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『道の始まり 』
暮居 凪ja0503





 ねぇ、貴方の言った事は覚えている。
 でもどうしてだろう。――。貴方の名前はどうしても思い出せない。
 導いてくれた指先の温もりは覚えている。記憶に刻まれた、始まりの道は決して色褪せはしない。
 私、暮居 凪(ja0503)の原点はそこにある。自分が歩む道は、もしかしたらあの人へと続くのでは。
 だから声を呼ばせて欲しい。苦しいのだ、冷たいのだ。身が震えて仕方がない。
 万の氷棘に身を貫かれたように、痛みは走る。でも、立ち止まる事は出来ない。

 ――。ね、貴方が言った事を護りたい。
 御免なさい。貴方の名を呼ぶ事さえ出来なくて。でも、貴方の顏を見ればきっと思い出すだろうから。
 だからお願い。――。
 貴方の告げた言葉が、――へと辿り着く為の道と、私の力になると信じさせて欲しい。
 名を呼べない私を恥じる。けれど何時までもそうありたくないから。指を立て、地を這うようにでも、先へ先へ。


 もう一度、貴方の名前を呼ばせて欲しい。






 それは久遠ヶ原学園に来る前の事。
 暮居は微睡の中にいた。午後の優しい光の射すテラスの中で、意識が半ば消えかけている。
 薄らいだ自我。でも、それは決して幸せではなかった。疲労、いや、疲弊というべきか。削れた精神の中で、何度も言葉が繰り返された。
 私は誰?
 そう自問する暮居の心に昼夜はない。
 何時、何時だとて繰り返される言葉だった。自分へと向けた、自分への疑問、苦悩。そして、他者からの眼差し。
 お前は何だ?
 最早、人としてすら扱ってくれないのだろうか。アウルの目覚めた人間は超常じみた身体能力と力を手にする。でも、身体がどう変質しようと心は人のものだというのに。
 此処にいるのはナニカ、ではないのだ。暮居 凪という少女だった。
 故に向けられる視線と言葉は容易く精神を削っていく。羨望と妬みは力持つものが見せた、自問に対して滑り込む。お前が傷つけ。人の変わりに傷つけ。その為の力だろう?
 特別なものを恐れ、遠ざけようとする精神。なんと平凡で、苦い悪意。だが、無視も出来ない。
 そして怖れと憎しみも混ざっている。強靭になった暮居の身体は、人などもう容易く殺せるのだから。
――近づくな。
 声も視線も表情も、全てはそれに尽きる。お前は『ナニダ』と、人の扱いをされない。その記憶が脳裏に焼き付いて、朝も昼も夜も繰り返される。
 だからこそ、テラスの中で微睡むのだ。光が心地いい訳ではない。ただ、精神の限界が来ていた。
「ん……」
 でも、ずっとそうしてはいられない。
 うつらうつらと揺れる身体手。ティーカップに指先を伸ばす。
 力加減を上手く制御出来ず、触れただけで陶器のカップがぱきんと割れた。
 すぅ、と顏から血の気が引いた。割れた破片が指に刺さり、血を流す。赤い液体は生き物の、人のそれの証拠だというのに、何故だか化け物の涙のような気がした。
「……私…は……」
 呼吸が苦しい。喉が見えない手で締められていく。
 自分の名前は解る。暮居凪。でも、それが人の名前であるかもう解らない。
 私は人間なのだろうか。胸を満たして反芻するのは、そればかり。手にした力は何の為に。戦い、傷つき、殺し殺され。そんな為に産まれて来たのではないと、信じたいのに。
 幸せを求めるのが、人間の筈。
「……私は」
 呟きは余りにも脆いものだった。
 細く、小さく、儚く。けれど助けを求める声。
 聞こえる筈のないそれに応じたのは、一人の少年だった。
「暮居、大丈夫か?」
 意識していなければ、暮居を見ていなければきっと反応出来なかっただろう。
 けれど、この幼馴染の少年はずっと暮居を見ていた。テラスのテーブルの向かい側に座って、疲れ切っていた暮居を見ていたのだ。
 気付けば、指先にハンカチを巻かれていた。不器用な巻き方で、血が滲み続けている。応急手当というにも稚拙だった。けれど、暮居の気付かない内に、彼女の身を案じていたのだ。
 触れる手の温もりに、ようやく気付く。
 自分一人ではないのだと、ようやく知った。
 触れてくれる、優しい少年の手。取られた怪我を、人のそれと同様に扱ってくれていた。
 いや、心配そうな眼差しも怯えも妬みもなく、真っ直ぐに暮居へと向けられている。一人ではない。孤独ではない。何より、心に触れてくるような幼馴染の声が嬉しかった。
「……な、何処か旅行にいかないか?」
 その声色。心配していると首を傾げながら口にする癖。
 ずっと昔から、決して変わっていない幼馴染の言葉に、少しだけ泣きたくなる。
 変わっていない、大切なモノ。それで触れてくれる。暖かい。
 ぽたりと、ハンカチで抑えきれなかった血が雫となって零れた。
 誓いのように、テーブルクロスの上に染みこみ、広がっていく。掛けられた優しい言葉も、胸に染み渡る。
「周囲の眼に、言葉に削れていく暮居を見たくない」
「――――」
 何と答えたのか、思い出せない。ただ、彼の名を呼んだのは覚えている。
「守りたいとか、救いたいとかじゃないさ。……ただ、少しでも楽になって欲しい。一瞬でもいいから、笑って欲しいんだ」
 その言葉が嬉しくて、暮居は笑ってあげたかった。
 どんな理由であれ、好きな人が泣いている姿は心を軋ませる。それぐらい、暮居にも解っていた。
 だから最適なのは笑って、有難うと告げる事。なのに顏は俯いた。くしゃりと表情は歪んだ。喉は上手く動かない。吸い込んだ息が、詰まった。
 それは嗚咽だった。
 泣いている姿は余計に幼馴染の少年を苦しませるだけだと解っているのに、どうしても止まらない。
 これは苦しいからじゃない。
 嬉しいのだ。幸せなのだ。でも止まらず溢れて行く涙。
「――。行こう……何処か。……連れて……いって……」
 切れ切れに答えた言葉。
 それで許して欲しい。免罪符にはならないけれど、涙を見せられる大切な相手として、彼を想っているから。
 信頼と愛を結ぶ仲だからこそ、その絆に甘えたくない。
 それでもと、この一時だけは涙を流させて欲しい。せめて、せめて、素顔の自分を、隠さない自分の本音を曝け出す為に。
 これだけ嬉しいのだと、我儘な涙を許して欲しい。
 言葉にならず、透明な滴の中に、想いを秘めて。










