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『『旅立ちの日 ― 人魚が歌う夜 ― 』 』
如月・縁樹1431
「うーん、いい潮の香りだなー。気持ちいい〜♪」
 僕は指を組んだ手を青い空に向けてぐっと体を伸ばした。
 目の前にはエメラルドブルーの海。
 海は比較的穏やかで、遠くではかもめが飛んでいる。
 潮の香りをたっぷりと含んだ風に遊ばれる髪が首筋を撫でるのがちょっとくすぐったい。
 僕は帽子(キャスケット形のモフッとした帽子)を取ると、アッシュグレイの髪を掻きあげた。
 そしてしばし海を眺めて、心のうちに湧き上がった誘惑と戦うのだけど、やっぱり理性が負ける。
 僕は靴と靴下を脱いで裸足になると、ばしゃばしゃと海の中に入った。
「ひゃぁー、冷たい♪」
 だけどその冷たさがいい感じ。
『って、風ひくよ、縁樹。まだまだ春も始まったばかりなんだから』
 ばしゃばしゃと足で海を叩きながらはしゃいでいた僕に、そうしたり顔で言ってきたのは僕の旅の相棒。
「っるさいなー。人がせっかく気持ちよく遊んでるのに」
『遊んでるのにーって、あのね、ボクは大切な縁樹が風邪をひかないようにだね・・・』
 さきほどまで海に落とされないように必死に僕の肩につかまっていた相棒は何やら言い出した。だけど僕はそれを聞いていない。
『って、ちょっと、縁樹、聞いてるの?』
「聞いてな〜い♪」
『縁樹!!!』
 何やら肩の上でいじけだした相棒に僕はけたけたと笑った。
 そしてざぁざぁー。ざぁざぁー。
 心地よい波のメロディーを奏でる広い海を見つめる。
 明るい太陽の光の反射させてきらきら輝く水面。
 遠くを飛んでいる2羽のかもめ。
 ゆっくりと海をいく船。
 そして薄っすらと見える対岸の光景。
「あ!」
『あ!』
 僕と僕の相棒は同時に声を出した。
 そしてやっぱり僕らは同時に顔を見合わせる。
「見た、今の?」
『うん。縁樹も見た?』
「うん」
 僕は頷く。そして僕は、数秒前にそれがいた方に視線を戻す。
 海は穏やかで、何事もなかったかのようにそこにある。
 だけど僕は見たんだ。まるで図ったかのような太陽の七色の光の筋の中で、それ…人魚が跳ねて、海面から飛び出し虚空を軽やかに優雅に踊って、また海へと帰っていくのを。
 たまたま偶然散歩をしてたら、出た海。
 その海で見たのは人魚。
 僕は思い出す。僕がはじめて世界を認知し、そして相棒と出会い、その後に旅立った先での初めての人魚との出会いを・・・

