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『BLACK武闘 』
友峨谷・涼香3014)&水上・操(3461)&綾峰・透華(3464)


 黒。
 色の黒、かつ、言葉的な黒。
 瞼閉じれば裏にある黒、光ある万象の一切を閉じる黒、そのまたの名を闇と人は呼んでいた。またそれは、禍々しき物の性質であった。ゆえに、それを狩る商売は闇の仕事と言われた。
 即ち、この二人の生業である。……ですけど夜の路地裏で起こる事件、
「通り魔でしたら、警察の仕事ではないでしょうか」
 カウンターに坐りながら、まだ開店前の仕込みをしている酒場の女主人にそう口から言葉放つは、今日の付き出しは切干大根の酢醤油漬けと言っていた。そんな彼女の、居酒屋《涼屋》の女主人、友峨谷涼香に至極真っ当な意見をするのは、まだ酒には二年早い水上操という女だ。
 彼女、前述した通りの闇の仕事に携わる物、といってもアンダーグラウンド的な怪しい意味で無く、この世ならざる《怪し》が専門の仕事人、退魔師だ。普段は小さな神社の巫女を勤めているが、その表を脱ぎ去り裏を見せる時、稀代の腕は発揮される。
 そして、その裏の仕事を、ただ今、表の仕事をこなしてる者が知ってる事から察せられる通り、
「ただ襲われて終わりやったら確かにうちらがしゃしゃり出る必要無いんやけど」
 友峨谷涼香も裏の仕事、即ち退悪師の面を持つのである。そこが同じであれば年齢も同じとばかり二人の外見は若々しいが、居酒屋を切り盛りしてる彼女は、その見た目に比例せぬ《十年》を実年齢に積もらせている。このあたりは彼女に暗い影を落とし、うかつに客が突っ込むとわきわき地獄に陥るので触れぬがベターだが、まぁともかく。
「あんたの言うとおり、事件は真夜中の路地で起こっとる。せやけどこの依頼頼まれた時どんな頼まれ方した思う?」
 出された山葡萄ジュースの炭酸割りを頂きながら、はてなと小首をかしげる操、に、
「正体不明の事件を追え、ってな」
「正体不明、ですか?」
「……さっきうち、路地裏で事件は起こっとるゆうたやろ? せやけどなぁ、」
 何が起こってるかはてんで解らない、と。
「どういう事ですか」
「記憶喪失や」
 一呼吸置いて、「被害者の数は十数人おるんやけど、軒並み全員都合のええ事に、何があったかをぽっかり忘れとんねん。特に実害はあらへん癖にな」
「――UFOか何かに誘拐されたか」
 何か私達の慣れた事柄でも無い限り、
「そんな不可思議は、起こるとは考えられませんね」
「せやろ、ま、なんややな予感するさかい、うち一人じゃ手負えへんからあんたに協力頼みたいっちゅうのが顛末やねんけど」
 そう言って仕込みを終えた料理の入ったタッパーの、蓋を閉じる涼香、
「今日は早仕舞いするさかい、手伝ってくれへんか」
「解りました」
 飲み干したグラスを相手に手渡した操は、夜の十時に集合の約束をして、腕のうるさいブレスレットと声を交わしながら居酒屋の扉を開いていく。
 その時に、涼香は声をかける。「ああせや、その被害者達やねんけどな、たった一つだけ証言に共通点あるんは」
 えらく重要な事を言い忘れてたので、きっちりと伝えて。
「黒、っちゅう一言と、それ語る時の震えとる様」
 その時、操の背筋に具体的な怖気が、びしりと奔った。理解できないが、何処かで覚えている悪寒に戸惑いながらも、操は鈴屋を後にした。


