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『耽美倒錯フィールド2005 』
里見・俊介3072

●世界最悪の日
 その日、東京有明会場後に落ちた一枚のカード。
 カードの名前は『耽美倒錯フィールド2005』――同人界の冬季オリンピックとも言うべきコミケのために作られたプロモーションカードだ。作った会社は札幌に拠点を置き、冬には地方語で寒いを意味する名前のイベントを行う会社であった。
 まさか、このおまけ品が正月の東京に嵐を起こすなど一体誰が思うだろうか?
 そして、その地獄は一人のオタクのお陰で始まっていくのであった……

「ねー、これってアンタが描いたんだっけ?」
「そうだけど…」
「趣味ばりばりやね」
「あんたがゆーな」
「同意〜」
 女三人組が企業ブースでかりかりとスケブを描く。目の前にはTCG。隣にはオレンジ色の半被を来た店長。
 絵師である三人組はキャッチーな絵を描きつつ、たむろする若者達を見た。とはいっても、自分とあまり大差ない年だ。
 今回のプロモーションカード。微妙にアヤシイ。フレーバーテキストには「俺の求めに応えろ」だった。ちなみにキャラはグラファリト。
 ブースに並ぶ男どもは「また、邪神の差し金かよ!」とか言っていた。
「あら、バレてるよ」
 邪神に心を売った女が言う。
「バレるもなにも、こんなの作るのに、あの人しか心理操作しないでしょ。ってか、出来ないでしょ!」
「まーね〜。うちもTCGやるんで、一枚がめてきますわ〜」
「てんちょにバレないようにね」
「ういうい」
 とか言いつつ、3枚持っていく絵師がここに一人。
 なんやかんやとここで時を過ごし、蛍の光をBGMに会場を退場した三人は、クリ仲間のみんなと宴会をしにパーティー会場に向かった。
 移動時にそのカードが落ちてしまっていた事にも気が付かず、絵師は会場を去る。
 そして、そのカードはごみ箱に回収され夢の島へと護送されるはずであったが、気まぐれな風のお陰で難を逃れ、異次元発生装置の元に飛んでいくのであった。

●新年明けまして、耽美倒錯フィールド2005展開
「里見警視長殿!」
「は? 何だ??」
 いきなり同僚に声を掛けられ、思わず里見は振り返った。自分より地位は低いが同じ年に警察に入った男だ。勿論、年は自分と変わらなかったはず。
「結婚してくださいっ!!」
「何? どうした…お前の脳みそは正月ボケか。冗談言ってないで仕事に…」
「そんなっ! この胸の高鳴りをいったいどうして止められると言うのですか! 里見警視長殿…ひどいっ!」
 その男はハンカチを握り締め、よよと泣きながら走り去っていった。
 里見は深々と溜息をつき、朝一番の珈琲を飲もうと立ち上がった所で異常を感じた。あつ〜ぅい視線が幾つもこっちに向けられている。ここは個室のはずなのにと思ってみれば、ドアが少し開いていて、幾人もの男達――つまり部下だが、それらが熱い視線を送ってきていた。
「何だ…どうした?」
 声を掛ける里見のクールさに惚れ惚れとした視線を向け、男達は一言「素敵♪」と言った。里見は思わず硬直し、じっと見る。
「は、腹でも壊したのか?」
 お年始早々蕩けたような表情の男達に言う。ここにいるのは選りすぐりのエリート達のはず。年明けからこんなでは先が思いやられる。
「里見警視長…つ、つ、つ、つ、つ、付き合ってください!」
「はぁ?」
 付き合うとは連れションのことだろうか。そんなことを考えて、変なやつだと思いつつ里見は頷いた。
「別に構わないが」
「本当ですかっ! それはもう…腹が壊れるまで」
「何を言ってる。腹を壊してるんなら、ワカモトでも飲め」
 思わず冷静に応えてしまう里見だった。
「馬鹿やろう抜け駆けすんな!!」
 里見がOKしたことでヒートアップした男達は、野獣のような目を里見に向けた。粘っこい視線がかなり怖い。しかも、殆どがガタイの良い男ばかり。中には下っ腹の出てきたような年の刑事もいた。
「お、おい…」
「俺だって告白したいんだ……警視長殿、頑張って出世しますから…付き合ってください!」
「ずるいぞ、俺だって! 里見警視長、良い店知ってるんです、酒でも…」
「馬鹿やろう! 酒はあとだよ、まずはお茶からだっ!」
「ま、待てっ! お前達」
「「「「「「「「「里見警視長〜〜〜ォ♪」」」」」」」」
「ひ、ひぃッ!」
 思わず里見は顔を背けた。化粧をした半オカマ状態の機動隊隊員まで個室に押しかけて来たのだ。
 広いというわけではない個室に、男が二十人は超えるだろう人数がひしめき合い、里見目掛けて男としての死の行進を始める。死んだ妻子を心から愛してる里見にはそう言った趣味はない。原因は何なのかわからないが、里見は逃げ場を求めて後退った。
 しかし、逃げられるほど神様は寛大でもなかったようで、血迷った機動隊員に足を掴まれる。思わず顔面を蹴り上げ、相手が怯んだ隙に、里見は何処かへと遁走した。

