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『■バレンタイン戦争−愛しさは滲む過去の果てに−■ 』
プティーラ・ホワイト0026

 それは、いわゆる「バレンタイン」というイベントが過去あった、その当日2月14日、昼間のことだった。
 いや、今も一部では「バレンタイン」というイベントが催されているのかもしれないが、少なくとも彼、プラハ平和条約機構“エヴァーグリーン”所属のシノム・瑛(─・えい)には関係のないことだった。
 いつものように、馴染みの喫茶店に入る。少し小さいがどこか懐かしさを感じさせる造りで、出る飲食類も結構美味しく、瑛はこの店が気に入っていた。
「コーヒーとサンドイッチ頼むよ」
 瑛のいつものオーダーに、今日は心なしか制服も華やかになっているウェイトレスが「かしこまりました」と微笑して去っていく。これもやはり、バレンタイン、のせいなのだろうか。
 ふと、瑛は水を飲みながら、入ってきた男に目を向けた。見慣れない男だ。
 彼はカウンター席のほうに行くと、持っていたチェロケースを勢いよく開け、中から銃を取り出した。12ゲージハンドガンに似ているが、もっと高度で改造されたものに見えた。
 瑛は反射的に伏せながら、そう判断する。
「───この店のオーナーを呼べ。外国から今日恋人のために帰ってくると情報は仕入れてある。それまでこの喫茶店からは誰も出さない、下手な動きをしたら殺す」
 どこか抑揚のない、だが確かな殺意にウェイトレスや数名の客達が震え上がり、悲鳴を上げる。



 数分後、店は内側から閉じられ、瑛は伏せたままの状態でポケットに手を入れ、仲間への緊急報告となる小型発信機のボタンを押した。
 目敏く、青年が視線を向けてきたので、慌てたそぶりを見せて瑛は両手を頭の上に乗せた。
 それにしても、恐ろしく顔の整った男だ。
 オーナーを呼べと言ったからには、殺意を抱くそれなりの過去があったのだろう、動機は怨恨か。
 なんにせよ、今の瑛に出来ることは、発信機を見つけた仲間からの応援、それに伴う協力者を待つしかなかった。



■愛しいあの人へ■

 愛するググーリンへ。
 元気?
 あなたが看病に来てくれてから、もう半年が経つわ。
 あの時、あなたに言った言葉は
 さしのべた手は
 決して嘘ではないの。
 ───どうか、信じて。



 その喫茶店の周囲から一向に野次馬が減らないのでプティーラ・ホワイトは些かいらついていた。
 仕事でお得意様のところに来ていると、近くの喫茶店が占拠されたと話を聞きつけ、野次馬根性丸出しで見に行くことになったのが事の始まり。
「プーはどうでもいいけど、ご飯のタネであるのも確かだもんね」
 ぽつりと呟きつつ、野次馬の中を掻き分けながら、手にした「手がかりかもしれない」手紙をくしゃくしゃにならないよう気をつける。
 既に、喫茶店の中にいるシノム・瑛から連絡もキャッチしていた。中には偶然一緒の喫茶店にいたらしいクレイン・ガーランドもいるらしい。自由に動けるのはプティーラだけだと分かった今、彼女は近所の人間やらから情報集めをしていた。
 オーナーは、まだ外国の出張先から帰っていないらしい。
 その恋人だというミアナ・ケインという女性の行方もまだつかめていなかった。
 けれど。
「この手紙の存在は、大きいよね」
 改めて、プティーラは手紙を持った右手に軽く力をこめた。



