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『SweetLife!〜放課後保健授業〜 』
クラーク・エアハルト(ga4961)

 自分の名前はクラーク・エアハルト
 
 橘高校二年生の図書委員なのです
 
 体が弱くて、いつも保健室にお世話になっています
 
 軍人を目指しているから、もっと強くならないとです
 
〜いつもより騒がしい日〜
 ガラガラっと扉をあけて、クラークが放課後の保健室に姿を見せる。
 日は大分落ちていていて、オレンジ色の光が窓から差し込み白い部屋の中を暖かくしていた。
「あら? 今日も本を読みにきたの?」
 クラークの姿を見たレオノーラ・ハンビーはコーヒーを口に付けつつ微笑みを浮かべる。
 彼女の羽織っている白衣は艶かしい肢体を隠せずに広がっていた。
 夕日を浴びる横顔を見たクラークは軽く頬を赤くするとこくりと頷き、診察するときに座る椅子へ腰掛ける。
「分厚い本を読んでいるのね」
 クラークが開いた本の厚みから重みを想像したレオノーラは感心した様子で本を読むクラークを眺めると眼鏡をかけて書物をはじめた。
 こうしてクラークが本を読むことは今に始まったことではないので、レオノーラは特にとがめることなく仕事に戻る。
 放課後の保健室は静かで、今日という日がバレンタインであるということさえ忘れそうな程に静かだった。
「今日は図書室でもチョコの受け渡しがあって、にぎやかでしたよ」
 文字のびっしり入った兵法の書を読みつつ、クラークはなんとなしに呟く。
「美男子くんはチョコを貰ったりはしないの?」
 レオノーラはからかう様に書類からクラークへと視線を動かした。
「むう‥‥貰って無いですよ、チョコ。自分、誰とも付き合ってないし‥‥」
 しょんぼりといった様子でクラークが俯くとレオノーラは口元を緩めて椅子を回転させてクラークの方を向く。
「じゃあ、もてない男子の心のケアを今日はしましょうか」
 振り返ったレオノーラは立ち上がるとクラークを保健室のベッドへと招き入れた。
 
〜サービスタイム〜
 ベッドで横たわるクラークの髪を膝枕をしているレオノーラは優しく撫でる。
 銀色の髪が細くしなやかな手に時折梳かれて、流れた。
「ふわぁ‥‥気持ちいいです」
「可愛いわね‥‥」
 上機嫌に微笑むクラークの顔をみて、レオノーラはくすりと声を漏らす。
 子猫でも扱うかのように優しく、愛でるような手つきで膝の上にいるクラークの頭を撫で続けた。
「こんなに可愛いのだから、チョコの一つや二つ貰えそうなのにね?」
「むぅ‥‥可愛いといわれても男だから嬉しくないのです」
 微笑んでいたクラークの顔が拗ねたように頬を膨らましたしかめ面に変わる。
「そう? それじゃあ、私からチョコをあげるというのも可愛いって言われるのが嫌いなクラークにはいらないのね?」
 意地悪く流し目でクラークを見つめながら、レオノーラは白衣のポケットからチョコレートの入った透明な袋を取り出して揺らした。
「本当にくれるのですか?」
 ぱっと顔を輝かせてクラークが起き上がりチョコレートの袋を受け取ろうと手を伸ばす。
「さぁ〜て、どうしようかしらね?」
 ひょーいとチョコレートの袋を掲げてレオノーラの眼が艶やかに光った。
「くれないのですか?」
 今度は今にも泣き出しそうな表情をクラークは浮かべる。
(可愛いわね‥‥。表情が変わり続けて苛めたくなる)
 高校二年生ではありながらも童顔なクラークはレオノーラの加虐心を煽った。
 しかし、それ以上に愛しいという思いも彼女に抱かせる。
「はい、いいわよ。ハッピーバレンタイン」
 クラークにチョコレートを渡すと共にレオノーラはおでこにキスをした。
 男子生徒に人気な部分はこの飴と鞭の使い方である。
「あ、あの‥‥レオノーラ先生。あ! その! ‥‥チョコ以上は、貰っちゃダメですか?」
 キスをされて、いよいよ有頂天となったクラークがレオノーラをベッドの上に押し倒して顔を近づけてきた。
 幼い顔をしてはいるものの、クラークの瞳は真剣で恋する乙女のように頬を赤くしている。
「こーら、教師と生徒でそういうことしちゃダメでしょう?」
 レオノーラは口では拒否を示すも、抵抗はせずに人差し指でクラークの唇をそっと押した。
「‥‥優しく、しますから」
 押し返されてもクラークは馬乗りするようにレオノーラへのしかかって真剣な瞳で見つめ続ける。
 手をかけて白衣を脱がすと布のこすりあう音と共に白衣が白いベッドの上に落ちた。
 出るところは出て、引っ込むところは引っ込んでいるレオノーラのボディラインがよりはっきりとクラークの目にさらされる。
「しょうがないわね‥‥他の子には秘密よ?」
「レオノーラ、大好きです」
 熱い視線を送りながらクラークが、レオノーラの唇にキスしたとき、保健室の扉がガラガラっと開いた。
「不順異性交遊の匂いがする! おい、レオノーラ! どこだぁ! 悪い子はいねぇがぁー!」
 日本の寒冷地に住まう鬼のような言葉を吐きつつ竹刀をカタで慣らしたベルディット=カミリアが保健室の中を歩き回る。
「か、カミリア先生! ど、どうしましょう!?」
「さぁ〜? 私は動けないし? このままだと襲われちゃってるぽくみえるわよね?」
 押し倒された格好のレオノーラは状況を楽しむように笑った。
 
 その後、しっかりと見つかったクラークは三時間ほどお説教を受ける羽目になるのだが、それはまた別の話である。
 
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登┃場┃人┃物┃一┃覧┃
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【整理番号 / PC名      / 性別 / 年齢 / クラス 】
 ga4961  /クラーク・エアハルト/ 男  / 29 /イェーガー

ラ┃イ┃タ┃ー┃通┃信┃
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どうも、発注ありがとうございました。
学園で教師と生徒の危ない関係というのを中心に書いて見ましたがいかがでしょうか?

クラークさんはやっぱりいじるのが楽しいです。
チャット等への参加はまだわかりませんが可能になりましたらスケジュール等でお知らせしますので今しばらくはお待ちください。

それでは、次なる運命が交錯するときまで、ごきげんよう。
Sweet!ときめきドリームノベル -
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CATCH THE SKY 地球SOS
2011年02月22日

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