 それだけ大切だったのに。
 どうして名前を思い出せないのだろう?
 辿り着く為の場所が解らない。棘道を歩く覚悟は出来ている。道を作り、斬り拓こう。
 携えた槍と楯は迫る天魔の爪牙を弾く為に。口にする言葉は、仲間を鼓舞する為。歩き続けるのは、後ろに続く後輩が決して道を違え、迷わない為に。
 真っ直ぐに、凛々しく。己を厭わぬ心を以て歩く暮居。
 でも、彼女が辿り着きたいと切に願う場所の名前を、言葉に出来ない。
「――。貴方に、辿り着きたい」
 何もかも奪われ、普通でなくなる。でも、失ったものは取り戻せると、信じている。
 いや、本当は奪われていない。失っていない。ただ見失っただけだ。
 だから取り戻す。この手で。
「私は歩みを止めないわ」
 あの時止まってしまった事を後悔している。
 それを償うように、決して重ねない為に。未だ存在しない道筋でも、切り拓いてみせる。
 胸を掻き毟る痛みは無視する。
 冷たい後悔などに絶対に囚われない。
 恐怖に震える自分など、許さない。
 全ては、彼と別れてしまった瞬間を繰り返さない為に、強くありたいのだ。
 傲慢だろうか?
 名前を覚えていない彼に、謝る言葉さえないのに。
「でも、そうね。……応えたい、言葉があるから」
 きっと顏を見れば名前だった思い出す。何しろ、彼の問いかけに応えていないのだから。
 それを終らせなければ、次は始まらない。
 強く確信している。









