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『記憶調べ 〜少女の思い出〜 』
セレスティ・カーニンガム1883)&モーリス・ラジアル(2318)&マリオン・バーガンディ(4164)&(登場しない)

■水

 リンスター財閥ともなれば今や有数の財閥で世界的に有名になりつつある。例えばそれは、田舎のおばあちゃん方にはわからないものかもしれない。が、一度財界に顔を出す人間ともなるとその頭文字を聞いただけであの財閥か、とすぐに思い当たる程度には有名な財閥なのだ。
 頂点に立つ者が自分の信頼出来る者達だけを集め、育てた財閥は十分育ち今も尚、その成長を続けているのだから、知ったかぶりの有名人の口からは。
『ああ、あの財閥の総帥なら今五代目だよ? 俺は知っているさ』
 などという無意味な噂が立っていても仕方は無い。
 何せ昔から財閥を支える青年の美貌、そして宝石の如く輝く雰囲気からは決して五百数十歳とあり得ない数字は出てこないものだろうし何より、リンスター。これは当主であるセレスティ・カーニンガムの本名ではない。

「おや、マリオン随分な事をしておりますね?」
 昼ももうとうに過ぎた夏の夕方。セレスティは自分の身体的にはまずまずの時間に起きられただろうかと首を捻りながら車椅子に身体を預け部下の心配をよそに二階にある離れの一つにやってきた。
「こうして見るととっても涼しいのですよ。 セレスティさま」
 離れの部屋、ないし屋敷はこの土地には主が困らない程度に確保してある。この離れもその一つだ。一階にも同じ造りの場所があるがその丁度真上の部屋となっていて、屋根の上からは水が滴り落ち窓際で小さく跳ねる仕様になっている。
 人魚という身体が前提のセレスティ故に離れにもこうして立ち寄る機会の多い場所には大抵海や水、何より涼しさを保てるよう全てにおいて工夫がされているのだ。青の深海に居る、それは主にとって相応しい光景。黒い点としか見えなかった影がそうして自分を迎え入れた部屋に信頼出来る者の一人、マリオン・バーガンディの姿を青い水面に捉えて起きた時同様、首を傾げた。
「透明な裸石に水が入っていて素敵なのです」
 ね、と黄金の琥珀色が主へと同意を求めている。
「ええ、確かに。 マリオン、なんだか贅沢な涼みですね」
 マリオンがこうして自分を出迎えるのは珍しい事ではない。寧ろ、こと美術品に関しては積極的に主を見つけにやってくる。つまりは『おねだり』をしにやって来る事が大半なのだが、今日の彼は何を考えたのか美術品よりは石への感心を迫っているようで。
「セレスティさまもどうぞなのです」
 石は軽くカットの入った硝子の容器に入れられ、マリオンの二つの手に収まる程度の大きさに数十個という単位の裸石が水に浮き沈みを繰り返している。
 これはとても簡単な方法だ。透明な宝石の裸石を硝子の容器に入れ、離れの屋根から流れ落ちる水を窓からすくっては流し、すくっては流しを繰り返すのだ。心なしかマリオンの服の裾は上げられ、少し濡れてしまった所を時折気持ちが悪いと苦笑いを零しながら大切な石を流さないように主の目に届く所に持ってくるのだ。
(なんだかマリオンらしくないですね)
 いや、逆に彼らしい、と言うべきだろうか。
 夕方になってもまだ日が沈まない夏の季節であれば当たり前ではあるが、離れは電気よりは太陽の光に大きく左右される光の量となっているのだから、よくよくマリオンを見ればオークションのカタログが一つ小さく畳んで置いてある。
「なかなか美しい水です。 ふふ、マリオンこの石達の中に仲間はずれが居るのは一体どうしてですか?」
 前者は屋敷を管理する者に対してのセレスティの感謝の意味ではあるが、後者にはマリオンの瞳が輝いた。
 セレスティの手に渡った硝子の容器は丁度上からどんな宝石が入っているかが鑑賞できる広さであり、さして大粒でもない宝石の、けれど『透明な石』だけ集めれば簡単にこの屋敷内に保管されている宝石に一つ穴があるのが分かる。
 アクアマリン、ルビー、サファイアと数えればきりが無いが、大きさで言うこの程度で自分達の気に入るクラスとなれば数も限られてくるのだから、足りない物は唯一つ。
「かのアレキサンドライト嬢がありませんよ、マリオン?」
「それはですね…」
 瞬時に猫が飼い主に撫でられた様な仕草でセレスティに擦り寄るマリオン、どうやら指摘したのは彼にとって正しい事であったらしい。畳んであまり自分に見つからないように工夫してあったオークションのカタログを取り出すと大きく見開いて数ページ後ろの出品を一つ、指差した。

