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『  美しき景観と、その裏の真実    』
海原・みなも1252)&藤凪 一流(NPC4515)
      
「結構、人が多いね」
 みなもの隣で、少年が声をあげた。
 橋を渡って山内の寺に入ると、中は大勢の人で賑わっていた。
 朝も早いのに、さすがは世界遺産の地というべきだろうか。
「紅葉シーズンになると、もっとすごいですよ」
 少年、一流の言葉に微笑んで見せる青髪の少女。
 いつもお世話になっているお礼にと、日光までの小旅行を提案したのは彼女の方だった。
 事情を話すとみなもの父が費用を負担してくれ、互いのスケジュールを合わせた上で、ようやくそれは実現した。
 輪王寺の宝物殿、回遊式庭園の逍遙園などを見て回り、東照宮の石段前まで来ると、人ごみは更に増した。
 遠近法をうまく使った森厳な石鳥居を抜けて、校倉造の三神庫、神馬が出勤する神厩舎を見ていく。
 多種多様の彫刻に彩られた陽明門は、日暮門の別名の通り、いつまで眺めていても飽きないほどのものだった。
 とはいえ、そう思うのは皆同じ。人が密集し、カメラや携帯電話を向ける人たちでごった返す。
「なんか柱が一本だけ逆になってたね」
 門から少し離れたところで、後ろを振り返るようにして一流が言った。
「魔除けの逆柱ですね。『形あるものは完成した瞬間から崩壊が始まる』ということで、わざと完璧でない部分をつくったとか」
 みなもが説明すると、「へぇー」と感心の声があがる。
 有名だが以外に小さな眠り猫の彫刻がある門をくぐり、奥社をまわって最後に本地堂へと参る。
 鳴き竜の天井画で知られる場所だ。
 竜の頭の下で手を叩くと、鈴のような音が聞こえる、という仕組みなのだが、大勢でてんでにやってはわからないので、ガイドのような人が拍子木を持って見本を示す。
 確かに、天井と床が共鳴して細く涼やかな音色が響き渡った。
「でもやっぱり、自分で試してみたかったねぇ」
「以前来たときはできたんですけど……」
 残念そうにつぶやく一流に、みなもが何故か申し訳なさそうに答える。
 紅葉前とはいえ、団体客も多く一つところにとどまって、じっくり見物するのは難しそうだった。
 半ば流されるようにしながら、どんどん次へと進んでいく。
 二荒山神社では洞窟から湧いた霊泉があった。
 清らかなおいしい水を口に含んで、喉を潤す。
 更に進むと、本殿を囲んだ透塀の傍らに、傷だらけの灯籠があった。
「化け灯籠って呼ばれているんですよ。火を灯すと、怪しい姿に変わったそうです」
「へぇー、じゃあコレ、もしかして刀傷?」
 銅製の灯籠をしげしげと眺める一流。
「おもしろいね、そういう言い伝えって。何かに使えそうだ」
 何かに……そう。ここへは、ただの観光だけでやってきただけではないのだ。
 世界遺産の観光地である日光を参考にして、夢の世界への観光旅行に役立てられればと、そういう思惑もあった。
 東照宮を出ると輪王寺大猷院をまわる。
 色彩鮮やかな二天門を通り、拝殿の格天井に描かれた紺地に金の竜たち。そして唐獅子の障壁画。
 東照宮よりは地味だが、その代わりセンスがあるように思える。
 世界遺産の二社一寺、プラスαを見終えると、みなもは更に奥に続く道を指さした。
「藤凪さん。こっちの滝尾神社っていうのも行ってみませんか?」
「まだあったんだ。これで終わりかと思ってた」
「あたしも、前に来たときは行かなかったんですけど……」
 そっちの方には、あまり人が行っていないようだった。
 あまり大したところじゃないんだろうか?
