ぎに打って出る。 ┃__(→それで間に合わなければシルバールーク出動での時間稼ぎもしくは直接殲滅に移行予定) ┃ ┃__★F2★ ┃__空五倍子唯継、IO2の「時間稼ぎ」に協力。 ┃__(→潔斎の上、結界内に籠る。最大限目立たせ心霊テロリストへの囮に(同時に厳重に保護される) ┃__(→佐野氏は俵藤太の子孫とされ、将門を降ろす対象にする事自体が御魂暴走の引き金と思われる為) ┃__(→霊媒としての適性と仇敵子孫としての不適性が虚無の境界が狙う“荒魂”の器として最適の理由) ┃__自動的に湖藍灰もIO2の「時間稼ぎ」に協力。 ┃__他、関係各調査機関もそれぞれの形でこれら事象に協力を始める。 ┃__(→空五倍子以外の在野の器及び生贄候補と見られる者の守護、心霊テロリストへの対応を個々に適宜) ┃ ┃__★F3★ ┃__(この頃、場に流れる“気”のバランスが偏重、ありとあらゆる場で歪みが起きている) ┃__(→「虚無の萌芽」の一人(スティング)が目覚めた直後に欠けた事が一番大きな理由) ┃__(→真咲誠名≒刑部沙璃の体、の殺害もこのバランスを崩す為と言う理由が大きい、らしい) ┃__(→「虚無の萌芽」の一挙手一投足は意図せず周辺の気の流れに多大な影響を与える、らしい) ┃__(→その方が「虚無の萌芽」が目的を達し易い=“虚無の神への奉仕”の成功率が高いのはその為) ┃ ┃__★F4★ ┃__ダリア、心霊テロリストへの対応を取る中、IO2及び湖藍灰の一瞬の隙をつき空五倍子唯継を殺害。 ┃__(→直前までは全く兆候が無く、場の歪みの影響で攪乱もされ、湖藍灰の対応も致命的に遅れた模様) ┃__(→気のバランス偏重により空五倍子保護の結界にも予期せぬ歪み、綻びが出来ていた) ┃__(→ダリアの目的は手当たり次第の“霊的に目立つ輩”の殺害。「IO2への対応協力」はしていない) ┃__湖藍灰、ダリアを殺害。 ┃__(→空五倍子唯継殺害を受けての殆ど反射行動で、直後即座の出来事) ┃__(→ダリアの持っていた魔神/邪神級魔力が場に溢れ、予期せぬ新たな“荒魂”一柱の暴走同然に) ┃ ┃__★F5★ ┃__場の歪みとダリアの遺した魔力の影響を受け急転、更に関係者の負の感情を贄とし“虚無”の神威急上昇。 ┃__(→虚無の神官巫浄霧絵、荒ぶる虚無の神の制御を試みるが飲まれ掛ける) ┃__(→茂枝萌が霧絵の元に駆け付けようとするが、ディテクターが庇う形で止める) ┃__(→天藍、霧絵の虚無の神制御への助力に駆け付け、虚無の神の力から霧絵を庇う形で絶命) ┃__(→杉下神居が天藍となったのは霧絵と共に在る為にだけ。これより後はディテクターに霧絵を託す) ┃ ┃__★F6★ ┃__虚無の神、神官たる巫浄霧絵の感情に呼応し更に荒ぶり、敵味方の別無く完全に暴走(予定外) ┃__(→「虚無の萌芽」を全員取り込む) ┃__(→IO2の太元帥法、シルバールークも当たり前の様に潰す) ┃__(→虚無の境界構成員、救いを求め虚無の神の贄として自滅する姿も散見) ┃__(→逆に我に返って逃げる者や止めなければと思う者も出て来る。元々の敵味方の意味が消滅) ┃__(→巻き込まれる形で周辺のささやかな霊的存在も取り込まれ始める) ┃__(→一般人や周辺にも謎の自然災害(地震・台風・落雷等)の如き被害が出始める) ┃ ┃__★F7★ ┃__湖藍灰はじめ人界に居る鬼家の仙人、咄嗟の応急処置として場の歪みを正すべく気の流れの調整を開始。 ┃__(→但し相手が“虚無の神”である以上、状況を覆すには“人間”の虚無に抗する意志が必須) ┃__(→一部人物(“太陽の力”に分類される能力を持つとされる者)に調整の協力を要請) ┃__(→該当人物:真咲御言、ルージュ・バーガンディ、刑部和司、真咲言波、布津庄治) ┃ ┃__★F8★ ┃__鬼家の仙人のバックアップを受け、虚無に抗する意志に賛同し応じた者達で対“虚無の神”総力戦となる。 ┃__(→真咲御言、刑部和司、真咲言波は可能な限りの能力解放で虚無の神暴走への直接対応) ┃__(→草間零、エヴァ・ペルマネントも怨念の制御を可能な限り奪う形で虚無の神暴走への直接対応) ┃__(→ディテクター(草間武彦)、茂枝萌は虚無の神官・巫浄霧絵個人への呼び掛けを) ┃__(→他、上記対応者の援護に出る者、負傷者や一般人の保護に向かう者多数) ┃__(→ルージュ・バーガンディと布津庄治は分類は該当していても振るえる力の規模が小さい為、援護側) ┃ ┃__★F9★ ┃__“虚無の神”と“神官”への直接の対応に出た者、及び巫浄霧絵の犠牲と引き換えに“虚無の神”消滅。 ┃__(→F8項にてルージュ・バーガンディと布津庄治“以外”の名が上がっていた八人、全員死亡) ┃ ┃__★G1★ ┃__この『異界』を司る核霊『実存<EXIST - イグジスト>』、真咲巽の姿を取り、生存者に選択を迫る。 ┃__選択事項:1:“虚無の神”の滅びたこの流れを確定させるか、 ┃______:2:犠牲が数多有り過ぎたこの流れを棄却し、「無かった事」にするか。 ┃ ┃ ┃ ■以降、不明。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━…・・ ━━━━━━━━━━━━━━━━━…・・ (『極秘』と印章が捺されている)  資料二 疑似霊格所持者のみ閲覧可とする。  以下に異界『実存<EXIST - イグジスト>』内に於ける特殊な前提状況を記す。 ■場所や同席者の詳細が不明な出来事は、記載されている関係者(NPC)の行動半径の何処ででも起こり得る。 (NPCの行動半径内で自然に有り得そうな場所でとお考え下さい。こちらに任せて下さっても御指定下さっても) ■鈴木冬夜、鵜堂竜一は、実存異界内でのみ存在していると思われる。  逆に、実存異界外では存在するのに、実存異界内では存在しない人物も一定数居る。  また実存異界内外で、行動指針が著しく異なる個人も多数存在する。 (「当方の『東京怪談』クリエーターNPC」と「当方の『東京怪談』施設・組織等の設定」サンプル、もしくはトピックスの「業務連絡色々」内にURLが上げてある東京怪談の異界個室が閲覧出来そうなら、そちらにてある程度確認可能) ■空五倍子唯継=佐野唯継とされるのは実存異界内のみ。  実存異界外ではその辺りの経緯は不明。 ■真咲御言生存のIO2内に於ける周知度合いが実存異界内外で異なる。  異界内では誰でも知る公然の秘密状態、異界外では布津庄治と源氏博仁の二人までで情報が止まっている。 ■真咲誠名が刑部沙璃の身体で生き続けている事に他者の思惑があるとされるのは実存異界内のみ。  実存異界外では完全に不明。 ■間島崇之殺害の切っ掛けになった女性がクアドラである事も実存異界内のみ。  実存異界外では不明。 ■三下忠雄の不在、三下忠の存在は実存異界内のみ。  また三下忠雄=三下忠である事は知る人ぞ知るで、基本的には秘密とされている。 ■『実存』は滅びを望む『虚無』の力から反発した“人の思い”から自然発生的に生み出された異界と思われる。  即ち目的は“『虚無の神』を滅ぼす事”と思われる。 ■実存異界当該核霊の「能力(奇蹟)」は、 “『有り得た過去の枝』を異界内現実に繋がる流れとして選択する”事及び、 “異界内の出来事と言う「経過と結果」を「異界外へ反映(現実化)」する事”に特化していると思われる。 (……他、どうしても気になる不明点等ありましたら、FLででもお問い合わせ下されば、こちらのクリエーター個室にてその回答を随時表示していく予定です(ここなら最速で対応出来ると思うので) ━━━━━━━━━━━━━━━━━…・・ ━━━━━━━━━━━━━━━━━…・・  これら複数の事象が『現実』とすり替わっているか否か、我々は観測出来る立ち位置に無い。  観測が可能な者、即ち観測地『東京』にて疑似霊格を持つ者よりの観測結果、調査報告を請う。  以上。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━…・・