「これです、セ…」
「…レスティ様、起きられたのですか?」

 見事に後輩が言って先輩がその続きを口にする。とても仲の良い風景だ。セレスティは金糸とエメラルドの瞳を持った青年が慌しく入ってくるのと同時に閉口してしまったマリオンを見る。
「どうしました?」
 若い緑色の瞳を持った青年は言葉の次を続けようと口を開きかけて閉じる。マリオンと主がまた良からぬ企みをしているのではないか、彼――モーリス・ラジアルが、後輩の手にしたカタログを開く場面を見たのは数知れず。良い結果になった試しは確かにあったが、自分にとっては胃の痛い事態に陥った数はそれの倍以上になるのだから。
 言葉より先に鋭い視線がマリオンを射抜いたのは言うまでもなかった。

■品

 『アレキサンドライト嬢』には曰くがある。
 石に『嬢』などと初めて口にしたのはセレスティだ。気品のある形、そして大きさ、でしゃばり過ぎず、だからと言って存在感の大きな宝石はまさに少女の無垢な心のようであった。ついでに言えばアレキサンドライト、色の変化を楽しめるその様は心模様にも似ている、そんな意味合いを含んでいる。

 かの美しい少女は曰くがあるという言葉を聞いて買い付けたは良いものの、結局その内容までを知らされずに今日に至った一品でありマリオンはその背景を知っているのだろうか。1831年、当時のロシアの皇帝アレクサンドル2世の即位した日に発掘されたという自分にとっては比較的新しい歳の少女の後姿を。
「答えはこれなのですよ、セレスティさま」
 オークションカタログを広げたマリオンが指差した品は所謂、欠陥品であった。同じロシア産のブローチの一つであり蝶の形をしたそれにフィニフティが三つはめ込まれている装飾品。
「ふむ、確かに同じ形をしておりますね」
 セレスティの座る場所はソファと決められてはいたがこの離れに来てすぐにマリオンと喋り始めてしまった為車椅子に背を預けている。
「そんな事は良いですから、セレスティ様。 どうぞこちらにお座り下さい」
「そんな事ではないのです!」
 モーリスは相変わらず不機嫌だったがセレスティがどうにも居心地が悪そうに背中を捻る前にソファへと座らせる。その仕草はまるで何も無かったかのようだが声が刺々しく、主にもこの者へこれ以上感心を寄せるのは止めてください、と言葉にしているようだった。
「マリオン、あまりモーリスを怒らせないで下さい」
 セレスティさま、とマリオンが今回のおねだりは失敗に終わったような、悲しい声で嘆く。一方のモーリスは珍しく自分に軍配が上がったと顔の見えない所で口の端を上げる所であっただろうが。
「そういえばモーリス。 アレキサンドライト嬢を買い上げてきたのは貴方でしたよね?」
「はい、そうですが」
 思い出したように隣の定位置に居るモーリスを見上げたセレスティはご機嫌な色を見せている。これはまさか、と思う以前に部下は主に逆らえない事を知る一瞬が待ち構えている。
「私の命とはいえ、購入してきた子が涙する様を見たくないでしょう」
 後輩部下もそうであるが、この主はおねだりの天才と言えるだろう。普段接する事の無い者ならば内容を聞かずして頷いてしまう笑顔をもってモーリスに良いでしょうと訴えてくるのだから、凶悪としか言いようがない。
「セレスティ様」
「はい?」
 この一瞬、おやめ下さいの一言を言えるのならばモーリスの部下人生はどんなに楽だっただろう。ため息の向こう側でマリオンの口元がせり上がるのが憎たらしい。
「お気をつけてください。 くれぐれも、無理の無いように」
「ええ、いつも通りに致しますね」
 いつも通りだと私が泣きそうです。などとは流石に言える事ではない。セレスティに仕える事は自らが望み、そしてこれからもずっと良き理解者でありたいと思ってはいる。

