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『Summer vacation in CTS 〜夢守 ルキア〜 』
夢守 ルキア(gb9436)
 
 耳を澄ませば聞こえてくる蝉の声。
 息を吸い込めば胸に届く潮の香り。
 瞼を開くと飛び込んでくる色鮮やかな景色。

――夏到来、思い出作り。


 ***


 朝の日差しが零れる部屋。
 その部屋のカーテンに手をかけた夢守 ルキアは、少し迷うように視線を落とした。
 差し込む日差しは強い。それを受ければ外の天気が晴れであることはわかる。
 だが、もし窓を開けた時、雨が降っていたらどうするか。
「……いや、如何もしないな」
 ルキアは苦笑と共に呟くと、勢い良くカーテンを開けた。
「――ん、良い天気だ」
 窓から見える外は、快晴。
 どこまでも続く青空に、時折飛行機らしき物体が横切って行く。
 今日はこれから出掛けることになっている。
 それも彼女と仲の良い友人知人と共に、だ。
「雨は、危惧だったね」
 先ほどの行動を思い返し、思わず笑みが零れる。
 そうして部屋の時計に目を向けると、時刻は良い位置を示していた。
 そろそろ待ち合わせ時間だ。
 長袖の服に袖を通し、いつものようにキチッと襟を閉じる。そうして拳銃を装備すればいつもの自分になる。
 ルキアは今一度、部屋の時計に目を向けると、緩やかに微笑んで部屋を出て行った。


   ***


 地平線が臨める景色。
 澄んだ青空が何処までも続き、地面を埋め尽くす金色の花たちが見事なこの場所に、ルキアは友人たちと訪れた。
 風を受けて重そうに揺れる金の花――ヒマワリ。
 それを目にしたルキアは自然と綻ぶ頬を感じていた。
「噂には聞いてたけど、凄いもんだねぇ」
 声に目を向ければ、レインウォーカーの姿が見える。
 彼はヒマワリ畑を見つめて微笑んでいた。
 その傍には、リリナや幽噛 礼夢の姿もある。
 彼女はヒマワリ畑に逸早く近付くと、花の1つを手にとってマジマジと見つめた。
「珍しいかい?」
 その姿に近付いて問いかける。
 その声に視線を動かすと、礼夢は花弁とルキアを見比べ、コクリと頷いて見せた。
「珍しい……そう、かも?」
 緩やかに傾げた首に合わせて、長い髪が揺れる。
 そうして花弁を見つめる姿に、ルキアは笑みを零した。
 礼夢とは依然依頼で一緒になった仲だ。
 こうしてこの場へ来れたことは素直に嬉しいし、話が出来る事も嬉しく思う。
「ちょっと、観察してみようかな……?」
 ヒマワリが珍しいと言った彼女。
 その彼女の言葉ならば、邪魔をする訳にはいかない。
 ルキアは少年に近い笑みを浮かべると、彼女の方をポンッと叩いた。
「君がそうしたいのならしてみると良い」
「……うん」
 素直に頷く礼夢に好感を覚えながら、ルキアは彼女の傍を離れた。
 そして僅かに離れた位置で、話をするリリナとレインの姿を見止めた。
 リリナの想いは心得ている。
 正直、兄的な複雑な心境が胸を支配するのだが邪魔をする訳にも行かない。そう思い、ヒマワリ畑に目を向けた――その時だ。
「あんまりはしゃぎ過ぎて迷子になったりするなよぉ」
 聞こえてきた声に目が動く。
 そうして目に飛び込んできたリリナの表情に、ルキアは思わず笑ってしまった。
「な、なりませんよ……たぶん」
 膨れた頬と、最後に加えられた言葉。
 それを耳にしたルキアは、知らず2人に近付いていた。
「レイン、あまりリリナ君を虐めるものではない。リリナ君、君はヒマワリの花言葉を知っているかい?」
