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『光の螺旋 』
清芳3010


●序

 海に面してある、銀河遊園地。普通の遊園地と同じく、ジェットコースターや海賊船、メリーゴーランドやお化け屋敷といったものがたくさんある。そんな中でも一番の目玉は、海を一望できる観覧車だ。
 銀河遊園地は、今年のホワイトデイ企画としてその観覧車を一時間だけ貸し切る事ができるという告知をした。葉書で応募すれば、一組だけに観覧車を貸し切る権利を与えるというものだ。
 観覧車が丁度一番上に行った時に、5分間だけ止める事もできる。星とネオンがきらきらと煌く海と空を一望するのもいいだろう。
 観覧車自体に施されたネオンに文字を映すこともできる。普段は言えないような事を、ネオンの輝きに託すのもいいだろう。
 観覧車に乗り、一時間かけてゆっくりとゆっくりと回るのもいいだろう。二周するのもいいだろう。その間、二人きりでロマンティックな世界を満喫するのもいい。
 巨大な観覧車を、一時間だけ貸し切る。それに対する応募は、観覧車で誰と何をして過ごしたいかを書き添えるならば一人何枚でもして良かった為、予想をはるかに上回る葉書が寄せられた。大半がカップルだったが、中には友達同士で満喫したいというものや家族で緩やかな時間を過ごしたいというもの、はたまた一人きりでじっくりと考え込みたいというものまで様々であった。
 そうして、ホワイトデイの前の日。その権利を手にする事が出来た者に、運命の葉書が到着するのだった。


●13日

 かたん、という音と共に郵便受けに入れられたものを確認し、清芳(さやか)はそれを取りにいった。入っている手紙や葉書などをぱらぱらと見ていき、気付く。
「これ……当たったのか」
 清芳は呟き、葉書をじっと見つめる。件のホワイトデイ企画に出した、当選葉書である。おめでとうございます、と確かに書いてある。
「それにしても……遊園地、というのはどのようなものなのだろう?」
 清芳はそう言って葉書を見つめる。銀河遊園地の観覧車を貸切できる、と書いてある。清芳も応募の際にそれを貸切したいとは書いて出したのだが、遊園地というものが何なのかをしっかりと把握してはいなかった。
「馨(かおる)さんに聞けば、知っているだろうか」
 すぐに浮かんだ馨を思い浮かべ、清芳は葉書を大事そうに握り締めて家の中へと入っていく。「馨さん」と呼びかけるのも、勿論忘れない。
「……はい、何でしょうか」
 清芳の呼びかけに対し、馨がひょっこりと顔を出して応えた。すぐに顔を出してくれた事に少しだけ安心感を覚えつつ、清芳は葉書を差し出す。
「馨さん、何か今回も当たったようなんだけど……」
 差し出された葉書を受け取って内容を見、馨はふっと柔らかく笑う。
「凄いですね、清芳さん」
「ああ、びっくりした」
 馨はそっと清芳の手を取り、にっこりと微笑んだ。
「二人でいると、どんどん幸運が舞い込んで来るようですね」
 馨の言葉に、清芳は思わず顔を赤らめる。そして頬を赤くしたまま「ああ」と頷く。照れつつもじっと馨を見つめたままだ。
「そ、それで。馨さん、遊園地って何なんだ?」
「私も行った事は無いんで、話しか聞いた事が無いのですが……色々な乗り物や楽しむものがある所のようですよ」
「乗り物?」
「ええ。猛スピードで動くものだとか、音楽に合わせて回るものだとか、巨大な船が大きくゆれるものですとか」
 一つ一つ想像をしていくが、清芳は小首を傾げてしまった。見たことも行ったこともないのだから、想像がつかない。
「ともかく、行ってみれば分かりますよ」
「そうだな。明日はとことん追及すれば良いんだからな」
 清芳はそう言ってぐっと拳を握り締める。やる気は充分、気合も満点だ。
「最終的には、観覧車というものに乗れば良いのですから。それまでは色々なものを体験してみれば良いと思いますよ」
 馨の言葉に元気良く「ああ」と応え、それから清芳は馨を見てにっこりと笑う。
「楽しみだな、明日」
「ええ。……清芳さんが当ててくださったお陰ですね。有難うございます」
 清芳は礼を言われ、また頬を赤く染めた。
「わ、私はただ……葉書を、出しただけで」
「清芳さんだから、当たったのですよ」
「それは……!」
 清芳は思わず声を大きくした後、言いにくそうに少しだけ言葉を詰まらせる。馨は微笑ながら「どうしました?」と優しく尋ねる。
「……それは。馨さん、さっき言ってたじゃないか」
「さっき、ですか?」
「ほら、二人でいるとって……」
 清芳の言葉に馨は「ああ」と言って再び清芳の手を取った。
「幸運が舞い込んでくる、ですね」
「きっと、それだよ。私一人だったら、きっと当たっていない」
 清芳の言葉に、馨は「有難うございます」と再び礼を言った。すると再び清芳は頬を真っ赤に染め上げ、照れたように目線を逸らした。
 そんな清芳の様子に、思わず馨はにっこりと笑ってしまうのだった。