 何となく、互いに顔を見合わせる。
「せっかくだし、行ってみようか」
 一流の賛同を受け、みなもは笑顔でうなずいた。


 森の中の歩道は、先ほどの喧騒とは打って変わって静寂に包まれていた。
 延々と続く石畳を、2人はゆっくりと登っていく。
 苔が生えていてすべりやすいところもあるので注意が必要だった。
 しばらく歩き続けると、石碑が見えてきた。
「何々、大小べんきんぜいの碑……。って、大小便禁制?」
「ここからは神域だから、でしょうね」
 その先に続く山道を見やり、みなもが答える。
「そう考えると、なんか気が引き締まるよね。……そうそう、トイレといえばさ、東照宮に西浄ってあったでしょ。朱塗りの建物。遠目にしか見れなかったけど、あれって確か神様専用のトイレなんだって?」
「あ、はい。そうですよ。ですから、中には入れませんけど」
「生理現象にもきちんと気を遣う。そういうのって、ちょっと笑えるけど大事なことだよね」
 そういって、楽しげにスキップをし始める一流。
「藤凪さん、危ないですよ」
 みなもは慌てて止めに入るが、思わず顔がほころんでしまう。
 元々いつも笑顔を絶やさないような相手だが、自分の誘った場所を気に入って、喜んでくれるのはやっぱり嬉しい。
 更に進んでいくと、どこからか水音が聞こえてくる。
 道の先には、滝があった。
 細い糸が連なるような、優美な姿。その名も、白糸の滝。
 涼しげな水音を立て、心を洗い流してくれるような流れだった。
「……キレイですね」
「うん。きてよかったね」
 そういえば、今日『キレイ』と口にしたのはこれが初めてなのではないかと、みなもは思った。
 豪華絢爛、彩り鮮やかな建築物は、いくつも見てきた。
 その美しさに感動もした。だけど……。
 人が多すぎたせいなのだろうか。それとも人工物と自然の違いなのだろうか。
 受ける感動の種類が、どこか少し違うような気がした。
「見て、鳥居だ」
 石鳥居を指さし、一流が声をあげた。
「運試しの鳥居だって。ほら、あの真ん中の穴に小石を投げて通すらしいよ。3回やって、通った数で運を試すみたいだ」
 近くに立ててある看板を指さし、はしゃぎ出す一流。
「藤凪さん、好きそうですね」
「うん、大好きです。やってみようか、やってみるね」
 うきうきしながら、早速小石を探し出す。
「ほら、みなもちゃんも一緒に」
 その様子を見守っていたみなもにも、声をかける。
 1つ年上なのに、まるで子供のようだった。
「よし、じゃあまず僕から行くよ」
 気合の入った表情で、じっと鳥居を見る。
 コン。
 小石はわずかに穴からそれて、下に落ちた。
「あ、惜しい」
 思わず声をあげるみなも。
「くそ、もう1度」
 もう1度よく狙って投げると、今度は穴を通過した。
「よぉし、これで最後だ!」
 みなもはそれに拍手で答える。
 最後の小石。それもまた、見事に通過する。
 再度、大きな拍手を送った。
「すごいですね、藤凪さん」
「なんの、これでも運はある方なのさ」
 1つ外れたことはさておいて、一緒になって喜ぶ2人。
「ささ、みなもちゃんも」
「で、でもあたし、あまりそういうのは得意では……」
「運試しだよ。そんな気難しく考えなくてもさ」
 とはいえ、高い場所にある穴に目をやると、とてもじゃないが通るような気がしない。
 みなもはそれでも、せっかくだから小石をきゅっと握りしめる。
 ふわりと風が頬を撫で、緊張がほぐれた。
 ごく軽い力で、しゅっと小石を投げてみると、それは見事に穴を通過した。
「わ、すごい!」
 一流が驚くその横で、みなもは得意になるでもなく次の小石を投げてみた。
 不思議な感覚だった。まるでそうなることが決まっていたかのように、小石は穴の中に吸い込まれていく。