「花言葉、ですか……?」
 助け船を出されたリリナは、突然の振りに目を瞬いている。
 だが彼女ならきっと答えをくれる。
 そんな思いで待っていると、やはり彼女は言葉を返してくれた。
「えっと……憧れ、熱愛……あなただけを見つめています……?」
 ボソボソと紡がれる言葉にルキアは「なるほど」と頷く。
「その花ことばの意味で、納得かな」
「何がです?」
 ルキアの言いたい事がイマイチつかめない。
 そう様子で問い返すリリナに、彼女は1つ頷きを向けて空を仰ぎ見た。
「アポローンに恋した乙女が、姿を変えたんだ。ずっと見てられるように」
 見上げた先には、肉眼では確認できない程に輝く太陽がある。
 それを同じように見上げたリリナは、片手を空に翳すと目を細めた。
「アポローンに恋をした乙女……太陽に恋をしたヒマワリ……素敵ですね」
 そう言葉を零したリリナに頷きを返す。
 そんな彼女の目に、皆の輪から抜け出したレインが、下を向くヒマワリに手を添えているのが飛び込んできた。
 そして、彼が手を差し伸べて皆を振り返る。
「どう? ボクのガレージも、来年は植えてみようかなぁ?」
 掌に種を乗せて提案する彼に、リリナはルキアと顔を見合わせた。
 そして彼に駆け寄ると、自分の分の種を手にした。
「たまには、こういうのも良いよねぇ」
 聞こえるレインの声に「確かに」と頷く。
 手にした種は思ったよりも小さいが、これが土に植え、水をやり、やがてここに咲くヒマワリのように大きくなる。
 それを考えると不思議な気持ちになる。
 そうして種をポケットにしまった所で、あることを思いついた。
「レイン、勝負をしないかい?」
「勝負?」
 首を傾げるレインに、ルキアは得意げに笑った。
 彼女の紫色の瞳が、嬉々としているのは何かを企んでいるからだろう。
「そうさ、これは勝負だよ。一番キラキラしたヒマワリを見つけた方が勝ちね!」
「はぁ?」
 レインが疑問を口にするよりも早く、ルキアはヒマワリ畑に向かって走り出した。
 その姿にレインは呆れたように額に手を添えたが、そこにリリナが顔を覗かせる。
「あ、面白そう……あたしも参加しますっ!」
 ぐっと拳を握って頷くリリナに、レインは驚いたように目を瞬く。
「参加って‥…おい!」
 パタパタ駆けて行くリリナに伸ばした手が虚しく宙を掻く。そうして花畑に消えたリリナは何処へやら。
「……見えなくなってる」
 確かに、ヒマワリの背に負けてリリナの姿が見えない。
 時折、花が揺れるので大体はその辺りにいるのだろう。
 ルキアはリリナが花畑に入ったのを、花の動きで確認すると、近くのヒマワリに目を向けた。
 キラキラと輝くヒマワリ、それを見て思う。
「きっと、勝負はつかないんだろうね」
 ヒマワリはどれも綺麗に輝いている。
 この中から一番キラキラした花を見つけるのは不可能だろう。
 それでもこうした勝負をしたくなるのは、夏の魔力と、遠くへ来たという開放感からかもしれない。
「さて、私の一番は――」
 呟き、顔を巡らせたルキアの目に、一番背の高い花が飛び込んできた。
 大きく首を伸ばし、誰よりも高く、理想を追う姿に目が惹きつけられる。
「アレかな」
 そう言うとルキアは花の間から顔を覗かせた。
「センセイ、お願いしますっ!」
 視線の先にはキョトンとした礼夢と、呆れたようなレインがいる。
 2人は何事か言葉を交わすと、礼夢がこちらを見た。
「――今行く」
 言って駆けてくる礼夢を見て、ルキアは太陽にも負けない笑顔を零したのだった。