●14日

 銀河遊園地は、人が多くも無く少なくも無く、ほどほどに客が入っている状態だった。寂れているわけでもなく、かといって乗り物一つ並ぶのに一時間も二時間も待たされるような状態でもない。
 ぐるりと園内を見回すと、遠くの方にジェットコースターの長いレールが見えた。その他にも、馬や馬車がゆっくりと音楽に合わせて回るメリーゴーランド、大きなカップがくるくると回るコーヒーカップ、巨大な海賊船が前後左右に大きくゆれるバイキング、おどろおどろしい雰囲気をかもし出しているお化け屋敷、そうして目玉である海に面した大きな観覧車が見えた。
 あちらこちらに兎や猫といったきぐるみが、風船を持って手を振っている。夢の国、と称しても良いような雰囲気だ。
「遊園地とは賑やかなものなんだな、馨さん」
 周りの景色をぐるりと見回しながら、清芳は嬉しそうにそう言った。馨はそんな清芳を見て微笑みながら、園内地図を見る。
「何から乗りますか?清芳さん」
「何から……色々な乗り物が会って、迷うな」
「見たことも無い遊具ばかりですからね。目移りして当然ですよ」
 二人はそう言いながら、園内地図を見つめた。
「たくさん、乗りたいな」
 ぽつり、と清芳が呟くようにいう。その言葉に清芳を見つめる馨に気付き、清芳は慌てて「だって」と付け加える。
「ほら、乗らないと損するかもしれないし。夜までは時間があるし。観覧車とかいうもの意外にも、他の乗り物に乗って楽しみたいし……」
 それから、それからと理由を探しつづける清芳に、馨は微笑んだまま「そうですね」と答える。
「折角ですから、たくさん乗って楽しみましょう」
 にこやかに言う馨に清芳はほっとしたような表情を見せる。そして園内地図に視線を戻し、一つの乗り物を指差した。
「馨さん、これ……ええと……じぇっとこーすたー……?面白そうだし、乗ってみよう」
「はい。行きましょう」
 そう言いあい、二人は揃ってジェットコースター乗り場へと向かった。遠くに見える、長いレールを目指していけばよかったので、迷う事なく進む事ができた。
 ジェットコースターは他に比べて並んでいる人がいたが、すぐに乗ることができた。大方乗り終えた時、安全の為のバーが上から降りてきてぐっと馨と清芳の体を固定した。
「……馨さん、あのレールの上を走るのか?」
 目の前に聳え立っている高いところまで昇っていっている長いレールを見て、清芳はそう言った。馨は「そうでしょうね」と答え、そっと笑う。
「怖いですか?」
「いや、そういう事は……」
 そうこう話していると、バーが安全に固定されているかどうかを係員がチェックし、いよいよジェットコースターが動き始めた。
 がたんがたん、と最初はゆっくりと上昇していく。地上から見上げたのとは違い、ジェットコースターから見下ろす景色を見て妙に高く感じた。
「随分、昇っていくんだな」
 ぽつり、と清芳が呟く。馨も「そうですね」と答える。
「ドキドキしますね」
「ああ。何が起こるのか、ドキドキす……」
 がこんっ。
 一番上まで到達したジェットコースターは、そのような音と共に猛スピードでレールを駆け下り始めた。後ろに重力が掛かり、二人とも「うっ」とうめいた。
 風を切り、ぐるぐると回り、景色を楽しむ余裕も無く、ただただ猛スピードで駆け抜けていくジェットコースターに身を預ける。
「……楽しい」
 ぽつり、と馨が呟く。自分の意志とはお構いなしに猛スピードで駆け抜けていくスリルと、ぐるぐると回る景色。それらが馨の心を捉えて放さなかった。
 ごおお、という風の音とジェットコースターのスピードに悲鳴をあげる人の声が入り混じっている。
 だが、清芳の叫び声はそこに含まれていない。
 清芳は、微動たりとも動かなかった。悲鳴もあげなかった。ただ、その猛スピードに固まってしまっていた。
 ぴたり、と。
 もちろん、だからといってジェットコースターは止まってくれない。結局、馨はジェットコースターにはまってしまい、清芳は固まってしまっていた。
「はい、ありがとうございましたー」
 再びジェットコースターが乗り場に戻ってきた時には、清芳はふらふらとよろめいてしまっていた。思わず傍にいる馨の腕をぎゅっと掴む。