 セレスティの飽くなき好奇心による挑戦だけを除いては。

「良かったのですよ、セレスティさま」
「ええ、無事にモーリスも協力して下さると言って下さいましたしね」
 黒い猫が勝利の雄叫びを上げている。そう思えば言っていない事まで過大拡張した主の美しい声がモーリスには切ない。確かに、何かあれば協力するのは確かなのだからセレスティはある意味で部下の行動をよく見抜いていた。
「それで、当の宝石の無いままどうするるのです、マリオン。 まさかお前が何も知らずにこの欠陥品を買わせるつもりじゃないでしょうね」
 おお、とセレスティから喜びの視線が自分を貫く中モーリスは久しぶりにマリオンと主の趣味に割って入った。何のことは無い、二人だけで相談されてはまた無茶の原因になりかねない。
「失礼な事を言わないで下さいモーリス。 私だってちゃんと分かって行動しているのです。 …多分」
「おや、多分ですか? マリオン」
 今度は主がマリオンを見る番だ。
 いつもならば自分の能力で曰くや元の持ち主を見抜く彼が今回に限って何もしていないとは思えない。ならば今マリオンが行き詰っている理由は何なのだろう。サファイアより濃くアクアマリンよりも透き通った瞳が部下の何か言いたげな表情を捉える。
「それは…――」
 先輩部下に問い詰められ、主に珍しいと好奇の目で見られたマリオンは肩を竦めると居づらそうにカタログの中のブローチをしげしげと眺めた。

 フィニフティ。ロシアでは有名なエナメルの芸術品は古代ギリシャから伝わり、この国独特の風貌で伝えられてきた。多くは花をモチーフにした物が代表的であり、大きな物や宗教的な意味合いで言えばイコン画や杯の装飾でも有名であるそれは。カタログの隅の方で居辛そうに難有の品としての表示と共に掲載されている。
 金の蝶を模したブローチの中に入ったフィニフティはその中にまた青い同じ色の蝶が描かれた物が一つ、あと二つは深海のような色合いに満遍なく薔薇が描かれた物で一つだけ蝶の羽はパーツを失い中の金が見える粗末な物になっているのだから、これに興味を惹かれたマリオンはいかにあの『アレキサンドライト嬢』への情熱を持っていたのだろうか。
 裸石を目にしただけであの無垢な少女がこの母体に居たとは限らない。何かの確証を、マリオンは持っていたのだから。