●草間興信所AM9:00
「おはようございま〜っす♪」
 シュライン・エマは元気に言うとドアを開け、座っているであろう草間武彦に言った。
「あれ?」
 そこには武彦はいない。
 妙に小奇麗な机に珈琲が一杯置いてある。机の上はきちんと整理されていた。おまけに台布巾で拭いてあるようだ。
 いぶかしみつつ、自分の机に鞄を置いた。
「掃除…してある」
 年始の何日かは自分は休んでいたために、きっと来たら汚くなっているのだろうと思っていたシュラインは気を削がれたような気分になった。
 どう考えても淹れたてと思われる珈琲が自分の机にもおいてある。
「零ちゃんかしら?」
 そんなことを呟いていたが、ぽすんと自分の椅子に座って珈琲を飲み始めた。いつものインスタント珈琲ではなく。豆から淹れたものだ。香りが違う。
 ぼんやりと待っていると、素っ頓狂な声がドアの方から聞こえてきた。
「あらぁ〜、シュラインちゃん。おはよ〜〜〜♪」
「おはよ〜…………………あァ?」
 どう聞いても武彦の声。さっとそっちの方向を見れば、ピンクハウスと見紛うばかりの服を着た武彦がいた。
「ぶはッ!」
 シュラインは口から珈琲を噴いた。
「まぁ、ご挨拶ねシュラインちゃん」
 多分、服のメーカーはインゲボルグ辺りだろう。一体、何処で手に入れたのやら。
(「き、キモ……」)
 シュラインは青ざめる。そんなシュラインに気が付かず、武彦は楽しげに言った。
「シュラインちゃんは美人でいいわよねェ。あたしも綺麗に生まれたかったわ」
(「いえ、充分に男前だから……いえ、そう言う問題じゃなくってッ!」)
「そ、その恰好どうしたのよ?」
「だってェ……武子、綺麗になりたかったんだもん♪」
 もじもじという姿にシュラインは昇天しかかった。
「たっ、武子ッ??」
「そうよ〜、武子なの♪」
(「か〜み〜さ〜ま〜…。…はッ、まーさーかー!」)
 ぐらりと回る視界に昏倒しそうになっている場合ではない。不思議な事柄に多く直面するシュラインは持ち前の芯の強さで早速に立ち直り、窓辺に走っていって外を見た。自分の考えが正しければ、そう――そこは異界のはず。
 そっと覗いた街の光景はいつもと変わらないようだったが、一つだけ大きく違う事があった。そう、公然と男達がチュッチュッとキスをしているのだ。
(「おェェェ〜〜〜〜〜〜!!」)
 思わず脱力。やっぱり異界現象だ。しかも、男色か耽美な異界らしい。
「やっぱり素敵な人とめぐり合いたいからぁ〜、武子頑張る♪」
 そこに追い討ちをかける武彦の言葉。思わずシュラインは顔を上げた。
(「…き、危険。武彦さんを男性に指一本触れさせてなるものですかッ!」)
 一計を案じたシュラインは、こっそりとドアの方へと行って後手に鍵を閉める。
「そ、そ、そ、そうよね…素敵になりたいっていうのは…わかるかも。だから、お化粧教えてあげるわね」
 心なしか震えるシュラインの声。
「本当ォ? シュラインちゃん、ありがとう♪」
 武彦はにっこりと笑う。シュラインに頬は引き攣った。
「い〜え〜♪」
(「あはは…あははっあはははははははは……」)
 化粧アドバイスをすることで何とか事務所に引きとめれば外にいる男どもに晒されなくてすむ。街中の男どもから武彦を守ろうと思うシュラインだった。