 ───プティーラが、鍵になる手紙を入手したそうだ。

 そう瑛からテレパスで言葉をもらってから、数分が経っている。クレインは椅子に座り、犯人の青年に言われたとおり背中側で手を組みながら考えていた。
 犯人の青年は、何故オーナーが外国にいるということを知ったのか。オーナーの恋人という女性は、どうやら喫茶店の中にはまだいないらしい。卓越したテレパス能力でプティーラの脳から「今、必要なだけの」彼女の意思を読み取った瑛の情報によれば、オーナーとその恋人───ミアナという女性は毎年バレンタインの日になると必ずこの喫茶店でデートをするらしい。
 ちらりと意味ありげな視線を瑛にやると、瑛は軽く頷いた。プティーラと同じように、今必要なだけのクレインの意思が彼によって読み取られる。
 こんな時、テレパス能力を持った人間が一人いると便利だ。
 だが、犯人の青年の意思を読むことは出来なかった。恐らく、外部からのテレパスの制御システムを内臓したオールサイバー辺りだろう───クレインはそう読んでいた。
 瑛を仲介して、プティーラとクレイン、三人での「テレパス会議」は既に始まっていた。
 プティーラが手紙を途中まで読んだところで、いきなりクレインの目の前に銃口が現れた。それでも微動だにしないクレインがゆっくり見上げると、犯人の青年の、美しく整った顔が目に映った。
「お前、やけに落ち着いてるな。そこの男もだ。テレパス能力者か?」
 ───勘が鋭い。
 わざわざ尋ねてくるところを見ると、彼がテレパシストというわけではないようだった。それだけが救いだ。
「慌てても仕方がないでしょう。あなたの要求が満たされなければ、私達はどうにもできないのですから」
 クレインの一言一言に、他の客たちがごくりとつばを呑みこむ。青年の得体が知れない今、何が起こるか分からない。何が青年の神経を逆なでしてどんな犠牲が出るか分からないのだ。
 しかし、クレインのその言葉は青年の唇を少し歪ませただけだった。笑った、つもりなのだろう。
「なまっちろい顔のクセにいい度胸してやがる」
 クレインは答えなかった。有り難うございます、などと言ったら本当に神経を逆撫でしてしまいそうだ。
 青年は一人一人客の顔を見てから、腕時計を見る。時間を計っているようだった。

 ───それで、瑛さん。プティーラさんはその手紙を一体どこから?

 クレインの意思を読み取った瑛がプティーラを介して返した言葉は、次のようなものだった。
 プティーラの仕事先の主人は元医者で、患者一人一人のことをとても大切にしていた。たとえ亡くなった患者のことも例外ではなかった。
 手紙の主は、レイチェ・ルード。17歳の若さで命を落としたのだという。彼女が誰かに手紙を書き、出さないままでいたということは、彼女が亡くなってから医者が気づいたものだった。それも、一通だけではなく───およそ数十通ほどあったという。
 プティーラはそれらを全部、持ってきたのだ。
 それというのもタイミングよく、その元医者のところに来たところへ喫茶店占拠の噂がなだれ込んできたからである。

 ───ググーリンって、もしかしてその犯人の名前じゃないかな。

 プティーラの意思を読み取る、瑛。
 クレインにもその意思を伝えてから、犯人を見る。そのタイミングで、青年は口を開いた。
「俺がこの店に入ってから一時間が経過している。オーナーが時間を間違えることはないはずだ。恐らくオーナーは恋人と共に逃げようとしている。どこかに隠れているな」
 一呼吸置いて、更に低い声で続ける。
「オーナー、ヨシュア・サード! あと数分で出てこなければ客の一人を殺す。恋人を逃がしても同じ事をする。俺を誤魔化そうとしてもだ」

