As I was going to St. Ives
I met a man with seven wives
Each wife had seven sacks
Each sack had seven cats
Kits, cats. sacks, and wives
How many were there going to St. Ives?
『さぁ、答えて頂戴。』
とは言っても、全て英語だ。なんだかお勉強をしているみたいで、じんわりと頭が痛くなってくる・・・。
『騙されちゃ駄目よ!答えは簡単なんだから・・・。』
エアリアの声が響く。
そうは言っても、既に中盤の部分が記憶から薄れて行ってしまっている。
最後は・・・How manyだから、数をきいているわけで・・・going to St. Ives・・・つまり、セント・アイブスに行った人数をきいているのだ。
えぇっと・・・最初が・・・I was going to St. Ives・・つまり、自分がセント・アイブスに行こうとしていて・・・。
中盤が・・・確か・・・I ment man・・・その後は・・・。
・・・待てよ。・・・つまり・・・。
『もー、まだ考えてるの??ほら、早くしないと・・・5・・・4・・・3・・2・・・』
「解った!」
暁はそう叫ぶと顔を上げた。
「一人だよ!つまり、自分だけ・・・中盤のは、擦れ違った人の人数なんだ!」
『正解よっ!!』
ティディアが言う前に、エアリアがそう言って暁に抱きついた。
『それじゃぁ、仕方ないわ。約束は約束だものね。』
肩を竦め、小さな溜息をついた後で暁とエアリアに向かって右手を差し出し――刹那の光の後、気がついた時には既に花畑を抜けていた。
『流石ティディア!スクール1の優等生。』
エアリアがそう言った後で、暁の手を掴んだ。
『さ、早く子供達の枕元にプレゼントを置いてきてあげましょう。』