 そうして、シュラインはお化粧を教えつつ、合間にハードボイルドや煙草等、本来の自分取り戻すよう武彦さんに訴えてみた。その様子を零はしげしげと眺め、女になりきっている兄がわりの武彦を見る。しかし、色々と不思議な事を見ているせいなのか、こんなになっても武彦は武彦と思っているのか、不可解な表情ながらせっせとお洒落の手伝いをする零であった。
 そしてそれも束の間、一つの声がシュラインの心を掻き乱す。
「武彦くぅ〜〜ん、ケーキ食べましょう♪」
「はッ!」
 聞きなれた声が耳に届けば、シュラインは手近にある分厚いファイルを手にしてキッと睨んだ。この声はユリウス・アレッサンドロだ。
(「きっと修道女の服でも着てるに違いないわ!!」)
 そう思い込んで、外来者や知人でも男は寄らせないようにと心に誓い、身構えた。
「武彦くぅ〜〜ん、ケーキですよ♪」
「はぁ〜い♪」
「た、武彦さ…じゃなかった、武子さん。返事しちゃダメっ」
「え〜?」
 渋々と椅子に座る武彦はつまらなさそうだ。
(「我、確信せり…だわよ。今、来てごらんなさい……確実にブッ殺」)
「シュラインさん…オーラが…」
「はっ! あ…恥ずかしいわ…どうしよう。れ、零ちゃん…マシンガンどこかにないかしら?」
 どんどん過激になる発言に、大真面目に応える零はアタッシュケースを取り出してみせる。
「えーっと…前に誰かから頂いたものがありますけど」
「じゃ…頂戴、それ」
「ええっ?」
「ふふふ…ふっふふ…武彦さんに近付く男はみんな……ふふふ」
「シュラインちゃんたら…女の子でしょォ?」
 なよい声で武彦は言った。
 そんな武彦の横で銃の用意をした零がシュラインにそれを渡す。ポンプアクションをガシャンと鳴らしてドアを狙った。零が渡したのはショットガンだ。
「見ていて、武彦さん。これがハードボイルドってものよ!」
 そう叫んだシュラインはショットガンをぶっ放す。ドアノブ周辺に当たった弾は鍵を破壊した。その銃声に向こう側にいたユリウスは悲鳴を上げた。
「わぁ!」
「……ブッ殺……」
「シュラインさぁ〜ん…冗談ですってばぁ〜」
「はへ? 冗談…って、ユリウスさん、もしかして男色に走ってない…とか?」
「走るわけありませんよ〜」
 ドアの向うで情けない声を上げるユリウスは、へらっと笑ってドアの隙間から顔を出した。どうやら一緒に来たらしく、隣には風宮駿がいる。
「あけましておめでとうございます、シュラインさん。風宮駿です」
 シュラインはホッと安堵の溜息を付いた。シュラインはドアを開け、恥ずかしそうに笑いかけた。
「あら、風宮さん。恥ずかしい所を見せちゃって」
「いえいえ〜」
 のほほんと笑った風宮に衝撃が走った。
「か、可愛い……」
「はッ!」
 思わず安心してドアを開けてしまったシュラインは後悔した。耽美フィールドの影響で武彦に惚れてしまったらしい。
「俺と付き合ってください」
 薔薇でも背負って登場しそうな真面目な表情に、一瞬は凍りつき、次の瞬間は血走った目を向ける。
「帰ってぇ! いやぁぁぁ〜〜〜〜〜!」
 血迷ったシュラインはショットガンを風宮に向けた。
「そんなッ! お嬢さんを…武彦さんを僕にください!」
 ロミオさながらに演技がかる風宮の仕草。
「僕が……幸せにします」
『帰ってぇぇぇ〜〜〜〜〜〜!』
 ミラクルヴォイスでシュラインはドアをぶっ飛ばした。もはや、銃などいらぬ破壊力だ。
「消えてぇぇぇぇ!!」
 また叫ぶ。今度は風宮の体が吹っ飛んだ。
「ぐはぁッ!」
「悪いけど〜、坊やは趣味じゃないわぁ。それに、シュラインちゃんの方が強いモンッ♪」
「がび〜〜ん☆」
 武彦の言葉にショックを受けた風宮は泣きながら走り去る。
「ひどいっ!」
 そして、彼は何処までも走りつづけ、シュライン達はそれを呆然と見送った。