 ───何か特殊な超能力でも持っているようですね。ここまでの自信があるなんて。

 クレインが瑛の瞳を見つめている。瑛は外のプティーラとクレインとに伝えた。

 ───特殊なエスパーならその可能性大だな。しかしこの殺意、本気だぜ。

 それはさすがに瑛でなくとも分かった。
 ややもするとオーナーらしき人物が出てきて、その更に数分後には連絡を取ったらしい恋人が店の中に入ってきた。誰もが店の中に入れるわけではない。この時も、青年が銃を突きつけて扉を中から開けたのだ。店内に入れると、その彼女の頭に銃口を当てるのを忘れない。彼女とオーナーを後ろ手に一つにロープで結ぶと、青年は、喫茶店の呼び込み用のスピーカーをONにした。カウンターの端っこの部分、マイクがあると思われる部分に腰掛けてオーナーとその恋人に改めて銃の狙いを定める。
「やっと役者が揃ったな。ここまでくるのに5年かかった」
 ───5年。
 店外に流れ出した青年の、妙に抑揚のない、けれど確かな憎しみを持った声に野次馬達はたちまち、しんとなった。
「5年───復讐のために俺はオーナー、ヨシュア・サードを徹底的に調べた。日常生活、対人関係、一年ごとのスケジュール───やっと俺の身体も自由に動くようになった今年のバレンタインを、お前達の命日に決めたのさ」
「わ、私はお前など知らない!」
 鼻の下に髭をたくわえたヨシュアが、青ざめる。そうだろうな、と青年はまた、口を歪めた。
「加害者は往々にして被害者の存在を忘れていくものだ。でも被害者は決して、その気持ちが楽になるまで加害者のことを一秒たりと忘れない。
 俺の呼び名はググーリン。これでも聞き覚えがないと言うか」
 やはり。
 プティーラの勘は当たっていた。
 そんな視線を、クレインと瑛は交わす。
「死んでもらおう」
 カチリ、と安全装置が青年ググーリンの声と共に外される。
 その時、
 バタン、と店の扉が開いてプティーラが転がってきた。
「あいたたた……野次馬の人たちにおされて、入っちゃった……」
 無論、口実である。瑛はひやりとしたが、彼女には計画があるのだろう。クレインも黙って見つめている。
「子供か。人質には勿体無い。出て行け」
「ちょうどいいな」
 内心、子供には優しいのかなと思いつつ、プティーラは身体を起こす。
「おにーさんの要求って、なんなのかな。このままじゃ関係ない人たちもかわいそうだし、お互いの利益を護って事情を把握したうえで妥協点をみいだそうよ。交渉術の基本だし、ね」
 うわ、何を言い出すんだ。
 そんな表情を瑛がしたが、プティーラは真顔である。ググーリンも虚を突かれたように目をしばたたかせ、まだ10歳にも遠く満たないであろう小さな少女を見下ろしている。
 やがて、今度はうまく微笑した。
 意外にも優しい微笑だった。
「面白いな。でも俺の目的はただ一つ。交渉は必要ないものなんだ。人質はちゃんと返すさ、安心しな、お嬢ちゃん」
「そこの人、とっても身体が弱いの。プーの友達なんだ」
 プティーラが、クレインと、そして自分とを指さして食い下がる。ついとググーリンの瞳がクレインに注がれた。クレインは実際疲れてきていたこともあり、このときとばかりに大きく息を吐いてみせ、身体を弛緩させてみせた。
 普通ならば、そんなことでは食い下がれなかっただろう。
 けれどググーリンは、先ほどとはまったく違う───どこか懐かしい瞳でクレインを見つめた。
「身体が……弱いのか」
「うん。だから、交渉して早く人質解放してくれないかな」
 少しの間が、あった。
 けれどググーリンはやがて、「駄目だ」と大きく息を吐いた。
「人質を解放するなら、俺の目的を達してからだ。それならばこの身を切り刻まれても構わない」
「そこまでしてあなたが達したい目的とは、なんなのですか?」
 クレインが、息を細くして尋ねると───再び、ググーリンの瞳にめらめらと強い憎しみの炎が燃え上がった。
「……7年前、俺はセフィロトから出てマナウスの片隅に住んでいた。いつもそこには花束を持って俺の元へきてくれる10歳の女の子がいた。何故俺なんかのために花束を? そう尋ねると、その少女は『こんな汚いところに住んでいても綺麗な瞳をしたあなたが好きだから』と答えてくれた。やがて彼女は歳を重ねるうち、どんどん俺と愛し合うようになり───その子の17歳のバレンタインの日に結婚する約束をした。でもその時、彼女は病に倒れていた」
