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『■幻想の燈■ 』
五辻・神斗8181





 す、と差し出された小さな南瓜。
 仄かな光を繰り抜かれた箇所から零すその上部。
 無言のままに促されて蓋を摘めば揺れている、芯のない灯。

 ひとつだけが、ゆらゆら、ゆらゆら、ゆれて。

『どんな世界のどんな出来事でも』

 稚い囁きが耳朶をくすぐれば、あとは泡沫の夢の中。





■幻想の燈 −重なる街角−■





 ほろ、と瞬いた光が零れ落ち、滲んだ。
 手の中に在る仄かな灯がひとつ、大きく揺らぐ。
「……南瓜?」
 五辻神斗は伏せていた眸を持ち上げ、灯を見詰めるとゆるりと呟いた。
 その声は思った以上に大きく耳を打ち、どこか現実から離れた心持であった神斗の意識を鮮明にする。放り出された馴染まぬ空間に、その分だけ意識が馴染む。
「ここは……」
 静かに赤瞳を巡らせて神斗は、周囲の風景以上に記憶にないものが己の姿だと気付いた。
 自身の恰好が勝手に変わることなぞ、そうそう聞く話でもない。
 手に握った物体共々にまじと確かめればやはり覚えはなく、神斗は危険な気配のない周囲はさておき己の衣装をまずは確かめることにした。落ち着いた表情のまま、手に持った品を見、視界に収まる範囲で自身の衣服を見分する。それで十分にどういった衣装かは知れた。
「……これは、狐面……に、狩衣か」
 更には腰の下辺りで感じた違和感に首を傾け、振りかえって見下ろした先には狐の尻尾までもを発見。帯の辺りから揺れているそれは九本。面といい衣装といい尻尾といい、誰の仕業なのやら徹底した仮装であった。
「危険はないようだが……」
 さてどういった次第であるのか。
 淡々と狩衣の袖口をつまんで引いてみたりしながら記憶を辿る。
 心当たりといえば、先程――かどうかは実際のところ不確かなのだけれど、神斗の感覚では時間的には動いていないように思えたので先程だろう――に受け取った、この手の中にある小さな南瓜に他ならない。いやいや、むしろこれしかないというか。
「それとも……夢……?」
 ぼんやりとさえ感じる素振りで神斗は狐面と共に手を塞いでいる小さな南瓜を眺め遣る。
 と、彼が見る前でその小さな南瓜は再びほろりと一際大きく瞬いて、その輪郭を光に溶け込ませてしまった。
「…………」
 ほろほろと崩れていく南瓜。中の朧な灯が形を呑んで溶かしていく。
 けれどそこに善からぬ印象を感じ取れなかった神斗は、熱感もないその灯の浸食を手の上で許して静かに見た。仄かなあたたかさを伴うばかりの灯は神斗の見守る中で段々と薄れて崩れていった。
 なんなのだろう。どこなのだろう。
 ぽんと放り出された状況に取っ掛かりを見出せない。
 神斗は空になった片手をまじと見てから今度こそ周囲をぐるりと眺めて確かめる。
 どこかの街角。よくよく見れば先程よりもはっきりとした形を持っている気がしないでも。
 見覚えがあるような、ないような。
 人の胸の奥から郷愁を引き出す空気。そのくせ明確な記憶には触れて来ない景色。
 どこかはっきりとしない部分を残すそれは、けれどもやはり危険な気配の欠片もない。
 ただただ穏やかに緩やかに奇妙な街角はそこに在る。
 神斗は饒舌ではない常以上にか、唇を閉ざしたまま街角を見渡して、しばし。
「偶にはこんなことも……悪くは、ないか」
 殺伐とした最近の記憶との落差から神斗は、閉じた唇を綻ばせて呟いた。
 まどろみの街角にひとり佇む。
 それは誰か――桂翡色という人物の声が響くまでの僅かな時間。