   ***

 昼間の賑わいは何処へやら。
 日が落ちて、昼には空を向いて咲いていたヒマワリたちが、月に背を向けている。
 そんな中、4人は僅かに花畑から離れた場所で、浴衣に身を包み花火を始めていた。
 ルキアが着るのは落ち着いた青の浴衣だ。
 普段から男装を主とする彼女ならではの色で、男性にも女性にも見える。
「ふふ、サイエンティストとしてはオリジナル花火を作っておくものなのです」
 リリナはそう言って、不敵な笑みを覗かせながら花火を取りだした。
 その種類は様々で、中には見たことのない花火まで混じっている。
 だがレインはそれらを見て疑問を感じたようだ。
「どこがオリジナルなんだ?」
 どうやら出された花火の中に、市販の物も混じっているようだ。
 その声を聞いて、リリナは目をキラキラさせて人差し指を立てて見せる。
 昼間のヒマワリ畑を見ていた時よりも、目が輝いている気がするのはこの際伏せておこう。
「えと……手持ち花火は普通ですが、こっちは違うんです」
 そう言って、見せられたのは、市販されている花火と相違ない筒型の花火だ。
「何処が違うんだ?」
「それは、秘密です。まずは、これで遊びましょう」
 リリナは楽しげに笑うと、皆に手持ち花火を配った。
「これが、花火……?」
 受け取った花火をじっと見つめる。
 ルキアの記憶にある花火とは若干……いや、だいぶ違う作りに目を瞬く。そしてレインや礼夢の動きに習って火を灯そうとしたところで、彼女の動きが止まった。
「火薬の量を押さえてある花火です。良ければ、これをしてみませんか?」
 リリナが笑顔で、礼夢に花火を差し出した。
 それを取りだした先は袂なのだが、礼夢は勿論、ルキアもオカシイとは思わない。
 それよりも、リリナが取りだした花火にルキアは興味津々だ。
 2人に近付いて、落ち着いた花を咲かせる花火を見つめる。と、そこにレインが滑り込んできた。
「ちょっと待てぇ! 今、何処から出した!」
「秘密ですよ」
 どうやら袂から花火を取りだした事に異論があるらしい。
 だがルキアは気にせずに手にした花火に視線を落とすと、徐に火をつけた。
 そこから上がる勢いの良い火花に目を瞬く。
 色とりどりの火が噴き出す様は、今まで見たことが無い程に綺麗だ。
「……これが、花火」
 そう口にすると、ルキアは密かに笑顔を零した。
 こうして花火が続けられるのだが、こうした行事は徐々に盛り上がるのが常。
 4人だけの花火大会もその例に漏れず……
「花火と言ったらやっぱ打ち上げ花火だよねぇ」
 レインのこの声に、サイエンティストのリリナの目が光った。
 先ほど並べた花火の中から、1つの花火を手にすると大きく掲げて見せた。
「自信作です!」
 手にしているのは筒型の花火。
 一見すると普通の置き花火なのだが、自信作ということはリリナが作ったということだろう。
「それ、華やかなの?」
「火薬は専門ではないので簡単ですが、噴水花火と打上花火を合わせた感じになっていると思います」
 レインの言葉に応えるリリナは、この花火を試していない。
 一応、試作としていくつか用意したのだが、試す時間が無かったのだ。
 その為、この花火を作った彼女にも、どのような出来になっているのかわからなかった。
「花火大会と言えば、爆竹じゃないのかい?」
 レインとリリナの会話を聞き留め、間違った知識を披露するのはルキアだ。
「花火と言えば、手持ち花火に打上花火、噴水花火などです」
「手持ち花火に、打上花火……?」
 呟いて視線を落としたルキアの手には、手持ち用の花火が握られている。確かにそれは地面に置いて使用するのは不釣り合いだろう。
「これも手持ちかな?」
 ルキアが地面に置かれた花火を手に取った。
 筒型の少し大きめの花火。
 それを目にしたレインが慌てて手を伸ばす。
「る、ルキア、それ――」
「火はレディが怪我すると危ないから、私が点けよう」
 そう言って、ルキアが花火に火を灯すのと、レインが止めに入るのはほぼ同時だった。
――シャアアアアアッ!
 勢い良く噴き上がった花火に、レインが飛び退く。
 流石は能力者だ。
 こういう時の反応は早い。だが、心臓はバクバク言っているようで、そこを抑えながらレインは叫んだ。
「ルキア! それは手に持つものじゃないっ!」
「? でも、手持ち花火って……」
 カクリと首を傾げたルキアに、レインはふるふると首を横に振った。
 そこにリリナが近付き、地面に置かれている他の筒型の花火に火を灯した。
「それは噴水花火で、地面に置いて使うんです」
 着火された直後、空に向かって噴き上がる花火にルキアの目が瞬かれる。
 金色の火花が、小さく弾けながら空に向かって行く。
 その姿は、手で持つよりも迫力があり、見る者の心を奪って行く。
「……綺麗だ。それに――熱くない」
「だろうねぇ」
 苦笑を滲ませ頷く。
 その内心は定かではないが、何処となくホッとした雰囲気が漂っているのは事実だ。
 それに気付いたルキアは、忍ばせておいた花火を取り出すと、ニッコリ笑って火を付けた。
「じゃあ、これはどうかな! ヤケクソだよっ!」
「うん? ――って、えぇぇぇ!!??」
 自らに向かって投げ込まれた花火に、レインが飛び退く。だが、時既に遅し。
 くるくる回る花火が足元で盛大に弾ける。
 それに踊るように逃げ惑うレインに、ルキアは勿論、リリナも笑った。
「……あれは、鼠花火……?」
「うん、さっきリリナ君が持っていたのを貰ったんだ」
 礼夢の声にルキアはしれっとして応える。
 そして視線をレインに戻すと、更に鼠花火を追加してた。
「おいっ! あちちちッ、ちょ、ちょっと待てってぇ!!!」
「アハハ! 面白いね!」
 バチバチ弾け、くるくる追いかけてくる花火。
 それに合わせて踊るレインの姿に、ルキアは楽しげに笑ったのだった。

