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『新春賛歌 side 愁也&遥久 』
夜来野 遥久ja6843

●信頼できる友との幕開け
「遥久、運転代わるぜ?」
「いや…… ここまでくれば、もうすぐだろう」
 二人で交代しながらとはいえ、夜通しの運転。
 中には冥魔の支配領域を突っ切るというアドベンチャーもあったが、なんとか無事に函館圏へ入っていた。
 夜来野 遥久は、肩の力を抜き、助手席の月居 愁也から缶コーヒーを受け取る。
 疲れはあったが、窮屈な実家で過ごすことを思えば万倍ちがう。
「けど、連絡ついてラッキーだったよな! こうやって学園の外で会うのってワクワクするわ」
 レンタカーの後部座席には、途中で買いこんだ土産もある。
 函館で待つ友人達――加倉 一臣、小野 友真の二人に会うのが、今から楽しみで仕方がない。




 青く晴れた冬空の下。
 北海道は、函館八幡宮。
 観光都市・函館の、端の端にある山の麓の神社だ。
 大晦日から元旦にかけて賑わった初詣客も、二日となると落ち着きを見せている。


「おー、こっちこっち! あけおめー!」
 フレンチドックを齧っていた愁也が、坂を上がってくる一臣と友真へ手を挙げる。
「よ、あけましておめでとさん!」
 茨城の久遠ヶ原学園で出会った愁也たち4人。意外なところでの、冬休み中の再会だった。

 遥久と愁也は実家が道東。
 一臣はここ函館の出身で、恋人の友真を連れて帰省していた。
 道東組が堅苦しい実家を飛び出すところから、今日の流れへとたどり着いたのだ。
「今年もよろしく」
 真顔で『……砂糖はないのか?』と考え込んでいた遥久だったが、さらりと切り替える。
「わーい、こんなところでお二人に会えるとは思わへんかったー!! 今年もよろしゅうでーす!」
(……砂糖? 遥久さん、フレンチドックに向かって砂糖てゆうてたような…… 気のせい、やんな?)
 怖い。北海道怖い。
 確かめたくても確かめられない疑問を飲み込み、友真は笑顔で愁也とハイタッチ。
「ほんとほんと。レンタカーで来るとか驚いたわ。なんかあったのか?」

「ああ、駆け落ちだ」

 ぶはっ
 一臣から受け取った缶コーヒーを口にしていた愁也が噴きだす。
 発言者である遥久は満足そうに従弟を見降ろしている。
「ねえよ! 誰がだよ!」
「それは仕方ないな……」
「ああ、ついに……」
 吠える愁也の言葉へ被せるように、友真は真顔で納得。
 ツッコミどころが見当たらない。
 ツッコミどころには気づきつつ、一臣も真顔で納得。
「しかも納得してんじゃねえよ、そこ!」
「恋人やなくて親戚同士でしたね、忘れてました」
「わーるかったって。まさか、正月にこっちで会えるとは思わなくて、はしゃいじゃった☆」
 それ以上は、聞かないよ。
 言葉に含めた一臣からのサインに、後ろの遥久が表情を緩めた。
「そろそろ行きましょうか」
 時間を確認し、遥久は石段を促す。
 ちょうど、昼時。
 参拝を済ませたら、一臣に観光案内を頼むのも良いだろう。
 こうして南の海の街を訪れたのは、遥久も愁也も初めてなのだ。




 少し傾いだ石段を上る。
「加倉、あれは?」
 最初の石段を上りきったところで、左手に小さな建物。木の看板を掲げているが、墨の文字はくすんで読みにくい。
「あー、なんだっけ 剣道場だねー。夏にはここの境内で、地元の小学生らで奉納試合もあるって聞いたな」
「ほう…… さすがに正月は休みか」
「えっ 遥久、ここに来てまで!!?」
 興味を示した従兄に、愁也は素で引く。
「2日は、たしか上の方で居合の公開演技もやってるはずだよ この時間なら、もう終わったかな……」
「地元民詳しー すげー」
「地元だからな! で、参拝の作法とかいつも適当なんだけど、遥久教えて?」
 愁也と友真から、尊敬と憐みの視線を一瞬にして集めた一臣であった。


 手水場で手を清め、最後の石段を越え、社殿へ。
「俺! 俺、鳴らすーー!!」
 友真が綱に飛びつき、盛大に鈴を鳴らして。
 遥久が、背筋をビシリと伸ばし、二礼二拍、1拝の礼――に倣い、皆もワンテンポ遅れて続く。

