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『水無月の祝福〜結婚二周年に乾杯〜 』
クラーク・エアハルト(ga4961)

「ふふ、乾杯」
クラーク・エアハルトとレオノーラ・ハンビーはグラスを共に合わせた。
グラスに入っている液体の色は同じだが、片方はシャンパン、もう片方はただの炭酸飲料である。
「お酒は部屋にいってからね。いろいろ話したいし」
「もう、クラークったらエッチなんだから」
杯を傾け、喉を潤すと二人は食事にはいる。

〜マイ・フェア・ダーリン〜
クラークが用意したのは綺麗な海の見えるホテルの展望ラウンジのレストランだった。
アンティーク調の部屋飾りの多いこじゃれた雰囲気に合わせてクラシックの流れる大人の空間。
この辺りは合格点、だいぶセンスが上がったところは評価したい。
「あの子お留守番出来てるかな? 今日は二人で過ごしたいしね」
二人で過ごしたいなら、幼女の心配をしなくてもいいのにと私は心の中で苦笑した。
能力者の養女を迎え、パパになったのだが、頼れるというよりは私の他にもう一つ心配の種を抱えてしまって不安で仕方ないといった雰囲気が時折見える。
そんな優しいところが好きなので今日はあまり強く言わない事にしようと小さく私は誓った。
「そうね、お互い仕事がらすれ違っていることも多いしね」
養女に違わず私とクラークも能力者である。
世界の平和を守る戦士といえば聞こえもいいが、今は世界中で激戦が続き日夜方々を飛び回って命懸けで戦っているのだ。
お互いが同じ仕事を受ける機会の方が少なく、こうしたゆっくりした休日を同時に取れるのも稀である。
「結婚してから色々なところに行ったね。これからも思い出を積み重ねたいね。これからは家族三人で」
「あら、今の3人でいいの?」
色々と休日を合わせて出かけたことやクリスマスやバレンタインを過ごしたことを彼が話し、最後の締めくくりの時に私はカマをかけた。
クラークはきょとんとした顔でこちらをみつめる。
真意は伝わってないらしいが、多分、伝わったら伝わったで顔を赤くして取り乱す姿が容易に想像できたので話をかえることにした
「変わったことといえば、私は変わったかしら?」
「結婚してから、レオノーラは良く笑うようになったと思うよ? キリッとした表情も好きだけど。微笑んでる表情が一番好き」
 クラークが軽く微笑みを浮かべながら私の問いかけに答えてくれた。
 感想としては私も同じである。
 仕事に一生懸命なクラークが好きだけど、こうして優しく微笑んでくれるときも好きだった。
 口にしてはいわないけど、ポイント高いのよ?
「自分は、結婚した頃と変わってないかな……レオノーラから見て、どう?」
「うーん、よく言えばやわらかくなった。悪く言えばヘタレ?」
「あぅー、直球過ぎて傷つきました」
 私の言葉に胸を押さえるジェスチャーでしょんぼりするクラークは可愛い。
 いじめたくなってしまう程可愛いけど、いじめすぎるといじけてしまうナイーブな人でもあるので加減をしなきゃといつも思う。
 でも、出会った当初は軍人らしく固すぎた部分もあったので、きっとこれくらいがクラークにとってリラックスできている状態じゃないかなとも最近、思うようになった。
「は、話を変えましょう。一番の変化は……養女を迎えた事かな? 家族って……暖かいよね」
「そうね。家族を迎えたことで私たちも少しは夫婦っぽく見えるのかもね」
「そ、そうなんですか、ね?」
「はいはい、不安そうな顔をしないの……可愛いわね」
 冷静そうに見えてもクラークはつっつくと面白い反応を返してくれるのが楽しい。
 思わず笑みがこぼれてしまうから、彼のいう笑うことが増えたのも彼のおかげだと私は心の中で思った。
 デザートを口にしながら、クラークとの出会いを思い返す。
 急に告白されて、半年くらい待たせてそれでも思いを変えなかった頃が懐かしく思えた。
 二年という時間の流れがあっという間で、楽しいことが多いのが私にとって珍しいことに感じる。
「歴戦の傭兵が今ではコスプレ奥様だものね」
「何かいいましたか?」
「このシャーベットが美味しいっていったのよ」 
「ああ、確かに美味しいです」
 漏れてしまった呟きをごまかすようにデザートを口にしてリンゴジュースを飲んだ。
 お腹も膨れて、喉も潤った……となれば、クラークの動きは決まっている。
「部屋、行こうか」
 右手で鍵を揺らすクラークは肉食獣を思わせる瞳で私を見つめてきた。 

 クラークの好きなところは”夜”が激しいところ。
 いつもとのギャップに女として興奮してきてしまうのが私だった。
「ええ、朝までちゃんと相手してくれるんでしょうね?」
「もちろん、愛してあげますよ。レオノーラ」
 ここまでくるとクラークはとたんに積極的になって私の腰に手を回してもくる。
「期待しているわ。久しぶりにゆっくりできるんだもの」
 リードしてくれるのなら、甘えるのが私だ。
 二年目の結婚記念日はお互いを求め合うことで締めくくられる。
 これが私達の大切なことだから、今日も愛しているわ。
 私の大切で、大好きなクラーク♪


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登┃場┃人┃物┃一┃覧┃
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【整理番号 / PC名      / 性別 / 年齢 / クラス 】
 ga4961  /クラーク・エアハルト/ 男  / 30 /イェーガー

ラ┃イ┃タ┃ー┃通┃信┃

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毎度毎度お世話になっています、橘真斗です。
もう二年目と思うとシミジミ感じてしまいますね。
ということで、今回はあまり普段表に出さないレオノーラの本音的雰囲気をわかってもらおうとレオノーラ視点で書かせていただきました。

これを参考に今後もがんばって(?)いただければ幸いです。

それでは次なる運命が交錯するときまで、ごきげんよう。
水無月・祝福のドリームノベル -
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CATCH THE SKY 地球SOS
2011年07月19日

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