 ** *** *



 ねぇ、と呼び掛ける声に振り返った神斗の顔にはやはり見覚えがあって、翡色は表情を和らげ微笑んだ。穏やかな、相手の気持ちもやわらかくするような、そんな微笑みである。
「……」
 呼び掛けられた神斗はと言えば、古代中国の例えば天人なりとして描かれそうな衣装をまとった翡色を見下ろして言葉を探した。危険人物とは考え難いおっとりやんわりな空気と物腰であるので、警戒はない。
 そうして、なんと返したものかと唇を薄く開いた神斗を見上げ、翡色は更に声を掛けた。
「キミ、僕のこと知らへんかなぁ……?」
 その言葉に翡色を見詰め、神斗は自身の記憶を探る。
 知人、ではない。会話の記憶からしてない。
 しかし見覚えがないというには何か、どこかで会ったことがあるようにも思える。ただそれがどこで、と言われるとはっきり出て来ないのだけれど。
 笑いかける翡色に応じる顔に穏やかな笑みを神斗もまた刷いて、その微妙な記憶を浚いつつ問い返す。
「……あ、ええ……どこかで……?」
「商店街でバイト、してへんかなぁ?」
 と、確認する翡色の言葉に頷けば、相手はやわらかな笑顔を声と一緒に弾ませた。姿を飾る花も一緒にふんわり揺れて。
「――ああ、良かったぁ!僕、あの近くでサロンやってる桂言います」
「あ、俺は……五辻神斗です」
「下の名前、僕は翡色ね。ひそく、です」
 翡色さん、と繰り返せば神斗よりも下にある頭を揺らして相手は頷いた。
 にこにこと人当たりもよく穏やかな風情を好ましく思って神斗も静かな笑みを深める。
 お互いに微笑みあって向かい合い、それも一段落したところで何気なく見回す周囲――は、何も変わらないままだった。
「……それにしても、ここ、どこなんでしょうね……」
「キミも迷子なん?」
「いえ……迷子というか……」
 思わず洩らした神斗の言葉に翡色がことりと反応する。
 しかし小さな南瓜を受け取ってポンと放り出された見知らぬ場所、という状態は迷子と称していいものだろうか。現在位置が解らないという点では迷子と言えなくもないかもしれない、けれど。
「……迷子、なのか……?」
 思わず自身に問うてみる神斗。
 翡色はそんな彼を見上げてゆったり。
「キミも迷子なんやったら、一緒にうち探さへん?――て誘おう思てんけど」
 飾られた髪を花と一緒に揺らしつつ、首を傾げて翡色は神斗に伺いを立てた。
 それを見下ろして神斗も頷く。まあ、迷子の定義を突き詰める必要もないのだし、迷子といえば迷子でよかろう。
「あ、ええ。俺も困っていたから……」
 そもそも脈絡無く見知らぬ場所へ放り出された現状は、まったくもって困惑が先に立つ状況なのだ。
 となれば否やのあるはずもなく、ただ僅かに最近の自身――人との関わりを避けていたことが思い出されはしたけれど、それでも神斗は翡色に頷くことで同行を受け容れた。あるいはこういった、日常から少し違った形で出会うのも悪くはないと、翡色と言葉を交わす間に思い直したからでもあって。
「ほんまに?ずぅっと一人で心細かったんよ〜」
 ぺちりと両手を合わせて喜ぶ翡色のほっそりした姿を見下ろして、神斗は瞳をやわらげた。

 ――さて。
 二人の接点というべき商店街のあれこれを話しながら歩き出してから。

「キャア――――ッ!」
 目の前に飛び出したいかにもなオバケに翡色が声を上げるのはさてこれで一体何度目なのか。
 隣を歩く神斗にはっしとしがみつき、彼はひぃひぃと眉を下げてひたすらに叫んでいた。
「かかか神斗ちゃん、オバケ……キャ――ッ!イヤ――!」
「…………」
 神斗はといえば、しがみつく翡色をとりあえずそのまま好きにして貰いながら、ケタケタと笑って周囲を駆け回るオバケを見ていた。別に本当に何かをしでかすことはないと不思議と知れるのだ。ぶっちゃけ翡色が驚かなければスルー出来るような気さえしている。
「あかんねんて僕こういうの――!」
 先程遭遇した別のオバケとは違い、この自分の腕にぎゅうぎゅうとしがみついている人物が先程両手で受け取ったフィンガークッキーなぞを投げてくることもない。ちなみに両手で受け取ったそのクッキーを翡色が「ひゃあ!」と仰天してばらまきかけたりしたのは、まあ微笑ましい一幕だ。最終的にはありがたく頂戴した。
 と、その辺は置いておくとしよう。
「神斗ちゃ――ん!」
「大丈夫ですよ。ほら」
 必死に自分の腕を掴んで離さない翡色の肩を叩いて宥めた神斗は、おそるおそると顔を上げた翡色に立ち去るオバケの姿を指し示す。明らかに実体を持ってノコノコと遠ざかる姿はなんというか、オバケ屋敷のスタッフさんの背中なんぞを連想する。いやいやこちらはどう考えても中に人間がいないと思われるのだけど。
 けれどもそういった『いかにも』なオバケの造形をしている相手であれど、弱い人間は弱いわけで。
「……ご、ごめんなぁ。僕ああいうのに弱くて」
 しょんぼりと詫びる翡色の言葉を聞いて神斗は、いいえ、と短く応える。
「出て来るのが唐突ですから……驚いても、無理はないですよ」
「……か、神斗ちゃん……!」
 更に続けられたフォローに翡色は瞳を潤ませ、両手を組んで祈りを捧げても似合いそうな様子で商店街で見かけていた青年を見詰めた。頑張り屋さんなんやなぁと思いながら働く姿を通りすがりに見た程度の関わりだったのだけれども、なんといい子だろう。
 どちらかとえば周囲に弄られる役回りであった翡色には、神斗の丁寧かつ素直の態度に感動しきりである。
 そんな翡色の感極まった風情の涙目に晒された神斗はといえば、歩く間にはっきりと形が出来上がってきた街の様子に思案していた。記憶を辿るのも容易な直近の変化。
(……俺達に合わせて変化している……?)
 ふと胸の中で呟いたことは、存外と的を得ているかもしれない。
 二人で翡色のサロンを目指そうと歩き出してからのことを思い出す。
 確か、甘い匂いがしていたとか翡色が話していて。
(そうしたらクッキーが降ってきた)
 同時にぼんやりとしていた街を見ながら南瓜の話をしていて、そう、二人揃って南瓜を受け取ったら此処にいたという話からハロウィンがどうこうと発展して、オバケがどうこう、と。
(途端に仮装みたいな『オバケ』が出て来たのだったか)
 そうそう。それで翡色が悲鳴を上げて神斗は目を瞬かせて驚いたのだ。
 菓子にしろオバケにしろ、こちらに合わせての出来事である。
「…………なるほど……」
「神斗ちゃん?どないしたん?」
「あ、いえ」
 つまりは自分達次第で目的地も近くなったり遠くなったりするのでは、とふと思い浮かんだわけなのだけど、不思議そうに問うてくる翡色にそれを話すほどには確証もなかったので言葉を濁した。翡色は追及するでもなく、この長くない時間で何度も見たおっとり笑顔を神斗に向ける。神斗もそれに笑み返して再び歩き出した。
 遠ざかったオバケはもう見当たらない。
 とはいっても、またじきに現れて翡色に悲鳴を上げさせるのだろうなとは根拠もないながら当たり前に思い浮かぶ予想図であったのだけれども。