 2つめ、3つめと、全ての小石が難なく通過する頃には、一流は声をなくしてしまっていた。
「強運だね」
 感嘆のため息と共に、ようやくつぶやく。
 滝尾神社の社殿はあまり大きくはないものの、何やら神秘的な雰囲気のところだった。
 その後方には、無念橋……通称、願い橋というところがある。
 とてつもなく短い石橋だが、それを自分の年齢と同じ歩数で渡りきると願いが叶うのだそうだ。
 みなもは13歩、一流は14歩。
順番に挑戦して、2人とも見事に成功する。
「願いが叶うってさ」
「……じゃあ、観光旅行、うまくいくんでしょうか」
「あはは、やっぱりそれなんだ。もっと私利私欲のお願いでもいいのに。でも、何かみなもちゃんらしいね」
 真剣に聞き返すみなもに、一流は笑って答えた。
「でも、そうだね。今はそれが一番の願いごと、だよね」
 それから、縁結びの笹というものにもチャレンジする。
 親指と小指だけで笹を結べると、良縁に恵まれるらしい。
 互いに苦戦しつつも、何とか結ぶことができた。
「中々おもしろかったね」
「本当に。どうしてこんなに人が少ないんでしょうね」
 もったいない、とは思うけれど、大勢の人がいたら順番待ちだけでも大変だろうと思うと、ここはこのままでいいような気がした。
 こんな静かな場所まで、喧騒の渦に巻き込んで欲しくはない……。


 その後、日光山を出て昼食をとった。
 ゆば蕎麦にゆば寿司と、日光の名物のゆば料理を堪能した後、バスで中禅寺湖へと向かった。
 こちらにも二荒山神社の中宮祠や中禅寺などの寺社があるものの、そこはさておき、日本三大名瀑の一つ、華厳の滝へと向かう。
 有料エレベーターを使って観爆台につくと、さすがに圧巻だった。
 高さ約100メートルの岩壁を、一気に落下している。
「迫力だなぁ」
「残念だから、人工だけどね」
 一流が感心していると、近くで嘲笑めいた声があがった。
 2人は一緒になって顔を向ける。
 三脚つきのカメラを持った、おじさんだった。
「え、この滝って……自然にできたものじゃないんですか?」
「いや、一応は自然にできているんだけどね。堰があって、水量は人工的に調整されているんだよ。それに岩は崩れないように固定してあるし、自然のままとは言えないだろうよ」
 人の手が加えられた景観。それは仕方のないことなのかもしれない。
 だけどその事実は、感動を薄くする力があった。
「お嬢ちゃんたちは、中禅寺湖は見てきたのかい?」
「あ、いえ。行ってないです。これから戦場ヶ原に向かうつもりですし……」
「あそこもね。一見するとまだまだ綺麗だが、水質は悪化してるんだよ。帰化植物のコカナダモに悩まされているしね」
「帰化植物?」
「人間の持ち込んだ外来種のことだ。戦場ヶ原に行くんなら、そこでも目の当たりにすると思うよ。あそこを通る湯川は、中禅寺の源泉でもあるから」
 おじさんの言葉に、二人は思わず顔を見合わせる。
「そういうのを見ることも肝心だよ。観光地だからって、綺麗なものばかりじゃない。君たちにはまだ、難しいかもしれないけど……」
「いえ……どうもありがとうございます」
 その忠告に、みなもは丁寧に頭を下げる。
 それはきっと、自分たちが考えなくてはならないこと。
 年齢なんて関係ない。みなもの場合は観光案内がキッカケになったけれど、本当は誰もが目を向けなくてはいけないことなのだ。
「……行こうか」
 名所の滝を早々に退出し、バス停に戻ろうとしたときだった。
 目の前を歩いていた女性が、猿に襲撃されていた。
 どうやらビニール袋をエサだと思っての行為らしい。
 ひったくって、今度はこっちへと向かってくる。
「きゃ……っ」