■昔

 アレキサンドライト嬢を手に入れたのはそもそも数十年前に遡る。
 当時まだリンスター財閥に入ったばかりのマリオンは猫のようにセレスティの居る屋敷の全てをくまなく観察し、その美術品の多さに歓喜の声を上げたものだ。
「どうしたのです? マリオン」
 昔からセレスティの声は変わらず、この時もマリオンが熱心にオークションカタログを物色していた時にかかった主からの言葉は今でも声色だけでその時間に飛んでしまいそうなほど、鮮明に覚えている。
「セレスティさま、あの、これを見ていたのです」
 おずおずと差し出すカタログは現在のようにおねだりの意味は無く、単にあまり話した事が無いからだ。猫は主人だからと言って簡単に警戒を解くものではない。確かに、この主は優しいだろうと心に訴えるものはあったとしても。
「アレキサンドライトの裸石ですか。 ふむ、難有品と…?」
 警戒する猫を少しだけ微笑ましいと笑ったセレスティはカタログを見て首を傾げた。宝石のオークションである事はカタログ名で分かる。が、ならば裸石として売っても難有にはならぬ筈、小振りなのは確かであったがこのアレキサンドライトは写真だけ見てみても傷があるとは思いにくい程の美しさを保っていたのである。
「私も気になったのでオークションの主催に問い合わせてみたのですよ。 そしたら…」
「何だと言われたのです?」
「曰くのあるお品だと言われてしまったのですよ」
 話に乗ってくれる主につい嬉しくなったマリオンは勢いでそこまで話し終わってすぐに萎んでしまった。
 リンスター財閥の総帥が難有でしかも曰くのあるという品を欲しがる筈はないだろう、自分で買うという手もあったがここで話してしまえば反対されるかもしれない。過ぎった不安に金色の目を上目遣いに上げてみれば。
「それはまた、ふふ。 素敵なお品ですね? 購入致しましょうか」
 悪戯好きの宝石が光る。同類の証と何より楽しい友人が出来た。
 主に対してそういう感情を抱いてしまうのはいけない事かもしれないがこの際猫はそんな細かい事実を気にすることは無く。
「はい!」
 大きく微笑んで頷いたのだ。

 そうやってセレスティとマリオンの間を繋いだ宝石は主からの手紙と共に彼の所へやってくる事となる。
『素敵なアレキサンドライト嬢ですね、貴方の見立て通りの無垢で心変わりの早い少女です。 この詳細が分かり次第私の元へ是非来て下さいね』
 そう言葉付けられた美しい書体に心を躍らせたものだ。セレスティという主の忙しさやその体調はあまり良くない時期であったから手紙という手段を取らざるを得なかったのは仕方ない事だろう。
 問題は詳細を調べ、また話す機会を作ろうと試みた矢先の出来事にあった。

「行けないのです」

 与えられた自室で一人、マリオンは口を大きく開け、黄金に輝く瞳をまん丸にしながらそう口走った。叫ぶわけではない、けれどこんな事態に陥る事は想定外だったのである。

 時間の扉を開けて向かった先はロシア。船旅の途中だろうか、ブローチは少女らしいサーモンピンクの服についたまま、船内の一室に放置されていた。マリオンが着いたのはそこだ。決してカビ臭くもない部屋はある程度の富豪が乗れるタイプのものだという事を悟らせた。
 少女の服もレースがあしらわれ、まるで主の国の昔のようだと満足げに眺め『アレキサンドライト嬢』が元はブローチの飾りの一つであった事も知る。が、その先はマリオンの行けない場所になってしまうのだ。
 ――がたん。そんな音を立てて揺れる船内に人の声も無く沈んでいく船。人の温もりすら感じる船室だと言うのに悲鳴一つ上げずに沈む船の甲板に出る前に帰らざるをえなくなる。

■扉

「つまり、ブローチからアレキサンドライト嬢が外れた場所にいけない。 そうですね?」
「はい」
 マリオンは人魚ではない。ましてやこの結果に主人が納得する筈もないだろう、それでブローチの残りを回収し一先ずはアレキサンドライト嬢を元に戻してやろうという事だった。
「製造元から調べれば良いのでは?」
 モーリスは今回だけ、気味が悪いほど積極的に発言するが水という場所は主の最も得意とする場所である。行きたいと言い出したらそれはコトなのだから。
「比較的新しい物なので持ち主が女の子だという事以外わからなかったのです。 これは誕生日にプレゼントされたものらしく…」
 顔を膨らませてマリオンがモーリスに文句をつけた。確かにマリオンもセレスティが行きたいという確率を考えなかったわけではない。だからこそ、残りの品を欲しいと理由を極力避けて伝えたのだ。
「それでは私が――」