(欠けることなく、皆で笑って一年を過ごせるように……)
 遥久は、無病息災・今後の依頼での無事帰還を祈る。八幡宮といえば源氏の世からの軍神だ。それくらいの加護を期待しても良いだろう。
(ええっと、健康第一…… それから、自己の成長!!)
 後者は神に祈るより鍛錬に励めと遥久に言われそうだ。祈ってから、愁也は思う。……今年の目標ということにしよう。
(みんなが楽しく過ごせますように)
 期待はほどほどに。一臣はあくまでライト。
(えーとえーと、皆が健康でありますよーに。平穏無事に乗り越えられますよーに。あっ、京都も取り戻したいやんな、それかr)
「長い!!」
「年始早々に、ばしーは止めてほしいん!!」
 祈願の邪魔をされた友真は、涙目で愁也に訴え―― その後方に視線が釘付けになった。
(あれ?)
「さて、みくじ……っと ん、どうした友真??」
 身を返そうとした愁也が、目をこする友真に気づく。
「なぁ、あれ」
「ん? どれ?」
 友真が、くいくいと一臣の袖を引く。
「……おかしい、何か物凄く見覚えある人がいる」
 目を眇め、指された方向を見やれば……雑踏の中にあって目立つ頭。
「加倉さん、お兄さんじゃね?」
「兄だな」
「お年玉、もらってへん!」
「ふむ」
 友真の一言で、全員の行動は決定した。




「……そこのお兄さん、甘酒おごってくんなーい?」
「お汁粉も食べたいねんけどー」
「悪いな、財布は家に置いてき…… あれ?」
 愁也と友真がガラの悪い冷やかし交じりに声を掛ければ、赤毛に黒のロングコートといった如何にも怪しい風貌の男は振り向くなり目を丸くした。

 ――間違いない、久遠ヶ原学園の卒業生で、フリーランス撃退士・筧 鷹政だ。

「筧さん、新年から赤いねぇ」
 その様子に、満足げに一臣。
「そりゃ黄色にはならな……じゃなくて。なんで君達が函館に?」
「ああ、集団駆け落ちです」
 しれっとネタを繰り返す、遥久。
「なるほど」
「なんで納得するんですか!?」
 3度目の納得に、愁也が吠えた。
「ほんまに、財布忘れてきたんですか?」
「冗談だよ、冗談。賽銭くらいはある」
「キリッとするところじゃないです、筧さん……」
 目に涙を浮かべて笑いながら、一臣が鷹政の背を叩いた。
「一人やったら、一緒に遊びません?」
「ナンパかー お兄さん困っちゃうなー」
 友真の誘いに、鷹政は言葉と対照的に笑顔で快諾した。


「まずはおみくじ対決な!」
「負ける気は無いけどな」
「ふっ、愁也…… 俺のホームグラウンドで、新年一発目の絶望を味わえばいいっけや!」
 ノリノリの友真・愁也に対し、地元弁をポロリする一臣。
「あー…… 加倉君が函館出身だったか」
「ですです。里帰りで」
「俺達は道東!」
 愁也が遥久の肩に腕を回す。
「筧さんは?」
 友真が見上げる。
「ん、恩師がこっちでね。毎年、手伝いに来てるんだ」
 その一言に、一同が凍りつく。
「剣道、やってたんですか!?」
「ガラじゃない……!」
「手伝いったら獅子舞の中の人とかそんなん……!」
「よし、発言順に一列になってもらおうか」
 怒涛のツッコミの中、沈黙を守る遥久に鷹政は小首をかしげる。まぁ、悪乗りする人物ではないとは思う、が
「一度……手合わせ願いたいですね」
「夜来野君、目が笑ってない」
 悪乗りされた方がましなこともある、鷹政は学んだ。

 ともあれ、おみくじ対決。
 人ごみを潜り抜け、各々が紙片を手に集合、一気に開示!
「吉! ちっさぁ……」
 おみくじを握りしめ、うなだれる友真。
「ふむ、末吉ですか……。そうですね、謙虚さを忘れない戒めでしょう」
 遥久は文面に目を通し、小さく頷く。
「小吉…… って、吉と末吉と、どれが上なの??」
 リアクションに困る一臣が遥久に訊ねる。
 現在、

1位:小吉 一臣
2位:吉  友真
3位:末吉 遥久

 こうである。(解釈は神社ごとに異なるそうな。大事なのは結果よりも、文面です)

「出たぁああああ!!! 大吉!!」
「「マジで!?」」

 愁也の雄たけびに、一同が振り返る。――否、一人だけ微動だにしない人物がいる。

「……出た。凶」
「「まじすか」」

 一同、筧の肩を叩いた。




 あまりにもあまりな結果に、みくじを枯れ枝に括りつけつつ、遥久がお守りの購入を提案した。
「最下位……は、その、なんですので。ここは私が選びますよ」
 軍神、八百万の神、地域信仰も含め、なんだか色々なお守りが揃っている。
 干支や誕生月にちなんだ女性や子供が好きそうな可愛らしいものから、至ってシンプルな物まで。

