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『一年の計は眼鏡にあり〜温泉編〜 』
クインV・リヒテンシュタインja8087

●年の瀬の眼鏡

 クインV・リヒテンシュタインは新年に向けて眼鏡を磨いていた。
 一年の計は眼鏡にあり。
 転ばぬ先の眼鏡、である。

 電話が鳴った。
「もしもし」
「あ、クインくん? 年の瀬の忙しいときにごめんね」
 かけてきた相手は同級生の星杜焔であった。
「構わないよ。どうかしたのかい?」
「うん、実は福引で温泉宿泊券が当たったんだ」
「それはラッキーだね、おめでとう。ということはお正月は雪成さんとゆっくりしてくるのかい?」
「いや……もしよかったらクインくんも一緒にどう?」
 まばたきをすると、目の前が白く曇った。まさに眼鏡のお告げだ。湯煙に包まれるべしと。
「温泉だね? いいよ、天才魔法使いにも休息は必要だからね」


●温泉眼鏡の始まり

 後輩達の引率を頼まれた百々清世には、早起きが苦手という弱点があった。
 全員そろって清世のところへ集合すれば確実に出発できるだろうと読み、焔、雪成藤花、クインは一泊二日の用意を整えて突撃した。
「おはよう」
 加賀谷真帆が、焔と藤花、クインの三人を見て片手を上げた。
「明けましておめでとうございます」
 藤花がきちんと頭を下げる。
「加賀谷さん、サーカスの事件以来だね」
「急な誘いなのに来てくれてありがとう」
 四人は、さて、とアパートの一室の扉を見つめる。誰が押すか無言のせめぎ合いの結果、焔がインターフォンを鳴らした。
「――はぁい、今出ます」
 明らかに女性と思われる声が聞こえ、一分後、玄関から清世が出てきた。
「おはようございます」
 後輩達の挨拶に清世は寝ぼけまなこで応える。
「おはよ……」

 高速道路は順調に流れていた。清世が手配したレンタカーは広々使えるバンタイプで、新年の走行車線を軽快に飛ばす。
 後列に藤花と真帆、中列にクインと焔が座った。抗議したのは清世だ。
「ちょっとー、俺だけ一人? ロンリー? 誰か…助手席で俺が眠らないよう話しかけてくれる心優しい子いないの?」
 一つ目のサービスエリアであみだくじによる席替えが行われた。
 助手席に真帆が座り、藤花が中列、後列にクインと焔という配置になった。
「皆、お腹空いてない? おせちリメイクのお弁当持ってきたから、食べるなら言って」
 焔の申し出に藤花も補足する。
「お茶も温かいのと冷たいのがありますからおっしゃってくださいね」
 おにーさんお茶欲しいでーす、と清世が名乗りを上げた。
「加賀谷ちゃん、冷たいお茶もらってくれる?」
「わかりました」
「せっかくだから僕も星杜君のお手製弁当をいただくことにしよう」
 車内はにわかにおいしい匂いが立ち込める。
 手が汚れないよう工夫されたおかずと、ラップでくるんだ一口サイズのおにぎり。
 すっかりレジャー気分が盛り上がり、五人は誰からともなく替え歌を歌い始めた。
「そろそろ高速下りて山道に入るよ」
 カーナビの案内に従い、車はゆるやかなカーブを経て一般道へと向かう。窓の外の景色は葉を落とした広葉樹と、鋭く空へ伸びる針葉樹、黒々と土を見せる畑。遠かった山並みが徐々に迫ってきた。
「ハイキングコースがあるみたいですね。行ってみませんか?」
 藤花の提案で一行は車から離れ、山を散策することにした。

「いい香りだね〜、自然満喫」
「山は気持ちがいいね」
 元気に言葉を交わし、山道へ踏み込んでゆく若人の後を、あくびをしながら遅れてついてゆく清世。
「転ぶなよー」
 振り向いたクインと真帆が、藤花の手を引く焔に気づいた。
「ひゅーひゅー」
「ふふふ、幸せそうだね」
 焔と藤花が頬を赤らめた。
「藤花ちゃんの足元が危なっかしいから……」
 焔の説明にクインがうなずき、眼鏡のフレームをそっと押し上げる。
「転ばぬ先の眼鏡だね」
 クインにとっては真実のことわざだ。
「む。この匂いは……ひょっとすると温泉があるのかな」
「もう宿も近いし、このあたり一帯、掘れば温泉が湧いてくるみたい」
 真帆の言葉の信憑性はともかく、一行はクインがこっちだと示した方向へ歩き出した。しかし、歩けども歩けどもそれらしき施設は見えてこない。
「クインくん、ちょっと待って」
 焔が先頭を歩くクインを呼び止める。行き過ぎた分岐に朽ちかけた標識が立っていた。
「これって、長寿の湯って書いてあるよね」
「まじでー? じゃあ俺超入らなきゃじゃん」
 だらだらと足を引きずっていた清世が一転、足取り軽く歩き始める。早速、入浴施設を見つけたのは、早死にしそうだと危機感を持っているがゆえの本能かもしれない。
「いつの間にか下ってきてたみたいだね〜」
「川の音が聞こえますね」
 長寿の湯(源泉)と書かれた看板の横に、男湯と女湯の表記がある。
「おー、すげぇ……露天?」
「そうみたい。じゃ、男子の皆さん、また後で」