 ああ、矢張り主は行くと言うのか。モーリスはため息をついてその続きを待った。マリオンは好奇心の矛先が一緒であるため、期待と不安といった所か止めるに止められずに渇いた笑いを零す。

「見て見ましょうか? ここは二階ですから、マリオンの能力でプールのように開けて頂ければ覗くだけでも、ね? モーリス」
 それなら良いでしょう。セレスティは少しだけ肩を竦めて言うといつも泣かせる羽目になってしまう部下に同意を求めた。マリオンと美術品の探求に明け暮れるのは変わらない。けれど、それならば、と。
「分かりました。 それではくれぐれも無茶の無いよう、私はこれにて失礼させていただきます」
「モーリス。 矢張り駄目でしたか?」
 ため息をつきながらでも了承はしたが、すぐに下がってしまうモーリスにセレスティは自分らしくもなく焦りの表情を見せる。部下として今まで色々と苦労は耐えなかっただろうが流石に目の前で退散する事は無かったのだ。
「いえ、セレスティ様。 ブローチ、お買い上げになるのでしょう? 日にちを見てください」
 日にちとはオークションの開催されるカタログの日付の事だ。はっとして見てみればそれは明日、東京都内ではなく別の国で行われるそれであり。
「あ」
 マリオンから抜けたような、口の軽い音が鳴る。
「マリオンはまだ買い付けの手順は踏んでいないようですから至急」
「有難う御座います。 モーリス」
 美術品の友と日々過ごす友、そういった所であろうか。モーリスはセレスティのして欲しい事に敏感に察知して動くのだから、これだけはマリオンもとても真似はできない。
 一礼をして去っていく姿を眺めながら後輩部下はグレーのスーツ姿の後ろを追うしか礼を述べる術は無く、セレスティはそれを暖かく見守るのだ。

 アレキサンドライト嬢にブローチと二つのパーツを揃える人物。なんだかんだと二つを最初に間近で見るのはモーリスその人なのだから、もしかしたら彼も影で美術品に縁のある人物と時間を共にしているのではないかという程の、そんな奇妙な組み合わせ。
 本人に言えば困るか、或いは肯定にも似た否定をされるだけであろうが。

(楽しみです)
 暑い夏に沈没船と不気味ではあるがセレスティにとってはロシアと場所は違えども海の中に一時戻る。またとない機会が広がっている。それに、もしかすればと自分には確信の無い一つの結論が浮かんでいた。

■秘められた思い

 セレスティという青年の元は人魚である。美しさは変わらずとも、海の中を生きる住人の一人であったのだ。海という場所がいかに人にとって恐ろしいか、何より惹きつけられる場所かなどよく分かっている。
 肌を包む氷のような海水はけれどとても暖かく、人魚達を迎え入れ、他の生き物をも抱きしめる大きさで全てを飲み込んでゆく。ならば。
(ええ、もしかしたら)
 時間の扉が開くならもしかすればセレスティの心の中にも一つ、開いたかもしれない。
 深海の奥深く沈没船は痛々しく船体を破損させながら落ちては行くものの、その影から無数の光が溢れてくるのが見えた。それらはアレキサンドライト嬢ではなく浮かぶ太陽光がどんどんと少女を引き止める金具から身を剥し、とうとう一つの場所から旅立っていく女のように。

 夏の夜、一夜の夢のように。もしかすると何かとてつもなく懐かしい影が見えたかもしれない。
 少女というアレキサンドライトの石の光の如く、子供の無垢な色から大人の色へと変化した。セレスティと似て、けれど全く違った色に出会えたのならば。


END

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2007年07月13日

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