「ひどいっ、神様のイジワル…俺だって幸せになりたぁーい!」
 涙に濡れ、走る風宮は足元にあったそれに気が付かずに街を走っていた。ぐにゅりとした感触のそれを踏み躙った瞬間、風宮は空を見ていた。
「あれっ?」
 同時に空を飛ぶバナナの皮。
「ぁ〜〜〜〜〜〜〜」
 情けない悲鳴。
「ぐぁッ!」
 蛙を踏み潰したような声を上げた瞬間、ポケットから零れ落ちた変身用の魔術タロットをぶちまける。「う〜〜〜〜、あいたたた…ん?」
 辺りを見ればカードが散乱している。慌てて風宮はそれを回収し始めたものの、ラヴァーズのカードだけは掴む事が出来なかった。黒々とした不恰好なものに『ラヴァーズ』のカードが吸い込まれる。
「あぁッ! 俺のカードがっ! 返してくれッ!」
 そんなことを言ってもあいたはガラクタ。応えるはずもない。焦った風宮はその機械みたいなものをバンバンと叩いた。
「返してくれっ!」
 カードに接触したそれを打っ叩く。風宮のせいでそれはぷしゅんと奇妙な音を立て始めた。
「な、なんだ?」
 きゅぴーん☆と眩い光を放ち、それはエネルギーの奔流を風宮にぶつける。驚き、よろめいた風宮はその路地から慌てて飛び出した。
「な…なんだったんだ?」
 首を捻るが一向にわからない。仕方なく、風宮はその機械みたいなものを持って自分の家に帰ろうとした。

