▼作品詳細検索▼  →クリエイター検索


『【燃えよ大胸筋下僕コスモイリュージョン☆腹黒浪漫バトル筋大会】 』
オーマ・シュヴァルツ1953)&シェラ・シュヴァルツ(2080)

 ――ギラリマッチョサマー筋も終わり行く聖筋界。
 今年も様々な筋肉が唸り迸ったサマーシーズンであった。
 腹筋は悦び、背筋は哀しみ、大胸筋は笑い、そして紅色に染まる。
 そう、この降り止まぬ雨の如く――――

「‥‥ったく、鬱陶しい雨だぜ」
 腹黒同盟本拠地兼シュヴァルツ総合病院もどき(もどき?)たる腹黒イロモノ下僕主夫ゴッド親父の自宅で、小麦色に照り返す大胸筋や腹筋も逞しげに、精悍な風貌の男が空を見上げて呟いた。
「ちょっと、オーマ?」
 色香漂う女の声が飛び込み、オーマ・シュヴァルツは面倒そうに赤い瞳を流す。
「あん? どうかしたのかよ?」
 視界に映ったのは、燃えるように赤い髪の妖艶な風貌の美女だ。スタイルもグンバツで、佇んでいるだけで男を魅了するに十分過ぎる容姿の持ち主である。それだけなら未だ幸せだった。彼女は金色の瞳を滾らせ、大きく振り被っていたのだ。手に携えるは巨大過ぎる大鎌。ギラリと刃が輝き、唖然とするオーマの顔が映り込む。
「うおぉぉッ! 待て、シェラ! いや、待って下さい!!」
 名前を呼ばれて、顔を向けただけで洗礼を受ける訳にはいかない。否、あんまりだ! 唐突過ぎる! それでも薙ぎ振るわれた大鎌は間一髪で躱され、シェラ・シュヴァルツは、ふーふーと息を弾ませては、夫‥‥否、下僕主夫を睨む。流石、地獄の番犬様だ。
「この家計簿はなにさ! 説明できるのかい?」
「勿論だ! 俺の紅色に染まる号泣ナマ絞りの毎日を憂う如く、降り頻る大雨で洪水になるわ、患者は来ねぇは、野菜は値上がりするわ、シェラが酒を買うわで金が入って来ねぇんだよ!」
 そう。事態はマッスルビバナイトで家計火の車アニキな家庭の経済危機だけでは済まされていなかった。エルザード一帯に降り続ける大雨は、路上を濁流の川と化し、農作物は壊滅的打撃を受けていたのである。しかし、それは序曲に過ぎなかった――――。