「……愁也と小野殿には、これか」
「えっ、くれるんですか!? わーい!」
 遥久へ、友真が飛びつき手を伸ばす。その手のひらに――当然の如く、『学業成就』のお守りが渡された。
「……大事にしますね……」
 まっとうに、しんきゅうできますように。
「今年は勉強も頑張る…… けど、今は遊ぶ事優先でいいですよね」
「今を生きる!!」
 早くもフラグを立てつつ、友真と愁也はキリリと言い切った。
「加倉には、これだ」
「おー、サンキュ…… ……『大漁』?」
「今年も良い鰹節生産に励めよ」
「一点ものですから!!」
 手水場で、遥久は神社の由来を目にしていた。
 漁港を抱えるこの街で、大漁祈願も込めて建立された神社なのだそうだ。何でもありといえば何でもありだが、地元の一臣にはふさわしいとも思える。
 もちろん、8割は冗談である。
「筧さんには――……」
 一臣が振り向き、少し言い淀んでから。
「皆からのセレクトです」
 ――『縁結びのお守り』。
「……御利益あるといいね、筧さん」
 愁也が言葉を添え、皆から生温かい眼差しが贈られる。
「……おかしいな、甘酒の湯気で前が見えないや……」
(貰ったお守り……より、大事な物がありましたね)
 にこにこと笑顔の下で、一臣はポケットに入れていたシルバーリングを、そっと己の親指に嵌めなおした。




「男5人は、さすがに……ッ」
 ハンドルを切りながら、上がらぬスピードに一臣が奥歯を噛む。
 助手席の遥久はクールだが、後部座席三人は喧しい。
「誰と誰が兄弟だか、解らんな」
「一応、みんな血縁は無いはずなんだけどね」
 遥久の言葉に、一臣もルームミラーにちらりと目を流した。
 このまま、一臣の実家で新年会と行こう、だがその前に観光地ドライブと食材調達。
 湯の川、五稜郭をグルリめぐって、朝市へと向かっていた。
 

「はるばる来たぜー!!」
 駐車場に車を停めるなり、愁也が飛び出す。
「流石に三が日は、さすがに市場が休みだから朝市はどうだろうと思ったけど…… 年中無休なんだな」
 看板を見て鷹政が唸る。
「ホタテ! ホタテはあるん!!?」
「こういうところは生け簀があるから、大丈夫だと思うよ。ホント好きなんだねぇ」
 忘年会での一幕を思い出し、鷹政は笑った。

 流石に『獲れたて!!』は初競り以降となるだろうが、市場休業中と思えない賑わいを見せている。
「おにーさん達、どっがら来たのさ? ほれ、試食しでいきな!! 食べるだけならタダだから!」
「水槽に指をつっこむなやー ハサミに持ってかれっど」
「……発音を濁音にすると、だいたい函館弁になる」
 一臣の説明に、友真がコクコク頷いた。
「で、何を買うとか決めてるの?」
「そうですねぇ…… せっかくですから、噴火湾産で揃えたいところです」
「あー 良いね。ホタテもあるし。海老もか」
「あと、ごっこで鍋とか」
「それは私も初めてだな」
 鷹政が話を振り一臣が応じれば、愁也・遥久も乗っかってくる。
 流れに乗れない友真だけが、異国語を前にしたかのようにキョトンと置き去りにされていた。
「噴火湾、って、道南の……ここ、こう、グルリとね、良い漁場があるんだよ。ホタテの養殖もしてる」
「鰹節も、よう獲れるんやな!!」
 ガイドマップを指でなぞって見せると、一臣の説明に友真が顔を明るくした。
 道南は高級鰹節の二大ブランド、加倉の鰹節・筧の鰹節の産地です。

「蟹かー…… 一点豪華で、欲しいところだよな」
 水槽の中でワキワキ動く赤いそれを、愁也が見つめる。
「毛ガニも良いけど、タラバ……デカイな。皆はドッチ派?」
「焼くならタラバだよな」
 ふっくらホコホコの身を思い浮かべ、一臣。
「道東だとタラバの方が獲れますしね……。こちらだと毛ガニがメインなのでしょうか。甘みがあって、自分は良いと思います」
「あー、確かにそうだよね。カニ飯も毛ガニだっけか」
「俺は毛ガニ派!」
 鷹政が相槌を打ち、愁也が挙手する。
「奢れーい!!」
「それだ!」
「先輩、ゴチになりまーす!!」
「落ちる! 蟹のエサになる!!」
 鷹政の背中へ友真が突撃すると、悪ふざけで一臣と愁也も押し寄せる。
「安心してください、回復手段はありますので」
「夜来野君!!?」