 ******
 それはとても不思議な感覚だったんだ。
 うーん、そうだなー。強いて例をあげるとしたら、目が覚めるほんの少し前…浅いまどろみの海をさ迷っている時の感覚に似てるかな?
 肉体という感覚はなく、
 ただ茫洋な意識が形をなせぬままにたゆたっているような・・・そんな感じ。
 僕は真っ暗な闇にいた。
 そして茫洋だった僕の意識は明確な形を急に形成しだして、そう、それで僕はまず自分がこの闇の中で確かにいると自覚したんだ。
 そしたら、それと同時に目の前に出てきたのが50センチぐらいの人形。服装は白一色のパンツスタイル。しかもそれは…
『エンジュ』
 名前を言われた僕はその人形を見ながら、肉体と言うモノがあったなのなら、小首を傾げる仕草をする。
 その人形が不思議だったんじゃない。その人形の存在を…
 …その人形の名前を知っている事が不思議だったんだ。あー、でも不思議ではあったけど、同時に受け入れてもしていた。当然の感覚として、それを。
 僕は相棒の名前を呼ぶ。
『うん、縁樹』
 何がうん?
 僕はちょっと相棒の切り返しが面白くってくすくすと笑う。
 そして僕はその後に如月縁樹という自分の存在と、僕の相棒の存在を再確認して、
 そして世界と時代を認知した――なぜか本能的な感覚でそれができたんだ。
 その瞬間に、世界は生まれた。
 いや、世界に僕と相棒が生まれた?
 そのどちらが正しい表現なのかはわからないけど、とにかく僕らはそこにいたんだ。
 見上げれば満点の星空。
 降るような星々がとても綺麗に輝いている。
 無意識に空に向かって伸ばした手の平……ぎゅっと握り締めて、そして胸の前に下ろして、そっと握り締めた手の平を広げて見る。
 だけど手の平は・・・
『逃げちゃったみたいだね、星の奴』
「うん」
 風が肌を撫でていく感じは心地よい。
 僕は手で顔を触る。
 僕はまるで姿見に映る自分を見ているかのように、顔を手で撫でる自分の姿がわかる。
 身長は172。
 体型はスレンダー。
 その細身の体を包み込むのは相棒とは正反対の黒一色の服。なかなかにクールでカッコいい。
 髪はアッシュグレイ。
 その髪に縁取られた顔は美人♪
 そして星空を見上げるのは黒に近い赤色の瞳。
 それが僕、如月縁樹。
『で、縁樹、これからどうするの?』
「どうする、って言われても…」
 僕は足下でぴょこぴょこ跳ねていた相棒を取り上げると、じたばたと暴れる彼を手の平の上でうつぶせにして、彼の背中のチャックをあける。そこに指先を突っ込んで、取り出したのはスナック菓子だ。僕はお腹が空いていた。
『縁樹!!!』
 僕の左肩に座った彼は何やらご機嫌斜めの声を出す。
 僕は彼が乗っていない方の肩を小さくすくめた。
「だってお腹が空いてたんだもーん」
『もーん、って…。まあ、腹が減っては戦はできぬって言うしね。で、どうする事にするか、決めた縁樹? ちなみにボクは縁樹についていくって決めたんだけどね』
 じゃがいもをスライスした奴を油であげて、塩で味付けしたスナック菓子を口に頬張りながら僕はもう一度肩をすくめた。相棒はなんだか楽しそうだ。
「うーん、困ったな」
 油でべたべたしていない方の手で頭を掻きつつ僕は溜息を吐く。
「お腹が空くと言う事は、確かに僕はここにいて、世界に存在しているという事らしいけど、その目的がさっぱりわからない」
 それはすごく重要な問題のような気がする。
 しばし考えて、でも自分がどうして世界に存在するのかわからないから、それを考えるのはやめた。
 次にやった事は空を見上げること。
「綺麗だね、星空」
『うん、そうだね、縁樹』
 ちなみに夜空は真っ暗だけど、でもその色は黒ではなく、深海の色に近いそうだ。濃い藍色。夜空が星の海と例えられる由縁?
「海、か」
 僕の中には、僕が覚えた記憶の無い知識がだけどいっぱい詰まっていて、そしてその中には海、という大きな塩水の水溜りの情報ももちろんあった。
 だけど哀しい事にその知識はあっても、映像は浮かんではこなかった。相棒に聞いてみる。
「ねえ、あなたは海を見た事はある?」
『海? ううん、無いよ』
「そうか」
 そして唐突に想ったんだ、海が見たい! って。
 それを提案してみたら、相棒はあっさりと了承してくれた。
『うん、海が見たいなら、海に行けばいいよ、縁樹。ボクは縁樹についていくだけさ』