「ワル筋バンザーイッ!!」
「ワル筋に栄光あれーッ!!」
 太陽が姿を消し、ワル筋化を即する奇怪な雨が降り注ぎ始めたのである。どうやら、一滴でも雨を身体に受けると、特殊なワル筋(菌)が侵蝕するらしいとの見解だ。名医と噂される流石のオーマですら、促進を止める事が精一杯だった。
 ――コンコン☆
 或る日の事だ。
 目深にレインコートを纏った人物が、シュヴァルツ総合病院を訪れたのである。配下と思われる者が水分を全て取り除くと、フードを開けて、訪問者は顔を見せた。
「ご機嫌麗しゅう☆」
 その風貌には見覚えがある。オーマとシェラは瞳を見開き、驚愕に顔を強張らせた。
「‥‥エルファリア王女?」
「王女様がこんな暑苦しい家に何用だい?」
 二人の瞳に映るのは、純白の姫と謳われるエルファリア王女だ。彼女は優麗な金髪を揺らし、小首を傾げて微笑んで見せる。
「えぇ、本日はお願いがありまして伺いましたの」
 ――お願い?
 用件はこうだ。最近になり太陽すら厚い雲に遮らせた悪天候は、ワル筋銀河戦隊なる宇宙組織に因る、宇宙からの聖都ワル筋支配下計画の一端らしい。事態を重く見た王室は、異世界から流入した技術を結集し、人型メカ建造に成功したそうだ。そこで、ワル筋銀河戦隊の野望阻止の為に【ソーンラブラブ胸キュンシリーズカカア天下タッグアニキ☆第5弾★燃えよ大胸筋下僕コスモイリュージョンラブマッチョ☆伝説の聖筋界宇宙メカ腹黒浪漫バトル筋大会】を開催し、参加者を募集するとの事である。
「‥‥事情は分かったぜ。それで、お願いってなぁ‥‥まさか」
「その前に、ワル筋銀河戦隊なる宇宙組織って何さ? っていうか、大会って何だい?」
 テーブルに出された水を丁寧な仕草で一口飲み、エルファリア王女は微笑みを絶やさず応える。
「さあ? 占い師の話そのままですから、わたくしにもサッパリ分かりませんわ☆ それは兎も角、是非、お二人には参加して頂きたいと思いまして、馳せ参じた訳ですの♪」
 ツッコミ所は山ほどあった。しかし、どんな偉大な占い師か知らないが、既に人型メカは完成済みである。況して、何かツッコミを入れても、姫は満面の笑みで相殺するに違いない。
「確かにワル筋の陰謀は許せねぇ。しかしだなぁ‥‥」
「謝礼も出ますし、優勝者には商品も出ますのよ♪」
 ――いや、優勝って何だよ?
「‥‥謝礼? 商品だって?」
 ボソリとシェラが反復し、燃える瞳を滾らせた。勢い良く立ち上がると、バックリと開いたオーマの襟首を絞り上げ、ズイッとギラギラした瞳を近づける。
「なに? あんた売られた喧嘩を買わないって言うのかい? このまま家族を飢えに苦しめても構わないのかい? 何とか言いな!」
 ギリギリと首を絞られては、言いたくても言えない。そんな夫婦の姿を見つめて、姫は微笑む。
「相変わらず仲がよろしくて羨ましいですわ☆」
 ――本気で言ってるのかお姫さま。
 かくして、売られた喧嘩は買うとヤル気満々番犬様に引き摺られ、オーマは出場に同意する羽目になったのである。