 そんな予想を何度か現実にしながら二人が朧な街を歩くうち、なにやら見覚えのある建物がぽつりぽつりと現れ始めた。
「あ、あれ駅前のビルの看板とちゃう?」
「このディスプレイ……見覚えが……」
 そうなれば時折オバケに翡色が驚かされながらも、段々と気持ちが日常の緩みに傾いていく。
 あえて普段と違う道を歩いてみよう、といった戯れに近い感覚を抱きながら神斗と翡色は二人してあちらこちらに視線を投げては口を開いていた。揃って覚えのある場所を話題にすれば、会話も滑らかになるというものだ。
「でもなんや、お店の並びがちょっとおかしいことない?」
「ああ……はい。違っていますね。……飛ばしていると思います」
「はぁー、間違い探しみたいやねぇ」
 何の悪戯なのか、商店街がちょっと不正確である為に翡色のサロンにはまだ辿り着けていないのだけれども。
 だからといって焦ったり不安になったりということは、二人にはなかった。
 言葉を交わすのはこの奇妙な遭遇が初めてであるというのに、しっくりと馴染む――というのかどうか、たとえば温かなお茶を一口含んで身体中にぬくもりを広げるような、そういった程良い緩やかさがまとわりついていて落ち着くのだ。
 別個に灯を覗き込み、別個に仮装でもって放り出され、別個におぼろな街中を歩き回るはずであったのに。
「――あ」
 そんな二人が並んで歩き、重なった街角を抜けて和やかに話すうち。
 ちょうど会話が途切れた空白に入り込むようなタイミングで翡色には非常に覚えのある、自身のサロン『天花香園<ティエン・ファ・ガーデン>』が現れた。本来の位置とはいささか違った配置で。
「場所が変やけど……一応、帰ってきたんかな……?」
 その非常に低難度な間違い探し的な出現ぶり。
 翡色が確かめるように呟いたのも無理はないと言えなくもない。
「おかしいのは場所だけですか?」
「うん。他は大丈夫みたい」
 しかし一人ではない。オバケに脅かされてしがみついても自分をからかったりしない神斗が一緒だ。
 翡色はドアに近付くとそろりと手を伸ばした。動かしてみる。そっと。
 少しずつ力を入れて施錠を確かめる――と、カチリと店の中から音がしてドアが揺れた。
「…………」
「…………」
 思わず顔を見合わせる。
 それから翡色がドアから少し離れた手をもう一度、添えた。
 恐る恐るというよりは一気に開けるのが何やら躊躇われるが故の慎重さでドアを開く。覗き込んだ店内は綺麗に片付けられて清潔だ。ふわりと鼻腔をくすぐる何かの香り。それが最後に使用したものだと理解して翡色は、この建物が本当に自分の店だと納得した。
「ここですか?」
「うん。ここが僕のお店」
 しっかりと開いたドアの向こうを見遣りながら訊ねる神斗に、翡色はにこりと笑んでから掌を滑らかに上向けて動かすと
「じゃあ、どうぞ?」
 と、彼を促した。
 どこかぼんやりとした風情に見える神斗の顔がいっとき目を丸くして、はっきりとしたものになる。それから考えるように視線を翡色と店内と、屋外とに巡らせてから「折角ですが」と口を開いた。
「この辺りが商店街になっているなら……おそらく近くにバイト先もあると、思うので……今日、シフトが入ってるんです」
 感覚ではあるけれど、このドアを通って店内に入れば変化があるのではないかという気がしているのだ。おそらくそれは翡色にしても店内の様子を確かめたときに感じ取っているだろうことで。
「そうなんや……商店街でバイト中のキミ、思い返せばよく見掛けたわ……お休みちゃんと取ってはるの?」
 神斗のその返答に翡色も頷く。
 が、そのまま自身の記憶を探って神斗を見掛けていた情報を引っ張りだした翡色は、なにやらそのまま気遣いへと言葉を転がした。
「そうですね。倒れる程、働いたりは……」
 神斗も素直に話を合わせる。
 ぽつぽつと、ここまでと変わらず静かかつ丁寧な調子で話す神斗の返事を聞く翡色は、しかしそこでじわりと瞳を潤ませた。え、とばかりにそれを見下ろす神斗。
「……詳しい事情は聞かへんけど、苦労してはるのねぇ」
 一緒に歩く間に、独り暮らしをしているだとか、眠そうですか?いえバイトが少しといった話だとか、それらをしていたのを思い出した翡色は頭の中で苦学生な苦労人の若者(あながち間違いでもなかったり)を考えて感極まったのである。
 零れ落ちそうな涙をそっと拭い、翡色は気遣いの溢れる優しげな微笑を神斗に向けた。
「バイトでしんどくなったら、いつでもお兄ちゃんに言いや?」
「あ……はい、ありがとうございます」
 傍目には見た目からも行動からも、翡色はお兄ちゃんというよりもお姉ちゃんな様子であったりするのだけれど、神斗はそんなことを考えたりしていない。
 ので、二人しかいない現在。
「……香りはあまりわからないんですが……今度、店寄らせてもらいます」
「うん。遠慮せんと来てな?」
 ストレートにぶつけられた好意的な言葉を受け止める返答と、それに念押しする言葉と。そんなものだけがあった。
 そうして開いたドアの前で穏やかに笑い合うことしばし。
 歩く間に何度も繰り返したその一場面を今回も重ね、それから自然な流れで二人は目線をドアへと戻した。じゃあ、と翡色が小さく言う。
「ちょっと入ってみようかな」
「そうですね。確認を――」
 言って、足を踏み出した翡色に神斗が応じた瞬間。