 旅先で、暮居の事を知る存在はいない。
 あくまで一人の少女であり、恋人と遠い所から旅行に来たごく普通の存在だった。
 だから最初は怯えるしか出来なかった視線にも、二、三日すれば耐えられるようになっていた。
 いわば過敏になっていたのだ。視線に触れられただけで、心を紙やすりで削られていくような痛みを覚えていた。錯覚かもしれないが、それだけの言葉の棘が暮居の胸の中にはあったのだ。
 僅かな視線一つで、柔らかな心により深く刺さる。鋭くも重い、決して出血が止まる事を許さないものが。
 けれど、それも少しは落ち着いていた。
 誰も暮居がアウルに目覚めていると知らない。撃退士の素質があると知らない。
 普通の人間であると、認めてくれる安堵。それこそ、周囲の環境が悪かったのかもしれない。
 アウルに目覚めた戸惑いという傷口。そこに日の光が当たらず、湿った風が当たれば、傷は膿んでどんどん悪化していく。見えない心の傷は、悪意という翳りと風に酷く痛んでいた。
 自然治癒するのに適さない場所だった。
 だが、此処は違う。
 ほんの数日の訪れだけで、痛んでいた心は治っていく。
 ごく普通に、はまだ笑えない。ぎこちなく、強張ったものしか浮かばない。それでも、確かに心はごく自然に、笑おうと始めていた。
 ただ、少しだけ気掛かりとなる事がある。
「ね、――」
 訪れた公園。人が多いが、それも気にならないようになっていた。
 この中の一人。自分は人間だと、暮居は思えるようになっている。胸を張る事は出来なくとも、怯えた心も、また人のそれなのだ。
 けれど、同時に。
「私が戦っていたら、闘えていたら、どうなったと思う?」
 泊まっているホテルのテレビで流れたニュース。天魔が暴れ、幼い子供が死んだのだという。
 それも暮居の住んでいた街の出来事。暮居の家の近く。あの場に留まって天魔と戦っていれば、どうなっただろう。
 手は届く場所にいた。倒せた、戦えたとは思えないが、助けられたかもしれない。
 それこそ、血は嫌いだ。戦うなんて脚が竦む。それでも、誰かの血と死を、自分とは無関係だと言い切れない。
 やりきれない思いを抱いた。
 どうなっていただろう。少しは良い世界に変わっていただろうか?
 自分の行動には、自分で責任を取らなければとらない。だからこそ、自分の手で世界は変えられる。
 逆に何もしなかった自分は、何もしなかった責任を負わなければいけないのだろうか?
 周囲の人々の言う通り、加減の効かない力ならば戦う道を選ぶ必要があっただろうか。それで救えたかもしれない命があった。
 やりきれない。割り切れない。踏み出せない。
 どうすれば良いのだろう。応えて欲しい。答えが欲しい。
 そんな風に、思ったから。


 吹き抜ける風と共に、笑う声が届いた。


 それは余りにも清々しいものだった。
 きっと優しくて、柔らかい何か。でも、しっかりとした意志を秘めた瞳が、暮居を見つめている。
 それを愛と呼ぶのかもしれない。
 好きだと、瞳と言葉が告げる。
「俺は、暮居に怪我をして欲しくない。それだけだよ」
 それはきっと少年の我儘。男というのはそういうもので、好きな女性が傷つく姿など見たくないのだ。
「君は君の儘で良い。君が血で染まる姿も、剣を奮う姿も、見たくない」
 巻き上がる風。
 気付けば夕暮れに近く、橙色の光が周囲を照らしている。
 人が通り過ぎて行く、何気ない日常。その中で。
「俺の好きな君が、変わらずいて欲しいと思うよ。苛立ちも、怒りも、侮蔑も憎しみも向けない瞳で見て欲しい」
「――を?」
「僕を」
「……どうやって?」
「戦場なんかではなく、日常で傍から見て欲しいだけ。簡単だろ。……血で汚れた手は、握れないから」
 声は流れるように。
 時は止まったかのように感じた。
 それでも、やはり止まらないのだろう。終わりに向かって、夕日はその色を増す。
 伸ばされた――の手。暮居に握って欲しいのだと、差し出される。
「手を、握って歩いていこう。好きだ。この先も、ただの普通の俺だけれど、一緒にいて欲しい」
「……力加減が上手く出来なくて」
「握って砕いてしまうかもしれない? そんな事ないよ。俺の知っている暮居は、そんな事しない。だから」
 だから、と、笑った。

 
 ばさりと、白い翼がはためいた。


「君は君の儘でいて欲しい」
 変わらないで。変わっていないから。
 アウルに目覚めたから何だというのだろう。力が強くなった。それは凄い。
 でも、人の本質を決めるのは胸に秘めた想いのみ。心で魂だ。それさえ変わらなければ、良い。
 願うように、誓うように、けれど何処までも信じきった――の言葉に、暮居の頬が緩む。
「愛している。だから、傍にいてくれ。俺の日常の、大切な存在であり続けてくれ」
 そんな赤く染まるような声に、どう応えよう。気取ったものは似合わないかもしれないと、僅かに逡巡した。
 


 全て茶番、くだらないと見下ろす赤い瞳。
 力こそ全て。奪われるべくする人々よ。ならば、まず恐れを知れ。
 天は人の心に気付かないし、想いを汲む事もない。天界に産まれた天使は、その力を奮おうとしている。



「――」
 応える為の言葉に、まず名を。
 言った筈だった。けれど、全てが真紅に染まる。
 空が燃えていた。いや、空に紅蓮の巨大な槍が浮かんでいる。
 恐怖も悲鳴もない。ただ込められた圧力と、当然巻き上がった熱風に、全てが止まる。
 凍りついた時間。
 ああ、この時何と言おうとしたのか覚えていない。
 ただ、火槍を産み出した天使が、その腕を振るう。
 炸裂した爆炎は、公園をまるごと焼き尽くし、吹き飛ばす。
 それは無慈悲な終わりを告げる炎。
 言葉を繋ぐ事さえ許さない、天魔の劫火。
 ほんの一瞬だけ、暮居は遅かった。彼へ応える事も出来ずにいたのだから。
 何と言おうとしたのだろう。大切な――の姿は赤い閃光の中に掻き消えた。
 そして、見つからない。途切れる意識の中、何も思い出せない。









