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『ああ、純情 』
奉丈・遮那(ga0352)

 平穏なクリスマスを久しぶりに迎える

 それよりも今年は彼女と正式に交際がはじまり、初めてのクリスマスでもある

 デートらしいデートというのもはじめてで
 
 ただの買い物に誘うだけでも、胸が苦しくなった

 もういい年なのに情けない

〜夢か幻か〜
「今日は本当にありがとうございます」
「いえ、こちら、こそ」
 遮那は後頭部を掻きつつあるく。
 言葉がぎこちないのは私服姿のリネーアをみて至福のときを味わっているのだ。
 オヤジギャグだか、正直な感想なのでしかたない。
 キュロットスカートに黒いストッキング、ベージュ色のセーターはふわっとした素材だけではないだろう盛り上がりを見せているのだ。
 街ですれ違う男達もリネーアの姿に思わず足を止めてみてしまうほどに魅力的ないでたちである。
(こんな綺麗な人が彼女になってくれたんですよね‥‥い、いたい)
 思わず頬をつねってみて夢ではないかと確認する遮那だった。
「何をしているの?」
「なんでもありませんよ、ちょっと考え事です」
 遮那の顔をみあげてくるリネーアに対して、眼鏡をなおしてできる限りの笑顔を向ける。
「……買い物に行きましょうか」
「なかなか取れなかったオフだから、しっかり付き合って貰いますよ」
「もちろんですよ」
 ウィンク一つ飛ばしてリネーアが遮那よりも前に進んだ。

〜ぶらりショッピング〜
 クリスマスシーズンのショッピングモールは飾りつけやイルミネーションもクリスマス一色で、派手である。
 ショーウィンドウの中にもサンタクロースの置物や、トナカイのぬいぐるみなどが飾ってあり眺めているだけでも楽しい気分になれた。
「何か気になるものがあります?」
 遮那はプレゼントは贈ろうと思うものの何が喜ばれるか分からずにたずねる。
 もちろん一番喜んでもらえるのはお酒であることは承知の上だが、クリスマスプレゼントに適しているかといえば何か違うと感じていた。
「私のというよりは妹に着せたら似合うだろうなーというものならいくつかあるんですけどね」
「妹さんが大切なんですね」
「はい、それはもう」
 さらっとリネーアは答えて物色を再開する。
 こんなときにも妹のことを大切にするリネーアの姿をほほえましく思うも、ほんの少し嫉妬してしまう遮那だった。
 ブティックで服を何着か購入し、郵送手続きまで済ませた二人は雑貨屋の方に足を運ぶ。
 雑貨屋を入ると歌って踊るサンタの人形が出迎えてくれた。
 クリスマスキャンドルやリース、更には小さなツリーまでクリスマスらしい品々が入り口からすぐの目立つ棚に並んでいる。
「遮那さんは何か買いたいものがあるんですか?」
「あるといえばあるんですが……」
 一番の目的であるリネーアの欲しいものがなかなか分からず苦労をしているのだが、遮那は口に出せないでいた。
「あ、焼酎サーバーなんてのもあるんですね」
 陶器類のおかれている一角に進むと焼き物でできた焼酎サーバーが一組のぐいのみと共に鎮座している。
 ひんやりと冷たい焼き物の焼酎サーバーは中身が冷えて美味しく飲めそうだ。
「ビールサーバーはあるんですけど、焼酎サーバーはまだ無いんですよね」
 興味ありげに触っているリネーアの横顔をみて、遮那は決める。
 値札をみても買えない値段ではないし、リネーアらしいものなのも確かだ。
「では、今日付き合ってもらったお礼といいますか、クリスマスプレゼントとして僕からプレゼントしますよ」
「本当にいいんですか? じゃあ、お言葉に甘えさせていただきます。このペアのぐい飲みは一緒に使いましょうね」
 一組のぐい飲みを両手に持ってリネーアははにかんだ笑顔を遮那に向ける。
 その笑顔がみれただけでも遮那はプレゼントをした甲斐があると思うのだった。

〜デートの終わりに〜
 雑貨屋での買い物をすませると日も落ちてくる。
 夕暮れになると人通りがますます増えて、賑わいがましてきた。
 気温も下がり冷えてきて、息も白くなる。
「もう日が暮れてしまいますね。夕飯とかどうしましょうか?」
「考えていませんでしたね。どうしましょう?」
 首を傾げてたずねてきたリネーアに同じように首をかしげて答えてしまう遮那。
「じゃあ、うちで飲みましょうか。この時間からなら惣菜とかも安くなってますよね?」
 以前は断っていた自宅への訪問をリネーアのほうから提案してきたことに遮那は目を丸くして驚いた。
「リネーアさんのがよければ、ぜひお邪魔したいですね」
「じゃあ、軽くお買い物していきましょうか。スーパーの惣菜は仕事が遅いときとかよくかっていくんですよ」
 今までよりも縮んだ距離感に背中を押され、遮那は自ら足をふみだしてリネーアの手を握る。
 小さくリネーアが声を漏らし、握られた手をじっと見つめてきた。
「人通りが多いですから、はぐれないように……と」
 視線をはずし、眼鏡をなおしながら遮那はそれっぽい理由をのべる。
 顔が赤いのは夕日に照らされているだけではなかった。
「そうですね、はぐれないように握っていてください」
 リネーアも顔を少し赤くしながら呟く。
 遮那の耳にその小さな呟きは喧騒にまぎれることなく吸い込まれた。

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登┃場┃人┃物┃一┃覧┃
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【整理番号 / PC名 / 性別 / 外見年齢 / クラス 】
 ga0352  /奉丈・遮那/  男 / 29   /スナイパー

ラ┃イ┃タ┃ー┃通┃信┃
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どうも、橘真斗です。
この度は発注ありがとうございました。

リネーアとのカップルクリスマス第一弾ということで、その辺を意識しつつ仕上げてみましたがいかがでしょうか?

初々しいドキドキ感が伝われば幸いです。

それでは次なる運命が交錯する日までごきげんよう。
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CATCH THE SKY 地球SOS
2011年12月21日

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