「背を向けちゃダメだ。目を合わせないように、ゆっくり後ずさるんだ」
 逃げようとしたみなもの手をつかんで、一流が言った。
 幸い、2人はビニール袋や匂いがするような食べ物を持ってはいなかった。
 野生の猿はしばらく2人を睨むように見ていたが、さっと道の向こうに身体を隠した。
「はぁー、緊張したぁー」
「大丈夫ですか?」
 ため息をつく一流。一方、みなもは襲撃を受けた女性に駆け寄った。
 どうやら怪我はないようだった。
 それを確認して、とりあえずほっとする。
「猿の餌付け禁止されてるみたいだけど、一度エサもらうのに慣れたら、そりゃ向こうは欲しがるよなぁ……」
 それこそ、奪ってでも。とばかりに頭をかく一流。
 立派な環境破壊だ。人間の勝手な行動が、生態系を乱していく。
 それは哀しいことに、ここだけの問題ではない。


 高層湿原の戦場ヶ原は、随分と涼しいところだった。
 草花の中に木製の遊歩道がつくられていて、湿原には入れないようになっている。
「最近じゃ乾燥化が進んで草原になろうとしてるらしいぜ」
 後ろにいる観光客が話す声が聞こえてくる。
「元々、湖だったところが土砂で埋まって湿原になってたんだけどさ……」
 簡単な成り立ちを説明している。それを聞くともなく耳にしながら、2人は進んでいった。
 狭い遊歩道は、行列のように人が群がっていた。
「そういえば、帰化植物ってどれのことなんだろうね」
 不意におじさんの言葉を思い出し、一流がつぶやいた。
「オオハンゴンソウのこと?」
 すると背後にいた若い男が声をかけてきた。
「背が高くて黄色い花のことだろ? そろそろ開花時期が終わるから見当らないんじゃないかな。そうでなくても、この辺りはボランティアの人たちが頑張ってるし」
「ボランティア?」
「そうだよ。在来種を護るために、繁殖力の強すぎる外来種を抜きとっていってんだ」
 男は得意そうに声をあげる。
「他にも、鹿に食われないようにネットをはるボランティアもあるんだぜ。最近は鹿が大量に繁殖してるからな」
「そうなんですか……」
 ボランティアの人たちが、土地を護っている。
 それはすごく素敵なことのように思えた。
 ただ、そうせざるを得ない環境になっているのは、やっぱり哀しいことだけれど。
「それよりも問題は、湯川の釣り人だよ。川は汚れるし草は踏み荒らされるし。許可が出てるってだけでも信じられないぜ」
 見た目はどちらかというと不真面目そうというか、好きに遊んでそうなタイプなのに、どうやら自然を大切にする人らしい。
「釣りってそんなに影響あるんですか?」
「程度にもよるけどな。エサを大量にまくことになるし、場合によっては釣り針だのルアーだのまで流すことになるし」
 一流の言葉に、苦々しく答える男。
「でも、それならどうして地元の人たちは止めないんでしょうか」
 止めることで観光客との不和は生じるかもしれないけど、と声をあげるみなも。
「金になるからさ」
 だがそれに、吐き捨てるような言葉が返る。
「商売人にとっちゃ、金になるもんだから譲れないんだ。観光地ってそんなもんだろ。関連グッズや名産品も含めてさ」
 言われて、みなもは名産や特産、限定品などと銘打った品々がところせましと並ぶ店の連なりを思い出す。
 賑やかな場所に店が並んでいるのは当然のことだ。
 だけど確かに、世界遺産の近くにあるのはそうした観光客目当ての店ばかりだったように思える。
 それによって、成り立つ商売が沢山あるのだ。
 今更それをやめろというのも無理な話だろう。
「でも、地元人でも気にかけている人たちは沢山いるわ。ボランティアの人だってそうだし、環境協会でもゴミ拾いとか帰化植物の除去作業を含めた体験ツアーを企画しているみたいだし」