 ───手紙の彼女だ。
 咄嗟にプティーラとクレイン、瑛の視線が絡み合う。
「俺と彼女を祝福する者は誰もいなかった。俺は彼女にいつものように看病に行って、彼女のために彼女から離れた。けれど彼女はある日、初めて逢ったときのように俺の住処に現れた───白い花束と、少し早いバレンタインのチョコレートを持って」
 ひ、とオーナーの口から悲鳴が漏れた。ここにきてやっと思い出したのだろう、がくがくと震え始める。だがググーリンは軽く口を歪めただけだった。
「俺を珍しがり、炙りだそうとした連中のリーダーが、俺のほうを向いている彼女を背中から撃ち抜いたんだ。彼女は俺の腕の中で息絶えた───そう、そこにいるオーナー、ヨシュア・サードの手によってな!」
「ゆ、ゆるしてくれ!」
 みっともなく這いつくばったヨシュアの顔は、白かった。汗が噴出し、全身ががくがくと震えている。
「あれは───お前を手に入れたかったから───まったく人間と同じく感情を持つタクトニムがいるというから、そいつを俺の自由にできればと思ったんだ、当たり前の感情だろう!? みんなだってそう思うはずだ、そんなタクトニムがいたら、害のない、そんな有能なタクトニムがいたら誰だって欲しがる!」
 ───ググーリンは、タクトニムだったのか。
 外からも、どよどよと野次馬達が騒ぐのが聴こえる。
 確かに、原理としてはそんなタクトニムがいてもおかしくはない。
 だが、ヨシュアの必死の叫びに同意する者は誰一人としていなかった。
「もしかしてその時、あなたも怪我を負ったのでは? だから5年もかけて身体を治す必要があった。違いますか?」
 クレインの推理に、ググーリンは答えない。
「それであなたは、わざとバレンタインの日を狙って復讐を果たそうと決めた───彼とその恋人を殺せば、本当にあなたは楽になれるのですか?」
 更なるクレインの問いに、ググーリンは顔を上げる。不思議そうに、目を細めた。
「楽に───なれるはずがない。でも、他に俺に何ができる?」
 楽になれるはずがない。
 愛する者は永遠に帰って来ないのだから。
 永遠(とわ)を誓った伴侶には、どんなことをしても二度と逢えないのだから。
「彼女の……レイチェ・ルードの最後の手紙を、読んだ?」
 プティーラが、持っていた手紙の束のひとつを取り出す。カウンターに突っ伏して動かないググーリンのかわりに、読み上げた。
「愛するググーリンへ。
 元気?
 あなたが看病に来てくれてから、もう半年が経つわ。
 あの時、あなたに言った言葉は
 さしのべた手は
 決して嘘ではないの。
 ───どうか、信じて。
 信じて───どうか、わたしの愛は永遠にあなたのものだということを。
 わたしはいつでも、あなたのそばにいます」
「言うな!」
 ググーリンは歯軋りする。
「確かにレイチェが手紙を書いてることは知っていた、でも一度も俺に出さなかった、読んで欲しくなかったからだ!」
「私は違うと思います」
 心持ちうつむき加減に、クレインが立ち上がる。
「彼女は恐かったのだと思います。いつも来ていたあなたが看病にこなくなった。もしかして他に愛する人間が出来たのではと思ったのではないでしょうか。そして、そんなあなたの安住の場所を自分の愛情という我侭などで壊したくなかったのではないでしょうか」
 ガタン、と音を立ててググーリンの手から銃が落ちる。待っていたように、ヨシュアはそれを取り上げた。先刻とは逆にググーリンに突きつける。
「「「!」」」
「この銃なら一撃でお前をあの世に葬ってくれそうだなググーリン。なあ、外にいる人間も誰もお前の味方なんかじゃない。タクトニムの味方をする人間なんか、その頭のおかしい三人抜かしているものか!」
「ちょっと、頭のおかしいって、プーたちのこと?」
「プティーラさん、抑えましょう」
「味方がいないって?」
 プティーラがむっとし、クレインがそれをおさえ、瑛が顎をしゃくる。
「外の野次馬達の声をようく聞いてみろよ」
 店内の人間達が、水を打ったように静まり返る。外から、たくさんの声が聞こえてきた。