『現を映しただけ』

 稚い声。
 翡色の声。
 神斗の手から落ちる狐面。

『あとは――現に』

 狐面が地面を叩く音はせず、そこから淡く朧な灯が溢れて場を埋めて。



 ** *** *



 すとん、と眠りから離れたときの感覚。
 開く前に瞼をしかと合わせてから持ち上げれば、耳に届いていた音の通りに周囲は見慣れた――奇妙な場所に放り出される前に立っていたそのまま。
 狩衣も、尻尾も、見当たらない。
 つと時間を確かめる。
 なんとなし予想していたけれど、時間は経っていなかった。
「……白昼夢……ではない、だろうな」
 ひとりごちて荷物を抱え直す。
 そこで視界をよぎった覚えのない物体。
「…………これは」
 手に取ったそれは、かわいらしい包装のカップケーキ。
 ふわりと漂う甘い香りに混ざるのは、南瓜の。
「なるほど」
 やはり夢ではなかったかと表情を和らげて神斗は歩き出した。
 商店街のバイトの後にでも、桂翡色と名乗った人が居るサロンの場所を確かめておこうかと、そんなことをぼんやりと思いながら。





━ORDERMADECOM・EVENT・DATA━━━━━━━━━━━━━━━━━…・・

登┃場┃人┃物┃一┃覧┃
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【8181/五辻神斗/男性/20歳/学生】
【8198/桂 翡色/男性/25歳/アロマセラピスト】


ラ┃イ┃タ┃ー┃通┃信┃
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ぎりぎりのお届けとなり、申し訳ございません。
大変お待たせ致しました。ライター珠洲です。
二人でまったりとサロン探しつつ歩く流れになっております。
が、記憶なども現実持ち越しオチですので関わり具合は自由にして頂けるかと。
本当にお待たせ致しました。楽しんで頂ければと思います。
パンパレ・ハロウィンドリームノベル -
珠洲 クリエイターズルームへ
東京怪談
2009年11月25日

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