 女子二人を見送った後、男子三名は物珍しそうにひなびた入浴施設のあちこちを眺めながら、順に脱衣所へ入った。
 タオルやひげそりといった備品は自動販売機で用意されている。貴重品を入れるコインロッカー、脱衣籠、扇風機が据えられている。
「無人ってすげぇなー」
「町営って書いてあるから、ときどきは町の職員が見にくるんじゃないかな」
「飲泉も可能って書いてあるよ〜」
 裸になった三名はひゃあひゃあ言いながら露天風呂へ繰り出す。他に客はおらず、貸切状態だ。
 湯船に浸かったまま川のせせらぎを聞けるのはまさにぜいたくと言っていい。
「綺麗な川だねぇ〜」
 焔が植込みの隙間に見える川原を眺めて目を細める。
「クインちゃん、眼鏡のままでダイジョブ?」
「ノープロブレム。温泉に浸かってもいいよう耐腐食性の眼鏡をつけてきたのさ」
「硫黄成分は入ってないみたいだけどな。ちょっと飲んでみるか」
 清世は湯気の立つ注ぎ口に近づき、両手を椀の形にした。
「色は白っぽいけど、無味無臭って感じ?」
 清世に続き、焔とクインも飲泉を試みる。
「本当だ。ほとんど味はないね〜」
 細やかな舌を持つ焔が言うのだからそうなのだろう。
「百々さんもきっと長生きできると思うよ」
 クインが眼鏡のくもりを指でふきとりながら言う。
「いやー、おにーさん、さくっと後ろから女の子に刺されそうでさぁ」
 縁起でもないことを言うわりに清世の口調は楽しそうだ。

「昼間から堪能したね〜」
「いいお湯でしたね。風情もありましたし」
 野趣あふれる源泉で汗を流した五名は、次の予定を話し合った。
「車に戻って宿に向かうのがいいと思います。そろそろチェックイン可能な時間ですし」
「俺は雪成ちゃんの案でオッケーよ。クインちゃんは?」
「僕も構わないよ」
「山を歩いたせいでお腹空いたしね〜」
「じゃ、決定。運転誰か代わるって子がいなければ、引き続きおにーさんがハンドル握っちゃいまーす」
 清世の宣言に、四人はよろしくお願いします、と声をそろえた。


●宿での時間

 立派な松飾りが入口に据えられている。
「お待ちしておりました、百々様でいらっしゃいますね」
 温泉宿では三代目を名乗る女将が出迎えてくれた。
 夕食の準備が佳境なのか、あわただしく立ち振る舞う気配と、醤油の焦げる香りが漂ってくる。
 チェックイン手続きを清世に任せ、クインは壁にかけられた写真を眺める。創業当初の一枚に写っているのは初代の女将だろう。
「もう源泉にはいらっしゃいました?」
 女将に問われ、焔が答える。
「入ってきました。長生きできそうです〜」
「こちらの内湯も外湯もあの源泉から引いております。今夜は雪になりそうですし、雪見風呂をお楽しみいただければ何よりでございます」
「ありがとー」
 清世が女将と視線を合わせ、部屋の鍵を受け取った。
 用意された部屋は一階。床のきしむ廊下を通り、静かな別館に渡る。
 女将に続いて数名の係の者が一行の荷物を運んでくれた。一行は案内されるがままについてゆく。
「こちらとこちらのお部屋でございます。ごゆっくりおくつろぎくださいませ」
 両方とも十二畳の和室だ。調度品もほぼ同じ。どちらが男子、女子の部屋でもいいだろう。
 女将は暖房器具の使い方と、非常口を説明した。
「他にご不明な点はございますか」
「あの、ご飯は……?」
 遠慮がちに焔が問う。
「お夕食は十八時からとなります。フロント横の宴会場にいらしてくださいませ」
「四食っていうのは今日の夕食と、明日の三食ですか?」
「お夕食、お夜食、明日のご朝食、それからご出発時のご昼食にお弁当をご用意してございます」
 あーそうなんだ、と焔が納得する。一泊二日で四食の謎が解けた。
「浴衣はどちらで借りられますか?」
 色の選べる浴衣貸出サービスがあると聞き、楽しみにしてきた藤花が訊ねる。
「浴衣は大浴場の前でご用意しております。地下一階になります」
 女将が去り、一行は男女別に分かれた。
「じゃ、十五分後にご飯に行こうか」