 ******
 僕らはすぐ近くの街に行った。
 そこで海に行くためのモノを揃える。
「そこの茶色のトランクに、あとは地図をください」
「地図はどんな地図にするね?」
「あー、えっと、B5番の地図をください」
 僕がそう言うと、店屋の店主は不思議そうな顔をした。
「B5番の地図はここから海に行くまでの道しか載っていないよ? それでいいのかい」
「はい」
 僕は頷く。それにしてもこのおじさんは売るのを躊躇うような商品をだったらなぜに自分の店で売っているのだろう? うーん、謎だ。
 あとは食料に寝袋。雑誌にゲーム。
「と、あとのは何にしようかな?」
 などと言っていると、肩の上の相棒がげんなりとした声を出した。
『え? まだ何か買う気?』
「もちろん。備えあれば憂い無しでしょ?」
『でももうお金が無いよ?』
「わうぁー」
 ちょっと、初めてのお買い物で浮かれすぎちゃったみたい。
 そんなこんなで先ほど買った寝袋などの野宿セットがさっそく役に立ちそうだ。
 と、僕は足を止める。
 とても綺麗な歌声が聴こえてきていた。
 船乗りがセイレーンに誘われるように僕はそちらに吸い寄せられる。そしてその例えはまったくの正解に近かった。
 からーん。
 ドアにつけられた鐘が鳴る。
 店に入った僕は顔をしかめた。
 店はバーなんだけど、店内の空気は酒と紫煙の香りとが混ざり合って、至極最悪。ものすごく気持ち悪い。
『出ようよ、縁樹。こんな所にいると、ボクの服が黒くなっちゃう。それに縁樹の肺だって』
「ありがとう。だけど・・・」
 肺の心配をしてくれた相棒には悪いんだけど、僕の赤い瞳は大きな水槽の中で哀しそうな顔で歌を歌う人魚に吸い寄せられていた。
 とても狭い水槽に押し込められている彼女はとても苦しそう。その歌声はとても哀しくって、聴いてるだけで胸が張り裂けそうだ。
「くそぉ、負けた」
「はい、ありがとさん」
 水槽の前のテーブルではカード賭博がされている。
「さあさあ、この俺にカードで勝てた奴は今夜、俺が稼いだ金と、この人魚をくれてやる。見世物小屋に売るもよし、俺様みたいにこいつを元手に商売をするもよしだ」
 僕は肩をすくめる。
 水槽の中の人魚は、その男の声と、そしてその言葉に欲望を掻き立てられた男達の視線にひどく怯えて、身を小さくした。だけどそんな彼女に気づく奴は誰もいない。
 どうやらここにいるのは全員悪い奴らみたい。
 それだったら・・・
「ちょっと、耳を貸して」
『え、ほんとにそれをやるの?』
「うん」
 頷いた僕に彼は大きく溜息を吐くと、頷いた。
『あの人魚も確かにかわいそうだし、それにあの男が稼いだ金も気になるしね。でも、まあ、縁樹。一応念のためにこれを持っておいて』
「OK」
 僕は相棒に渡された物を隠し持つと、彼を水槽の横に置いて、そしてカードを手に店にいる人達に勝負を持ちかける男の前に座った。
 僕を見て男は怪訝そうに眉根を寄せる。
「なんだ、おまえは? 何の用だ?」
「何の用、って、聞かれても、あなたに勝負を持ちかける以外には無いと想うのだけど?」
 男は片眉の端をあげて、そしてすぐに大笑いしだした。失敬な事に周りの人達も。
「失敬だなぁ〜」
 口にも出して抗議する。
「それはしょうがねーさ。お嬢ちゃんみたいなお子様が、この賭けに乗ろうってんだから。で、第一お嬢ちゃんに参加料が払えるのかい?」
「あ、いや、お金はありません」
 男の顔が真っ赤になった。
 だけどこういう手合いの操作の仕方はやっぱりわかっている。
「だからもしも僕があなたに負けたら、僕の体をあなたの好きなように扱ってもいい。あなたの慰み者にするもよし、それこそ商売道具にするもよしって」
 顔の筋肉すべてをいっぱいに使って鼻の下を伸ばす男の後ろで、相棒が僕をものすごい目で睨んでいる。だけどここはしょうがない。こうでも言わないと、乗ってももらえないんだから。
「いいだろう。今の言葉に二言は無いな、お嬢ちゃん」
「うん。僕の女をかけて」