 酒のツマミにとイカの燻製や鮭トバなんぞも買いこみつつ、一臣の実家であるマンションへと到着。
「お袋は、友達と一泊二日の温泉旅行中だからさ。ゆっくりしてってよ」
「お袋!」
「お袋!!」
「……なんですか」
 声をそろえる愁也と鷹政へ、一臣は半眼で訊ねる。
「いやー 加倉さんの家なんだなぁって思って。お袋さんにも会いたかったな。あ、友真は挨拶したのか」
「「ぶは」」
 一臣と友真が、同時に咽こむ。
「えーと、海鮮お好み焼きは友真に任せた。刺身と鍋の準備してくるんで、その辺のでセッティング頼む……」
「任せた!」
「任せた!!」
「なんですか!」
 普段であれば制止役である遥久も、流れを楽しんでいるようで放置。
 めずらしく一臣がひとり、弄られている。
「先程は筧殿が存分に削られていたからな。削り削られる鰹節兄弟、今度は加倉の番だろう」
「どういうことなの」


 蓋をされた土鍋から、湯気が立ち上る頃。
 友真の海鮮お好み焼きが、隣のホットプレートで良い香りを漂わせていた。
 手土産に持ってきていたお好み焼きセット。
 二人で食べようか、と話しているところへ、愁也たちからメールが入ったのだった。
「皆で作って食べるんが、楽しいやんなー♪ ……なんで筧さん、プロの手つきなん?」
「これでも東海・関西エリアで活動してるんでね。たしなみってやつさ」
「無駄に男前やな!?」
「小野殿のお好み焼きはホタテが入りすぎだろう……」
 一人だけあからさまに偏っている具材に、流石に遥久も口を挟む。
「友真はいつか帆立になるんじゃないかと、一抹の不安がよぎるわ」
 愁也はそういいながら、更にホタテどん。
「わー、愁也さんありがとー!」
「ちょっと、うちの子に餌付けしないでくれます?」
「加倉君のやきもち!」
「加倉さんのやきもち!!」
「えええい、そこの赤毛兄弟!」
「あ、鰹節には困らへんな……? 二体もおるし」
 一臣の叫びをスルーして、友真はお好み焼きのトッピングに夢中であった。

「ごっこ汁とか、すげー豪華なんですけど…… 俺の田舎は、ばーちゃんの鯨汁だったなぁ」
「ああ、それもありますよね」
 遥久と愁也が函館へ向かう途中に購入した地酒をグラスに注ぎながら、酒盛りが始まる。
 しみじみと語る鷹政へ、一臣が頷いた。
「くじら……?」
「赤飯ないのが残念になってきたなー 甘納豆は朝市じゃ買えなかったしな」
「あまなっとう…… せきはんに?」
「このメンバーでそこまでとなると、わやでしょう」
「言葉がわかりません、日本語でお願いします……」
 あと、文化もわかりません。
 標準語で震える友真に、悪ふざけをした面々が大笑いしながらその髪をくしゃくしゃに撫でる。
「あ、ゴミはそこに投げてな」
「投げ?? あ、うん」
 目頭抑えながら、一臣がゴミ箱を指すと、言われるがままに友真は精密狙撃で3Pシュート。
 更に大爆笑が巻き起こり、友真が本格的に怯えることとなる。
 北海道こわい。でもホタテおいしい。




 ワイワイ騒いで、鍋の底が見えてきた頃。
「あ」
 壁掛け時計に目を走らせ、愁也が一臣の肘を突いた。
 寝落ちしかけていた友真もビクリを体を起こす。
「さーん、にー、いーち!!」

「「ハッピーバースデー、遥久ー!!」」

 さんっ、と友真の声がワンテンポ遅れてついてくる。
 日付が変わり、1月3日。
 夜来野 遥久の、誕生日。
 サプライズに、遥久はブルーグレーの瞳を見開いた。
「……新たな年も、退屈せずに済みそうだ」
「約束を守る男・月居 愁也でっす☆」
 そのやり取りは、従兄弟同士だけの秘密として。


 遠い遠い、北の大地で迎えた新年会。
 ここで深めた親睦が、更なる絆となるように。




【新春賛歌 side 愁也&遥久 了】


●ORDERMADECOM・EVENT・DATA

■登場人物一覧
【ja6837/月居 愁也 /男/23歳/阿修羅】
【ja6843/夜来野 遥久/男/27歳/アストラルヴァンガード】
【ja5823/加倉 一臣 /男/25歳/インフィルトレイター】
【ja6901/小野友真  /男/17歳/インフィルトレイター】

■ライター通信
ご依頼、ありがとうございました!
北の大地の新年会、楽しく書かせて頂きました。
NPC筧も、忘年会に続いてのお誘いありがとうございます。
おみくじは、厳正なるダイス判定です。新年からダイスの神様、仕事し過ぎやと思いました……。
皆様にとって、幸多き一年となりますように!

N.Y.E新春のドリームノベル -
佐嶋 ちよみ クリエイターズルームへ
エリュシオン
2013年01月29日

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