 クインは眼鏡をかけ替え、部屋の調度品を確かめて回る。特に怪しいところはないようだ。
「清世さん、運転お疲れさま〜」
 焔がお茶を入れ、畳の上にごろりと横になった清世をねぎらう。
「百々さん、今寝たら食事を逃すよ」
 湯呑を口元へ運びながらクインが言う。
「へーきへーき」
 座布団を枕代わりにした清世はひらひらと手を動かす。
「女将、美人だったよねー」
「……気づかなかったなぁ。いい匂いがしてたから、そっちが調理場なのかな〜と思って見てた」
「僕は壁にかかった写真を見ていたよ。カメラのレンズを通した風景も興味深いね」
 同じ男子でも注視する点が違うのは、各人の個性というものだろう。
「食事用の眼鏡も用意できたし、そろそろ雪成さんと加賀谷さんを誘って食事に行こうか」
 三人が男子部屋を出ると、ちょうど女子二人が廊下を歩いてきた。既に浴衣に着替えている。
 焔は藤花がすきなく着こなした藤色の浴衣に見とれた。濃い藍色の帯を締め、可憐な一輪の花のようだ。こんな季節に浴衣姿を見られるとは思わなかった。ただただかわいらしい。
「似合ってる」
 そう告げると、短い一言に込めた気持ちが伝わったのか、藤花が嬉しそうに笑みをこぼす。
「ありがとうございます」
 隣の真帆は桃色の鼓柄の浴衣に淡い黄色の帯を締め、ポップなイメージである。
「男性陣はまだ私服なんだね」
「うん。お茶飲んでゴロゴロしてたー」
「色とかサイズ選べなくなっちゃうから、今のうちに確保してきた方がいいかも」
「そうしようか〜」
 一行は地下に降りた。
 殿方、ご婦人、と染め抜かれたのれんは大浴場入口だろう。廊下をはさんだ一角に浴衣と帯がたたんで置いてある。
「どれにしよう……」
 濃色の数枚を手に取り迷う焔に藤花が、
「これ…似合うと思います」
 指さして微笑む。
「じゃ、それにする」
 落ち着いた濃灰色の地に「的に当たり矢」の紋が描かれた柄は縁起がよさそうだ。今回の旅行を当てた焔に確かにふさわしいのかもしれない。
「百々さん、赤もあるよ。金魚柄」
「いやー、それだとサイズが合わなさそうだし?」
 清世は粋な紫と黒、クインはスモーキーな緑と茶の組み合わせに落ち着いた。
 大浴場の脱衣所で手早く着替え、全員浴衣姿となって宴会場へ向かう。

 宴会場は畳敷きの大広間だ。離れた位置では他の宿泊客が宴を始めている。何本も空いたビール瓶を仲居が片づけてゆく。
 五名は百々様御一行様と書かれたテーブルを見つけ、腰を下ろした。焔、藤花、真帆の順に座り、その向かいに清世とクインが隣り合う。
 お膳の上には彩り鮮やかな小鉢がところ狭しと並んでいる。
「おにーさんはお酒いただきますよっと」
「どうぞどうぞ」
 チューハイ、ビール派の清世だが、仲居に「この地方でしか味わえないものですからぜひ」と薦められ、日本酒も試すことにした。
「かんぱーい」
 未成年はノンアルコール飲料をコップに注ぎ、今年最初の乾杯だ。
「さて、見た目は実に豪華で美味しそうだ。僕の舌を満足させられるかな……?」
 クインの食事用眼鏡がくいくいと動く。まずはせりと大根の胡麻和えを一口。
「うん。いい味だね。良い眼鏡と美味しい食事、人生を豊かにする大事なものだね」
 素朴な薩摩芋の甘煮、具沢山の粕汁、この季節ならではの料理の数々に箸が進む。
 海老とアスパラの煮物は目にもおいしい華やかな色合いだ。
「生姜の風味が効いているね。甘さと辛さのバランスが絶妙だ」
 クインがうなずく。
「昔はこの川沿いでもせりが採れたと聞いております」
 口数の多い仲居ではないが、要所要所で説明を加えてくれる。
 つぶれない程度にと心得つつ、清世はすっきりと辛い酒を口に含む。
「茶碗蒸しにはこの地方で採れた魚が入っております」
「へぇ〜、川魚か」
 舌で覚える料理人の焔は、素材や調味料、調理法を推察しながら味わう。
「これは蒸してから揚げてあるなぁ。帰ったら作ってみよう」
 同じ味を再現できるまで、きっと焔は何度も試作を繰り返すのだろう。しばらくは和食が続きそうだと藤花は思う。
 小さな鍋が運ばれてきた。蓋を取ると、クインの眼鏡が一気にくもった。
「クインくん、見えてる? この指、何本かわかる?」
 焔がチョキの形に左手をかざすと、
「もちろん見えてるとも」
 クインは胸を張った。
「三本だね」
「当たりー。じゃ、これは?」
 手で扇いで湯気を送り、ますますクインの眼鏡を曇らせようとする男性陣を見て、藤花も熱いお茶を薦めて加勢した。
 どんなにレンズが曇っても決して眼鏡を外さないクインである。
 牛蒡とお揚げの入ったかやくご飯まで進み、食べきれなくなった藤花と真帆の分を焔が引き受けてくれた。
「星杜くんって大食漢には見えないのにすごいね」
「私も不思議です。どこに入るのでしょうね」
 ね、と声を合わせた藤花と真帆に、仲居が話しかける。
「仲のいいご姉妹ですね」
「あ……ありがとうございます」
「ってことはー、俺達、どういう関係? クインちゃんと俺はどう見ても兄弟じゃないっしょー」
 かすかに目元を染めた清世が混ぜっ返し、一同は笑いの渦に包まれた。