 花火が一通り終わり、始まる頃には近くにあった月も、今では距離を置いて腰を据えいる。
 そろそろ遊びの時間もお終いだ。
「では、最後に打上花火を……」
 リリナはそう言うと、持って来ていた花火の中でも一番大きい花火をセットした。
 そして――。
――ドーン……、ドドーンッ。
 激しい音を立てて打ちあがる花火。
 それを、ヘルメットを被って見上げたリリナは満足そうな笑顔を覗かせる。
 空に打ちあがる大輪の花。
 4人はそれを静かに見つめた。
 そして全ての花火が終わると、最後のとっておきが出された。
「最後はやっぱり線香花火とかでしょうか……?」
 取りだされた房状のそれ。
 リリナはそれを均等に分けると皆の手に持たせた。
 そして一本のロウソクに、それぞれが線香花火を近付ける。
「前に見たセンコウと違う――」
「センコウ……お線香、ですか?」
「そりゃぁ、花火じゃないな。線香花火ってのはこういうのだ」
 レインはそう言うと、花火に火を付けた。
 静かに小さな火花を散らすそれに、礼夢や他の2人の目も向かう。
「綺麗……あっ」
 ぽとりと落ちた火の玉に思わず声を零す。
 そして、手にしている線香花火を見ると、その場にしゃがんで線香花火を火に近づけた。
「……ボクも、やる」
 そっと引火した火を見ながら、上がり始める小さな花を見つめた。
 心が落ち着く、綺麗な余韻を残す花火に、切ないような、寂しいような感情がわき上がる。
「花火の終わりは切ない感じがしますけど、さっぱり諦めて貰いたいのですよ」
 終わりは潔く。それを花火に求めるリリナに、礼夢は改めて線香花火を見た。
 そこにレインの声が響く。
「線香花火、静かに輝き静かに消える。炎は小さくてもしっかり暗闇を照らす。昔はそんなに好きじゃなかったけど、今見てみると結構いいね、こいつも」
 確かに悪くない。
 その想いに同意しながら、ルキアはふと自らが持つ線香花火を見た。
 瞳を細め見つめる花火。
 人の生に似てはいるが、命だとは思わない。
「ヒトは自分の意思で咲くの、生死は決められないケド歩く道は自分で決める」
――そう思いたいダケでも良いかな。
 ルキアは口中で呟くと、消え行く線香花火の灯りを見つめた。
 そこに礼夢の声が響く。
「……人の生と、線香花火は、似てる……?」
 ルキアの声を拾っての言葉なのだろう。
 その声を聞いて、ルキアはふと瞳を緩めたのだった。

 ***

 花火を終えた一行は、帰り道を共に歩いていた。
 帰り道は然程違わない。
 4人は歩きながら、背中を見護り追いかけてくる月の存在を感じていた。
「こういうのも、悪くないね」
 昼間のヒマワリ畑、夜の花火を思い出し、ルキアが口にする。
 その声に礼夢が頷くと、彼女の唇に笑みが刻まれた。
「来年もまた……こんな風に過ごせると良いね……」
 ふわりと微笑んだ顔に、ルキアが笑みを返す。
「本当に、今日は愉しかった。こんな愉しい日を過ごせる時が来るなんて思わなかったよ。またいつか、皆で来よう。必ず、ね」
 日常に戻れば危険な任務も待っているだろう。
 それらは彼らの命を奪ってしまうかもしれない。それでもその考えを一掃させ、未来を望む記憶が出来た。
 その事にレインは願いにも近い、想いを口にする。
 そしてそれを聞き止めたリリナが、荷物を手にニコリと笑んだ。
「はい。また、来ましょうね」
 こうして、夏の日のひと時は、楽しい思い出を4人に与え、幕を閉じたのだった。


――END...



━ORDERMADECOM・EVENT・DATA━━━━━━━━━━━━━━━━━…・・

登┃場┃人┃物┃一┃覧┃
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【 gb9436 / 夢守 ルキア / 女 / 15 / ストライクフェアリー 】
【 gc2236 / リリナ / 女 / 14 / サイエンティスト 】
【 gc2524 / レインウォーカー / 男 / 22 / フェインサー 】
【 gc3884 / 幽噛 礼夢 / 女 / 16 / ダークファイター 】

ラ┃イ┃タ┃ー┃通┃信┃
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はじめまして、朝臣あむと言います。
この度はココ夏!ドリームノベルのご発注ありがとうございました。
夢守PCの花火に対する認識が間違っていたら申し訳ないのですが、爆竹以下の件は楽しく書かせて頂きました。
少しでも満足いただける作品に仕上がっている事を願い、ご納品させて頂きます。
また、他のPC様のノベルを読むと、また違った視点で読めるようになっています。
よろしければ、ご一緒に参加されたPC様のお話も読んでみてください。

もし不備、気になる点等がありましたらご遠慮なくリテイクしてください。
この度はご発注頂き、本当に有難うございました。
ココ夏!サマードリームノベル -
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CATCH THE SKY 地球SOS
2010年09月03日

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