●ワル筋雨降らし装置を破壊せよ!!
 城の一郭に建てられた格納庫に二人は辿り着くと、そこには数人の参加者達が集まっていた。一列に並び、受付で参加申し込みを済ますと、中へと案内される。
「これが人型メカってヤツかよ?」
「結構大きいじゃないさ♪ これで、上空にあるってワル筋雨降らし装置を破壊すりゃ良いんだね」
 そこには体長6mはあるかと思われる鋼鉄の巨人が佇んでいた。優麗なフォルムは聖獣を模っており、子供が見たら大喜びしそうなシルエットだ。
「諸君ッ!」
 突然、男の声が響き渡った。どうやら作戦司令か何かのようだ。‥‥何かというのは微妙だが、兎に角、カイゼル髭を鋭利に伸ばした男は偉そうに見える。
「我々の目的は、この厚い雲を飛び抜け、ワル筋雨降らし装置を破壊する事であるのは、承知している事だろう。だが、これは大会でもあり、一番早く辿り着き、破壊した者が優勝者である!」
 ――うーん、微妙にツッコミ所が満載だ。
「先ずは、この人型メカ『マゾテックサディステム』略してMSについて説明しよう。この機体はペアで操縦するのが特徴であり、原動力は偉大なるラブなのだ!」
 ――は?
「しかーしッ! 偉大なるラブとは何であろう!? それは究極の絆だと我々は独解した! ま、詳しくは操縦胞にて説明しよう」
 促がされるままに、集まった者達は巨人の胴体へ移動した。操縦胞がゆっくりと曝け出されると、オーマは素っ頓狂な声をあげ、シェラが何度も瞬きを繰り返す。
「な、なんじゃこりゃあッ!?」
「こ、これが、異世界から流入した技術を結集した室内かい?」
 二人の瞳に映るのは、副座式のサドルだ。前部のサドルから延びた部分にハンドルがあり、下には回転式らしきペダルのようなものが覗える。後部サドルは何故か一段高くなっており、ペダルは無い。分かり易く説明すれば、自転車に酷似している。
「皆さんに必要なのはエネルギーたる動力源である! しかーしッ、操縦技術だけでエネルギーは供給されはしない! 偉大なるラブなくして、エネルギーは発生しないのだ!!」
 拳を戦慄かせて説明するカイゼル髭な偉いらしき人。だが、何とも釈然としないものをオーマは感じていた。
「まさか、このペダルを扱げってんじゃねーだろうな?」
「なに言ってんだい? 異世界技術の結晶が原始的な訳ないって」
 シェラは「そんな馬鹿な話は無い」とばかりに鼻を鳴らし、縊れた腰に手を当てると、豊か過ぎる胸を張る。
「御名答だよ! そこのお二人ッ! さあ、先ずは搭乗したまえ! 聖都の命運はキミ達に懸かっているのだ!!」
 ――マジかよ?
「あぁッ! やってやろうじゃないさ! 前に乗りな、オーマ! さあ、グスグスしてんじゃないよ、血に満ちた愛の抱擁がお望みかい?」
 早速シェラは後部サドルに跳び乗り、ブンブンと大斧を前のサドルへ振って促がす。仕方ないとばかりに、ポリポリと髪を掻き、オーマはゆっくりと腰を降ろした。すると再び偉そうなカイゼル髭の男が口を開く。
「MSへの命令は言葉や念で行われる。後部の方には、愛を注ぎ込む任を務めてもらう。サドルの裏を弄りたまえ」
 シェラがオーマの背中に手を付いて、サドルの裏側に手を伸ばす。何かスティックのようなものが指に当った。取り出すと、短いスティックの先から伸びるのは、ゴム状に撓る細長い棒。
「これって‥‥鞭かい?」
「む、鞭だとぉッ!?」
 偉そうなカイゼル髭の男は満面の笑みを向けると、制御胞を閉めた。後は任せたぞ! そんな笑みだ。
「さあ、行くよオーマッ!!」
「お、おうッ!」
 格納庫の天井が割れ、鋼鉄の機体に雨が降り頻る中、次々とMSが翼を広げて飛翔してゆく。その勇姿は制御胞の仕組みを知らなければ、とても優雅で格好良い。「ママ、僕も大きくなったらアレに乗るよ!」なんて無邪気な子供が笑顔を浮かべるほどだ‥‥。