「大丈夫ですか?清芳さん」
 馨はふらつく清芳をそっと支える。密かに自分も多少ふらついていたのだが、そのような事をいっている場合ではない。清芳がよろめいている方が重大なのだ。
「あー……凄かった……」
 ふらふらと地上を歩きながら、清芳は呟く。馨はその言葉に頷きながら、そっと清芳をぎゅっと抱き締める。
「まだ、足元がふらつきますか?清芳さん」
「か……馨さん?」
 力なく清芳は尋ねる。顔は真っ赤だが、その腕を振り払う事はしない。
 いつもならばこうして抱き締められたりしたら、怒ったり逃げようとしてもがいたりするのだが、ジェットコースターの威力は絶大だったらしく、大人しく抱き締められたままだ。ただ、顔だけが真っ赤になっているだけだ。ふらついているままだから、馨の腕も掴んだままだ。
 暫くして、ようやく馨は清芳をゆっくりと離した。
「……もう、大丈夫のようですね」
「あ……ああ」
 頷く清芳に馨は微笑みながら頷き返し、再び園内地図を見つめる。
「次は、何に乗りますか?」
「そうだな……」
 清芳がそう呟いた瞬間、ぷん、といい匂いが漂ってきた。そちらを見ると、街頭販売のようにポップコーンが売られていた。
「馨さん、ポップコーンだ」
「はい」
「しかも、色んな味がある。チーズとキャラメルと塩とバターと……味噌まである!」
 清芳はそれをじっと見つめ、少しだけ悩んだ後「買ってくる」と馨にいう。
「どの味を買うんですか?」
「全部だ」
 きっぱりと言い放つ清芳に、馨は苦笑しながら「多いですよ」とやんわりと言う。
「食べ過ぎになっちゃいますから、私が買ってきましょう」
 馨はそう言って、ポップコーンを売っている店に近付く。そして右手にポップコーンが入った紙の容器を、左手にジュースの入った紙コップを持って帰ってきた。
 馨は「はい」と言って、ポップコーンの容器を清芳に手渡す。いい匂いと、そして不思議な色の組み合わせをしている。
「馨さん……何味だ?」
「ものは試しに、と言ってみたら全ての種類を入れてくれました」
 ようは、ミックス。一つの味につき少しずつ混じっているので、気をつけなければ口の中で味噌とキャラメルが一緒になってしまう。
「凄いな、馨さんは」
「そうですか?……ほら、あそこに座って食べましょう」
 馨はそう言って、空いているベンチを指差す。清芳は「うん」と答え、ベンチへと進んでいった。
 温かなポップコーンを頬張り、時折ジュースを飲む。二人で、ゆっくりとした時間を過ごして。
「次は……あれがいいな」
 ポップコーンを食べながら、清芳は指で何かをさした。そちらの方向にあったのは、巨大な船。いわゆる、バイキングだ。ゆらゆらと空中で前後にゆれ、次第に一回転するようになっている。
「激しいですが、大丈夫ですか?」
「大丈夫だ。……今度は、大丈夫」
 ぐっと握りこぶしを作りながら、清芳はそう言った。力強い台詞である。
 馨はそんな清芳の様子を見てそっと笑い、にこやかに「分かりました」と答える。そうしてポップコーンとジュースを平らげ、立ち上がって清芳に手を差し出した。
 清芳はその手をじっと見つめ、少しだけ迷った後に手を取った。
「ポップコーン、美味しかったですか?」
「うん。……意外と、味噌が美味しかった」
「それは良かったです」
 馨と清芳はバイキングの方に向かって歩いていく。その途中、ブランコがたくさんついた円形のものがぐるぐると回っているのを清芳は見つけた。空中ブランコだとかいうものである。
「馨さん、後であれも乗りに来よう」
「あれって……ああ、あのブランコですか?」
「ああ。きっと、楽しい」
 ジェットコースターやバイキングとは違った風を切る乗り物である。また、ジェットコースターのように激しくないので、ふらふらとしてしまう事も無いだろう。
「それじゃあ、一つ一つ乗っていきましょうね」
「うん。たくさん乗ろう」
「はい。……まだ、夜までは時間がありますからね」
 馨はそう言い、そっと清芳の手を引っ張った。清芳はその手を振り払う事なく、そのままぎゅっと握り返した。頬は、ほんのりと赤い。
 そんな清芳の様子に、馨はそっと微笑んだ。そして同じようにぎゅっと清芳の手を握り返すのだった。