◇◆◇


 夜の九時半ばノットイコール丑三つ時、だが、路地裏に出るうら若き乙女にとっては危険極まりない時間なのは確かである。……最も彼女の場合、別の意味で常に丑三つ時なのだが。
 生者と死者、けして出会う事の無い運命を、何故か頻繁に体験する者。それはこの東京では怪談として溢れる程に珍しくない話であるが、彼女にとって問題なのは、先程の二人のように仕事として(いわば自発的に)関わってるので無く、
 気が付いたら、関わっている、つまり付きまとわれているという所だ。プロレスの実況ならばこう異名を付けられるだろう、
 霊に年中逆ストーカー。名前を透華、綾峰透華ッ! である。ごく普通の高校所属である。一年生である。そんでもって、
 霊に憑かれやすい体質、と。
 綾峰透華を語るには、まずは腰まで伸びた銀の髪。陽の光を受けて輝く様は、女神の彫刻のように美を発揮して、彼女の大きな魅力となっている。容姿もとても愛らしく、と言っても、それが彼女を飴として霊が蟻のように群がる訳では、無い、多分。体質、なのだ。きちりと説明するならば巨大な霊力ゆえに、それを狙って群がるのが霊。本人に自覚が無いのだが、彼女の容量はダムのように広い。
 そんなこんなで憑かれて疲れるのが彼女の宿命だ。けれど今、綾峰透華が、
 不安そうな顔を浮かべてるのはそれが理由では無い、最初に説明した夜の九時の路地裏ゆえに、
「うううぅ、なんか出そう……」
 彼女の顔には陰りが指している。砕けた言い方をするとビビっている、無理も無い、透華はまだ16だから、夜道が怖いのは当たり前なのだ。こればかりは晴れ時々幽霊と一心同体だろうと変わらない、こんな時に口にするのは、
「先輩が居たらなぁ」
 と。先輩の名は、水上操である。つまり、透華は彼女と親交がある。というより大変お世話になっている、キッチンの汚れが如く落ちない幽霊を、すっきり除霊してくれるのは彼女だから。それでなくても操の神社に入り浸っているので、名だけでも呟いて頼りにしたくなるのが心だろう。
 だが所詮名は名にしか過ぎず実態では無い。絵空事で現実が変わる程世界は優しく無いのである。揺ぎ無い事実が杭のように突きつけられたなら、彼女の選択は限られて、
「と、ともかく早くかえろっと、幽霊ならともかく、変な人に襲われたら」
 想像して、ぶるる。唯彼女の能力、遅い来る敵のほぼ全て、マイク一つを手にしてどこぞのガキ大将のようにコンサートを開くなら、ええと、まぁ、ガキ大将的に敵を打破出来るのだが、これまた自覚してないので。
 そして、仮に知っていたとしても、
「ん、えっと、……えっとぉ」
 彼女は悲鳴を歌に変えれただろうか、「な、なんか、後ろから着いて来てるような、……本当に変質者ッ!?」それで足を止めて、確認の為に振り返って、
 ―――、
 ……き、
「キャアァァァァァァァッァアッァァァァッ!」
 悲鳴を歌に変換する余裕も無い、
 唯純粋な、強烈な、声。