 オーマとシェラの駆る機体も雨を弾きながら風を切り、天高く舞い上がった。制御胞前面にスクリーンが展開され、二人の視界はMSの頭部の映像を描き出す。流石、異世界技術の結晶だ。
「ほら、へばるんじゃないよ! もっと急ぎな!」
「うおぉッ! 少しは遠慮しやがれよ! はわぁっ!」
 ビシッ! ビシッ! と薙ぎ振るわれる鞭が赤く発光し、オーマの背中を打つ度に、操縦席全体が輝き、周囲の壁を粒子の如く伝って行く。どうやら『偉大なるラブ』とは、そういう事らしい。
「雲を抜けるよ! 加速ッ!」
「おッ、おぅッ!」
 シェラの鞭が撓る中、オーマは奥歯を食い縛り赤い瞳で前方を睨む。何としても早急に終わらせたい所だ。
 厚い暗雲にMSが突っ込むと、灰色の輪が描かれ、膨れ上がって失散する。そんな中、次第に他のMSが次々と失速してゆく。きっと制御胞の中では下僕主夫が疲弊したのか、或いはカカア天下妻が鞭を振るう体力を失ったのか、それとも‥‥。
「どうした? 早く打ってくれ! 脚力だけじゃパワーが落ちる」
「いや‥‥、もうこんなに傷だらけじゃない! 私が悪かったわ」
 なんて熱烈な結末を迎え、傷付いた下僕主夫に抱きついて涙を流しているのかもしれない。
「オーマッ! あたしはあんたを信じてるからね!」
「おうッ! 空を突っ切るぜぇ! はぅッ!」
 蒼穹を突き抜けた先に待っていたのは漆黒の世界だった。これが宇宙というものかは定かでない。別の空間と例えるのが正しいだろうか。そして、真上に浮かぶは巨大な建造物だ。
「あれがワル筋の雨降らし装置かよ!」
「オーマ、敵機だよ! 武器を構えな!」
 それぞれのMSが銃を構え、グリーンの閃光を放つ。しかし、ワル筋人型メカは機体を回転させながら躱し、反撃に味方機が次々と落ちていった。否‥‥大会だからライバルか。
「そらそら! いいよ! そこッ! 今さッ! 遅いッ!」
 シェラは歓喜しながら、ワル筋メカが撃破される光景に鞭を疾らせ続ける。オーマは身体に何度も強烈な衝撃を受けながら、敵機に紅蓮の瞳を滾らせた。
「ワル筋野郎ワル筋野郎ワル筋野郎ワル筋野郎ワル筋野郎」
 逆恨み? 否、偉大なるラブパワーか? 怨念すら感じられる形相を敵が拝めたら、一目散に撤退するであろう。
「オーマ! あそこから侵入できそうだよ!」
 シェラが指差した所は、機体が入るにやっとの大きさと想像される通気口のようなものだ。緑の閃光が飛び交い、紅蓮の炎が浮かび上がる中、MSは妨害を掻い潜り、中へと侵入する。
 ――ビシッ! パシッ! ビシッ! バシッ!
「‥‥ハァハァ、こ、これが中枢部ってヤツかよ?」
 一気に通気口を突破した二人の目の前に映るのは、巨大過ぎる円錐型の装置だった。金属的な外壁の中、赤や青に緑の光が様々な箇所で輝き、下方に柱が伸びている。何となく傘をイメージさせるものだ。
「こ、これで、天候を、操ってやがったのか!」
「オーマ、何か来るよッ! 回避しなッ!」
 様々な箇所で輝いていた光は、防衛兵器だった。一発でも受ければ、半壊は免れない。そう想像させるに十分な閃光の柱を放ってゆく。続けて小さな光の矢が長い尾を引いて、デタラメな軌道で向かって来た。流石のシュヴァルツ組も無傷とはいかない。閃光がMSの足を吹き飛ばし、肩から腕を持ってゆく。制御胞では稲妻が迸り、激しい振動が室内を揺らす。
<ふっふっふっ、ざんねんだが、ここまでのようだな>
 刹那、中枢空間に響き渡る無機質な声。
<なにが、いだいなる、らぶだ、そんなものにやられるものか>
 脈絡もなく一気にクライマッスルな雰囲気だ。
「オーマ、あたしは戦うよ! それッ!」
 パシッ!
 燃えるような赤い髪の女は表情を強張らせた。振るわれた鞭を下僕主夫が掴んだのだ。ギリッと力を込めると鮮血が手から零れる。
「シェラ、このままじゃ勝てねぇぜ」
「な、なに言ってんだい! 早くお放しッ!」
 力一杯に引くが、手放される事はない。オーマは精悍な顔つきで、金色の瞳を前方に見据えて、ゆっくりと口を開く。
「偉大なるラブってのは、そんなんじゃねぇ」
 オーマはサドルから降り、動揺の色を浮かばせるシェラの手を掴むと、サドルから降りるよう促がす。
「‥‥オーマ、いったい何を」
 グッと互いの両手が組まれ、顔を見合わせる二人。
「ワル筋野郎には、マッスルラブパワーで立ち向かうしかねぇだろ? 俺達の絆は既に機体は証明してくれた。これ以上のパワーは俺達の熱いマッスルパトスで証明しようぜ!」
「‥‥あんた。‥‥あぁ! いいとも! あたし達のマッスルラブパワー見せてやろうじゃないさ!」
<ふっ、おとなしくなったな、あきらめたかね>
「筋殺ッ!」
「滅筋ッ!」
「「らふらぶマッチョ! ギラリ全開! 大胸筋ーッ!」」
 オーマとシェラが声を合わせ、前足を一歩踏み込むと共に胸を張る! 刹那、MSのカメラアイ(愛)が発光し、胸部に桃色ピンクなエネルギーが膨れ上がった。
「「波ァァァーーッ!!」」
 迸る桃色ピンクな巨大ハート衝撃波が放たれた。全ての攻撃を呑み込み、巨大な傘へと炸裂する。
<うおぉぉぉっ! なんだ!? このかんきつけいな、それでいてあまいおーらはぁぁぁっ!>
 叫び声を響かせる中枢装置の下方にある柱目掛けて、MSは加速すると、片腕で抱き込んだ。ギリギリと力を込めてゆく。
「「大胸筋ホールドーッ! マッスルヒートォォクラァァァッシュッ!!」」
<うおぉぉぉぉぉっ!! まっするぅぅぅーっ!!>
 中枢装置の柱が爆発し、彼方此方で派手な爆炎が噴き荒れる中、シュヴァルツ夫妻の機体が吹き飛ばされた。やがて、ワル筋雨降らし装置は閃光を疾らせると、爆発を起こし、暗闇から消滅したのである。