●光

 一通り楽しんでいると、あっという間に時間が過ぎ去っていっていた。空は暗くなっており、パレードが始まっていた。ネオンがきらきらと輝き、音楽が陽気に流れているパレード。美しさと楽しさが、幻想のように舞っているようだ。
「そろそろ行こうか、馨さん」
 パレードを少しだけ見てから、清芳はそう言った。その言葉に、馨は「そうですね」と言って頷いた。今だ振り解かれていない手を、馨はそっと握り締める。清芳は頬を赤らめたまま、葉書を握り締めて観覧車へと向かった。
 観覧車の所には、既に待っている人は誰もいなかった。そろそろやってくるだろうと目星をつけていたのか、既に「貸切」と書かれたプレートが掛かっている。
「今日貸切するんだが……」
 清芳はそう言って、係員に当選葉書を手渡す。係員はそれを見てにっこりと微笑んだ。
「はい。お待ちしておりました」
 係員はそう言い、二人を観覧車の一つに誘った。真っ赤な観覧車の箱に、馨と清芳は顔を見合わせ、そっと笑い合った。
 二人が乗り込み、扉を閉められてから暫くして観覧車は動き始めた。ゆっくりと、だんだん空へと近付いていく。
「あっという間に暗くなったな」
 窓の外を見ながら、清芳は言う。一日が過ぎるのが、あっという間だったように感じていた。色々な乗り物に乗ったり、一緒にポップコーンを頬張ったり……。
 一つ一つの出来事が、過ぎ去った時間が、妙にくすぐったい。
「清芳さん、星ですよ」
 馨はそう言って、空で輝く星を指差す。地上のネオンとはまた違った光が空で泳いでいる。
 きらきらと、輝いている。
「……綺麗だ」
 窓の外の光を見ながら、清芳は呟くようにいう。口元には自然と笑みが浮かんでいる。馨は「はい」と答えた。
 綺麗だ、という言葉に「はい」と。
 地上では、パレードが続いている。色とりどりの光が、音楽と共に動いている。楽しそうな雰囲気が、幻想的に続いている。
 天上では、星達が輝いている。きらきらと光る自然の光は、音を鳴らしたりすることは無いけれど、確かにそこに存在している。
 そうしてその二つを取り囲んでいる海が映していた。地上の人工的な光を映し、天上の自然な光を映し。相異なるはずの二つの光を、優しく抱くかのように海は映していた。光という光は、喧嘩する事なく海へと還っているようだ。
 そんな光達を、口元に笑みを携えながら清芳が見ていた。馨は清芳を見て微笑む。目の前にいるという、喜びと幸せをかみ締めて。
 光溢れる世界に、二人でいるという事実を。
(私にとって、貴女も星のような輝きの人なのですよ)
 そっと、心内に馨は思う。じっと見つめているだけで、伝われば良いのに。
(貴女にとっての私も、そうであれば良いんですが)
 切に願う心に気付いたかのように、清芳は馨の方を見た。
「馨さん……?」
 不思議そうな清芳に、馨はそっと微笑む。がたん、と小さく観覧車がゆれた。頂上に到着したのだ。
「隣に、座っていいですか?」
 馨が尋ねると、清芳は少しだけ照れたように頬を染めて頷いた。馨は「ありがとうございます」と言ってから、清芳の隣に座った。ぐらり、と一瞬観覧車内がゆれた。