◇◆◇


 その音で揺れた鼓膜は合計四つ、「今の声」「透華ちゃん!?」
 予定よりも更に一時間早く早仕舞いした涼香と、待ち合わせ場所を直接現場に変えると告げられて、今しがた到着したばかりの二人の鼓膜だった。だが、知ってる音が響くのは予想しておらず、音のした方へ走る二人に、動揺が発生している。角を曲がって、角を曲がって、
 僅かに、無事を祈った事が知らない内に術として作用したのか、あるいは唯そうだっただけか、綾峰透華は傷一つついてなかった。だがアスファルトの上に身を横たえて気絶している。意識の断絶はあまり余談を許さない、だから操、駆け寄って抱き起こして、
「透華ちゃん! 大丈夫?返事してッ」
 気付けの水のように声を浴びせて。反応は間も無く、だった。
「……ふぇ、……あ、れ、……先輩?」
 瞳が先輩を捉えた透華、それを見て、ほっと息をつく操。気遣いの言葉をかけながら、抱いてた彼女をゆっくりと放してその場に起立させて、
 同じく胸を軽く撫で下ろした涼香。だが聞く事があるので質問をする。
「なぁおのれ、何に襲われたんや?」
「へ? ……いきなりなんですかぁ?」
「いきなりもいなりも無いねん、さっきえっらい雄叫びあげとったやろ? 大声大会でもでーへん限りあないな声出す訳無いやん」
 すると透華は思い出したように、「あ、そうでしたぁ! せ、先輩聞いてください、さっき私、私っ」「何があったの、落ち着いて話して」
 小鳥が餌をもとめるような挙動を、落ち着かせるような声、さすれば透華も願いに応え、一度深呼吸してから、私、
「……何があったんですっけ?」
 操がっくりする涼香ずっこける。「おーのーれぇッ、何を素敵なオチ付けとんねん!」
「そ、そんな事言われても、覚えてないんですよー!」
 ムキーっとなって怒髪天な涼香を、スマイルで乗り切ろうとする透華、
 一人冷静なのは操。
「透華ちゃんも、覚えてないんですね」「ふぇ?」
「……あ、そういやそうやん」
 余りにも彼女のポケっぷりが見事だったので、言った当人が失念していた、そう、被害者達は一様に、事件の概要についてすっぽり抜けているのだ。そして百聞に勝る一見がここに在って、
「あー思い出しましたっ!」「うぉっ!?」
 眺めている彼女が突然声をあげたのである、びっくらする、だが抗議を受け付けるよりも早く、綾峰透華は答えるのである。
 例の言葉を。
「黒かったんです! なんだか解らないけど、ともかく黒かったんです!」
 ……、
 ………例の事件つながり、決定。
「しかも、見た所ほんま怪我一つ無いし、……財布取られた訳ちゃうよな?」
「財布、あ」
 慌てて自分のポケットをチェックする、と、
「あ……あります、大丈夫です」
「そう。金品目当てでも無し、何か呪いをかけたのでしょうか?」
「そんな様子あらへんのは自分も解るやん?」「でしたら」「ああ」
 ほんま訳解らん事件やわぁと、もしかして唯驚かすだけが趣味な変質者か、それにしては記憶を失ってるのはどう説明するのか、
「あのぉ、先輩、涼香さん」
 ん? と振り返った彼女達に透華、「そろそろどういう事か説明してくれると嬉しいんですけど」
 そういえば、さっきから理由も説明せず事情聴取である。その役、操が買って出たようで事の次第を説明しようと、
 した瞬間びしりと、背筋に悪寒が走った。
 無音で跳ね上がる彼女の身体、その異常に気づいた二人、だが、それ以上の異常な事、
 かさり、と。
 かさりかさりと、音がしたのである。これは三人とも背筋にぞくりだ。それは生理的に不快に、精神の奥深くに刻み付けられた危険信号。
 嫌な予感フルスロットルで、三人は音のした方へ首を動かす、ゆっくりと。それは、
 ――食事中には気をつけろ

 蠢く、影である。影が、身体である。つまり、黒である。
 かさりかさりと這い回り、鈍い光沢が身肉であり、毛の生えた足、六本、かさりがさり。
「す、涼香さん、もし、私の予想当たっていたら、恨みますよ?」
「う、うちの所為ちゃうッ、ほんまはこの世にはこびる魔を退治する仕事」
「わ、私、とっても嫌な予感がするんですけどぉ〜」
 かさり、黒い、がさり、ひらべったい、かさり、虫、がさ、