●思い出
 走り去った風宮が見えなくなった頃。
 シュライン達四人はユリウスの持ってきたケーキでお茶をした。ユリウスから聞いた話だが、どうやら何者かが異次元を発生させたらしい。すでに民間のオカルト事件処理会社が動いているという。解決は時間の問題との話を聞いて安心した。
 しかし、肝心の武彦が元に戻らない。シュラインは深い溜息をついた。
「いつになったら戻るのかしら」
「どうでしょうね〜。武彦さんあたり危ないと思って駆けつけたんですが…危うく死ぬところでしたね。なぁんて、からかったのは私ですからしかたありません。今度、ケーキ作ってくださいね?」
「えぇ…それでいいのなら。本当にごめんなさいね」
 シュラインは『武彦さんあたりが危ないと思って』ってどういうことだと眉を顰めたが、あえて何も言わなかった。
「いえいえ、想定できなかった私の所為ですよ。気にしないでください、それに、私って今日はパワードスーツ着ていたり♪」
「……ユリウスさん?」
 シュラインは思わず顔を顰める。
「着ているのは本当なんですよ〜。今朝、機動隊が警視長追いかけての大マラソン大会だったみたいで…私は巻き込まれちゃいましたし。弾は飛んでくるし。ファングさんと鬼鮫さんが……激しく絡んでるの見ましたから危険だな〜とか♪」
「それは…危険…だわ」
 シュラインは想像して青ざめた。
「どうやったら元に戻るのかしら?」
「さぁ? 思い出の品とか見せたら良いんじゃないですかね」
「思い出…ね」
「じゃぁ、私は近所の散策に行きますね。あとで寄りますから、ケーキ作っておいてくださいねっ♪」
「はいはい」
「では〜」
 そう言って立ち上がると、ユリウスは事務所から出て行った。
「はぁ〜…思い出の品かぁ」
「シュラインちゃん…あたし、これが本当の姿じゃないの?」
 不安げに言う武彦にシュラインは微笑みかけた。
「そうね…武彦さんは…なんだろう、いっつも煙草吸っててね。銘柄は何でも良いの。カードだけなのが恰好悪いけどなって言って――これをくれたのよ」
 シュラインは机に置いたカードを見せた。
 ふんわりとした優しい色合いで「Merry☆Christmas」と描かれ、薄いピンクの薔薇と教会が描いてあるそれを差し出した。今、思い出せる一番新しい思い出。
「嬉しかったのよ」
「シュラインちゃん…」
「武彦さぁん…」
 ぽろりと涙が落ちてくると止まらなくなり、シュラインは手の甲で涙を拭こうとした。不意に武彦が指で涙を拭う。
「シュライン…」
「武彦さん?」
 顔を上げるとさっきとは全然違う、男らしい表情の武彦がいた。
「どうしたんだよ、泣いて」
「武彦さんが…戻った」
「は?」
「いいの…嬉しいだけだから」
 シュラインは武彦に抱きついて、ぎゅっと抱きしめた。
「そうか…そんならいいんだけどな…って、うわぁ! 何だ、この恰好! しかもドアが…」
 慌ててドアの方に行こうとした武彦だったが、シュラインが泣いて抱きついてくるので、とりあえずはそのままにしていてやろうとドアの所に良くのはやめた。
 何が起きたかわからないが、温もりを求めてくるシュラインをずっと抱きしめていた。

●しあわせって?
 一方、風宮は喫茶店で束の間の幸せを感じていた。
 声をかける人全てが自分に振り返る。
 そして今も、女の子達が自分に声を掛けてくるのだった。珍妙な機械を抱え、あと数時間で消えるであろう幸せを噛み締める。
 しかし、その事実を知っているのは、神様か邪神様だけであっただろう。
「生きてて良かった♪」
 そして数時間後、彼は再びいつもの日常に引き戻されるのであった。

 ■END■

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┏┫■■■■■■■■■登場人物表■■■■■■■■■┣┓
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┗━┛★あけましておめでとうPCパーティノベル★┗━┛゜

【整理番号 / PC名 / 性別 / 年齢 / 職業】

0086/ シュライン・エマ / 26 / 女 / 翻訳家&幽霊作家+時々草間興信所でバイト
3072/里見・俊介/男/48歳/警視庁超常現象対策本部長
2980/風宮・駿/男/23歳/記憶喪失中 ソニックライダー(?)
                 (以上3名)
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■         ライター通信          ■
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 あけしておめでとうございます、朧月幻尉です。
 今年もよろしくお願いいたします。

 新年早々、発注を頂きまことにありがとうございます。
 耽美ということでしたが、これ以上書くと2万字あっても足りませんね(笑)
 武彦さんが無事で何よりです。
 機械を抱えて嬉しそうにお茶をする風宮くんが微笑ましいです。持って帰りたい(悦)

 それではご感想などいただけましたら幸いでございま。、
 皆様の発展をお祈り申し上げます。誠にありがとうございました。 
 
 朧月幻尉 拝
あけましておめでとうパーティノベル・2005 -
皆瀬七々海 クリエイターズルームへ
東京怪談
2005年01月17日

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