「じゃあ、勝負だ」
 男はカードの束を隣にいた人に渡した。
 さっきからずっと見ていてわかっていたのだけど、この男の人は一見無関係でありそうなギャラリーにカードを切って配る役をやらせているけど、だけどその実彼とそのギャラリーのほとんどが仲間であるのはまるわかりだ。だって、手早くカードを切りながら、男の人に最高のカードが行くようにしてるんだから。だけど僕は・・・
「僕はリレイズ10枚でコール」
 言い切った僕に彼はポーカーフェイスという言葉を知らないように顔を歪ませた。
 そしてカードを捨てる。
「僕の勝ちですね」
 僕は手札をテーブルの上に置く。そして僕のカードを見て、彼は顔色を変えた。なぜなら彼が捨てたカードはフォーカードで、僕はワンペアなんだから。
 そう、たまったもんじゃないだろう。彼はカードを一枚捨てて、そして予めそうなるようにされていたカードを引いてフォーカードの役を作って、だけど僕は余裕の表情でコールした彼にカードを一枚も変える事無くリレイズ10枚を宣言してのけたのだから。そう、はったりもいいところ。
「まずは今の勝負で、あなたが今夜稼いだお金を頂きますね」
「ああ、約束だ。じゃあ、次は俺はこの人魚を」
「それでは僕は引き続き僕の体と、そしてこのお金を」
 見せるニンジンは立派なニンジンの方がいい。
 そしてカードが配られる。
 ポーカーなんてのはカードの運は実は二の次。大事なのは、はったりと駆け引き。
 そしてそれは相手の顔を見ながらするものだけど、だけど僕は水槽の横の人形を見る。そう、誰の目にもただの人形にしか見えない相棒は秘密のゼスチャーで僕に相手のカードの役を教えてくれるのだ。
 相手のカードはワンペアとスリーカードが組み合わさったフルハウス。
 こっちはダイヤの3、5とハートの3,8、クラブの6。ただのワンペア。さてと、どうしようか?
 今度は男はカードを変えない。
 どうやらこのカードは完全に仕込まれていたようね。それに先ほどちらりと彼がカードを摩り替えたのが見えた。
 やれやれ。今、背筋をぞぞっと悪寒が駆け抜けたのは、相手の彼も、周りの男の人たちも勝手に僕をヒロインにした夢想の劇を脳内で思い浮かべているせいだろう。
 だけど、そうはいかないよ♪
 僕はぺろりと唇を舐めて、カード3枚を変えた。
「コール」
 僕は勝負をかける。
 男はフォールドしない。
 そして互いに同時にカードを出して・・・
「馬鹿な・・・ダイヤの1から5・・・ストレートフラッシュだと」
 彼はうめいた。
 僕は立ち上がる。もう、ここにも彼らにも用は無い。
「それじゃあ、この人魚はもらっていきますね」
「待ちな。お嬢ちゃん、綺麗な顔をしてやってくれたな。あんた、ズルをしたな」
 やれやれ。自分の口でよく言う。
「なんのこと?」
「なんの事じゃない? おまえがカードで俺に勝てるわけがねーんだ」
 見っとも無くヒステリックに怒鳴った彼に僕はさらりと言う。
「自分がズルして、僕が負けるように細工を施しておいたから? そこの仲間と」
 周りにざわめきが起こった。そして旅人以外のこの店にいた男達が一斉に懐から拳銃を抜き払い、僕に銃口を照準する。
 だけどその時には僕の手にもコルトトルーパーMkV6インチ。その銃口は男の額に冷たいキスをしている。
「コルトの銃口が火を噴けば、あなたの脳漿が飛び散ることになるよ♪」
 僕はにこりと微笑んでやる。屈辱に真っ赤になった顔を歪ませる彼に。だけどその彼の目がしかし、その時に酷薄に輝いたのはなぜだろう?
 まあ、いいけど。
 ガァーン。
 僕がそう想った次の瞬間に、咆哮をあげたのは、僕のコルトじゃない。僕の死角にいたこのバーのマスターが持つリボルバーだ。
 そして彼の右肩にはナイフが刺さっている。
 周りの男達は、いったい誰が投げたかわからないナイフに怯えていた。
「ん、下手な考えは起こさない方がいいよ。僕の相棒は投げナイフの専門だからさ」
 そう言いながら僕は相棒にウインクした。