 ゴキブリ、
 、
 人間大の。

 人間サイズのゴキブリが壁際の三人の前に居るならば、
「キャアァアァァァァァァッァッァアア!?」
 一の悲鳴は透華であった。涙を流しながら凄い顔で絶叫する。
 二の悲鳴の場合、言葉も無い戦々恐々これ水上操。固まっている、銅像のように固まっている。そう、この二人の反応は凄まじかった。誰だって巨大ゴキブリに出会ったなら悲鳴をあげて失神して、そしてあまりのショックに記憶を失くすのが当たり前だ。だが三人一緒に見た所為か、運が良いのか悪いのか、二人は意識を保ってしまっている。即ち、
 恐怖は継続する。「せせせ先輩ぃ、ゴキです! ゴキですよぉ世界の終わりですよぉ!」
「お、落ち着くの透華ちゃん! 相手は所詮虫なんだからああぁぅ」
 立ったまま白目を剥いて崩れかける透華、魑魅魍魎の類ならまだしも、この二人にとってゴキブリは天敵であった。それは前回の騒動でもお馴染みなのである。
 となれば、戦闘モードに入れるのは一人、
「こんな所で商売敵に会うとはおもわへんかったけど」
 冷や汗かいて腰引けてる、ゴキブリはどんなラスボスよりも強いので仕方が無い、だが怯んでいては明日は無い、「おのれには上等すぎる代物や、おとなしく往生せいっ!」
 そう言って、印をした符を一枚指にはさみ、なにやら念じながら目前の宙に置いた。符から発動するは雷撃、この世ならぬ者すら焼き尽くす鉄槌が、黒い悪魔へと向かう。
 だがしかし、黒い悪魔は通常の三倍どころじゃなかった。「ええかわしたぁっ!?」
 音よりも早く落ちる術の雷を、嘲るようにかわすゴッキー、G。慌てて彼女は己の武器、退魔刀紅蓮を手に持ちて、これでゴッキーを切断するのはかなりいやーんであるが致し方ない、
「さっさと逝けこの阿呆ぉっ!」新幹線よりも早い剣速を、
 更に凌駕した黒は、涼香の身体を、這った。
「……いやぁぁぁああぁぁぁっぁぁぁっぁっ!?」
 これには流石に堪らないのである、死ぬのである、心臓が止まるのである、芸人のリアクションなど嘘っぱちのように、真剣十代のように走りまわる涼香、「離れ、離れぇっ! うちはこんなんで気絶するたまじゃ……ってああ気絶したいぃ! 何もかも忘れてしまいたいぃっ!」
 だからほとんどの人間がそうした訳だが、悲しいかな、涼香はそれなりに強いのであった。強さとは自分を保つ事である、そして、弱さとは自分を見失う事である。
 ゴキブリに対しての態勢が極めて低い二人の場合、既に壊れ始めていた。
「涼香さん、今助けます」
「――操っ!」
 必死でゴッキーを振り落とそうとしている彼女に、その言葉、
 有り難い、が、心配だ、何故なら操はゴキブリに尋常じゃない恐怖を抱いている。そんな彼女が、まともに動けるか、無理だ、無理するな、そう、叫ぶはずだったのに、
 なんでうちはこんなセリフを言ってるんやろ、せーの、
「なんやその手に持ってる爆弾はっ!」
「……ガトリングガン、です」
「何処から持ってきたんやそんなんっ!」
「だって、それはいてはいけない物なんです。この世から絶えさせなければ、どれだけの人が、悲しむんですか」
 言ってる事はまともに見えるが、白目を剥いて言うセリフでは無い。というかガトリング持ってる説明になってない、だがお構い無しに彼女は細身の身体で、筒構えー、アンド、ファイアッ!
 ダダダダダーンと弾が連射され、「うわ、ちょ、のぉ!?」ゴッキーと一緒に弾を避ける涼香、なんとか射程外に逃れて、しかしガトリングの乱射先に居るゴッキーは、まるで踊るかのように避ける避ける、
「ゴキブリ嫌いゴキブリ嫌いゴキブリ嫌い……」
 呟く言葉の羅列は最早呪いであった、思い出してもらうが、ここは路地裏である。いくら人気が少ないからといってこの被害甚大はあまり見逃せない、
「ちょっと、操落ち着い」
 無駄だと解っていても止めようとした時だったかなぁ、
 ――かさかさとは違う別の恐怖が、鼓膜を揺らしたのは
 それはメロディであった。
 ♪ ラーラーラーラー
「……ん? ……って、透華?」
 透華が、歌っているのである、嫌な予感が、というより、嫌な事が、起こる。
「――ちょっと待て透華、やめ」
 ガトリングよりも優先してストップをかけるべきなのは、
 ガキ大将よりも凄まじい、霊力を秘めた歌唱。交響曲第九番、大晦日に流れる定番クラシック、ヴェートーベン作、
 歓喜の歌。

♪ ラー! ラー! ラー! ラー! ラー! ラー! ラー! ラー!