「今日は……とても楽しかったです」
 馨はそっと清芳の手を取る。清芳はその手を振り払う事なく、こくりと頷く。
「こうして一緒に過ごせて、嬉しいです」
 馨がそういうと、清芳は小さな声で「私も」と呟くように言った。
 パレードの音にかき消されてしまうのではないかと、不安になるほど小さな声で。
 馨は柔らかく微笑み、ふわりと清芳を抱き寄せた。頬を赤らめている清芳の耳元に、口を近づける。
 胸の内側から溢れて来るかのような、言の葉を紡ぐ為に。
――どおんっ。
 観覧車の外で、轟音が響いた。窓の外に見えるのは、夜空に咲く巨大な花。色とりどりの光が、空を彩る。星が、ネオンが、そうして花火の光が美しく煌く。
 馨と清芳は顔を見合わせ、窓の外に視線を動かした。相手の顔も分かりにくいだろう暗い室内でも分かるくらい、清芳の顔は真っ赤になっていた。馨も少しだけ頬を赤くしていたのだが、どうやら清芳には分からないようだ。
 二人とも交し合う言葉も無く花火が上がり続けるのを見つめていると、観覧車が再び動き始めた。ゆっくりと、地上へと向かって行っている。
 清芳は目線を窓から馨に移した後、頭を馨の肩に預けた。肩から、清芳の頬の熱さが感じられるかのようだ。馨は寄りかかっている清芳の頭に、そっと寄りかかる。
 馨も清芳も、口元に笑みを携えたまま窓の外を眺めていた。きらきらと輝く光達を、二人一緒に見つめていることを噛み締めながら。
 地上に降りてしまうまで、寄り添ったまま見つめているのであった。

<螺旋のように寄り添いあって・了>

━ORDERMADECOM・EVENT・DATA━━━━━━━━━━━━━━━━━…・・

登┃場┃人┃物┃一┃覧┃
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【 3009 / 馨 / 男 / 25 / 地術師 】
【 3010 / 清芳 / 女 / 20 / 異界職 】

ラ┃イ┃タ┃ー┃通┃信┃
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 お待たせしました、コニチハ。霜月玲守です。この度はホワイトデイ企画「光の螺旋」にご参加頂き、有難うございます。
 バレンタインノベルに続いてのご参加、本当に嬉しいです。遠慮なく甘くしてよいという言葉を頂きましたので、意識しながら甘くさせて頂きました。特に終盤には「甘くしよう」と呟きながら書きました。如何でしたでしょうか。
 ホワイトデイに間に合わず、申し訳ございませんでした。そ、それでも少しでも気に入ってくださると嬉しいです。
 ご意見・ご感想等心よりお待ちしております。それではまたお会いできるその時迄。
ホワイトデー・恋人達の物語2006 -
霜月玲守 クリエイターズルームへ
聖獣界ソーン
2006年03月22日

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