 女将の見立てどおり、雪が降り始めた。部屋で胃腸を落ち着かせた後はいざ雪見風呂、である。
 大浴場の引き戸に手をかけたクインが後ずさる。
「おぉ、吹雪かなっ!? 見渡す限り真っ白だ!」
「……え」
 焔と清世の戸惑いに、クインは真っ白な世界が自らの眼鏡の仕業であると気づいた。恥ずかしそうに眼鏡をぬぐう。
 檜の湯船は、昼間に入った源泉とはまた違う趣がある。最低限の照明に雪明かりが加わり、あたりはほんのりと白く照らされている。
 そして月と星。
 満月を少し過ぎた大きな月が夜空に浮かんでいる。墨絵のような山並みは幽玄の世界だ。
「あー……」
 思わず清世は声を漏らす。
「清世さん、お酒飲んでお風呂、大丈夫〜?」
 心配する焔に、全然ヨユー、と答えたものの、疲れが出たのかうつらうつらし始める清世だった。
 クインの眼鏡が光る。
 ここからは眼鏡の出番、いや、眼鏡が主役に躍り出る。湯気をかぶっても、霧が出ても、もう曇ってなどいられない。
 きらりと輝く眼鏡が道を照らし、夜の引率となるのだ。

「皆、先戻ってろよー……」
 清世がロビーで足を止めた。どうやら煙草を吸うらしい。
 眼鏡様御一行は眼鏡様に導かれ、正面玄関から外に出た。せっかくだから星を見ようと意見が一致したのだが、刺すような寒さにたちまち全身が縮こまる。
「足元に気をつけて。その先、段差があるよ」
 クインが眼鏡様のお告げを伝える。
 焔は藤花の手を握る。少し冷たくなっている。
 見上げれば田舎ならではのぜいたくな星空。名前も知らない星たちがぎっしりと詰まっている。
「来てよかったですね」
 藤花が言い、
「今年もよろしくお願いします」
 と続けた。
 口々によろしく、と言い合った後、
「きっといい年になるね」
 眼鏡様がのたまう。
「長寿の湯、もう一度入ってこようかな」
「そうだね〜。温まって眠った方がいいね」
 一行は来た道を戻り始めた。眼鏡様が導けば迷うはずがない。

 翌朝。
 どれだけ呼んでも、頭まで布団にくるまって蓑虫状態となった清世は起きない。
「四人で散歩してこようか」
「そうですね。どのくらい雪が積もっているか、見てきましょう」
 澄んだ空気を深く吸い込みながら、四人は新しい一日の一歩を踏み出した。


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登┃場┃人┃物┃一┃覧┃
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【ja8087 / クインV・リヒテンシュタイン / 男 / 16 / ダァト】
【ja0292 / 雪成 藤花 / 女 / 14 / アストラルヴァンガード】
【ja5378 / 星杜 焔 / 男 / 17 / ディバインナイト】
【ja3082 / 百々 清世 / 男 / 21 /インフィルトレイター】


ラ┃イ┃タ┃ー┃通┃信┃
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 新春・長寿の湯ツアー、NPC加賀谷真帆(jz0069)もお誘いいただきありがとうございました。
 入浴、着替えシーンは男女別、他に数箇所、PC様個別部分がございます。読み比べていただければ幸いです。
 まさかの引率! 眼鏡様がゴゴゴゴ……と起動する感じで楽しく書かせていただきました。
N.Y.E新春のドリームノベル -
朝来みゆか クリエイターズルームへ
エリュシオン
2013年01月15日

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