 ボロボロになった機体が宙をゆっくりと回って漂う。制御胞では両手の指を絡め、互いの大胸筋を合わせたままの二人が浮遊する。
「‥‥終わったな★」
「‥‥ああ、あたし達の勝ちさ★」

 ――しかし、ワル筋銀河戦隊なる宇宙組織が壊滅した訳ではない。
 否、本当に存在するのかも疑問だが、ワル筋との戦いは続く事だろう‥‥。
 光の翼を羽ばたかせ、二人の機体は聖筋界へと帰ってゆく――――


●ライター通信
 こ、この度は発注ありがとうございました★
 お久し振りです。切磋巧実です。大変お待たせ致しました。
 ‥‥む、難しいでしたよ〜。これまでのノベルで関連しそうなものを拝読いたしましたが、膨大な納品物に‥‥‥‥。
 結果、切磋テイストで纏めましたが、これで勘弁して下さいませ★ 楽しんで頂けると幸いです。
 とにかく難産でした。どうやって副座式で偉大なるラブを演出するか? 普通のラブや18筋(おいおい)スレスレの演出ではない筈だ。まして下僕主夫ときてる。下僕? ならば――――と相成りました次第です。
 それと、隠し能力使用可との事でしたが、今回は人型メカに搭乗していること等により、割合させて頂きました事を御了承下さい。
 因みに優勝商品は『愛の鞭(桃色)』。これで打たれると気力が増幅する摩訶不思議なアイテムです(苦笑)。シチュノベですので、脳内補完して下さいませ。
 構成上、描かれていませんが、唐突にエピローグを★
<音楽が流れ、画面にはクレジットが羅列(おいおい)>
 厚い暗雲が晴れ、雲間から注ぐ陽光を背に、二人の乗った機体が聖都へと降下して来る。迎えるのは沢山の民衆とエルファリア王女だ。瞳を潤ませる姫の笑顔。因みに陽光によりワル菌は死滅。
<場面展開:城内>
 姫から謝礼と優勝商品が手渡される。頭を伏せて片膝状態の二人は未だ知らず、手を差し出してシェラが受け取る。おや? この感触は? 姫が多分内容を知らずに笑顔で効果を説明する中、苦笑して肩を震わすシェラ。怒りの矛先をオーマに向けるべき金色の視線を疾らせると、鞭を薙ぎ振るうのだった。微笑む姫や大臣達。カイゼル髭の男も誇らしげだ。
<場面展開:ボロボロの機体>
 二人のラブマッスルパワーで勝利したMSは、膝を着いて静かに佇む中、陽光を照り返して輝いていた――――。
(END)

 それでは、また出会える事を祈って★
PCシチュエーションノベル(ツイン) -
切磋巧実 クリエイターズルームへ
聖獣界ソーン
2005年08月30日

投票はログイン後にできます。

ログインはこちら












©Frontier Works Inc. All Rights Reserved.