 彼女が歌った瞬間に、涼香の脳はぐるんぐるん揺れた。「うわーうるさいうるさい頭ガンガン鳴るぅっ!?」説明しよう、つまり綾峰透華は、
 凄まじき音痴なのだッ。……いや、流石に超音波とかは出せぬのだが、彼女の音程はドの音がヌ並になんだよその音階はみたいな在り得ぬ音域なのである、尚何故か霊力を帯びてる所為か、この歌は幽霊にも等しく有効である。そして、
 どうやらゴッキーにも効果があるようだ。動きが若干鈍くなったのを、ガトリングガンの弾幕が確実に捉え、
「好機ですね、今を逃さずに責めます」
「ええと一辺に突っ込むとせやからどこからその手榴弾は持ってきてなんで透華の歌が流れてんのに耳塞がんとちゅうか陰陽はどないしたッ」
 だが相変わらず白目を剥いてる彼女は、揺らめくゴッキーに今度は手榴弾だ。その戦闘行為を賞賛するかのように、
♪ せーんーぱーいーがーんーばーれーすーずーかさんもがーんばれー
 心からそう願っているならまず歌うのをやめてほしい、頭痛真っ最中の涼香であったが、この歌が相手の動きを止めているのも事実、しゃあない、
「毒食らわば皿まで!」
 何か違うような気もするが、ともかくこうして、狂った歓喜の歌をBGMにして、
 斬って、撃って、喧嘩して、仲直りして、また別れて、悲しくたって、コートの中では平気で、でも涙が出ちゃって、斬って、撃って、術って、の、
 ひっちゃかめっちゃかの暴れまわりの結果、ようやく、人間大のゴキブリは退治されたのであった。


◇◆◇


「……取り乱してしまいました」
 目に麗しくないゴッキーの死体を、術で燃やすなりなんなりの処理をした後、そう言って水上操はずーんと落ち込んだ。慌ててフォローするのは後輩、
「せ、先輩、でもしょうがないですよ、相手はあの黒いのですよ?」
「いや、それにしても壊れすぎや自分ら」「涼香さんっ!」
 涼香の一言に再びずーんとなる操である。裏の顔まで見せるのはともかく、白目剥いた顔は色々とまずい、だ。
 とりあえず、巻き込んだ責任は涼香にあって、
「あー、その、なんや、うちが悪かった! ……今からメシ作ったるさかい、それでチャラ、な、な?」
 二人に手を合わせ拝んでそう言って。言葉聞いて、操、
 ようやく、自分を取り戻したようである。「……美味しい料理、期待してますね」
 何時ものように素敵に、すっと笑う彼女を見て、透華の笑顔もぱぁっと咲く。
「それじゃ私もっ! 何食べようかなぁ、涼香さんの料理ってみんな美味しいですもんね」
「本当ね」
 ――ああこうやって人は、悪夢を忘れていく、緩やかな時を求めて、辛くても、辛くても生きていて、
 ああそういえばトリビアって程ではないんですが、
 ゴキブリって、一匹居れば三十匹居るって知ってますか?
 いやぁ役に立たないうんちくこの後何故か早々と店仕舞いをした居酒屋涼屋から激しい銃声が聞こえ狂った歌声が響き中性洗剤もってこーいという声が出て、
 翌日、ボクサーよりも真っ白に燃え尽きた三人が、カウンターに坐っていたのは余談である。
PCシチュエーションノベル(グループ3) -
エイひと クリエイターズルームへ
東京怪談
2004年10月04日

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