 耳は音を捉えない。吹き飛ばされた身体は火傷と裂傷と打撲まみれで、痛みを感じない場所などなかった。
 だが、それも次第に落ち着く。激痛が意識と五感を呼び覚ますのだ。
 気付けば病院に運ばれていた暮居。ベッドの上で自分の呻き声共に意識を取り戻した。
 天魔の襲撃――天使によって率いられたそれから、三日が立ったという。
 意識不明だった暮居だが、アウルに目覚めた身体は頑丈だ。痛みに慣れていなかったせいで意識が戻らなかっただけで、もう身体は治りかけていた。
 炸裂した爆炎も示威行為。それによって直接の死傷者は出ていないという。
 だが。
「――は?」
「誰、ですかそれは?」
 それは二重の意味を刺した。
 傍にいた筈。手を握ろうとした筈。
 その彼が、居ない。この病院に、そして暮居の近くに。
 加えて。
「その、誰です。名前を言って貰わないと……」
「……っ…!?」
 彼の名前を思い出せない。
 顏は覚えている。髪型も瞳の色も、服装も。
 でも、まるでその記憶の部分だけを焼き尽くされたように、名前が出てこないのだ。
 泊まっていたホテルも襲撃を受けて、宿泊者名簿を損失していた。
 あって欲しくないと願いながらも確認した御許不明の遺体にも、『彼』の姿はなかった。
 ただ、聞けば天魔の侵攻によって多くの人々が連れ去られたという。遠い地の、天使の結界の中へと。
 きっと、彼はその中に連れ去られたのだろう。
 ならば。なら、どうすれば良いのだろう?
 変わって欲しくないと言った彼。
 血で染まった手は握れないと言った彼。
 でも――暮居は、彼の手を握りたいのだ。

「手段を選べない」

 家に帰る事はなかった。
 実家にただ電話で話した。いや、告げたのか。
 久遠ヶ原に行くと。会話などはない。一方的に告げ、告げ返された。


「それでも――彼の手を握りたいの」


 あの時、守る力があったらどうだろう?
 今度は見失わない為に、力があれば変わっている筈。
 そして久遠ヶ原で撃退士となれば、ねぇ、失ったものを取り戻す為の力だって身に付く筈だ。
 消えていない。壊れていない。取り戻せる。
 辿り着きたい。何処にいるか解らない――へと。
 まだ言っていないのだ。彼への返答を。そして、二度とこんな事が繰り返されない為に。


「私が、私の道をつけるわ」


 前に進む。止まらない。
 氷った時を動かす為に、手にした楯と槍。全てを乗り越え、先に進む。
 二度と、この腕が届く中にいる人を失わない為に。

――傷つくのは嫌だ。

「私は、何も出来ない私の方が嫌」

――血で汚れた手は握れない。

「大丈夫。私は胸を張って、貴方の手を握る」

 だって、言ったでしょう?


「君は君の儘で良い。その通りよ」


 あの時から一瞬も揺らいでいない。
 名前を忘れた貴方。こんな私を許してなんて言わない。
 けれど、貴方が大切だという私は、一瞬たりとも変わっていないのだ。
 告げたいと思う言葉も、胸に秘めて。
 あの時、続けられなかった言葉を、胸の誓いに殉じる。


「私は私の儘に。決して、変わらない。けれど、力を付ける」
 

 修練の果て。でも心は変わらず、願いは変えたりしない。


「名を忘れてしまった貴方。でも、そんな貴方が愛してくれた私が、貴方を助ける」


 その為の力だと信じたい。
 その為に全てを積み重ねよう。
 道を斬り拓くのは、言葉の剣。これを貴方に届けたいから。
 暮居の戦いは始まる。
 怪我を負う。血を流す。返り血で染まる。
 戦場を駆け抜ければ、彼は痛くて辛そうな顏をするだろうけれど、暮居だって譲れない。彼の元に辿り着き、助けたいと切に願うのだ。
 何時終るかは解らない。何処が果てかも解らない。
 けれど、彼はいると、鼓動が知らせてくれるから。
 あの笑顔をもう一度見たくて、天に槍を向けた。
 あの声を聞きたくて、魔の剣を楯で弾く。
 この誇りを、願いを、矜持を。愛を。命を懸けて、貫く為に。
 道なき道を走り抜ける、暮居。


 ね、この言葉に、貴方は、何と返してくれるの?


 秘めた言葉に、希望を乗せて。
 その先にある輝きを、何処までも信じている。
 これだけは、失わない。瞳の奥、潰えぬ光を宿した暮居。
 暮居の天魔との戦いは、これにて始まり、故に終わらない。
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エリュシオン
2013年06月03日

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