 ググーリンは正しい!
 ヨシュアの卑怯者!
 ひとでなし!

 そんな声が。
 人であるヨシュアを責め、タクトニムであるググーリンを味方する声が次々と沸き起こっていた。
 そういえば、マイクはONになったままだったのだ。
「こんな愚かな人間を殺しても、レイチェは喜びませんよ、きっと」
 クレインは静かに語りかける。
「プーがついていってあげる。シノムがきっと、悪いようにはしないよ」
 プティーラが、ググーリンの手を引っ張る。
「俺は……存在していても、いいのか……?」
 タクトニムなのに。
 どこか涙交じりの、そしてどこか喜びを含んだ声で、ググーリンは問うた。
「当たり前だ」
 瑛が微笑み、手を差し伸べる。
 その手に、プティーラと繋がった手と反対側のググーリンの手が触れようとした瞬間、

 ガアァァァン──────

 耳を劈くような轟音と共に、ググーリンの瞳が見開かれた。
 重力に負けて、クレインに向けて倒れこんだ。

 ………レイチェ───………

 その唇が、最期に愛しい人の名を、
 呼んだ。



 昨夜降った冷たい雨が、嘘のようだ。
 それでもその名残を示すかのように地面に出来た水たまりをよけながら、小さな足と大きな足二組が、とあるビル群の隙間、大きな街路樹のある場所に辿り着いた。
「ここ?」
 花束を持ったプティーラが、瑛を振り返らずに尋ねる。
「ああ。情報では、確かにここがググーリンの住処だ」
「そっか」
 ここにググーリンが来ることは、もう二度とない。
 あの後、すぐに彼は帰らぬ人となり、半狂乱になっていたヨシュアはほぼ民衆の声によって責められ、捉えられた。
 ひときわ大きな花束を持っていたクレインが、ぱさりとその壁際に置いてしゃがみこむ。
「『ググーリン』というのは、審判の日以降に出来た音楽用語、いわば音楽俗語なんです」
「確かあいつにはレイチェと出逢う以前、名前はなかったはずだ」
 瑛が、あの後調べ上げた結果を思い返しながら、ポケットの中から小さなオルゴールを取り出す。ググーリンが持っていたものだ。肌身離さずだったのだろう、ねじを巻くと、ところどころ掠れた音が流れ始めた。
「ノクターンのような、美しく切ない曲ですね」
「なんていう意味の俗語なの?」
 ぱさ、とクレインの置いた大きな花束の隣に、プティーラらしい小さな可愛らしい花束を置いた彼女の問いに、クレインは何かを思い返しながら、胸が痛むのを感じていた。
「───『遥かなる愛』、ですよ」
 タクトニムと人間とは、死したらはたして同じ「場所」に辿り着けるのだろうか。
 ───きっと、辿り着けるだろう。そんな気がした。



 その後三人は、花束とオルゴールを置いてきたあの場所に、人々の手で記念碑が建った事を知った。
 そして「ググーリン」と名づけられたその曲のオルゴールが、その後飛ぶように売れるようになったという。



 あなた、きれいなひとみね
 わたし、あなたとしあわせなけっこんするわ
 ぜったいぜったい、ぜったいよ───

《完》
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
★   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ★
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
【整理番号 / PC名 / 性別 / 年齢 / 職業】
0026/プティーラ・ホワイト (ぷてぃーら・ほわいと)/女性/6歳/エスパー
0474/クレイン・ガーランド (くれいん・がーらんど)/男性/36歳/エスパーハーフサイバー
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■         ライター通信          ■
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こんにちは、東圭真喜愛(とうこ まきと)です。
今回、ライターとしてこの物語を書かせていただきました。また、ゆっくりと自分のペースで(皆様に御迷惑のかからない程度に)活動をしていこうと思いますので、長い目で見てやってくださると嬉しいです。また、仕事状況や近況等たまにBBS等に書いたりしていますので、OMC用のHPがこちらからリンクされてもいますので、お暇がありましたら一度覗いてやってくださいねv大したものがあるわけでもないのですが;(笑)

さて今回ですが、予想どおりかと思われる物語になりました。
ネタのヒントになったストーリーがあるにはあるのですが、何故だかテーマを同じくしたはずが、大きく外れて走り出していったような気がします。
今回はお二人とも、それぞれにそれぞれ「当たっている部分」とそうでない部分とがあったため、充分にプレイングが生かしきれなかった部分もあるかと思いますが、お許しくださいませ;
また、今回は全体的にすっきりさせたほうがお二人の個性もストーリーも分かりやすいと思ったため、文章を統一させて頂きました。

■プティーラ・ホワイト様:いつもご参加、有り難うございますv ノベルの中でも書いていましたが、およそ6歳のものとは思えない明晰な頭脳に、瑛と共に舌を巻いておりました。プレイングの冒頭にありました設定を使わせて頂きましたが、如何でしたでしょうか。
■クレイン・ガーランド様:いつもご参加、有り難うございますv 今回は音楽も関係していたため、最後のほうではクレインさんにとっては非常に色々な意味で言い難かったと思いますが、東圭としては楽に書かせて頂く事ができ、感謝しております。クレインさんとしては如何でしたでしょうか。

「夢」と「命」、そして「愛情」はわたしの全ての作品のテーマと言っても過言ではありません。今回はその全てを入れ込むことが出来て、本当にライター冥利に尽きます。本当にありがとうございます。今回は「悲劇の愛」と「その奥にあるもの」を色々と書きたかったのだと思います。悲劇悲劇と世の中はよく言いますが、本当にその奥にあるものってたくさんたくさん、あるんですよね。

なにはともあれ、少しでも楽しんでいただけたなら幸いです。
これからも魂を込めて頑張って書いていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願い致します<(_ _)>

それでは☆
2006/02/21 Makito Touko
バレンタイン・恋人達の物語2006 -
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PSYCHO MASTERS アナザー・レポート
2006年02月21日

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