 男と一緒にいた女性が、地元の人たちをかばうように反論する。
「体験ツアー? そんなのあるんですか?」
「そうよ。学習ツアーっていってもいいかな。他にも鹿や猿の影響だとか、水質について学ぶものもあるみたい」
 みなもの質問に、女性はにっこりと笑みを浮かべる。
 そうなんだ……それは、すごく参考になるかもしれない。
 本当はそんなのが必要にならないのが一番だけど、それでも安全策のためにも考えておかないといけないことだ。
 青木橋というところを抜けて森の中を歩いていくと、泉門池というところに辿り着く。
 綺麗な湧き水のある、素敵な場所だった。
 広いスペースには椅子やテーブルが置いてあり、多くの人が休憩していた。
 賑やかな場所。人が集まる場所。
 それは同時に、ゴミが出やすい場所でもあるのかもしれない。
 コンビニの袋、お弁当の箱、空き缶にペットボトル。
 美しい景観を前にして、どうしてそんなことができるのかと不思議になるくらいに周囲に散乱している。
「……ここの湧き水も、以前は飲めたらしいんだけどな。今はもう、無理だろうな」
 ため息と共につぶやいて、袋を取り出して散らばったゴミを回収していく。
 彼らもまた、ボランティアで来ているのだとそのとき気がついた。
 そんな最中にも、また別のところでゴミが投げ捨てられる。
 やるせない光景だった。
 みなもと一流は、どちらからともなく、それを手伝い始めた。
 その場所はとても美しかったので、ゆっくり見たい気はしたけれど。
 延々と歩いていたので、足を休めたい気もしたけれど。
 それよりも、散乱したゴミの方が気にかかったのだった。
 滝尾神社に続く道は、綺麗だった。
 だけどそれは神域だからというよりは、ただ通る人が少ないからなのかもしれない。
 そう思うと、余計に哀しくなってしまった。


 帰りのバスは、めちゃくちゃに混んでいた。
 道自体も渋滞で、ほとんど進まない。
 今でこれなら紅葉シーズンは一体どうなるのだろうと、想像するだけでもため息が出る。
 東京についたのは、予定よりも随分と遅れてしまった。
 一応親には連絡していたものの、きっと心配しているだろう。
「――運が、よかったのかもしれませんね」
 運試しの鳥居を思い出し、みなもはぽつりとつぶやいた。
 どっと疲れてしまったけれど、おかげで観光地の裏事情というものを垣間見ることができた。
 見事なまでの世界遺産や自然環境。それに伴う、沢山の弊害。
 それらは全て、みなもの望んでいた『見本』の一つだった。
 いいものを取り入れるだけじゃいけない。悪い面も知って、それを改善する方法を学ばないといけないんだ。
 それはゴミ拾いの際に、あのカップルとも議論したことだった。
 ゴミ箱がないからそこらに投げ捨てるんじゃないか、いやゴミ箱があれば捨ててもいいんだと思って余計に持ち帰る人がいなくなる。だけどゴミを捨てるところがなければ帰り道に捨てるだけ……等々。
 どうすればいいのか、それはそう簡単には答えが出ないことなのかもしれない。
 だけど諦めずに向き合っていくことが肝心なのだ。
「そうだね。僕らは運がいいんだよ。だから一緒に頑張ろう。願いはきっと、叶うはずだから」
 一流はみなもの言葉に、軽くウインクをして見せる。
 空には、星が輝いていた。
 年若い2人が願うには、あまりにも大きな夢。叶えるのは難しい願い。
 けれどきっと、叶うはず。
 決して諦めることなく、頑張ることができたなら――。
PCシチュエーションノベル(シングル) -
青谷圭 クリエイターズルームへ
東京怪談
2008年09月16日

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