 ******
「ありがとう」
 広い海に帰れた彼女はとても気持ちよさそうに泳ぎながら、僕にそう言った。
「うん、どういたしまして」
『いたしまして』
 彼女は濡れた髪を掻きあげながら、
「それであなたたちはこれからどうするの?」
「うーん、最初の目的は海を見たい、だったんだけど、それは叶ってしまった」
『ボクら、じゃあ、また目的無し?』
「ううん、違う。目的は見つけたよ」
 俯かせていた顔をあげた相棒に僕は微笑む。
「僕は海という情報を知っていたけど、映像は知らなかった。だけどそれは海に限った事だけじゃないんだ。他にもいっぱい情報は知ってるけど、現物は知らない物がある。それを見に行く旅に出ようかなってさ。っていか、これはもう決定事項なんだけど」
『うん、それいいよ、縁樹』
「そうでしょう」
 頷く僕に人魚さんが微笑む。
「なら、縁樹、人形さん。あなた方の旅に幸運がある事を祈って、歌わせて」
 白み始めていく海をバックに人魚さんは僕らのためだけに歌を歌ってくれた。

 ******
「覚えてる、あの初めて見た海と、そこで聴いた人魚さんの歌」
『もちろんだよ、エンジュ』
 あれからたくさんのところを茶色のトランクと地図を持って、旅をした。
 旅先ではいっぱい面白い事にも出会ったけど、その分怖い目にだって遭った。だけど僕は相棒と一緒に旅に出た事を後悔したことはない。だってそれらすべてが僕の大切な旅の思い出だから。
「さてと、行こう、か・・・・・はくちゅん」
『ほら、縁樹。言わんこちゃんない』
「はーい、ごめんなさーい」
 そして僕と相棒はかもめの鳴き声とさざなみの音楽を聴きながら、けたけたと笑った。その笑い声は風に乗って、僕らの旅の幸運を祈ってくれた彼女のところまで届いているだろうか?


 **ライターより**
 こんにちは、はじめまして。如月縁樹さま。
 この度担当させていただいたライターの草摩一護です。
 
 まず最初に一言。
 こういう話を書きたかった(力拳)。
 と、いう感じです。
 ですからご依頼をいただけた時はすごくすごく嬉しくって。^^
 もう、これは本当に何もかもツボでした。
 縁樹たちもすごく好きな感じです、
 地図と茶色のトランクを手に旅という感じもすごくいいですよね。
 ぜひによろしければ縁樹たちの旅を連載形式でやらせてください、とこちらかお願いしたくなってしまいます。^^
 でも、本当にすごくそれだけ縁樹たちには魅力を感じます。

 前半はプレイング通りに、後半は任せていただけましたので、このようなお話にさせていただきましたが、どうでしょうか? お気に召していただけましたでしょうか? もしも気に入っていただけてましたら作者冥利に尽きます。
 ちなみにほのぼのとした感じは出てましたでしょうか?
 もしもよろしければ感想やご指摘などがありましたら聞かせてくださいませ。

 それでは失礼します。
PCシチュエーションノベル(シングル) -
草摩一護 クリエイターズルームへ
東京怪談
2004年02月04日

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